というわけで完結するまでは日曜日以外は更新する予定です。
出来れば、1話を書いた後に作った部分までいければ…。
今回もよろしくお願いします。
私達は今、ゲヘナにて美食研究会と共に試験会場へ向かっています。
この車、給食部って書いてありますよ!?
「また、爆発しました!」
ヒフミさんとコハルさんはスクーターで私と先生は車で
ハナコさんとアズサさんは
爆発から逃げるように進みます。
「な、なんとか辿り付けましたね…。」
「給食部の車が川にダイブしたときは終わりかと思いました。」
「“ラムはいつ車から離脱したの?”」
「川にダイブする前ぐらいですわ。」
濡れて、肌が透けてしまったら大変ですし。
「アズサとハナコは!?」
途中ではぐれてしまったのでしょうか!?
「2時45分なんとか、間に合ったみたいだな。
「お待たせしました♡」
なんとか、全員揃いましたわね。
私達は試験会場の建物へと向かいます。
「ぱっと見は何もありませんね。」
ヒフミさんとアズサさんは周りとキョロキョロと見まわしています。
「いや、あったぞ…これだ。」
アズサさんが拾い上げたのは不発弾…?でしょうかね。
物を入れるにはちょうどいいサイズですが。
「L118、牽引式榴弾砲の弾頭ですかね。L118はティーパーティーの
ナギサさんからのものですね。」
ハナコさん流石にお詳しい。
危険が無い事を確認したアズサさんが弾頭を開けると。
「これは…試験容姿と通信機?」
ピッ!と音を発した通信機からホログラムが映し出されました。
【・・・・・・これを見ているということは辿り着いてしまったようですね。】
映し出されたホログラムには亜麻色の髪と気品を兼ね備えた生徒。
「ナギサ様!?」
「“ナギサ!”」
先生とヒフミさんの声で正体が判明する。
あれが、ティーパーティーのホストですか……。
私の覚悟が杞憂で無ければ良いのですが…。
【恨み言はお好きなだけどうぞ、録画なのでこちらには届きませんが。】
まぁ、ライブカメラとかじゃなければそうなりますよね。
文句を言っても仕方ありませんし。
【それでは、約束の時間までに試験を終えて戻ってきてくださいね。
モニタリングは引き続き行いますのでお忘れなく。それでは幸運を】
何か、含みのある言い方ではあったが
試験自体は公平なものだろう、全力を尽くそう。
【あ、そうそう。試験が終わるころにまたこの通信機は起動しますね。】
ピッ!と音を立てて通信機は停止した。
なんでしょう?終わった頃に何の用が?労い??
「・・・とにかく時間が無い!急いで始めよう。」
「は、はい!皆さん、全力を尽くしましょう2次試験開始です!」
試験を始めようとした瞬間、私たちの視界は発光する白で埋め尽くされました。
ハナコ 試験用紙紛失 不合格
アズサ 試験用紙紛失 不合格
コハル 試験用紙紛失 不合格
ヒフミ 試験用紙紛失 不合格
ラ ム 試験用紙紛失 不合格
「試験用紙がっ!?」
「跡形もなく吹き飛んだな。」
「先生、ご無事ですか?」
「“こっちは大丈夫…。”」
「なるほどなるほど、ここまでやるとは。面白くなってきましたね
ふふふっ♡」
まさか、建物が爆破されるとは…。ゲヘナとはすごい所ですわね~
それにしても、終わる頃と通信機は言っていましたがこれは流石に。
「通信機は無事みたいだな。」
「ホログラムとは言え文句言ってやりましょ!」
コハルさんはぷんすかしてますわね。
文句言っても仕方ありませんわよー。
ピ。と弱い音が鳴り再びホログラムが映し出されます。
【おそらく、試験が終わった頃でしょうか?お疲れ様です。】
ナギサさんは映像越しに労いの言葉をかけてきますが
爆破されたなんて知る由もないのですよね。
「えらい目にあったわよ!」
「落ち着くんだコハル。これもきっと録画だ。」
アズサさんがコハルさんを冷静になだめてますわね。
それにしてもメッセージはこれだけでしょうか?
【今回は、少しご提案をさせてもらおうかと思いまして。
もし、今回の試験が不合格だった場合に救済措置を設けています。】
「救済措置?」
「ありがたいけど、きっと条件とかあるわよ。」
「“何を考えているんだ?ナギサ…。”」
あー、これは覚悟しておいて正解でしたわね。
私は、小さく深呼吸をして。覚悟を決めてホログラムのナギサさんを見ます。
【内容としては、試験範囲と合格点を元に戻します。皆さんの学力の向上は確かですし。】
「それなら!みんなで合格できそうですね!」
「ヒフミちゃん、きっと何か条件があるはずですよ。」
「あはは…無条件とは行きませんか…。」
【そして、条件ですが。こちらで以前の模擬試験の答案を見させてもらいました。
合宿をしたのにも関わらず著しく点数が下がっている方がいらっしゃいましたね。
他の方は大幅な向上が見えるの言うのにこの方は大幅に下がってます。】
『模擬試験の点数が下がった。』その言葉にみなさんが一斉に私のほうを向きます。
恐らくは、建前でしょうね…。いよいよティーパーティーにも
私に対しての退学を希望する声が届いちゃいましたかね。
【よって、小柳ラムさんをゲヘナに置き去りにして合宿所に戻られたら。
救済措置を行いましょう。しかし、確認できるものが無いのはいけませんね。】
「そんな!?」
「うそでしょ!?」
「なんで!?」
「……なるほど」
皆さん反応がまちまちですわね。
【もし、救済措置の条件を飲むのなら。ラムさん直筆の退学届けをティーパーティーに
先生でも他の補習授業部の方でも構いません。提出してくd】
ズドン!と銃声と共に通信機が破壊されます。
正確には電源部分を大幅に破損させたという状態ですが。
「聞くに堪えられず手が滑ってしまいました♡」
ハナコさんでしたか。
言葉からにじみ出る憤りと不快感。
まぁ、そうなりますよね。ですが…。
「先生、こちらをお持ちになってください。」
私は懐から封筒を取り出し先生にお渡しします。
どんなことがあっても良い様に用意しておいて正解でした。
「“ん?これは!?ラ、ラム?なん…で…?”」
先生の困惑は最もですわね。
だって、退学届そのものを急に渡したのですから。
「補習授業部に配属にあたって常に覚悟を決めていましたの。
私の身一つでみなさんの退学が免れるのなら安いもの…。
これをもってトリニティへ…ティーパーティーに提出をお願いします。」
先生と皆さんが固まってしまいました。
なんでしょう?これでみんな無事に合格出来て大団円では……?
「“悪いけどラム。こんなものは受け取れないよ!”」
そう言って、先生は私の提出した退学届けをビリビリに破り捨てました。
あぁ…せっかく夜なべして作ったのに…。
「ラムちゃん…みんなで合格というのはラムちゃんを含めたみんななんです!
誰か一人でも欠けてしまったら…それはみんなでは無いんですよ!」
「ラム!貴女この間の事もう忘れたの!なんで自分を犠牲にするのよ!
信じらんない!私だって覚えてられるのに!!」
「ラム、今回は君が悪い大人しく叱られておいたほうが良い…。」
「うふふ…♡」
皆さんから詰め寄られ、先生に助け船を求めるも…。
「“ラムはもしかしたら道徳の授業を受けないとかな?”」
何故!?私は敬虔なシスターフッドのシスター!
他の方よりも道徳については多く学んでいるというのに。
「え、えっと、はい。スミマセン。」
こうして、皆さんから懇々とお説教。
先生からは道徳についての質問を延々と受ける最中も
あの時、無理でも残れば良かったと後悔しながら
トリニティへと戻りました。
第2次試験終了まで来ました。
条件の所で点数を落としているのが
スケープゴートとして役に立ちましたね。
ヒフミちゃんとラムちゃんは親友に近い。
ナギサは表立ってラムを嘲笑できないんですね~
次回もよろしくお願いします
ラムのプロフィールについて
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先に欲しい
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完結後で大丈夫