オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話 作:みかづき椛
隠岐奈
妹紅 舞 里乃 幽香
輝夜 菫子 ルーミア メディスン
紫苑 女苑
アキス 魔理沙
シラウオ アシカ 早苗 キクラゲ
サバミ エリィ ラック 文
ヤマメ
コチヤーズ(早苗のチーム)
コチヤーズ対クリアナイト第七試合は同点で後半アディショナルタイム3分30秒が経過していた。
「魔理沙! サバミ! お願い!!」
厳しいマークの中、魔理沙とサバミはボールを天へと蹴り上げる。ボールは白く輝き、銀河の形となった。
「また魔理沙選手とサバミ選手で必殺シュートを撃つのでしょうか!?」
「いくわよお姉ちゃん!」
アシカの声かけに頷いたヤマメはアシカと共に銀河の中心に向かって大ジャンプし、ボールを踏みつけた。
「ギャラクティカフォール!!」
銀河は二人とともに落下し始める。一方、隠岐奈は背中から賢王キングバーンBを出していた。
「キングファイア!!」
賢王キングバーンBは上空の銀河に炎を噴射し始める。ヤマメとアシカの二人は苦悶の表情を浮かべた。
しかしボールはゴールに向かって進み続け、ボールが賢王キングバーンBの手に触れそうになる。
「里乃!! 舞!!」
「はいっ!!」
隠岐奈は両隣に並んだ里乃と舞と共に手を挙げて超巨大な黄色い手のひらを出現させた。
「ゴッドハンド……トリプル!!」
落下する二人と銀河は超巨大な黄色い手のひらと激突し、コチヤーズ選手の応援がフィールドに響き始める。
やがて、銀河と手のひらの接地面が大爆発を起こし、フィールド全体に土煙が舞い上がる。
「二つの必殺技の激突で爆破しましたが、二人は大丈夫なんでしょうか……そしてボールは……!?」
土煙は少しずつ晴れていき、実況のカナは目を凝らしてクリアナイト陣のゴール付近を見つめ始める。
そこには元の髪型に戻って仰向けに倒れているヤマメとアシカ、立ち尽くしている隠岐奈と舞と里乃がいた。
そして、ボールはゴールラインの内側の地面にめり込んでいた。審判が長い笛の音を響かせる。
「試合終了ーー!! コチヤーズ最後のチャンスで1点もぎ取り、3−2となり見事な逆転勝利となりましたーー!!」
「やったーー!! 勝ったーー!!」
コチヤーズメンバーの叫び声が響き、フィールドとベンチから大勢がヤマメとアシカの元へ駆け寄った。
◆
フィールドで、コチヤーズメンバーが盛り上がっていると、姉と話すカサゴの前に黒幕子が近付く。
「あ……コチヤーズが勝ったら力を放出するんだけど……世界の都合で今はリード様がいないんです……」
「ならば、次の試合の時に私の力を放出してください」
黒幕子はそう言い残し、その場から消えた。すると、隠岐奈・里乃・舞以外のメンバーがフィールドに倒れた。
「あれ? 後戸の国の三人がいませんね」
文がそう言ってキョロキョロと見回すと、アシカが振り向く。そこには車椅子に座る隠岐奈がいた。
「隠岐奈……試合中に声を出していたのは操られていなかったからなの?」
「そうだ。アシカとヤマメを成長させるために、あいつに頼んだのだ」
「はぁ〜……それにしてもやりすぎよ……」
アシカはため息をついて両腕をだらんと下げてそう言うと、にやけているサバミがその場に近付く。
「本当は超次元サッカーを観てたらやりたくなったとかだろ〜?」
サバミの質問に隠岐奈が無言を貫いていると、ヤマメの背中に扉が出現、その中に隠岐奈が入っていった。
「……さらば」
「いや、そこで秘神発動するなよ!」
ヤマメの背中に出現した扉は消え、大声で発したサバミのツッコミが仙界の空に響き渡った。
◆
数時間後の日が落ちた頃、サッカースタジアム内の宴会場ではコチヤーズメンバーの宴が盛り上がっていた。
「やっほ〜!」
「盛り上げに来たぞ〜」
ピンク色のロングヘアで長いバルーンスカートを着用している少女――秦こころがこいしとともに現れた。
「おぉー! こいし!」
席を立つサバミはこいしとこころの元へ駆け寄った。サバミは二人の背中を押し始める。
「こいしは急にいなくなって心配したぜ〜。こいしの連れも楽しもう!」
「ふっふっふ……盛り上げてやるわーー」
無表情のこころはそう言い、こいしと共に入室する。宴会場の盛り上がりは激しくなっていった。
◆
翌日の朝、命蓮寺の入口前では、修行をしていた九人が白蓮の前で並んで話し始めていた。
「そうですか……響子とぬえは解放されなかったのですか……」
暗い表情の白蓮は悲しげにそう言い、数十秒間の沈黙が流れたあと、早苗が一歩前へ出る。
「その二人はいずれ助け出すので待っててください!」
「ありがとうございます。無事に帰ってくることを祈っています」
「白蓮さん! ありがとうございました!!」
◆
一方、きらびやかな道場の入口の前では、修行をしていた九人が神子と屠自古の前で並んでいた。
「アシカ、お前は私の助言など、もはや必要あるまい」
「私なんてまだまだよ」
「どうしたアシカ。珍しく弱気だな」
アシカはそっぽを向く。興味深そうに橙はアシカの顔を覗くと、その目には涙を浮かべていた。
「アシカ、お前は人を導く立場になれるはずだ」
「私にやれるかしら……」
「太子様がなるって言ったんだからなるんだよ! いいなアシカ!」
屠自古にそう言われたアシカは両目を腕でこすってふくれっ面で振り返り、神子と目を合わせる。
「しょうがないからやってあげる!」
「おっ! アシカらしくなったな」
「……あんたにはアドバイスしないから!」
サバミはアシカに両頬を強く引っ張られた。周りは微笑み、和やかな空気が流れていった。
出てきた必殺技
アシカと異世界のヤマメ ギャラクティカフォール
隠岐奈 キングファイア
隠岐奈と里乃と舞 ゴッドハンドトリプル