lamb nun   作:酔いどれ執筆者

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エデン条約編も大詰めになってきましたね。
ここからの戦闘描写が大変大変!

至らぬところ多いかもしれませんが
今回もよろしくお願いします。


凄い恰好ですわね。

苛烈な戦闘が終わり

私はあまり役に立ちませんでしたわ…。

 

「すみません先生。あまりお役に立てなくて…。」

 

「“そんな事ないよ!ラムが近くにいるせいかミメシスも

こっちに銃を向けてこないから安心できたよ。”」

 

確かに、ミメシスと呼ばれる方々は

私を見ようとしない…?

視界にも入れたくは無いのですか…?

 

「ベールを少し取っておきましょう。

さっきからずっと角に違和感が…。」

 

トリニティではありませんしベールを外して

そのまま過ごします。

なんだか、自室の中にいる気分ですわね。

 

「リーダー、あれがそうだよね?」

 

「あぁ、テインテッドブラッッドの象徴…らしいが…。」

 

やはりスクワッドの方達は以前にも見たはずですが…

あっ!以前から伸びたのでしたわ!

 

「“ラムがベールを外すなんてどうしたの何か体調に変化があった?

もし辛いならミカと一緒にトリニティに戻っても…。”」

 

「いえ、体調は問題ないのですが偶にはベールをつけないで

今だけは過ごせるので…。ちょっとした気分転換を…。」

 

本当は熱くて痛痒くて仕方ないのですが

これに関しては解決法もわからないですし

 

「ラムちゃん…さっき本気で私腕を引っ張ったんだよ?

どうして振りほどけたの?」

 

「そうだったんですか?私はそんな強く引っ張られた感じは…。

何故でしょう?私も力がある方ではないのですが…。」

 

ミカ様のパワーは身をもって経験しましたが

先程はそんな力は感じませんでした。

いったい私の体に何が起きてるのでしょう…。

 

「ここが旧校舎だ。ここの地下回路を使えばバシリカへ行ける!」

 

「“なんとかあまり消耗せずにここまで来れたね。”」

 

ここが地下回路なんですね。

進むたびに角が熱くなってきます。

 

『これ以上は!進ませません!!

よくも私のバシリカにテインテッドブラッドを!!』

 

「“ベアトリーチェ!”」

 

映像越しの赤い方ですわ。

たぶん私の事でしょうが……

そんなに嫌われることしましたかしら?

 

『これから全力でお相手して差し上げましょう!

テインテッドブラッドを念入りに潰して儀式を円滑に

行う為にも!』

 

「ア、アツコ!?何故だ!まだ日が昇ってもいないのに!」

 

『私が夜明けまで待つとでも?ただでさえ今は

儀式を台無しにされかねない状態ですから。』

 

「そんな…。姫!アツコ!」

 

サオリさんの悲痛な叫びが響きます。

 

『さぁ、幕引きとしましょう。

ユスティナ聖徒会、そしてバルバラ。

先生の口を封じ、テインテッドブラッドを消し去るのです!』

 

ガスマスク付けたミメシスと

なんですのあれ…?

まぁ、ミメシスの仲間でしょうかね。

私を見ても怯えていないようですが…。

とりあえず交戦になりましたが

私は先生の周囲を守っています。

 

「ぐぅっ!これは…。」

 

「あれは、ユスティナ聖徒会の聖女…。

もし本気で相手するなら…それこそ…。」

 

ミサキさんがこちらを見ています。

おや、私の出番でしょうか?

 

「あれは、私がひきつけるから。

だから、私か引き付けている間にアツコを助けに行って」

 

「ミカ様!?そんな…。

あの手の手合いは私が!」

 

「ラムちゃん、ごめんね…。

足止め役を奪っちゃって…。

あんなのを見たら火だるまになるような事は

してほしくなくて…。」

 

道すがら話していた事を覚えてたらしたのですね。

どうしましょう…私に出来る事…。

そうですわ!!

 

「ほら、先生も早く行って!私、結構強いんだから!」

 

「“わかったよ。ミカ気を付けてね。”」

 

スクワッドの方と先生が先行していきます。

私に出来る事はこのぐらい…。

 

「ミカ様…私からのせめてものお手伝いで…すッ!」

 

私の血(・・・)を切っ先に着けたナイフはユスティナの聖女に刺さりました。

 

「ありがとう!ラムちゃん!私、負けないから!」

 

私と話しているときずっと暗い顔をされていたミカ様は

笑顔で私を見送ってくださいました。

 

そういえば、ユスティナの聖女は尋常じゃないほど苦しんでませんでした?

 

「ここが、バリシカの至聖所…。」

 

あそこに貼り付けにされているのが

ロイヤルブラッドの方ですわね…。

 

「こちらに辿り着いてしましたか先生。」

 

「“生徒は返してもらうよ。ベアトリーチェ”」

 

あ、赤いお方ですわ。

ベアトリーチェと言う名前なのですね。

 

「ですが、残念でしたね。儀式はすでに進行しています。

ロイヤルブラッドの神秘を搾取し、キヴォトス外から到来する力を利用し

私の存在をより高位のものへと昇華させています。」

 

高位の存在になって

ベアトリーチェは一体何をするおつもりなのでしょう…。

 

「この儀式によって私は高みに登り、この世界を救う

その過程での小さな犠牲は、仕方のないことです。」

 

は?この方、何を言っていますの?

救いの意味を理解していない…。

それなのに犠牲まで払おうとしている…?

 

「これこそが本来の…偉大なる大人の姿です!」

 

「“それがお前の正体か、ベアトリーチェ。サオリ、ミサキ、ヒヨリ

私たちがついているから一緒に頑張ろう。ラムは無理しちゃダメだよ。”」

 

「は…はい…。」

 

ミメシスが現れますが

私の投げナイフで牽制しつつ

スクワッドの方にベアトリーチェを叩いてもらっています。

 

「ぐぁっ!なりません!なりません!

私の権能が!まだ、儀式が完遂していないのでしょうか。

このままでは、バシリカに存在するすべての兵力をこちらに!」

 

「くっ!このままでは!」

 

「これ以上は流石に…。」

 

アリウスの方達の疲弊も相当ですね…。

ここはしかたありませんね…。

 

「先生、後の事をお願いしますね。スクワッドの方の避難とか。」

 

「“ラ、ラム!?まさか君はまた!!”」

 

先生が私を止めるべく手を伸ばしますが

するりとよけてベアトリーチェの眼前に着きます。

 

「さぁ、高位になったお方?

お祈りの時間ですよ。私が血と祈りを捧げましょう。」

 

私は先の建物で手に入れた聖書を取り出しました。





次回VSベアおば!
決着がついたら掲示板回をして完結
といった流れになっています。

長らく続いてきましたが大詰めですね。

では~
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