オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話   作:みかづき椛

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 クリアナイト(黒幕子のチーム)
         水蜜
   玉兎 響子 一輪 玉兎
      青娥 玉兎 ぬえ
         星   布都

      フナ 魔理沙
    埴輪 キクラゲ  早苗 埴輪
 カサゴ ラック エリィ ヤマメ
         白蓮
 コチヤーズ(早苗のチーム)


  七十六話 すり抜け

 コチヤーズ対クリアナイト第六試合の前半9分頃、コチヤーズメンバーはエリィを囲って騒いでいた。

「エリィナイスーー!!」

 フナはエリィに頭をわしゃわしゃと撫でながらそう叫んだ時、エリィは薄緑ポニーテールに戻した。

「そうだな。今の奇襲は二度目も通じないだろうし。体力を温存しておこう」

 落ち着いた様子のラックはそう言うと、早苗はクリアナイトゴールを勢いよく指差した。

「マジンは出すのに時間がかかるので、隙を突くシュートか、速いシュートで追加点を取りましょう!!」

「おーー!!」

 前半12分頃、ボールを受けたのは緑色のショートで犬のような耳がある幽谷響子だった。

 フナが響子に迫ると、二人は多くのボールが音を立てながら弾む、闇の空間に囲まれた。

「エコーボール」

「ど……どこここ?」 

 フナが頭を抱えている横で響子がドリブルで抜き去り、前線に向けて走る星にパスを送った。

 下から布都・ぬえ・青いボブの∞の輪とかんざしが特徴の霍青娥の順で肩車を作ると、傾いている塔が出現。

 星は塔の側面を駆け上がり、オーバーヘッドでシュートを撃つ。傾く塔と共にボールはゴールを襲い始めた。

「アンバランス・ピサ」

「正義の鉄拳!」

 白蓮は正義の鉄拳で苦もなくボールを弾くとフナは飛び、ボールに炎をまとわせるように、真下に蹴り飛ばした。

「アトミックフレア!」

 炎をまとったボールに向けて、響子と少しだけ長めで紺色の頭巾を頭にかぶる雲居一輪が走り出す。

 二人は片足を地に付けながらボールを蹴り合い、ゴールラインを割る手前まで足を引きずっていく。

「カウンタードライブ!」

 二人はボールを蹴り返し、低空で一直線に飛ばすも、白蓮の正義の鉄拳の前では無力に終わった。

 前半15分頃、前線を走るぬえはエリィが近付くと、斜め上を指さす。エリィは釣られて見上げる。

「あそこにUFO」

 ぬえはエリィをドリブルで抜き去った。悔しそうに地団駄を踏むエリィの後ろにUFOが飛んで消えた。

「騙された〜!! UFOなんていないのに〜!!」

 ぬえは引っ掻くように右腕を振るうと、背後に椅子に座りながら右手にトライデントを持つ白い鎧が出現した。

「キングス・ランス!」

 鎧が投げたトライデントと、ぬえの渾身の蹴りによるシュートが共にゴールを襲い始める。

 また白蓮は正義の鉄拳でボールを弾くと、飛ばされたボールに向かって布都が横回転しながらジャンプした。

「爆熱……スクリュー!」

 布都は炎をまとう左足でシュートを放った。炎をまとったボールがゴールを襲い始める。

「正義の鉄拳で弾き、間髪入れずに必殺シュート! これは決まるかー!?」

「アイアンウォール!」

 両手を広げたラックが出現させた鉄の壁にボールを当てて威力を殺した。白蓮はラックに向けてお辞儀をする。

「ありがとうございます。助かりました」

「あぁ。ピンチの時はまた止めてやろう」

 前半18分頃、前線を走るフナはパスを送られて右足の裏でボールを抑え、息を呑んだ。

(マジンを出す隙が無いほどの速いシュート……おねぇちゃんのパスがないから不安だけどやるしかない!)

 心の中で決意したフナは目を見開き、空中で三回ボールを蹴り、シュートのスピードを加速させた。

「刹那ブースト!」

 白いオーラをまとったボールは一直線にゴールを襲い始める。対する水蜜は地面の水に右手を突っ込んだ。

「ハイドロ……アンカー!」

 水蜜は右手で鎖を引っ張り、海から出てきた錨が引き上がるも、ボールに弾かれてゴールを許した。

「ゴール!! コチヤーズ追加点!! 一人少ないクリアナイトではありますが、初めて2点リードを奪いました!!」

 コチヤーズメンバーは大いに盛り上がり、フナは駆け寄ってきたチームメイトに囲まれた。

 前半21分頃、クリアナイトメンバーは両手を前に伸ばし、キョンシーのように飛び跳ね始めた。

「これはっ! 必殺タクティクスのみんなでキョンシーだー!」

「なに〜この変な動きは〜」

 キクラゲはキョンシーのように飛び跳ねるから青娥ボールを奪われ、呑気に振り向いた。

「変な動きで取られちゃった〜」

 青娥は付近にいくつもの緑色の人魂のようなものを出現させ、それらを全てボールに取り込ませた。

「マボロシ〜〜ショット!」

 青娥の右足によって蹴り出されたボールは消えたり出現したりを繰り返し、ゴールを襲い始める。

「なんか嫌な予感がするな……」

 ラックは両手を広げ、後ろに鉄でできた壁を出現させるも、壁の向こうにすり抜けていった。

「なんだ!? 消えたのか!?」

「正義の鉄拳!」

 白蓮は正義の鉄拳を繰り出すも、ボールにすり抜けられ、姿を現したボールはネットを揺らした。

「ゴール!! マボロシショットで必殺技をすり抜けてクリアナイトは1点返しました! これで2−1です!!」

 フィールドにいるコチヤーズメンバーは不思議な得点のされ方に首をかしげ、一箇所に集まる。

「パワーでは負けると思って変な技使ってきたぞ……我のアイアンウォールに当たった感触は全くなかった」

「それならキクラゲさん。邪仙にはボールを渡さないように徹底マークしてください」

「キャプテン任せて〜。必ず渡さないから〜」

 キクラゲは早苗に向かって緩くそう返事をすると、審判が笛の音を響かせる。水蜜と一輪が歩き始めた。

「ここでクリアナイトポジションチェンジのようです! 一輪選手がキーパーに、星選手が一輪選手のいたポジション、水蜜選手が星選手のいたポジションに移動するそうです!!」




出てきた必殺技
響子 エコーボール
布都とぬえと青娥と星 アンバランス・ピサ
白蓮 正義の鉄拳
フナ アトミックフレア
響子と一輪 カウンタードライブ
ぬえ あそこにUFO
ぬえ キングス・ランス
布都 爆熱スクリュー
ラック アイアンウォール
フナ 刹那ブースト
水蜜 ハイドロアンカー
青娥 マボロシショット
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