オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話   作:みかづき椛

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 クリアナイト(黒幕子のチーム)
       スター
    妖精 大妖精 妖精
      妖精 妖精 妖精
  クラピ ルナ サニー チルノ

     アキス  魔理沙
  シラウオ  橙    早苗 フナ
サバミ  ラック  エリィ   文
       ヤマメ
 コチヤーズ(早苗のチーム)


  六十五話 霧を泳ぐ

 後半30分が経過してアディショナルタイムの3分の内の1分が経過した頃、ドリブルで走るルナチャイルドはシラウオを抜いた。

「影縫い」

 シラウオは自身の影から闇を伸ばし、ルナチャイルドをうつ伏せに転ばせてボールを奪って、アキスにパスする。

「せんきゅーシラウオ!」

 アキスはシラウオに向けてお礼の言葉を送った時、妖精たちがパーフェクトゾーンプレスを仕掛けようと回りを走り始めた。

「遅いね!」

 赤茶ツインテールから黒髪ショートに変えたアキスはかなりのスピードのドリブルで駆け抜け、ゴール前に来たところで足を止める。

「頼むエース!!」

「決めてくれー!」

 コチヤーズ側から期待の叫び声がフィールドに響く、アキスは左足を挙げて地面に叩きつけ、背中から青と黒のオーラを噴き出した。

「戦国武神! ムサシ!」

 アキスの背中から噴き出したオーラはピンクの肌で筋肉質の身体に鎧と兜、武器は両手に太い刀を装備している化身――戦国武神ムサシに変化した。一方、スターサファイアも背中から護星神タイタニアスが姿を現した。

「これで10点目!」

 アキスは右足でシュートを撃つと、戦国武神ムサシは右手で握る刀を振るい、護星神タイタニアスは両手で真剣白刃取りをした。

「戦国武神ムサシは二刀流だよ!」

 戦国武神ムサシは左手に握る刀を振るい、護星神タイタニアスを斬りつける。護星神タイタニアスはオーラに戻ってスターサファイアの背中に戻り、ボールはゴールネットを揺らした。

「ゴール!! アキス選手の化身シュートでコチヤーズも10点目! これで両チーム二桁得点となりましたーー!!」

「……あっちもあっちで弱いわね」

 ベンチに座る呆れ顔のアシカはそう呟いた。

 後半アディショナルタイム3分頃、ドリブルで走る早苗はルナチャイルドと向き合った。

「そよかぜステップ!」

 早苗は緑色の風を体にまといながらそよ風が吹くようにルナチャイルドを仰向けに転ばせて抜き去る。

「魔理沙さん!」

 早苗は魔理沙に向けて山なりにボールを蹴り上げた。

「恐らくラストチャンス、果たして! コチヤーズはものにできるのでしょうか!?」

「決める……!」

 魔理沙がボールをトラップした瞬間、自身の元に大妖精が走り込んできた。その瞬間、大妖精から白い霧が立ち込める。

「ザ・ミスト」

「なんだ!? 霧……!?」

 白い霧の中で大妖精は魔理沙からボールを奪って霧の外に出ると、前線を並んで走るサニーミルクとチルノの上空に向けてボールを蹴り上げた。

「しまった……!!」

「みなさん! 備えてください!!」

 エリィは周りに呼びかけた瞬間、チルノとサニーミルクは上空にあるボールに向かって跳び、二人同時にボールに強く蹴りを入れた。

「シャイニングペンギン!!」

 ボールは輝くペンギンに変わり、飛び散るいくつもの輝くペンギンと共にゴールを襲い始めた。

「グラビティケージ!!」

 エリィ・ラック・文の三人でグラビティケージを発動。

 ボールが入った輝くペンギンは一時穴の中に吸い込まれだが、数秒後間いくつもの輝くペンギンに激突された檻は砕けた。

「そんな……!!」

 穴から外に出たボールが入るペンギンはゴールネットを揺らした。スコアが10―11となった瞬間、審判が試合終了の笛を響かせた。

「試合終了ーー!! 両チーム二桁得点というめちゃくちゃな試合を制したのは! クリアナイトだーー!!」

 フィールドにいるほとんどのコチヤーズのメンバーがうなだれ、怒りの表情のラックは顔を上げる。

「なんか負けたぞ……! なんでだ!」

「理由はキーパーがいなかったからじゃないですか……?」

 文がラックに向けてそう返事した時、クリアナイトメンバーとして試合をさせられていた妖精たちが一斉に倒れた。その時、カサゴが焦った様子で黒幕子に向かって走って土下座した。

「お願いします!! 次の試合までの期間を20日延ばしてください!!」

「カサゴ……まさかお姉ちゃんが20日でなんとかなるとでも……?」

 ベンチに座る困り顔のアシカはそう言った時、黒幕子は頷く。

「いいでしょう」

 黒幕子の了承でカサゴは安堵の表情に変わり、黒幕子が中に浮き始めた。

「あれ……? クリアナイトが勝ったときは操っている人は連れて帰るんじゃ……?」

「それはきっと、妖精が弱いからだろうぜ」

 魔理沙はフナに疑問に対してそう言葉を投げかけると、チルノが立ち上がって空を飛び始める。

「ちょっと待ったーー!!」

 チルノは黒幕子の前に立ちはだかる。真顔の黒幕子はジッと怒り顔のチルノを見つめ始める。

「おい! 下で大ちゃんたちが倒れてるぞ! 犯人はお前だな! 最強のあたいがやっつけてやる!」

「チルノは何やってるんだ……? 毒は……妖精だから効かなったのか?」

 魔理沙はそうぼやくと、チルノは黒幕子に右腕を掴まれ、物凄いスピードで移動し始めた。

「ぎゃーー!!」

「えーー!!?」

 仰天するコチヤーズメンバーは黒幕子とチルノはあっという間に空の彼方へ消えていく様子を見送った。

「倒れたままだったら連れ去られずにすんだのに……」

 早苗はボソッとそうツッコんだ。




出てきた必殺技
シラウオ 影縫い
早苗 そよかぜステップ
大妖精 ザ・ミスト
サニーミルクとチルノ シャイニングペンギン
エリィとラックと文 グラビティケージ
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