自分でも読み返してはいるのですが、いかんせん目が滑りやすいですね。
因みにこの作品の名前 lamb(子羊) nun(シスター)って意味ですー
「おはよう!みんな遅いぞ!」
自習室に一番に来ていたアズサさん
「やる気満々ですね。アズサちゃん♡」
「第二次試験まであと2日しか無いし。みんなに心配はかけたくない。
その為にも試験範囲の予想問題も何週もした。準備は万全だ!」
「わ、私も!正義実現委員会のエリートの実力を見せるんだから!」
「私も精一杯頑張りますね…♡」
「“みんないい感じにはりきってるね”」
「はい!みんなで頑張って合格しましょう。
では、模擬試験を始めましょうか!」
皆さんのやる気を感じます。
ですが、私の頭の中はあの聖書の事で埋まってます…。
いけませんね今は、目の前の試験に集中せねば。
「“じゃぁ、模擬試験開始!!”」
静かな自習室にかすかに聞こえるペンを走らせる音
以前に比べてスムーズな音に変わっており。
学力の向上がうかがえますわね…。
(あれは、他の宗派の本の筈なのに…。ととっ、試験中でしたわね…早く解かねば…。)
キーンコーンカーンコーン
鐘の音と共にテストは終了しました。
提出した答案を先生が採点しています。
「先生…結果をお願いします。」
「“うん、結果を発表するね。”」
ハナコ:69点 合格
アズサ:73点 合格
コハル:61点 合格
ヒフミ:75点 合格
ラ ム:59点 不合格
「ラ、ラムちゃん!?どっどうしたんですが?
今まで補習授業部の中でも一番、高得点だったのに!」
「私たちの誰かと答案が入れ替わったりしたの!?」
ヒフミさんとコハルさんが慌てて私に詰め寄ってきます。
「い…いえ…恐らく寝不足だとは思うのですが
今日は調子が良くなかっただけですわ…。」
「それなら、私はラムちゃんを信じます。誰だって調子が出ない日はありますよ。
ラムちゃん以外にはなりますが皆さん得点が上がってます!」
「そうよ!見た?これが私の真の実力よ!」
「私も運良く、良い感じの数字になりました…♡」
「ヒフミ、今回は私も頑張ったぞ。」
「はい!アズサちゃんもすごく成績が伸びてます。
では約束通り、モモフレンズ授与式を始めます!」
結局、アズサさんだけが授与式に参加して
眼鏡をかけたペロロ様さんを贈呈されていました。
翌日になり自習室に集まった私たちは最善を尽くす為に
お互いを教えあう勉強法で試験範囲を学んでいきます。
先生は用事で席を外されてますね。
「あれからお変わりはありませんか?合宿の調子はどうですか?
何か困った事とかはありませんでしょうか?」
私は、ティーパーティーのホストの桐藤ナギサに呼び出されていた。
彼女からの問いに
「“うん!何とか大丈夫、それで今日は何の用事かな?”」
笑顔で答え問いを返す。
「二次試験も近づいてますので合宿での皆さんの様子が気になりまして…。
端的に申し上げれば『トリニティの裏切り者』はだれか解りましたか?」
「“何度も言う様だけど、私は私のやり方で対処するよ。”」
彼女からの問いにきっぱりと答える。
「そうでしたか…。本日お越しいただいたのは今聞いた事ともう一つ…。
合宿の間におそらくですが、ミカさんも接触してきましたよね?
その時のお話も聞きたいのです。」
「“私は、誰かを疑うことに時間を使いたくはないよ。
あの子達の頑張りが報われるように最善を尽くすだけだから。”」
「今一度、改めて説明しますね。何故、彼女たちが選ばれたのかを」
「“ある程度は情報は資料で貰ってるけど?”」
「改めてです。順番に説明をしますね。
まずはコハルさん。これはハスミさんを統制するため。
ハナコさんはわざと不真面目な姿を振りまいていて、何を企んでいるのかわからない状態。
アズサさんに関しては存在自体が色々と怪しいと言いますか統制が不能。」
「“ヒフミとラムは”」
「ヒフミさんは…私にとっても特別に気にかけている子であり。
好いていると言っても過言ではありません。ですが、そんな彼女が…
彼女の正体は恐ろしい犯罪集団の首領であると情報が来ています。」
「“それは…。”」
彼女の言葉を否定したくても、あながち間違っていないので
否定する材料が見つからない!
「だからこそ。一番怖いのです。彼女を信じて信頼しているからこそ
何も見えない、盲目的な状態になってしまうのが。結局、人の心の証明は出来ないのです。」
彼女は苦々しい顔で話す。
しかし、あの子に関してはまだ聞けていない。
「“じゃぁ、ラムはなんで…?”」
「小柳ラム…ですか…。」
苦い顔をしていたナギサは呆れと嘲笑を込めながら
「ラムさんに関しては、珍しくミカさんの方から強い後押しがありまして。
それに、彼女には様々な噂が絶えません。ミカさんの分派の方も暴力の被害に…。
今回の決定に関してはシスターフッドのトップと何度も何度も協議しました。
今でも尚、反対や反発がありますが…。」
「“どうしてそこまで…ラムはそんな事するような子じゃ…。”」
「この写真を見ても同じことは言えますか?」
差し出されたのはラムが暴力行為をしている最中の写真。
【
「“そんな、これは…でもラムは!”」
「小柳ラムは複数の顔を持っているのですよ。それは他の方にも言えますが。
彼女はシスターフッドでありながらここまでの行為、だからあんな風に呼ばれるのですよ。」
「“汚れた血の事?”」
自分でも酷く冷たい声が出たと思った
だが、それだけ許せない事だった、その呼び方は
彼女の存在を否定するような最低の呼び名だからだ。
「知っていたのですね先生。ミカさんから聞かれたのですかね…。
なので、退学させるのです。全員。エデン条約成功の為に…。」
「“今のナギサは疑心暗鬼の闇の中にいると思う。”」
今までの話を聞いて分かった事。
彼女は今、見たいものだけ信じたいものだけを信じている状態だ。
「疑心暗鬼の闇…ですか。」
「“だから、絶対に補習授業部の皆を合格させてみせるよ。”」
私はナギサに力強く宣言をした。
彼女の闇を晴らし救うにはこの方法しかないと信じて。
「そうですか…。では、私は私なりに頑張りますので…。」
こうして、私はナギサのもとを後にした。
というわけで、ラムが補習授業部にねじ込まれた理由も解りましたね。
ありえない噂に流されてしまったナギサ様…。
まぁ、当の本人も自尊心消えてますし
ちょっとだけ愚痴を…。
なんで天井直前の20連でニコもクルミも出るんや…。
失礼しました…。
次回もよろしくお願いします。
ラムのプロフィールについて
-
先に欲しい
-
完結後で大丈夫