オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話 作:みかづき椛
太陽の光浴びる昼頃、コチヤーズのハーフメンバーと白蓮がサッカースタジアムのベンチ前に集まっていた。
「なんで神子たちのところにいったチームメイトが来てないのだ……」
ラックが不満を口にすると、反対側のベンチに瞬間移動で和装の黒幕子とチームクリアナイトが姿を現した。
「今日のクリアナイト……命蓮寺で過ごしていたせいか、メンバーが縁のある人ばかりですね」
クリアナイトメンバーを見つめながらそう言う早苗に魔理沙が近付く。
「もしかすると……守矢神社で待機すれば神奈子や諏訪子がいるチームと当たるかもしれないな」
「た……確かにそうかもしれません!」
「あれ〜? あの無意識少女は〜?」
キクラゲは周りをキョロキョロと見回しながらそう言うと、早苗は頬を両手で押さえ、驚愕の表情に変わる。
「確かに見当たらない!!」
「攫われた可能性より、勝手にどこか行った可能性の方が高いな……」
魔理沙はボソッとそう言った時、黒幕子がコチヤーズベンチに向かって静かに歩を進め始めた。
「黒幕子が歩いてきます!」
エリィは黒幕子を指差してそう言い、数秒後に黒幕子と早苗は至近距離で見つめ合い、周りに緊張感が走る。
「うぐぐ……今はメンバーが足りないので……埴輪三体連れて来ます! 待っててください!」
◆
数十分後、コチヤーズメンバーたちは埴輪三体と共にサッカーフィールドがある外に出た。
さらに、背後から背番号763のグローブとキーパーユニフォームを着用している白蓮が近付く。
「白蓮さん……?」
コチヤーズ一同振り返り、白蓮のユニフォーム姿を注目すると、豆鉄砲を食った鳩のような顔に変わった。
「え!? なんでキーパーユニフォーム?」
「一度、異世界の神に頼んでおきました。私のユニフォームを作って欲しいと。必殺技を使えるようになったので心配はいりません」
「えー……じゃあ私は?」
ヤマメは自身を指差してそう言うと、白蓮は数秒の沈黙の後、真剣な眼差しをフィールドに向けた。
「ヤマメを信頼してないわけではありませんが……今日の試合だけは……私にキーパーをやらせてください」
(なんか知らないけど白蓮の方が守れそうだな……)
ラックは内心そう言うと、早苗は呆然と白蓮のユニフォーム姿を見ているカサゴに視線を合わせた。
「監督どうします?」
「う〜ん……」
◆
二チームはそれぞれのポジションにつく。結局、白蓮がキーパー、ヤマメはサイドバックとなった。
クリアナイト(黒幕子のチーム)
水蜜
玉兎 響子 一輪 玉兎
青娥 玉兎 ぬえ
星 布都
フナ 魔理沙
埴輪 キクラゲ 早苗 埴輪
カサゴ ラック エリィ ヤマメ
白蓮
コチヤーズ(早苗のチーム)
(結局白蓮がキーパーになったな……と言うかよく見たら相手十人だぞ! 舐められてるな……)
ラックは内心文句を言うと、ベンチ間に右手に棒マイクを持つ異世界出身のカナが現れた。
さらに、センターサークルに金と黒の混ざったショートヘアーの寅丸星、灰色ポニーテールの物部布都が並ぶ。
「コチヤーズ対クリアナイトの第六試合が今、行われようとしています! コチヤーズは二人が埴輪、クリアナイトは一人欠けた状態で試合が行われます!」
審判が試合開始を告げる笛の音を響かせた。星が布都にボールを渡し、選手たちが動き出す。
クリアナイトは一気に攻めていき、一分も経たないうちに前線を走る星にボールが渡った。
「いきなりクリアナイトシュートチャンスです!」
(当然だが日に日に動きが速くなっているな……)
ラックは内心そう分析すると、星は右足を地面に叩きつけて背後に黄色と黒の虎模様の虎が出現させた。
「タイガー……ドライブ!」
虎模様のエネルギーをまとったボールがゴールを襲い始めると、白蓮は右手を突き出し、一瞬で勢いを殺した。
「なんと白蓮選手! タイガードライブを片手でキャッチしましたー!!」
「おい、頼もしすぎるだろ」
コチヤーズメンバーが盛り上がる中、ラックは少しおとなしめのボリュームでツッコミを入れた。
出てきた必殺技
星 タイガードライブ