読みずらいなどありましたらすみません。
私(わたくし)、小柳ラムの起床時間は他の方よりも明らかに早いですわ。
外はまだ日の出は早く、春先とは言え少し寒さも残っています。
パン・ジャム・紅茶を用意し
食べられる事への感謝とお祈りを済ませます。
「主よ、今日も食事を与えてくださり、ありがとうございます。」
食後の感謝も忘れませんわ。
「主感謝のうちにこの食事を終わります。Amen-」
着替えを済ませ、大聖堂へ向かいますの。
シスターフッドの一人としてお掃除とミサの準備をしちゃいますわ。
大聖堂の入り口を箒で掃いているとサクラコ様にお会いしました。
「おはようございます。サクラコ様。」
「おはようございます。シスターラム、今日も早いですね。」
「いつも、皆様には私のせいでご迷惑をかけているのでこれくらい当たり前のことですわ…」
「っ!……無理はしないでくださいね…」
サクラコ様と他愛のない朝の挨拶を済ませ、お掃除に戻りますわ。
念入りに掃き掃除をして、すっきりですわね。
私の存在そのものが皆様にご迷惑をかけているのは
先ほどのサクラコ様の反応でもわかりますわ。
シスターフッドのベールで隠してはいるものの
恐らくは殆どの生徒が知っていること。
私にはゲヘナ学園の生徒と同じような角がある
羊のようなアモン角が2本。
どうやら私の血縁の何処かにゲヘナの血があったのでしょう
先祖返りとは言い得て妙ですわね。
本来、ゲヘナ学園への入学を予定していたはずでしたのに
なぜかトリニティ総合学園になってしまったのには驚きました。
大方、私の存在が許せない親族の誰かの仕業ですわね…
そのおかげでシスターフッドに入れたので良しとしましょうか。
ここ、シスターフッドに所属している方は私を疎ましく思う方も
そこまで多くありませんわね。
せいぜい軽蔑の目で見られるだけですので安心ですわ。
ですが、他の方々は私を罪の象徴、蔑んでいい存在だと思っている方が多いですわね。
すれ違うたびに投げかけられる「汚れた血」「角付き」なんて言葉には慣れましたわ。
ですが、出合頭に発砲されるのは痛かったですわね…
朝のミサも滞りなく終わり(私は端の方で聞いておりました)それぞれの
学び舎へと向かいます。
下駄箱を開ければいつもの光景ですわね。
かばんをまさぐっていると
「ラムちゃん、おはようございます!上履き忘れちゃったんですか?」
「ヒフミさん、おはようございます。えぇ、うっかり忘れてしまいましたわ。」
ヒフミさんは私を蔑んだりしない珍しい方。
なんでもペロロ様?というキャラクターがお好きなようですわね。
前回のテストの時欠席した原因?えぇ……。
あっ、スリッパありましたわ。
大方、上履きはこの辺りのゴミ箱に入っていますでしょうし…
「それよりヒフミさん、私とはあまり会話してはいけませんわ。貴女の為にも…」
「…?なんでですか?お友達と話しちゃいけないなんて可笑しいですよ!」
「貴女みたいな方が多ければきっと…」
私はそうつぶやいた後にそそくさとその場を後にします。
「先に行きますわね。ごきげんよう。」
「あっ!待ってください~」
気づかれる前に上履きを回収できて良かったですが
ここまでボロボロになっているならいっそ買い替えですわね。
今月でもう5回目ですか…
ですが、仕方ありません。
きっと私が悪いのでしょう。
ですから私はその彼女たちを赦しましょう。
そして主よ私を赦したまえAmen
ラムちゃん基本はネガティブだったりしますが
大体の事は仕方ないや自分が悪いで済ませちゃう子です。
ラムのプロフィールについて
-
先に欲しい
-
完結後で大丈夫