lamb nun   作:酔いどれ執筆者

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だんだんと終わりが近づいてきてます。

毎度の事なんですけど
感想のコメントを頂くと嬉しい限りです。

今回もよろしくお願いします。


あれ?熱くない?

「うぅ…痛い…疲れた…

でも、向こうも混乱してるし。」

 

 

バルバラ?とか言ったっけ

ラムちゃんが突き刺したナイフで

もがき苦しんでるって事は相当なんだろうなぁ…

こっちに攻撃出来ないほどだし。

 

「ここは…聖歌隊室?オルガンに楽譜

蓄音機もあるんだ…。」

 

これ、動いたりしないかな…。

ダメそうだな~

 

「思い返してみるとなんでラムちゃんにあんな憎悪向けてたんだろ…。

角が付いているから?ゲヘナの内通者かもしれないから?

でも、違った。あの建物でラムちゃんは…。」

 

思い出すのは衝撃的な瞬間

つい先ほど隣を歩いていた彼女の複製された頭

ちらりと視界に入ったホルマリン漬けの角

 

「ラムちゃんはここで何かされてトリニティに来て

シスターフッドでずっとお祈りして…。それでも報われなくて

敵対してたスクワッドすら救おうとしてるんだよね…。」

 

自分の事は疎いって先生から聞いていたけど

相当だよね…さっきだってわざとナイフに血が付くように

指先を切っていたのみえたんだよ?

 

「本当はラムちゃんが祈りたかったんだろうけど…。

私が代わりに祈るね。スクワッドの事はラムちゃんが許すだろうから

私はあなた達を許すね。慈悲があらんことを—」

 

そういえば、久々に歌うかも

別にこの歌が好きなわけではないけど

 

「ここは絶対に私が食い止める!」

 

蓄音機から音が…?

壊れてたんじゃないの?

まぁ、いっか。

というかアイツらが慌ただしい

 

「あは☆なにその黒い十字架。

ラムちゃんの力なのかな?ナイス援護だよ☆」

 

もがき苦しんでいたアイツは蓄音機の音に共鳴するように現れた

黒い十字架が体を突き刺されてもがく事すら出来てないみたい。

周りのザコもこの数なら何とか…。

 

-Kyrie Eleison-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おや、聞こえますか?赤いお方。素敵な歌声が。」

 

「“ミカの声だ…。”」

 

これは、ミカ様の声ですね。

聖歌の授業だったら満点を取っていますね。

 

「なりません!私の領地で慈悲を語る唄を響かせるなんて!

楽器も蓄音機も破壊したというのに!奇跡が起きたとでも!?」

 

狼狽えていますね。

今のうちに準備を…。

 

「なりません!!生徒は憎悪を軽蔑を呪いを謳わなければ!

お互いを騙し傷つけあう地獄の中で私たちに搾取される存在!!」

 

この方はどうしてこう私の琴線に触れるのか

まったくもって理解できませんわね。

 

「“黙れ!私の大切な生徒に話しかけるな!”」

 

おぉっ!先生がカッコいいですわね!

というかとてもご立腹みたいです。

 

「私にそのような言葉をおおぉぉっ!」

 

おや、その姿に変わりましたか。

的が大きくなってくれて助かりますね。

 

「おや、赤いお方?お祈りがまだでしてよ?

そ・れ・に。歌を響かせなければ良いのでしょう?」

 

「な、何を!?今更!テインテッド…ぐぁぁっ!!」

 

刺さりましたわね、私の血で汚したナイフが

手に血がついてままですが、先程の聖書をめくり

軽く深呼吸をして。

 

『告げる-

私が殺す 私が生かす 私が傷つけ私が癒す。

我が手を逃れうる者は一人もいない。我が目の届かぬ者は一人もいない。

 

打ち砕かれよ。

敗れたもの、老いた者を私が招く。私に委ね、私に学び、私に従え。

休息を。唄を忘れず、祈りを忘れず、私を忘れず、私は軽く、

あらゆる重みを忘れさせる。

 

装うなかれ。

許しには報復を、信頼には裏切りを、希望には絶望を、

光あるものには闇を、生あるものには暗い死を。

休息は私の手に。貴方の罪に油を注ぎ印を記そう。

永遠の命は、死の中でこそ、与えられる。

 

許しはここに 穢れた血を宿したした私が誓う。

この魂に憐れみを(Kyrieeleison)-』

 

言葉と共に1本また1本と私の血で汚したナイフを投げます。

 

「あぁぁぁぁっ!!!失われていく!!

高位の存在となった私の力が!!!」

 

普段なら体中が焼かれて火だるまになっているのですが…

何もない?角にも違和感を感じない?これは一体?

そんな事よりも生贄になってしまった方は!?

 

「アツコ!!!」

 

どうやら大丈夫そうですね。

よかった、私も今回はケガもありませんし。

 

「くっ…ぐっぅう!体が!動かない!!」

 

「“ベアトリーチェもう終わりだ…。”」

 

先生が赤いお方との決着をつけてますね。

なんか写真を持ってる方もいるみたいですが…。

 

「先生、この方も赤いお方と同じでしょうか?」

 

「“ラ、ラム!?危険だから下がって!!”」

 

先生が私の前に出て盾になろうとしました。

 

「先生、私たちはこれで。テインテッドブラッドには

我々ゲマトリアも関わりたくはないのでして。」

 

どっかに行ってしまいましたわ。

 

「“ラム!体は大丈夫なの!?聖書を使ったのに

火傷は?体中焼かれてない!?”」

 

先生が早口でまくし立ててきます。

いや、大丈夫ですのよ!なんでだかわかりませんが。

 

「“それなら、よかった。私はスクワッドの子達と話してくるね。”」

 

そう言って先生はスクワッドの方達の所へ

聖書もなぜか燃え尽きていませんし…。

と、とにかくミカ様が心配ですわ!

 

「“ラム、助けに行かなきゃいけない子が居るんだ

まだ、護衛をお願いしても良いかな?”」

 

「もちろんですわ!さっさと行きましょう先生!」

 

先生と共に急いでミカ様の元へと向かいます。

私のナイフが彼女への一助となっていれば良いのですが…。

 

「“ミカ!遅くなってごめんね!”」

 

「先生!ラムちゃん!」

 

ミカ様の元へ辿り着きましたが

とても傷だらけで…。

私のちょっとした援護ではダメでしたね。

 

「“ミカは初めて会った時から問題児だったよ。

襲撃の時もそう。でも、それでも私は君を守るよ。

だって私のかけがえのない生徒なんだから!”」

 

「ミカ様、私の援護が失敗して申し訳ない限り…。

その結果それだけの傷を負わせてしまいました。

あとで、謝罪はまとめてしますので!」

 

先生が取り出したのはあのカード…。

 

「“私の大切な生徒に何をしてるんだ!”」

 

「私の友人に手を出して、お覚悟はよろしくて!!」

 

図々しかったかしら…。

 

「…わーお。」

 

さて、本日2冊目というかこの聖書の別ページを開きます。

 

主の恵みは深く、慈しみは永久に絶えず

あなたは人なき荒野に住まい、生きるべき場所に至る道も知らず

餓え、渇き、魂は衰えていく

 

主の名を口にし、救われよ。生きるべき場所へと導く者の名を

渇いた魂を満ち足らし、餓えた魂を良き物で満たす

 

深い闇の中、苦しみと鉄に縛られし者に救いあれ

今、枷を壊し、深い闇から救い出される

 

罪に汚れた行いを病み、不義を悩む者には救いあれ

正しき者には喜びの歌を、不義の者には沈黙を

 

去りゆく魂に安らぎあれ(Pax intrantibus salus exeuntibus)

 

さすがに、2回目は無理でしたわね…。

私の意識は祈りを捧げ、目の前の敵が全て天に送り返せたのを確認して

限界を迎えました。

 





今回はこんな所で

次回は掲示板回にします!

では~
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