オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話 作:みかづき椛
一輪
玉兎 響子 星 玉兎
青娥 水蜜 ぬえ
玉兎 黒幕子 布都
アキス 魔理沙
キクラゲ アシカ 神子 ラック
サバミ 早苗 リード フナ
ヤマメ
コチヤーズ(早苗のチーム)
コチヤーズ対クリアナイト第六試合の後半24分頃、2点負けているコチヤーズの選手は集まって話していた。
「皆さん! 落ち込んでいる暇はありませんよ!」
早苗は手を叩き、キャプテンらしく周りにそう呼びかける。アシカは歯を食いしばり、天を見上げる。
(私がチームを勝たせてあげなきゃいけないのにぃ……なんなのよ!!)
「……私に、司令塔を任せてくれないかな」
「えっ……!?」
突然の神子の要望に周りのコチヤーズメンバーの目が見開かれる。唯一アシカだけがうなだれた。
「今のアシカは焦って練習と同じようにプレーできていない」
「だからって神子さんが急に……」
「頼む」
コチヤーズメンバーは沈黙していると、アシカは両腕で目を擦り、ふくれっ面を神子に向ける。
「そんなに言うならちゃんと勝利に導きなさいよ!」
「……あぁ。任してもらおう」
「あ、じゃあ……司令塔お願いします……」
◆
後半26分頃、期待の眼差しの早苗からボールを受けた神子は、ドリブル開始直後に布都に迫られた。
「マタドールフェイント」
神子はマントを手で揺らし始めた。突進してきた布都をひらりとかわし、転ばせた。
「神子選手!! まとっていたマントを使ってマタドールフェイントを決めましたー!!」
「布都……操られながらも太子様のマントに反応したのか……」
ベンチの前に浮遊する屠自古は目を閉じながらそう呟き、何かを納得したかのように何度も頷いた。
「いくぞ……神のタクト!」
神子は両手を振るい、いくつもの白い線をフィールドに出現させた。選手の走りを導くように。
魔理沙、アキス、キクラゲ、ラックの四人は光の線を走り始める。神子はラックに視線を移す。
「ラック!」
神子はラックにパスを送る。ラックは見上げると、山なりの光の線が魔理沙に続いていた。
「これで魔理沙にパスを……ってこんなバレバレの指示に従うかー!」
怒号を飛ばしたラックはアキスに向かってパスを送った。強く蹴られたボールはフリーのアキスに渡った。
「私!? まぁいいや!」
アキスは足元に来たボールに黄色い雷をまとわせ、ボールと共に飛んで右足で蹴り飛ばした。
「ゴッドウィンド!」
一輪は右手の掌を上空に向けて空を赤く染め、赤い雲に向けて右手を握った。
「ディスティニー……クラウド!」
一輪は真下に振り下ろして赤い竜巻がゴール前に出現させたが、ボールが竜巻を突き破り、ゴールを許した。
「ゴール! まさかの指示に従わなかったラックのパスから1点返しました!」
「おい……神子の指示に逆らったが得点したぞ……」
少し戸惑いながら魔理沙はそう呟いた時、呆然としていたラックはハッと表情が変わる。
(クリアナイトのディフェンダー三人は魔理沙に近付き始めていた……そして我が指示を破り、パスを受けたフリーのアキスが得点……まさか計算されていたというのか……?)
「さすがのあいつも神のタクトの指示が嘘だったと予想できなかったか。私も気付かなかったし」
サバミはそう言って口角を上げると、笑顔の早苗は右手を突き上げ、大きく息を吸った。
「結果オーライです! 1点返しましたよ! もう1点取って追いつきましょう!」
◆
後半29分頃、ボールを持つ黒幕子にサバミ・早苗・リードシクティス・フナの四人が黒幕子に迫った。
「おっとー! ディフェンダー四人で黒幕子をマーク! これじゃあ他の選手が完全フリーになるぞー!」
黒幕子はボールを踏みつけて少し地面に埋めて炎をまとわせ、ボールを蹴り上げた。
「バウンドフレイム」
ボールはゴールの幅ほどの大きなアーチを描きながらゴールを襲い始めた。ヤマメは右腕をダイヤモンドで覆う。
「ダイヤモンドパンチ!」
ヤマメはジャンプしてボールに右拳をぶつけてタッチラインを越えるまで殴り飛ばした。
「ナイスヤマメ〜!」
キクラゲはヤマメに向かって右手を振って笑顔でそう声をかけた。一方、サバミは冷静に神子を見つめ始める。
(四人でマークしているのに黒幕子がシュート……つまり他の選手へのパスはない。これが分かっただけでもでかいな……)
◆
コチヤーズ対クリアナイト第六試合では後半アディショナルタイムに突入、ポジションの変更が行われていた。
一輪と星でポジションを入れ替え、黒幕子がディフェンス陣の真ん中に移動し、守りの構えを取っていた。
クリアナイト(黒幕子のチーム)
星
玉兎 響子 黒幕子 一輪 玉兎
青娥 水蜜 ぬえ
玉兎 布都
アキス 魔理沙
キクラゲ アシカ 神子 ラック
サバミ 早苗 リード フナ
ヤマメ
コチヤーズ(早苗のチーム)
「アシカちゃん!」
早苗からのパスをアシカはトラップしようと後ろに下がっていくと、ボールが後頭部に激突した。
「いたっ!」
「アシカ!! 落ち着くのだ!!」
神子の言葉を受けたアシカは慌てるようにボールに向かっていった時、黒幕子は足元を燃やした。
「ジグザグフレイム」
足に炎をまとう黒幕子はジグザグに滑ってアシカの体を吹き飛ばし、ボールを右足の裏で抑えた。
「ディフェンスでも圧倒的な存在感の黒幕子からコチヤーズは点が取れるのでしょうかー!!」
出てきた必殺技と必殺タクティクス
神子 マタドールフェイント
コチヤーズ 神のタクト
アキス ゴッドウィンド
一輪 ディスティニークラウド
黒幕子 バウンドフレイム
異世界のヤマメ ダイヤモンドパンチ
黒幕子 ジグザグフレイム