オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話 作:みかづき椛
一輪
玉兎 響子 星 玉兎
青娥 水蜜 ぬえ
玉兎 黒幕子 布都
アキス 魔理沙
キクラゲ アシカ 神子 ラック
サバミ 早苗 リード フナ
ヤマメ
コチヤーズ(早苗のチーム)
後半14分頃、タッチライン付近でコチヤーズメンバーが集まると、リードシクティスが頭を下げた。
「すみません……能力封印を解除するのに手間取ってしまいまして……」
「埴輪二体は交代させるとして……あと三人はどうしましょう? 確か交代枠は5でしたよね……」
早苗はそう言うと、アシカは鋭い目つきでメンバーを見渡し、カサゴとエリィを指差す。
「エリィとカサゴはかなり疲れているから交代させた方がいいわね」
「そうだな……あと一人は聖にしてくれ。パスが強すぎて何度もタッチラインを割ったからな……」
「すみません……素人なもので……」
魔理沙の発言で白蓮は申し訳なさそうに頭を下げると、マントをはためかしながら神子は白蓮の前に立つ。
「まさか貴方が試合に出ていたとはね。白蓮」
「えぇ、キーパーとしてね。ですが、お役御免です」
「ちなみに私は神子のオーラをまだ受けてないわよ」
(できてないことを威張るな……)
アシカに向けてラックは内心ツッコむと、神子はフィールドに立つ布都と青娥を注目し始める。
(布都……それに青娥……)
「司令塔としてコチヤーズ初陣だけどアシカ、エースのアキス、ディフェンスの要のリード……そして私だろ? あとは……」
「最後の交代枠……私に行かせてくれ」
名乗り出たのは決意に満ちた顔付きの神子だった。神子の名乗りに対し、周りの多くが首をかしげる。
「う〜ん……ヤマメさんと白蓮さんがミキシマックスしたときみたいに一緒に試合を出た方がいいのかな……」
「まぁ良いんじゃないですか? 足を引っ張って負けたら許しませんが」
早苗の首をかしげながらの言葉に白蓮が反応すると、神子に無言の微笑みで白蓮を睨んだ。
「よし! じゃあポジションは……FWがアキスと魔理沙、MFがキクラゲ・アシカ・神子・早苗……」
「いや、ラックはMFの方がいいな。必殺技が出せなさそうだし」
サバミはそう提案すると、エリィはアシカの元へ近付いて右手を合わせ、互いに笑顔を向けた。
「頑張ってアシカ!」
「安心して見てなさいエリィ。勝ってみせるから」
「……それじゃあ私監督に戻るから。お姉ちゃん頑張って」
カサゴはそう言って姉とハイタッチし、続けてリードシクティスとアキスは埴輪と右手でハイタッチした。
「行こうか……」
神子はコチヤーズの濃い緑のユニフォームを身にまとって歩き始め、マントがはためく。
「神子さんはタッチしないんですか?」
早苗に尋ねられた神子は無言で白蓮に近付いて数秒間目を合わせた後、無言で右手を合わせた。
そして間もなく、審判の交代を告げる笛の音が鳴り響き、コチヤーズのメンバーがフィールドに入る。
そして、左腕に白いキャプテンマークを付け、赤いユニフォームを身にまとう黒幕子がフィールドに入った。
「おっと! ここで黒幕子参戦! これでクリアナイトは十一人になります!」
「皆さん! 黒幕子に怯えずに勝ちましょう!」
早苗の呼びかけに他のメンバーは静かに頷いたり叫んだりして応じた。試合の再開を告げる笛の音が響く。
クリアナイトのスローインで試合開始。リードシクティスは即座にボールを奪い、アシカにパスを送る。
「アキス! 魔理沙! 左右に大きく分かれて!」
「分かった!」
数十秒後、アキスにボールが渡った瞬間、響子の背中から青色と黒のオーラが噴き出す。
オーラは右手にマイクのような杖を持ち、神官が被る帽子のような頭の化身――神官ジャッチに変化した。
「ブラッディアンコール!」
神官ジャッチは杖を回して止め、マイクに向けて叫んだ。アキスは倒れ、響子の足元にボールが転がる。
「ずいぶん騒がしい技だな……」
苦悶の表情の神子はそう呟いた時、響子はボールを蹴り上げ、水蜜から黒幕子に渡った。
「皆さん! 何としても黒幕子の進撃を止めましょう!」
早苗は周りにそう呼びかけるも、黒幕子はドリブルで一気にコチヤーズディフェンス陣を抜き去る。
「速いっ……!」
「黒幕子選手! もうキーパーと一対一です!!」
「止めろヤマメ!!」
ヤマメはラックの叫びに頷いた時、黒幕子はボールを踏みつけ、地面から巨大な大砲を出現させた。
「カロネード砲」
黒幕子は炎をまとった右足を砲尾にぶつけ、砲弾を発射し、対するヤマメは右腕をダイヤモンドで固めた。
「ダイヤモンドハンド!」
ヤマメは炎の弾をダイヤモンドの手で受けるも弾かれ、ゴールを許した。
「ゴール!! 黒幕子選手やはり強い! 交代してすぐ同点ゴールを決めました!」
「ご……ごめ〜ん……」
ヤマメはしゃがみ込み、うなだれてそう言うと早苗が優しくヤマメの肩に手を乗せた。
「黒幕子はめちゃくちゃに強いのであんまり気にしないでください! 気にしたら気持ちで負けるので!」
「分かった! 全力でプレイして負けても気にしない!」
キャプテンの言葉を受けたヤマメにはマイペースさは残るものの、心の強さが増しているようであった。
出てきた必殺技
響子 ブラッディアンコール
黒幕子 カロネード砲
異世界のヤマメ ダイヤモンドハンド