本当に嬉しいです。
私の拙い文章ですが
今回もよろしくお願いします。
翌朝は凄い雨ですわね。
黒い雲がうっそうとした気分をより強く感じさせます。
ピカッ!
あら、雷もですか…。
ん?隣がドタバタとなんでしょうか…。
「………。何故、皆さん水着を…?」
「今日は記念すべき第一回補習授業部水着パーティーですよ!
さぁ!ラムさんも水着に着替えましょう!!」
ハナコさん、ずいぶんとノリノリですわね。
おそらく昨日のお洗濯が原因ですわね…。
「いえ、私はこの制服がありますので。
それに、シスターフッドの私は簡単に人前で素肌をさらすことは…」
「そんな!みんな水着なのですから!ね!?
それに、お互いの深い部分をさらけ出すのにもいい機会ですし。
停電で薄暗いので雰囲気も最高です!」
「それでも、ダメなものはダメです!」
幾ら、傷も痣も消えかけてきては居ますが
如何せん量が多いですしね…。
「やっぱりおかしい!こんなのエッチだからダメ!」
コハルさん、きっと混乱してらっしゃるわね…。
「…………。」
私はまだ昨日の聖書の内容について思案します。
全体の悪であれだなんて…。しかし…。
今迄の仕打ちを考えれば私は悪であったのでしょうか…。
あの聖書の宗教観なら私は悪神の化身として贄になる存在…。
「…………ゃん…?」
贄として受け入れてしまえば、彼女たちには幸福が…
私の存在が罪であれば…あの聖書は私の未来も…。
「……ム……ん?」
たしか…最後は全体の悪と罪と穢れをその身に受けて
亡骸を鳥葬という形で終わったはず…。
結局、私は生贄として生まれたのでしょうか…。
「ラム…ん!」
「ラ…?」
私に最後に行き着くのは何処になるのでしょう…。
前向きに考えるべきなのに生贄の事が私を捉えて離さない。
この身に詰め込まれた罪も穢れも吐き出せば楽になるでしょうか…。
でも、これは私だけが受けるべきものの筈なのに…。
「き…か?…ム…ん?」
「“ム…?ラ…?”」
今迄のシスターフッドにある聖書では相手を赦し
自分を赦すことで善に近づくことが出来る事が書かれてました。
しかし、あの聖書では別な宗派ではありますが罪を被り
穢れを飲み干し。その身を悪として受け入れることで
この世界に蔓延る悪を雪ぐ事が良しとされている…。
では、私は生贄になればすべて済むのなら…。
「ラムちゃん!!」
「わっはぁっ!?」
ヒフミさんに肩を揺らされてハッ気が付きます。
変な声が出ちゃいましたね。
「もう!なんども呼びかけてたんですよ!
ずっと、上の空でしたけど何か悩み事ですが?」
「いっいえ、悩み事というよりは考え事ですわね。
スペアの制服の数だったりと色々考えてましたので」
「なら、良いんですが…。それよりもラムちゃん。
いつも夜に歌ってるあの歌は何ですか?
皆、聞こえてくるたびに笑顔になるんです。」
「たしかに、寝る前でもうるさく感じなくて。
ぐっすり眠れるというか安心するというか…。」
「私も、見張りの時に聞こえてくると安心できる。
昨日もすぐ近くで聞けてよく眠れた。」
「讃美歌にしては少しアップテンポですよね。
シスターフッドでの新しい試みですか?」
質問攻めと感想が投げられます。
あわあわとしている様子を先生は
微笑ましそうに見ています。助け舟出して下さい!
「えっと、まず安心すると感じてもらえたのは嬉しいです。
毎晩練習していたのは讃美歌と言えば讃美歌なのですが。
ハナコさんのおっしゃる通りより多くの生徒さんにミサへ
足を運んでもらう為に讃美歌を聞くハードルを下げようと
考案されたものなので練習が必要だったんです。」
「“確か、練習してる時も手拍子もしてたよね。”」
歌声も聞こえているのなら手拍子も然りですわね。
「昨日聞いたときはしていなかったな。」
「アズサちゃんは昨日、ラムちゃんの部屋に居たんですか!?
あの歌を特等席で、羨ましいです!」
「あぁ、昨日の夜にラムが読んでいた本を
少し読ましてもらっている間に」
「あの時は、読書中ってのもありましたので。
穏やかな前半を少々…。」
さすがにアップテンポは気が散りますしね。
「じゃぁ、ラムさんが水着を着ない代わりに
その讃美歌を聞かせてください。」
「えっ!?まだ人様にお聞かせするほど…。」
流石に今すぐになんてしかも後半を一人でやるのは…。
「私も聞きたい、昨日とは違って聞けそうだ!」
「お願いします。ラムちゃんの讃美歌を目の前で聞きたいです。」
「わっ…私も聞きたい…。」
明らかに楽しみといった雰囲気に…。
仕方ありません、腹を括りますか
「わかりました。では少々の間、お耳汚しを…。
あと、私が手拍子をしている時なのですが
一緒にお願いできますか?きっと皆さんも楽しめるかと。」
これは、エデン条約が締結した後のミサで披露するものですが
練習ですわね。
「では…すぅ…。
“Hail Mother of Mercy and of love♪Oh Maria♪」
手拍子をしながらアップテンポで歌います。
リズムも真似しやすいように皆さんに見えるように
「Triumph all ye cherubim♪ Sing with us ye seraphim♪」
「やっぱり。楽しくなる曲ですね。
ラムちゃんも楽しそうです!」
「確かにこれは自然に体が動く
ラムはどんな魔法を使ったんだ!?」
「今まで、讃美歌って聞くの難しいかと思ってたけど
これなら楽しめそう!」
「これがシスターフッドの新しい施策ですか。
誰が考案したんでしょうか…。」
「“楽しくなってきたね!”」
皆さん笑顔で私と同じタイミング手拍子をしてくれてます。
「Heaven and earth resound the hymn♪
Salve~ salve~ Salve~ Regina~♪」
歌い切り、深々とお辞儀をします。
「凄いです!ラムちゃんとっても楽しかったですし。
この曲を歌われるときは絶対にミサに行きますね!」
「私も行きたい。昨日聞いた所もよかったから
その為にも絶対に試験には合格する!」
「そっその、私も…。大聖堂で聞いてみたいな…。」
「じゃぁ、補習授業部の皆で行きましょう。
ラムさんの晴れ舞台の時には必ず。」
「“私も行こうかな。また聞きたいし”」
皆さんの拍手と感想で失敗はしてないと
判断できます。
先程までの考え事など吹き飛んでいましたわね。
「えぇ、神の御家は誰にでも開かれています。
いつでもいらしてください。先程の讃美歌の時は
ちゃんとお伝えいたしますわね。」
その後、お天気も回復し夕方になり
一日が終わろうとしていたのですが…
コンコンッ
「ラムさん、夜のトリニティに行きましょう!
こっそりお散歩です。」
ハナコさん達が立っていました。
ラムちゃんが歌ってるのは
天使にラブソングをのあの曲です。
MADとかでも使われてるやつですね。
しかし、ラムちゃんの考え方が揺らいでますな~
いずれは解消できるとは思いますが。
早めに更新できるようにネタ探しと
宗教のことめちゃくちゃ調べながら書いてます。
更新が止まったら聖書解釈に困ってると思っていただければ…
ではまた次回
ラムのプロフィールについて
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先に欲しい
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完結後で大丈夫