lamb nun   作:酔いどれ執筆者

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評価バーが真っ赤っかになりそうでビックリしてます。

アンケートも見た限り完結後でよさそうですね。
設定を出す前は皆さん思い思いのラムを想像していただければ

今回もよろしくお願いします。


器は丈夫じゃないと。

カウンセリングを終えて大聖堂へ戻ります。

道すがらヒフミさんは私が普段食べる食事について

しきりに聞いてきましたわ。

まぁ、食事量を増やすとは言われてましたしね。

 

「ラムちゃん…それじゃぁ少なすぎですよ…。」

 

「そう言われましても…。すぐ、おなか一杯になってしまいますし。」

 

そんな話をしていたら大聖堂に到着しました。

 

「みんな、こちらの用事も終わりましたよ!」

 

ヒフミさんが補習授業部のみんなと合流します。

 

「シスターラム、ちゃんと話しましたか?」

 

サクラコ様が私に話しかけます。

 

「はい!私も救護騎士団の方から新しい道を得ました。

脆い器では罪を受け止めきれなくなってしまうので

健康にも気を遣おうかと思います。」

 

私は、新しい気づきを得たのもあり

すこし興奮気味にサクラコ様にお答えします。

 

「そ、そう…ですか…。」

 

「今後も、定期的に救護騎士団のカウンセリングを受けるように言われまして。

あ、あと此方はサクラコ様にお渡しするようにと預かった書類です。」

 

私は、辛そうな顔をしているサクラコ様に預かった封筒を渡します。

今後は器の事は喋らないほうが良いですわね。先ほども言われましたし。

 

「預かりますね。あぁ、それとシスターラムにはエデン条約の調印式の時は

古聖堂でヒナタさんと共に待機をお願いします。」

 

「かしこまりました。もう数日後ですものね。」

 

調印式の間はゲヘナ学園の生徒さんもいらっしゃるのですし。

ヒナタさんが一緒なら安心ですわね。

 

「えぇ~!ラムちゃん、調印式の時はシスターフッドのお仕事があるんですか!?

その日は、ファミレスで補習授業部卒業パーティーの予定してたんですよ~!」

 

残念そうなヒフミさんに私は肩に手を置き。

 

「これに関しては、仕方ありません。私の分まで楽しんでください。」

 

「じゃぁ、もう一回ファミレスでパーティをするので

次は絶対にラムちゃんも行きましょう!」

 

なるほど、二部構成でのパーティーになりましたわね。

そう言われてしまっては、断れませんね。

ですが…ファミリーレストランに言っても食せるものが…。

 

「わかりました。次は必ず参加しますわね。」

 

ヒフミさん達に笑顔で答えます。

この場合の返答はこれが正しいはずです。

 

「約束ですからね!絶対に破っちゃダメですからね!」

 

ヒフミさんと指切りをしました。

ドリンクバーで粘るしかありませんね。

 

「アズサさん達の用事も終わりましたし。私たちは戻りますが…。」

 

「私は、大聖堂のお掃除であったり調印式での段取りをヒナタさんと話しますので。

気になさらす。また、今度。」

 

ヒフミさん達、補習授業部の方と別れ。

ヒナタさんのもとへと向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すみません。先生、お忙しいのに残っていただいて。」

 

私は先生に先程の封筒についてのお話をしなければと

先程、先生に残ってほしい旨をお伝えしていました。

 

「“大丈夫だよ。それに用事はさっきラムから受け取った封筒の事かな?”」

 

「はい、恐らくはラムの診断書だとは思うのですが…。」

 

そう言って私はラムから預かった封筒の中身の書類を読み上げます。

読み上げている途中から視界が滲んでしまっていましたが。

 

「“ラムがうつ…それに拒食症…。さっき話したことも関係しているはず…。

どうして…もっと早く私が気づければ…!”」

 

先生は、己の無力を嘆いていました。

ですが。一年前から続いていると考えると本当に…。

 

「先生、ラムの身に降りかかる不幸は恐らく1年以上前からだと思います。

先程、シスターフッドに来る前に受けたストレスが完治していないという事

そして、恐らくあの子はまだ何かを隠しているはず。あの子は隠し事が下手なので。」

 

「“私はこれまで以上にラムに気をかけるようにするよ。それとミカにも話を聞かないと。

もし、1年前はまだ指示できる立場じゃないけど何か知ってそうだし…。”」

 

聖園ミカ…。あの女の事は未だに許す気にはなりませんが

当事者である、ラムが赦してしまっているのが厄介です。

あの時も反省している様子もなかったですし。

 

「私はこの診断結果をもって、桐藤ナギサのもとへ行きます。

片方は去年の事とは言え、ティーパーティにも責任があるはず。」

 

本来であれば今すぐにでも今のティーパーティーを崩壊させて

ラムに危害を及ぼす分派を追放したいのですが、それは彼女が望まない。

 

「“あまりやり過ぎないようにね。ラムも誰かが傷つくことを望んではいないから。”」

 

「わかってます。あの子は誰かが傷つくぐらいなら自分の身を差し出してしまう子ですから。」

 

そういって、私と先生はそれぞれの用事へと向かいました。

 

ティーパーティーの本拠地へ

桐藤ナギサに話があるとティーパーティーの生徒へ話すと

すぐに案内してくれました。

 

「私に話とは何でしょうか?サクラコさん」

 

椅子に座り、紅茶を飲んでいたカップからは湯気が出ていました。

 

「えぇ、今日はうちのラムについて少し話をと思いましてね。」

 

「小柳ラムさんの事ですか。彼女には誠意ある謝罪をしました。

そして、私がしてしまった事についても深く反省しています。」

 

彼女は目に見えて反省している様子でしたが関係ありません。

本来であれば、体調を慮って世間話で済ますところでしたが。

 

「そうですか。彼女は恐らく許したのでしょう。そこは仕方がありませんが。

私たちシスターフッドは未だにティーパーティーへの不信感を持っていますので。」

 

「私は、シスターフッドからクーデターを起こされても文句も言えません。」

 

彼女は覚悟はできているみたいですね。以前ほどの勢いはなくなっていましたが

 

「今日の本題はラムが今日受けた、心理カウンセリングの事です。

此方の書類を見ていただければわかりますが。」

 

そういって私はティーセットの置かれたテーブルの上にラムの診断書を置きます。

 

「ありがとうございます。拝見します。」

 

書類に目を通している桐藤ナギサに判明した原因。

去年に受けたラムへの私刑の話。

 

「うっ…ぷっ…。私が…追いつめてしまったから…ですね…。

それに、去年のその話…。せめてもの償いに去年までの

ティーパーティーの動向を調べさせてください。」

 

そう言って、青い顔をした桐藤ナギサは提案してきました。

去年のティーパーティーの動向にこそ、ラムへの私刑の根がある気がします。

 

「では、貴女のその結果いかんでこの先の処遇を考えます。

それまで、武力を持っての打倒は致しません。約束しましょう。」

 

「ありがとうございます。調印式も近いので少しお時間をいただきますが。

それと、調印式当日は宜しくお願い致します。」

 

「えぇ…そうですね。では。」

 

そう言って私は書類を取り戻し大聖堂へと戻りました。

 





次回からエデン条約第3章に入って行こうかと思います。
ナギサ様には禊として去年の事調べてもらいましょうね~

まぁ、ラムも古聖堂にいるんですよね~
アリウスにユスティナさて、色々考えて続きを書きますので

次回もよろしくお願いします。

ラムのプロフィールについて

  • 先に欲しい
  • 完結後で大丈夫
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