lamb nun   作:酔いどれ執筆者

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ストーリー再開~

一応、ある程度進んだらまた掲示板回を挟みます。

感想や誤字報告いつもありがとうございます。

今回もよろしくお願いします


え?転校?

私、小柳ラムはかつてないピンチに

困惑しておりますわ~!

 

「えっと、私は別段気にしていませんので…。」

 

「いえ、貴方を犯人扱いするような学園

このまま在籍する価値なんてないわ、すぐ転校するべきよ。」

 

「申し訳ありませんが、シスターラムは私のかわいい後輩

貴方の提案でも受け入れることなど出来ませんわ。」

 

なぜなら、ヒナさんが転校の書類を持って

こちらに尋ねて来られたと思ったら

サクラコ様からの大反対で

私の一挙手一投足が地雷原でタップダンスですわ~!!

 

「ラムを守ることもできない組織が

私の提案を受け入れられない?

意味がわからないわ。辛いのはラムなのよ?」

 

「ッ!この動画の件に関しては後に首謀者の方には

二度と行わないようにお話(粛清)をしましたので。」

 

水面下どころかバチバチですわ。

エデン条約を締結するのにこれは…

 

「あの、ナギサ様これは…」

 

「すみません、ラムさん。

先程、ゲヘナ風紀委員会から面会の話を頂き…。

急ぎ準備をしたところ…。」

 

 

数時間前

 

「ナギサ様!ゲヘナ風紀委員会委員長空崎ヒナより

面会をしたいとこちらまで向かっている旨を!」

 

私は飲みかけの紅茶を吹き出しました

 

「こほっこほっ。そ、それは事実ですか!?

今すぐ、交渉用の部屋を用意してください!!」

 

ゲヘナ風紀委員会が一体!?

とにかく面会の旨は許可しなければ

エデン条約の事もあります。

とにかく粗相のないように…。

 

「急な訪問に対応してくれてありがとう。

単刀直入に言うわね。小柳ラム、彼女の所属先のトップと

話し合いをしたいのよ。」

 

ゲヘナ風紀委員会の委員長である空崎ヒナからの提案は

私に驚愕の二文字を思い起こさせました。

なぜ?ラムさんが一体!?何があってこんな事に!?

とにかく返事を!

 

「わかりました、彼女の所属先である

シスターフッドの長をお呼びしますのでお待ちください。」

 

私は、急いで分派の生徒に指示を出し

歌住サクラコを招集しました。

 

 

現在

 

「と、いったわけなんです。」

 

ナギサ様からの説明でこうなった経緯はわかりました。

 

「ナギサ様、すみません私のせいで。」

 

「いえ、ラムさんに非は一切ありません!

頭をあげてください!」

 

ナギサ様から促されて頭をあげました。

さて、この二人をどうにかしなければ。

 

「何がラムを守るためよ!彼女が私に送ってきた

モモトークにはこんな動画があるのよ!」

 

ヒナさんが私というかハナコさんが誤送信した

私を糾弾する動画が再生されます。

 

「わ、私だって。己の無力さを噛みしめています。

それでも転校は彼女が選ぶべきです!」

 

サクラコ様とヒナさんの言い合いが続きます。

 

「ラ、ラムさん…い、今のは…事実…なのですか?」

 

ナギサ様が恐る恐る訪ねて来られました。

 

「え?はい、事実ですわ。最近になって過激になりつつありますが

私は構わないのですが、補習授業を受けてる皆様が心配ですわね。」

 

私に向けられる憎悪などは慣れましたが

ヒフミさん達には向いてほしく無いですわね。

 

「あ、あぁぁっ!」

 

ナギサ様が倒れてしまいました!

大変!どうしましょう!えっとえっと!

 

「救護ならお任せください。

隣の部屋で待機しておりましたので!」

 

ミネ団長様がいらっしゃいました。

よかった。これで安心ですわね。

 

「それで、ラム?私の提案に乗ってくれるわよね?

ゲヘナに転校して風紀委員に入って。

貴方の戦闘スキルを活かして指導担当になって。」

 

ヒナさん手を握りながらお願いされても…。

 

「シスターラム、私は貴女を守れなかった不甲斐ない先達です。

でも、貴方を大事に思っているのは事実です。どうか…。」

 

サクラコ様……。まさか、私の事をそれほどまで…。

 

「ヒナさん、ごめんなさい。転校の件はお断りします。

私を思って下さるのは嬉しいのですがそれでは…。

それではトリニティの罪を受け入れられなくなってしまいます。」

 

「トリニティの…罪…?なにを…言っているの?」

 

ヒナさんが青ざめています。

そんなに可笑しな事を言いましたかね?

 

「シスターラム、あなたは…。」

 

サクラコ様もそんな表情に…

なぜ?私は生きる意味も価値も理解できたというのに…

 

「今の私が正しい姿。

トリニティ全体の不安や怒りを受けいれる

そして罪も不の感情も詰め込む器。

それこそ私には相応しいかと。」

 

先程の抗議の声、最近増えてきましたが

私の角が伸びたのもあるのでしょうか…

 

「だ、駄目よ。ラム…それは。

そんな事、間違ってるわ。」

 

「シスターラム、お願いです。

自分を器だとは思わないで…お願い…。」

 

お二人から涙目で訴えられます。

しかし、これだけは譲れないです。

 

「お二人が心配されて言われているのは承知してます。

ですが、私にはその生き方しか出来ない…そんな気がするのです。」

 

「そん…な…。」

 

「ラム、貴方にはまだ沢山の可能性があるの!

だから…だから!そんな事、言わないで…。」

 

崩れ落ちるサクラコ様と青ざめた顔で必死に

説得を試みているヒナさん。

自分の事なのに、まるで他人の様に感じてしまう…。

 

「さっきから聞いていれば、貴方!

ヒナ委員長のみならず自分の所属長を傷つけて

考えも変えないなんて!どうかしています!

例え貴方がゲヘナに来ても同じことになります!」

 

ヒナさんの近くに控えていた方に

すごい勢いで叱責されてしまいました。

それにしても凄い恰好…。風邪ひかないのかしら…。

 

「アコ…。いいの、これはラムが決める事よ。

もし、転校の件、前向きに考えてくれるなら私が絶対に

ラムを傷つける存在は消し去るから…。

いつでも連絡して。それ以外の事でも大丈夫だから」

 

そう言って、用事は済んだからと

ヒナさんはゲヘナへと戻られました。

 

「ラム、貴方は自分の出自や血縁について何か

聞いたりとかはしていませんか?」

 

サクラコ様が青い顔で尋ねてきました。

えーっと、私の血縁ですか……

 

「すみません、サクラコ様。

私、あまり家の事は記憶になく…。

思い出そうとしても記憶に靄がかかって。」

 

「そ、そうですか。

用事も終わりましたし、ラムも戻って大丈夫ですよ。」

 

ホッとした表情のサクラコ様に挨拶をし

私は先生の元へと向かいます。

明日以降の内容を摺合せしなきゃですし。





転校回避!

ラムにはまだまだやる事がありますからね。

前回も書きましたがオラトリオ編は
完結後に思いついたら書いていく予定です。

果たして完結までいつまでかかるか。

では~
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