lamb nun   作:酔いどれ執筆者

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タイトルの通りです。

そこまで詳しく書いてはいませんが
食事中は避けておいた方が良いかと思います。

今回もよろしくお願いします。


臭いも味も見た目も…。(観覧注意)

先日のナギサ様からの謝罪を受けた数日後

補習授業部の方達と先生がシスターフッドの大聖堂へといらっしゃいました。

しかし、全員合格したから補習授業部も解散になるのでは…?

私が掃除をしている間にサクラコ様達と何やらお話をしていたようです。

 

「皆さま、すみません。お待たせいたしましたわ。」

 

すでに集まっている皆様に軽い謝罪をします。

もう、お昼時に近いですが一体…?

 

「“大丈夫だよ。さっきサクラコにも用があったからね。”」

 

「ラムちゃん!待ってましたよ!」

 

「大聖堂ってこんな風になってるんだ…なんか新鮮。」

 

「ここで、歌ったりするんだ。ラムって凄いのね!」

 

「やはり、こうしてみると敬虔なシスターですねラムさんは。」

 

皆さんの反応は様々。

 

「以前からハナコさんは私を何だとお思いで!シスターですのよ!」

 

「うふふ…♡」

 

「私もあんな感じでやられてるのね…。」

 

まったくもう!失礼しちゃいますわね。

 

「それにしても皆さま、一体なんの用事で?」

 

何かあればモモトークで声がかかる筈ですが…。

 

「“たまたま、皆と出くわしてね。ラムも誘ってお昼ご飯を食べようって。”」

 

「ラムちゃんはいつ誘っても一緒にお昼を食べには言ってくれなかったので!

先生や補習授業部…ではないですね…。えっと…。みんなで来ました!」

 

なるほど…。

そういえば以前から一人で食べるためにヒフミさんから逃げ回ってましたわね。

 

「ラム、食事はみんなで食べるとより美味しく感じるんだ!」

 

「ラムさん…。もしや!一人で食事をとった後に…発散を…♡」

 

「ラ、ラムがそんなことするわけないじゃない!エッチなのは駄目!」

 

なんか、凄い勘違いが生まれてる気がしますわ…。

 

「私はお弁当がありますので、皆さんで行ってきてください。」

 

「そんなぁ…。お弁当もって一緒に食堂で食べましょうよ!ラムちゃん!」

 

「人目の事なら私たちは気にしてませんよ。いっそみんなで水着で行きましょうか♡」

 

「なんで、そうなるのよ!エッチなのは駄目!死刑!!」

 

水着を着て食堂で食事…。

ものすごくシュールで目立ちそうですわね。悪い意味で。

 

「いえ、食堂は…。私はやめておきますわね…。」

 

あそこにはいい思い出がありませんもの…。

 

「行って来たらいいではないですか。シスターラム。」

 

「サクラコ様…。」

 

サクラコ様が声をかけてきました。

こうなったら諦めるしかありませんね。

 

「わ、わかりました…。とにかくお弁当を持ってきますわね…。」

 

私はトボトボとお弁当を取りに向かう為立ち上がると。

 

「“待ってラム。食堂でなにかあったの?”」

 

先生には見抜かれていましたか。

流石教育者といったところでしょうか…。

 

「えっと。お食事前の皆様に聞かせるような話では無いので…。」

 

「“それは前に言ってた罰の話だよね?食事前に話せないような内容なの?”」

 

「はい…。あの時の罰は流石に堪えました…。

それに皆さんの食欲を著しく減退させてしまいますもの。」

 

今思い出しても、あの罰は辛かったですわ。

特に終わったに残る匂いが…。

 

「わ!私!今ダイエット中ですから!ラムちゃんの話は聞いても平気です!!

話すことでこの先、ラムちゃんとご飯が食べれるなら安いものです!」

 

「一食ぐらい抜ても平気だ。安心してくれラム。」

 

「わっ、私も大丈夫!ラムには荒療治?が良いって先生も言ってたし!」

 

「ラムさん、水着でお食事をするのとここで話すのはどちらが良いですか?」

 

「“私も実は金欠でね。お昼代を浮かせられるなら…。”」

 

先生!?大人としてそれはどうなのでしょう!?

 

「皆さん…。でも、これは私の受けた罰ですし。罪の器なら当然の…。」

 

「シスターラム、良い友人を持ちましたね。彼女たちならきっと

貴女の事を見捨てたりしませんよ。それと今後その言葉は使わないように。

ここに居る全員、貴女をそんな風に思う事はないのですから。」

 

サクラコ様からこう言葉をかけられ私は覚悟を決めました。

でも、罪の器って私にピッタリだと思うのですが…。

 

「わかりました…。あまり気分の良い話では無いのですが。

私も1年生の時は食堂をよく使っていたのですが、皆さん…

三角コーナーってご存知でしょうか?」

 

「えっと。お料理とかしたときに灰汁とか切れ端とかをまとめておく

流し台に置くやつですよね…?それなら知ってますが。」

 

「私は初めて聞いた。料理をしないと気づかないな。

そんな風に呼ぶ道具があるのか、今度見てみよう。」

 

「あんまり、清潔なものじゃないわよ。アズサも好んで見るもんじゃないわ!」

 

なるほど、アズサさん以外は知ってそうですわね。

それと、もう一つ。

 

「ありがとうございます。次にお伺いするのは古い拷問なのですが。

ご馳走って私刑で使われる事が多かったのですが知っている方は?」

 

「シスターラム、なぜ急にその拷問を?知識としては知っていますが。」

 

「私も、本で読んで知っているだけです。」

 

「“ラム。どうしてそんな酷い拷問の事を知っているの?”」

 

ヒフミさん達は知りえない…と

なら、概要は簡単にしておきましょう。

 

「簡単な話ですわ。去年、シスターフッドに入る前の私は…

食堂でトリニティ流のご馳走をされましたので…。」

 

「ご馳走?聞こえはいい気がするけど?」

 

「いや、コハル。ラムが今まで受けてきた仕打ちを考えると

これはもてなしでは無いハズだ。」

 

「三角コーナーにご馳走って…まさか、ラムちゃん!!」

 

流石にアズサさんもヒフミさんも気づきますね。

そして、コハルさん以外は青ざめた顔をしてますね。

やはり、話すべきでは無かった…。

 

「想像の通りです、ヒフミさん。私は数人から羽交い絞めに合い。

調理室から取ってきたであろう三角コーナーの中身を口に詰められ続けてました。」

 

「うっ…っぷ…」

 

「わたし、ちょっとお手洗いに行ってきますね…。」

 

口元を抑えてうずくまるヒフミさんの背中をさすり

使っていない予備のお掃除用ビニール袋を渡します。

ハナコさんは青い顔をしてお手洗いへ駆けて行きました。

 

「シスター…ラム、誰なのですか…。それを実行した外道は…

シスターフッド総出でしかるべき裁きを与えないと…。」

 

サクラコ様はまるで普段の会話と変わらない様子で尋ねてきました。

表情も感情も無の状態が一番怖いですわね。

 

「すみません、サクラコ様。よく覚えていませんわ。

それにシスターフッドに所属する前ですし、あの時はせり上がってくる

臭いと口内を蹂躙する不快感に耐えるのに必死でしたので…。」

 

あの罰ほど辛くてキツイものは今までありませんね。

なにせ、流し台がいくつあるかわかりませんが何個も…。

 

「すみません。ヒフミさん、気分を害するような話をしてしまって。」

 

背中をさするヒフミさんに謝罪をしました。

本来ならここに居る皆さんに謝るべきですがまずは…。

 

「何…言ってるんですか…辛いのはラムちゃんじゃないですか!

私たちの何倍も辛い思いしてるのに…。うっうぅ…。」

 

また、彼女に私の事で涙を流させてしまった。

やはり私は間違っていたんだ…普通に思慮すれば解る事なのに。

真実を捻じ曲げ大したことないちょっとした理由で誤魔化せばよかったのに。

覚悟を決めて真実を話すなんて…どこまで私は凡愚なのだろう…。

 

「じゃぁ、ラムがみんなと食事したくないのはそのせいなの…?」

 

コハルさんが涙声で聞いてきます。

戻ってきたハナコさんのスカートのすそをギュッと握っていました。

 

「えっと、それに近いと言いますか…。なんというか…。」

 

「“ラム、はぐらかさないで。全部…全部言おう?”」

 

先生は悲愴を浮かべながら促してきます。

そういわれてしまうと後戻りはできませんね。

 

「えっと、その罰を受けてから…食事をすると高確率で戻してしまうのです。

皆さんと楽しく食事はしたかったのですが…。そうもできない体に…。」

 

「じゃ、じゃぁ合宿の…夜の喫茶店の時、もし入店してたら…。」

 

「その時はお水か紅茶など飲み物だけにしていたと思います。

吐き戻しやすいのはお昼かお夕食の頃合いで1回戻してしまえばその後は

戻すことも稀ですし。」

 

「ラムちゃん、私…もっと早くラムちゃんの事を知るべきでした!

私が知らないだけでこんな…こんな仕打ちを受けてたなんて…。」

 

「すみません。皆さん、私のせいでこんな…。」

 

やはり、友人など作ってはいけなかったのです。

それに謝罪しなければ、せっかく皆さんは

お昼を食べに行かれる予定だったのに…。

 

「シスターラム、貴女は一度。

救護騎士団に行ってカウンセリングを受けるべきです。

先程の話を聞いて確信しました。」

 

「サクラコさんの言う通りです!ラムちゃん!私が一緒に行きますから。

絶対に連れて行きますから!!もう、ラムちゃんに辛い思い出なんて

作ってほしく無いんです…。」

 

私はヒフミさんとサクラコ様に涙目で訴えられ。

首を縦に振るしかできませんでした。





次回、ラム!カウンセリングへ行く!

ストーリーをガンガン進行させようかと思ったのですが
少し、罪の器モードのラムの精神状態をこねこねしようかと

アンケート機能を使ってみました。
土曜日の投稿で締め切りになりますので。


次回もよろしくお願いします。

ラムのプロフィールについて

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