初期のころからまってました~!
え?引けましたよ、80連でしたが。
今回はちょっとオリジナルな展開を入れてみました。
結局、あの後気絶した私は
ヒフミさん達が急いで運んで
救護騎士団本部にぶち込まれました。
「まさか、また黒焦げになるとは…。
ケガが治ったのはあの一瞬だけでしたね。」
案の定、補習授業部の皆さんは
セリナさんをはじめとした救護騎士団の方々に
こっぴどく叱られていました。
まぁ、私。けっこうなケガ人でしたし…。
今なお火傷の跡が残っていますが
だいぶ体が動かせるようになってきました。
「ラムちゃん!お見舞いに来ましたよ!
今日はアズサちゃんも一緒です。」
「体調はどうだラム。」
「お二人とも、いらっしゃい。
というか、ほぼ毎日来てますよね?」
補習授業部の皆さんは日替わりで
ほぼ毎日お見舞いに来てくれています。
「ラム、心配かけてすまなかった。
それと助けてくれてありがとう。」
アズサさんからお礼を言われました。
そんな、お礼を言われるほどの事……。
「そういえば、ラムちゃんシスターフッドの方も
お見舞いに来てたみたいですね!」
「え、えぇ…。まぁ…。」
もちろんと言いますか、当然と言いますか。
こっぴどく叱られたのは事実…。
こんどから虚偽の申告はしないと約束もしました。
「それにしても、角が伸びてしまいましたね。
これからどうやって隠しましょう…。」
試しに被ってみましたが膨らんでますね。
「うーん、やはり膨らんで見えてしまいますね。」
「このままだとラムの隠したい角も隠せないな。」
どうしましょう、いっその事アフロヘアーにでも…。
ラムのアフロでもっふもふ…。駄作ですね。
「ラムちゃん、また。変な事考えてません?」
「ラム、顔に出てるからやめた方が良いとあれ程。」
また、呆れられてしまいました!
心外です、私の心のユーモアですのに…。
「いえ、いっそアフロヘアーにでもすれば誤魔化せないかと…。」
「えっ!?絶対に似合わないからダメです!」
「私は耐えられるだろうが、コハルやハナコは
笑い転げるか、冷たい目で見るかのどちらかになるぞ!」
猛反対ですね。
いや、やりませんよアフロヘアー。
「そういえば、お二人とも試験がありましたが大丈夫でしたか?
私は特例ではありますが、病室で試験を受けましたが…。」
今回は筆記用具もありましたし
問題なく解答も記入できましたが…。
「いやぁ…。あはは…。」
「それは、その…。」
え?なんですのその反応
とてつもなく嫌な予感が…。
「まさか、お二人とも…。」
「その…。その日はペロロ様のライブが…。」
「試験範囲はまだ習ってなかった。」
えぇ…。今回は私は居ないんですのよ。
そういえばそろそろ答案が帰ってきても良い頃…。
「シスターラム、お見舞いに来ましたよ。」
病室をノックしてサクラコ様がいらっしゃいました。
「サクラコ様!?お忙しいところすみません。
もう数日で退院が出来そうですわ!ご迷惑おかけしました。」
「そうでしたか、それは良かった。
あとこちらは預かって来たものなのでお渡ししますね。」
サクラコ様から渡されたのは答案用紙。
ふむ、まぁこんなものですわね。
「ラムちゃん見て良いですか?」
ヒフミさん達が試験の点数を覗きます。
「す、すごいぞラム!95点だなんて!」
「やっぱり、ラムちゃんは地頭が良いんですね!!」
いや、ヒフミさんもペロロ様さんにうつつを抜かさなければ…。
「シスターラム、あなたに言わなくてはいけない事があります。」
?なんでしょう、角も目立つし…まさか、破門!?
「貴女には補習授業を受ける方達の監督をする
先生の補佐をしてもらいます。出向です。」
え………。また、出向ですの~!?
「わぁ、またラムちゃんと一緒ですね!」
「ラム、今度もよろしく頼む。」
あぁ……。仕方ありませんわね。
「今回は補佐の立場。ヒフミさんだけに負担はいきませんわ。
お二人とも、しっかり勉強してもらいますからね!
だってまだ皆さんとファミレスで打ち上げをしていませんもの!」
そう、宣言した私の口角はすごく上がっていました。
大聖堂にて
「シスターラムのこれからについてですが」
私は、ヒナタとマリーにとある提案をします。
「ラムちゃん…。うぅ…ぐすっ…。」
「シスターヒナタ、落ち着いてください。」
ヒナタは未だに自分の選択に後悔し涙しています。
毎日、告解室に入っては懺悔していると聞きました。
無理もありません。先日、ラムの見舞いに行った際
私たちは血の気が引く感覚を否が応にも味わったのですから。
「ヒナタ…貴女の選択は間違っていません。
恐らく、私がその場にいても。同じことを言いました。」
「でも!それで……そのせいでラムちゃんが…ぐすっ…。」
病室に力なく横たわるラムの姿。
私たちはタイミング悪く包帯の交換の時に訪れたのですから。
腕が炭化して真っ黒く染まり、もはや骨が露出するギリギリの状態。
当の本人の包帯を巻かれている時の苦痛に歪んだ表情。
そして、見舞いに来た私たちへの心配かけまいと
無理な笑顔を浮かべて話すのです。
辛いはずの本人は黒焦げ危機一髪だなんて茶化してましたが。
「シスターラムが退院してからですが、彼女の角が伸びて
恐らくベールで隠せなくなってしまっています。」
そう、見舞いに行ってすぐに気が付いた。
彼女の角が伸びている事に。
以前は隠せてはいたが、今回はそうはいかない
どうやってもあの長さは隠しきれない…。
「そんな!それじゃぁ。シスターラムは…。
最悪の場合、トリニティ全体から…。」
「ですから、そうならない為に特注のベールを作成してます。
完成するまでの間、シスターラムには出向を命じようかと。」
そう、完成までは時間が掛かってしまう
彼女にはその間に安全に過ごせる場所が必要。
出来るだけ危険が無いように…。
「サクラコ様。ラムちゃんが出向って。一体…。」
「実は、偶然にも補習授業を受ける方達が居ると噂を耳にしまして。」
そう、偶然あのナギサが言っていたのを耳にしたのだ
奇遇にも同じ喫茶店に入ったときに独り言が聞こえただけですが。
「どうやら、シャーレの先生も担当していただけるようですし
彼女の成績を鑑みて、顧問補佐のポジションを作らせようかと。」
「補習授業を受ける方は?ラムちゃんを託しても
安全な方達なんですか!?」
ヒナタの疑問はもっともです。
ですが、メンバーもナギサの独り言で聞こえてました。
「えぇ、なんの因果かラムを除く前回の面々だけのようで
それでしたら、あの子もベールが無くても安全かと。」
あの方たちなら大丈夫。
なぜなら、徹底的に自分の内を言おうとしないあの子が
自分から角も痣もすべてを話すほど信頼した方達だから。
「だったら、安心ですね…。ベールの作成
私にも協力できることがあれば言ってください。」
泣き止んだヒナタは強い表情で頷いた。
「えぇ、その時は頼りにしてますね。シスターヒナタ
私はこれからティーパーティのナギサに補佐の件を提案しに行きますので。」
ティーパーティを許す事はまだ出来ないが
これぐらいの提案は通るだろう。
償いという名の調査の結果もそろそろ
判明する頃だろう。
そうして、私はティーパーティ部屋へと向かいました。
はい、これでエデン条約編3章は終わりですね。
ゲームでのエピローグでは全員似た理由で舞い戻ってましたが
ラムはちゃんと試験を受けそうなので
補佐の形での舞い戻りにしました。
角が伸びちゃったし
先生が一緒ならホントに安全かな?
次回からは第4章です。
よろしくお願いします。