オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話   作:みかづき椛

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 クリアナイト(黒幕子のチーム)
        藍
   玉兎 玉兎 玉兎 玉兎
   リリカ 黒幕子 ラルバ
    ルナサ メルラン 幽々子

       アキス
   シラウオ フナ  早苗 ラック
サバミ 魔理沙 リード エリィ  文
        橙
 コチヤーズ(早苗のチーム)


  五十五話 化け猫VS.ペンギン 再び

 コチヤーズ対クリアナイト第四試合の後半アディショナルタイム6分30秒経過。スコアは3−3で同点。

 黒幕子が選手として参加してコチヤーズ全体に緊張感が重くのしかかっていた。

 試合で動きがあった。左サイドから幽々子とラルバが上がり、右サイドからプリズムリバー三姉妹が駆け上がり、中央で黒幕子がドリブルで駆け抜けていた。

「皆さん! 左右をお願いします!!」

 大声のリードシクティスの指示により、コチヤーズメンバーはそれぞれの選手を迎えようと身を構える。

「クリアナイトがここで決勝ゴールを決めるのでしょうか!?」

 黒幕子はゴール前で立ち止まると、指を口に当てて指笛を一度鳴らし、回りの地面から黒い皇帝ペンギン五羽がモグラのよう出て空中を飛び始めた。

「あれはペンギン……!?」

 橙は空を飛ぶペンギンに注目していると、黒い皇帝ペンギン五羽は振り上げた黒幕子の右足にくちばしをくっつけた。

「皇帝ペンギンX(エックス)!」

 黒幕子は右手でシュートを撃ち、ボールと黒い皇帝ペンギン五羽が共にゴールを襲い始める。

「ウォーターフォール!!」

 バンザイをして地面から巨大な滝を出現させたリードシクティスはボールとペンギン五羽を食い止め始める。

「うぅ……あぁ!!」

 ボールと黒い皇帝ペンギン五羽は滝を貫く。異世界の神の必殺技が破られることとなった。

(シクティスさんのウォーターフォールが破られた!?)

 あり得ないといった表情のサバミが内心そう叫んだ時、橙は横に二度回って右手を振り上げた。

「ライジングスラッシュ!!」

 地を這う黄色い斬撃が五つ出現し、それぞれの斬撃が黒い皇帝ペンギン五羽のくちばしにぶつかり始める。

「絶対に止める!!」

 橙はそう意気込むも、黄色い斬撃はヒビ割れ、粉々に砕け散った。

 襲いかかるボールを気迫溢れる顔よ橙が両手で受け止め、黒い皇帝ペンギン五羽は橙の体をつつき始めた。

「藍様を……助けるんだーー!!」

 主人を助けたいと言う想いを爆発させた橙の踏ん張りが、ゴールラインを割る直前でボールの勢いを止めた。

「と……止めましたーー!! ここで初めて黒幕子選手の攻撃が止められましたーー!!」

 コチヤーズメンバーが多いに盛り上がる。橙はエリィにパスし、エリィから中盤のシラウオにボールが渡った。

「アキス!」

 シラウオはアキスにパスを送った瞬間、藍の背中から妖狐ダッキが出現した。

「化身……!!」

「エリィ! 私に任せて!」

 アキスは立ち止まり、両手に電撃をまとわせる。

「今ここに再誕する――グレートマックスなオレ!!」

 黄色い台風に包まれたアキスは渾身の力で右足でのライダーキックをボールに入れた。

「スーーパーー!!」

 巨大な竜巻は一直線にゴールを襲い始める。

「シキガミラインズ」

 妖狐ダッキの右手から赤と黄色の可愛らしい式神が飛び出し、ボールを押し出そうとするも、止められずにゴールネットに突き刺さった。

 そして、審判の試合終了を告げる笛の音が鳴り響いた。

「し……試合終了ーー!! コチヤーズが最後の最後で逆転して勝利しましたーー!!」

 コチヤーズたちが歓喜の叫び声を上げ、ベンチに座っていた者が立ち上がり、アキスのもとへ一斉に駆け寄る。

 試合終了から数分後、静まり返ったフィールドでは黒幕子はリードシクティスと両手を合わせていた。

 その時、ゴール前で倒れている藍は意識を取り戻して瞼を開ける。目線の先には安堵の表情の紫と泣き顔の橙がいた。

「らんしゃまーー!!」

 橙は藍を抱き着いて地面に押し倒した。

「いた! 橙……一体何が……」

「藍を助けるために一生懸命頑張ったのよ」

「紫様……体が動かないのですが……」

「やはり黒幕子の毒を受けているのね……大丈夫よ藍。永遠亭で診てもらったら治るから」

 八雲家のやりとりを、少し離れた場所にいるエリィが、目を潤ませながらその様子を眺めていた。

「よかったね橙……大切な人を救えて……」

 一方、赤茶ツインテールに戻ったアキスはフィールドにいる文の元に駆け寄った。

「文!」

「アキスさん! 良くやってくれました!」

「次の試合もそのまた次の試合も、点取りまくって、いつか文の助けたい人を助けるから!」

「お願いしますよ!」

 アキスと文は右手でグータッチしたその時、黒幕子はリードシクティスから素早く離れた。

 その時、とぼけた表情で立っている幽々子の背後に黒幕子が瞬間移動した。

「幽々子様!?」

 ベンチに座っていた妖夢は勢い良く立ち上がり、ベンチに立てかけてあった白楼剣と楼観剣を素速く手にとって黒幕子に向かって一直線に飛び始めた。

「妖夢? 何を慌ててるの?」

 幽々子は振り返ると、そこには右手に黒い雷の魔法をまとわせている黒幕子がいた。

「あなたは……?」

 妖夢が二刀握った瞬間、黒幕子は妖夢に目線を移した。黒幕子は一直線に迫る妖夢に黒い雷撃を当てる。

「うぐ……!!」

 うめき声を上げた妖夢は両手から剣が離れ、うつ伏せに倒れた。

「これで1回目」

 黒幕子がそう呟いた時、猛烈に走るアキスが白楼剣と楼観剣を手にした。アキスは右手に持つ白楼剣を振るおうとした瞬間、黒い雷を全身に受ける。

「うぐぐっ……!」

 アキスも両手から剣が離れ、仰向けに倒れた。その瞬間、妖夢が黒幕子と共に姿を消した。




出てきた必殺技
黒幕子 皇帝ペンギンX
リードシクティス ウォーターフォール
橙 ライジングスラッシュ
アキス グレートマックスなオレ
藍 シキガミラインズ
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