オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話   作:みかづき椛

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 クリアナイト(黒幕子のチーム)
        藍
   玉兎 玉兎 玉兎 玉兎
    玉兎 幽々子 ラルバ
    ルナサ メルラン リリカ

        フナ   魔理沙
  シラウオ キクラゲ 早苗 ラック
 サバミ リード  エリィ   文
        橙
 コチヤーズ(早苗のチーム)


  五十三話 エリィを立てて襟を立てる

 コチヤーズ対クリアナイト第四試合の後半25分頃、スコアは1−3でコチヤーズは負けていた。

 フィールド中央でボールを受けた幽々子がコチヤーズ陣に切り込む。他のクリアナイトメンバーもゴールを奪おうと前に出る。

「三人技の三角形か、紫色の雷か……」

 集中してゴール前に立つエリィは固まって走るプリズムリバー三姉妹とエタニティラルバと並んで走る幽々子を交互に注目していた。

 誰もがコチヤーズゴールにシュートを放つと思っていたコチヤーズメンバーは騒然とする。

 幽々子は振り返ってドリブルし始めた。

「え……!?」

「もしかして……! わざと味方ゴールに……!!」

 恐ろしい黒幕子の狙いに気付いたエリィは本来のポジションから抜け出すように前へと走り始める。

「ハァ……ハァ……なんとしても止めないと……!」

 突然、幽々子は背後を振り返った。

「え?」

 幽々子の背中から青と黒のオーラが噴き出し、魅惑のダラマンローズへと姿を変えた。

「ダンシングゴースト」

 黄色い杖から紫色の人魂のようなものがいくつか出現、エリィに絡みついて空中で弾けてエリィは仰向けに倒れた。

「うっ……!!」

「エリィ!!」

「嫌だ……間違いを犯すのは……!! 橙を救うんだ!」

 エリィの背中から噴き出したオーラは青い模様がある白い虎で両前足に薄緑の羽の大きな飾りを付けている化身――疾風の白虎に変化した。

「ここでエリィ選手! ドリブル化身を出したー!!」

 幽々子はボールを空中に高く蹴り上げ、ボールをプリズムリバー三姉妹は同時にボールに蹴りを入れた。

「トライアングルƵƵ(ダブルゼット)!!」

 プリズムリバー三姉妹は両手両足を広げて大胆にポーズを決め、赤い逆トライアングルが派手に現れる。

(ウォーターフォールは間に合わない……!!)

 全速力で必殺シュートを追うリードシクティスは振り抜いた右足をボールにぶつけるも、数秒後に真後ろに弾かれる。

「任せて!!」

 橙は右手に力を込めて横に二度回転し、右手を振り上げて黄色い地を這う斬撃が五つ出現した。

「ライジングスラッシュ!!」

 斬撃のうちの一つがボールにぶつかって数秒間耐えるも、斬撃が砕けて橙を襲い始める。

「そんな……」

「橙!!」

 化身を出しながら全速力で駆けているエリィが橙の前に立ちはだかかった。

「……え?」

 赤いオーラをまとうボールがエリィの顔面に直撃、エリィは吹っ飛ばされ、ボールは上に弾かれてクロスバーの上を通過した。

「エリィ! 大丈夫!?」

「大丈夫!」

 エリィは振り返り、赤く腫れた鼻を橙に見せて右手でグーサインをした。

 その場に駆け寄ったサバミはエリィの顔を覗く。

「鼻血出てなくてよかったぜ……ナイス顔面セーブ!」

「やりました!」

 サバミはそう言ってエリィに向けてグーサインを送り、手を差し伸べてエリィを立ち上がらせる。

 その時、コチヤーズベンチでは右手に紅白のマイナスの刻印がある銃、左手に赤いプラスの刻印がある銃を持って背中に赤いリュックのようなもの――ミキシマックス・ガンを背負っている日狭美が立っていた。

「準備はいいか日狭美」

「はい! 残無様!」

 後半27分頃、ドリブルで横に並んだ二人の玉兎とともに中盤をドリブルで走り始めた。

「ゴッドトライアングル!」

 幽々子と二人の玉兎が走る地面に黄色に輝く三角形が出現、パスで繋ぎながらメンバーを変え、陣形を維持して前に進み始めた。

「今だ日狭美!!」

「かしこまりました! ミキシマーックス!!」

 残無の命令を受けた日狭美は目で狙いを定めながら右手に持つマイナスの刻印がある銃から黄色い光線を発射して紫にぶつけ、次にプラスの刻印がある銃から黄色い光線をエリィにぶつけた。

 フィールドにいるコチヤーズメンバーが一瞬動揺するも、期待を込めてオーラを受け取り中のエリィを見守り始める。

 二つの銃の刻印が点滅し始め、エリィの頭は猫耳カチューシャと金髪ロングヘアに変わった。

「ちっちゃい紫ができた!」

 魔理沙は驚きの表情でそう叫ぶと、エリィは両腕でガッツポーズをした。

「やった……! やっと紫さんとミキシマックスできたー! 嬉しいー!」

「喜んでいる場合ではありませんよ!」

 文は前を指差しながらエリィを注意した。その方向にはルナサがメルランとリリカとともにドリブルで走り、ルナサがボールを横に蹴り、メルランが斜め上に蹴り上げ、リリカがルナサの背中からジャンプする光景があった。

「おっとー!!? ここに来て無印版のトライアングルƵ(ゼット)かー!?」

 リリカは左足でオレンジ色のオーラをまとったボールを蹴りつけた。リリカは全身を丸く回転して背筋を伸ばし、ルナサが右手を、メルランが左手をそれぞれ持ち、三姉妹が両手両足を広げてオレンジ色の二重トライアングルを作った。

「トライアングルƵ(ゼット)改!!」

「トライアングルƵ改出たーー!! ここでクリアナイトは4点目を取るのかーー!?」

 エリィは橙の前に立ち、右脚を前に振り上げ、紫色の空間の裂け目を出した。

「真空魔!!」

 ボールは異空間に入り込んで威力を失い、また瞬間移動で飛んだボールはエリィにトラップトラップされた。

「ミキシマックスを成功させたエリィ選手! 新たな力を使った真空魔で止めましたーー!!」

「おおっ! ついにやったなエリィ!」

 サバミの声かけにエリィは凛々しく頷くと、ボールを蹴ってフィールドの外に出してクリアした。

「今、気付きました。私のミキシマックス待ちだったんでよね……」

 審判の笛の音が鳴り響いた。コチヤーズメンバーは一斉に赤の33と緑色の10が示されている交代ボードに注目した。

 フィールドの端で気合いに満ちた顔のアキスは着用しているユニフォームの襟を立てた。それはエース登場の前触れだった。




出てきた必殺技と必殺タクティクス
幽々子 ダンシングゴースト
トライアングルƵƵ リリカとルナサもメルラン
橙 ライジングスラッシュ
クリアナイト ゴッドトライアングル
トライアングルƵ改(無印)
エリィ 真空魔
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