【全話挿絵】TS女神転生~合体事故?でジョブは死霊でした。憑依スキルを使った女性たちの様子が変なんです。 作:よっちゃ
元々少しエッチなエピソードが多いので、R18版の方がよりハーレムメンバーとのやり取り(意味深)を描写できていると思います。特にイラストは気合いが入っています。
ぜひノクターンでR18版もお楽しみください。
作品名『TS女神転生』や作者名『よっちゃR18』でご検索ください。
『TS』『ハーレム』『メス堕ち』この3つくらいで検索したら、この作品しかないかもしれません。
温泉の湯気が白く立ちのぼる。
岩肌を伝う湯の音だけが静かに響いていた。
「……ふむ、わかったぞ。
なるほど、そういうことだったか」
おれは湯に肩まで浸かりながら、ふと空を見上げた。
そうだ、あいつにも教えてやろう。
「きこえますか、きこえますか」
女神的な神聖魔法を使い、おれはある人物とコンタクトをとる。
次の瞬間。
『──む? なんだ!
誰だ。この声は……どこから聞こえる?』
その声は重く、鋭く、そして──どこか覇を孕んでいた。
繋がった。
ふふふ、おれはにやりと笑う。
「今、わたしはあなたの脳に直接話しかけています。落ち着いて聞いてください。わたしはTS女神です」
『TS女神、だと? 神の一柱か?』
疑っているような声。まあ当然だろう。
『……いいだろう。話せ』
その潔さ、ただの暴力女かと思っていたが、なかなか話がわかるやつのようだ。おれは満足気に頷く。
「すまんが普通に話すぞ。お前は
エタり──そして【おれたちの戦いはこれからだEND】回避のため、海水浴に行っているのは把握している」
『……ほう』
どうだ、図星だろう。
婚約破棄を荒らして回る、などという修羅の軍団が、いきなり海水浴になど行って水着姿を晒すはずがない!
そんな
『なぜそれを知っている?』
「こっちも似たようなもんだからだ。おれたちは温泉に来ている。お前もどこかで聞いたはずだ。
理由も同じ──エタり対策、ってやつだ」
『……なるほど、さすがは女神だな。
エタり、か』
「そうだ、エタることだ」
おれは湯をすくい指の間から落とした。
ふと洗い場を見る。
ミーナ、ニキ、エリーゼは髪を洗っている。
「だがな──これは失敗だったかもしれん」
『何?』
「はっきり言おう。
どうもエタりのやつは──そもそもあまり女に興味がないようなのだ」
湯気が、一瞬だけ止まったように感じた。
『……それはつまり
男色、ということか?』
「いや、それも違う気がするんだが……正直わからん」
これは本当にわからん。どうでもいいし。
「まあ、それは置いておけ。本題は別だ」
『続けろ』
「エタりを回避する方法──それは“モチベ”を上げることだ」
『ふむ』
「その方法が、分かった」
『……聞かせてもらおう』
低く、重い声。
まるで戦場で次の一手を待つ武人のように。
おれは指を立てる。
「ほし」
「ぶっくまーく」
「いいね」
「あと、“こめんと”というのあるらしいな」
『……』
『……何だそれは?』
「おれにもわからん。
だが、これらを与えられると“モチベ”とやらが上がるらしい」
『与える、だと?』
『俺様たちが何かをくれてやればいいのか?』
こいつ、自分のこと俺様って言うのかよ……なるほど、そういうキャラか。
まあそれはいい。
「どうやらな、“お願い”すればいいらしい」
『……誰にだ』
一瞬の間があく。
『この世界の王か? それとも神か?』
「それが分からん。
多分この世界を観測している者たちだ」
再び洗い場を見る。
そろそろ三人が洗い終わるな。
「だが、確かなことが一つある。
お前は強くて、女にモテる“
だから──お前が女を担当しろ、とおれの中の眼鏡が言っている」
『……なるほど。……眼鏡?』
納得したのかしていないのか分からない声。
『で、お前はどうする』
「おれか? おれはもちろん男の担当だ」
おれは湯の中で軽く姿勢を正した。
「おれは顔がキュートだからな。
温泉で頬を赤く染めた美少女が可愛くお願いすれば──
たいていの男はイチコロコロスケだ」
『……ほう、そんなものか』
わずかに興味を含んだ声。
え? 百合でもいける派なの?
可愛いは正義だと言うが、これ、もし出会ったら、食われちゃわない?
おっと、もうひとつ言わなきゃ。
「あ、そうだ。これも重要だ」
『何だ』
「お願いする時はな──
おれは可愛いから、甘えるような、可愛らしい顔でいく。お願い♡って感じだ。
しかしだ、
エレクシア、お前は違う」
『……』
「お前の場合は、冷たい美人って感じだろ?
ギャップを狙って可愛くいくのもいいが、素人にそれは無理だ。
だから、ここは“キメ顔”でいくべきなんだ。
わかる? 女が“きゃーっ! ”ってなるやつ。
なんだ……男装の麗人? そんな感じでいい」
『……ふむ、というか俺様の顔を知っているのか?』
「まあな、これでも女神の端くれよ」
『何となくわかった。
普段通りの俺様ということか』
「よし、話が早い」
おれは満足げに頷いた。
「じゃあ、同時に言うぞ」
『同時、だと? 合わせられるのか?』
「神聖魔法にヨヤクトウコウがある。
これで時間を合わせればいい。
せーのでいくぞ」
『“間”はどうする』
「こうだ」
「“せーの”のあとに──」
「“ここでお願いする”」
『……承知した』
ふむ、認識を改めよう。
最初はエレクシアのやつを蹴落として、こちらだけに集中させようと考えたが、こいつ意外と素直だな。
こいつとなら一緒にやっていけるかもしれん。
「準備はいいか?
覇姫エレクシア」
『いつでもいいぞ、
TS女神』
神聖魔法を発動する。
ふたつの作品
世界と世界を繋げる。
「「せーの」」
──
『ちょっと待ってくれ! 一度練習をしたい』
えええー、こいつ意外と可愛いな。
まあ、練習も重要か。
「わかった、じゃあ練習行くぞ」
「「せーの」」
──
「ほし と ぶっきゅまーく と いいね をくれたら嬉しいな♡」
『ほし と ぶっくまーきゅ と いいね をくれないだろうか?』
「……今二人とも噛んだよね?」
『うむ』
エレクシアのいう通り、練習しておいてよかったぞ。
あ、ミーナたちが洗い終わったな。
そろそろ上がらなきゃ。
「よし、じゃあ本番いこう
おれは可愛いらしく甘える系で、お前はツンとクールな中にデレがある系、な感じでだぞ?」
『だいぶ難しくなったぞ。
まあいい、やってみよう』
「「せーの」」