lamb nun【本編完結】   作:酔いどれ執筆者

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これで本編は完結です。

未だかつてなく長くなりましたが

全部詰め込んでみました。

よろしくお願いします。


これが私の幸福!

「あ…れ…?」

 

たしか、ヒフミさんの手を取った気が…

というかこの天井は救護騎士団の病室…

 

「ラ、ラム…ちゃん…?」

 

声のする方に目をやると

私の手を握り大粒の涙を流すヒフミさんが居ました。

 

「ヒ!ヒフミさん!?オハヨウゴザイマス…。」

 

私は混乱してしまった。

ナンデ!?なんでヒフミさんが号泣しているんですの!?

私はいつも見たく気絶しただけでしたのに!

 

「ラムちゃん…私!私!もう…もう目を覚まさないんじゃないかって…。

ずっと眠ったままになるんじゃないかって…。ひっく…ぐすっ…。」

 

泣きじゃくるヒフミさん。

そんな!たったの数時間の話では?

そこまで大げさにならなくても。

 

「ヒフミさん。たった数時間ですしそこまで…。」

 

「何言ってるんですか!!ラムちゃんはもう…

3週間も気を失って寝たままだったんですよ!!」

 

3、3週間!?

そんなに長く!?そんなことしたら

ハツカダイコンよろしく収穫されてしまいますわ!

あぁ!ラムは出荷ですわ~!!

 

 

「ラムちゃん!また変な事考えてない!!

とりあえず、私は補習授業部のみんなと先生に連絡するので

ナースコール押しておきますね!あと、夢の中で私の事を呼んでましたよ。」

 

「え?そんな恥ずかしい事を!?

やめてくださいまし!ヒフミさん誰にも言わないで!!」

 

訴え虚しくヒフミさんは病室の外へ

その後凄い勢いで扉を開けたのはミネ団長でした。

 

「ラムさん!気が付いたとお聞きしました。

よく…よく…本当に良かった。」

 

なんでこんなに安どしているのでしょう?

処置とかは完璧だったのでは?

 

「疑問に思っているお顔ですね。

ラムさん貴女は私たちの治療を受け付けなかったのです。

むしろ、それをしたら拒否反応が出るほどに…

なので、自然治癒に任せるしか…。」

 

「そ、そうだったのですね。それは…。

お手数をおかけしました。

今は目も覚めて、すこしお腹がすいたくらいで…。」

 

私の体はどうなっているのでしょう

救護騎士団の治療に拒否反応を示すだなんて…

とりあえずは、お腹すいたことだけお伝えしましょう。

 

「ッ!?わかりました!すぐ食事を用意しますね。

それとこの事は私からサクラコ様にお伝えしますので!」

 

そういって、嵐の如くミネ団長は去って行きました。

久しく感じてませんでしたね空腹感なんて…。

 

「ラムちゃん!明日は先生も補習授業部のみんなも

お見舞いに来るみたいです!どうしたんですか…?」

 

もどって来たヒフミさんに

考え事を問われてしまいました。

 

「い、いえ。久々にお腹がすいたなと…

それより!3週間も寝ていたのなら補習授業部のカリキュラムを!

先生に任せきりでは負担が!早く復帰しなければ!!」

 

返答をきいたヒフミさんはまたポロポロと涙を!?

なんで!?私、泣かすような事は一言も!?

 

「ラムちゃんから…お腹がすいたって…食欲が…ぐすっ…。

補習授業部のカリキュラムは大丈夫です。先生がラムちゃんの作った通りに

進めてくれてるので!」

 

それを聞いて一安心した私は

面会時間が終わるまでヒフミさんと

寝てる間に起きたことを聞きました。

途中、ミネ団長が病院食を持って来てくれました。

残さず食べれて、戻すこともないとは…。

よほど空腹でしたのね…

 

「じゃぁ、ラムちゃんまた明日!

補習授業部のみんなと先生で来ますね!」

 

ヒフミさんを見送った後

ミネ団長が回診に来られました。

 

「ラムさん、あなたの拒食症は治りつつありましたが

今日の様子で完治したと考えて大丈夫そうですね。

一応、飲み薬とも思いましたがこのまま経過観察で良いでしょう。」

 

もう、食事を戻さない…

完治したという事は……

 

「ミ、ミネ団長…。私はこれで

ふぁ、ふぁみれすに行けますでしょうか?」

 

私の問いにミネ団長は笑顔で頷き

回診を終えて病室を出ていきました。

 

翌日、一番最初のお見舞いの方は…。

 

「ら、ラムちゃん!気が付いたって聞いて…。

私、私…ほんとによかった。私のせいじゃってずっと…。」

 

泣きながら入室してきたミカ様と付き添いのナギサ様でした。

 

「ご心配をおかけしました。ミカ様、ナギサ様。

お二方にもご迷惑をおかけして申し訳ございません。」

 

「あ、謝らないでください!ラムさんは何も!

何も悪くありません!悪いのは私たちです!」

 

ナギサ様は否定されます。

そんな事ないとは思いますが…。

って、それだけではありません!

 

「ミカ様はどうして出頭を!?

私が悪いのになんでそんな事を!」

 

そう、あの時のミカ様は罪に問える状況じゃない

悪いのは存在している私なのだから罪は私に…。

 

「当たり前だよ!私が無実じゃないのはもちろんだし

と、友達が身代わりに罪を被るなんて絶対にイヤ!!!」

 

決意の籠った瞳と表情で私にそう言うミカ様。

そうだった、あの時に友達と言ったからそんな選択を!?

 

「す、すみませんミカ様あのときは図々しく…。」

 

「そんな事ない!凄く…凄く嬉しかった!だから

様なんてつけないで!私は貴女の友達なんだよラムちゃん!」

 

図々しくなかった。

嬉しかっただなんて…

なんて光栄な事なんだろう…。

 

「わ、わかりました。ミ、ミカさん。

出頭してからここに来るにはきっと手続きも多かったと思います。

えっと…だから、お見舞いに来てくれてありがとうございます。

私はとっても…う、嬉しいです。」

 

ぎこちなく私はミカさんに微笑みます。

嬉しいのは事実ですしね…

 

「ッ~!うん!うん!!そうだ!

これはねセイアちゃんからのお手紙で!

私はね今!奉仕活動をするように言われてね!」

 

ミカさんと最近の事やセイア様の手紙の内容の話をし

談笑していました、ナギサ様はそれを微笑みながら見守っていました。

 

「あー、もうこんな時間か~。

今日はもうそろそろ戻らないと…。

こんどは私の面会にも来てね☆!またねラムちゃん!」

 

手を振って病室を出ていくミカさんとナギサ様

私は手を振り返して見送ります。

 

 

その後、入ってきたのは

 

「ラムちゃん!宣言通りみんなで来ましたよ!」

 

「ラム、目が覚めて本当に良かった…。」

 

「聞いたわよ!また無茶したって!ホントにラムはもう!」

 

「ラムさん~。これはもう逃げられませんね~♡」

 

「“ラム、本当に無事に目が覚めて良かった…”」

 

補習授業部のみなさんと先生でした。

 

「み、みなさん。一応ここは病室なので…

お静かにしないと怒られてしまいますわ。」

 

とにかく、騒がしくしてしまっては

ミネ団長や救護騎士団の方にご迷惑をかけてしまいます。

そうだ!これだけはお伝えしないと

 

「えっと…みなさんにお伝えしないといけない事がありまして。

昨日、ミネ団長に拒食症の完治したと告げられまして。

みなさんとふぁみれすに行けますわ!」

 

こうやって報告できるのが嬉しい!

そういえば、誰かに嬉しいと伝えるのも久しぶり…?

 

「わぁ…!じゃぁ!ラムちゃんが退院したら

ファミレスで退院記念パーティーですね!」

 

「ラム、メニューのチョイスは任せてくれ!

事前に下調べしてあるからな!」

 

「よかった…。ラムにはドリンクバーの極意を

エリートの私が教えてあげるわ!」

 

「よかったです。これでみんなで

あんなことやこんなこともできますね♡」

 

みなさんも喜んでる…。

なんだろう、すごく嬉しい…。

 

「“どうしたのラム?今まで見たことない顔してるけど。”」

 

「い、いえ。なんだかとても嬉しくて…。

それよりも先生、私の顔そんなに酷かったですか?」

 

先生はあたふたと酷くない!かわいいと弁明していました。

ふふっ…。ちょっと意地悪してみました。

 

「“みんなはこの後に復習があるでしょ。

私はラムと大事な話があるから先に戻ってて。”」

 

「わかりました!ラムちゃん!また明日も来ますね!

これはお見舞いのDrペロロ様人形です!さぁ、みんなも行きましょう!」

 

そういってヒフミさんはまた

ペロロ様さん人形を置いて補習授業部のみなさんを連れて

病室を出ていきました。

 

「それで、先生。私に大事な話とは?

もし、単独で突撃した事でしたら謝罪します。」

 

「“そ、それはもういいの!それよりもラムの…その…。

血の事についてなんだけど…。実はあのときラムにかけられてた

呪いを解くためにもアリウス自治区に行っていたんだ。”」

 

なるほど、だからあの時メモ帳の内容を見て

喜んでいたのですね。でも、表情が…。

 

「“でも、あのときネズミに噛まれたラムは…。

その、完成しちゃったみたいんなんだ…その、アレに。”」

 

「…あぁ、テインテッドブラッドになってしまったのですね。

なんとなくですがわかってました。あの時のミメシスは

もはや、怯えるどころか私に天敵を見るような感じでしたし…。」

 

だからこそ、バルバラもベアトリーチェも

酷く苦しんだのでしょう…。

 

「“君を救えなくて本当にごめんなさい。私は…。”」

 

「無力だなんて言おうとしないでくださいまし。

私は十分に救われています。先生のおかげで友達も増えました。

先程も楽しみな事も増えて!いま、私は…とっても幸せなんです。

それに罪の器も幸福になる権利くらいはありますわよね?」

 

ちょっと茶目っ気をだして

そういった後、先生は目を大きく見開いたあと

大粒の涙を流しました。

 

「せ、先生!?え!?なんで?え?」

 

「“ご、ごめん。私、今のラムを見てその

とっても嬉しくて。ありがとう!またお見舞いに来るね。”」

 

そういって、先生も補習授業部の部室へと向かっていきました。

 

 

コンッ。コンッ。

病室をノックする音が聞こえます。

 

「はい、起きてますわよ~」

 

ノックに返答すると扉が開き。

 

「シスターラム。お見舞いにきました。」

 

「ラムちゃん…ラムちゃぁぁん!!!」

 

「ラムさん、本当に良かった…。」

 

やってきたのはサクラコ様にヒナタさんとマリーさん。

ヒナタさん!病人に突撃は!うぐぅっ!?

 

「よかった!本当によかった…!!」

 

「ヒ、ヒナタさん…ぐるじい…。」

 

ヒナタさんを何とか引きはがしました。

また、気絶するところでしたわ~

 

「シスターラム、先生からも聞いたかと思いますが。

これからシスターフッドは内政にも関わります。

それで、私の後任に貴女をと思っていますが…。」

 

「サクラコ様…。ありがたい、お話ですがお断りしますわ。

私が内政に関われば、また怪しい術をかけたなどあらぬ噂が広がり

政治への不信感やデモなどが起きかねません。

もし、後任に選ぶならマリーさんがよろしいかと。」

 

「えぇっ!?私ですか!?」

 

そう、私は表に立つような存在ではありません。

次代を担うならマリーさんがよろしいですわね…。

 

「えぇ、シスターラムならそう言うと思っていました。

一応のかくにんでしたので。それよりも…貴女の持っていた聖書。

あれは、私たちでは読むことも触れて開くこともできませんでした。」

 

あの聖書は私しか使えないと?

どうしましょう、やはり封印の方が…。

 

「協議の結果ですが、あの聖書はシスターラム。

貴女が管理する事になりましたので。

それと、こちらは特注のベールです、これで伸びた分も覆えるかと」

 

「かしこまりました。ベールもありがとうございます。

ご迷惑とお手数をおかけしましたわ。」

 

さっそくかぶり似合っているか聞きながら

ヒナタさんやマリーさんと雑談をしつつ

サクラコ様と今後の方針を伺いました。

 

「シスターラム、あの建物の件ですが。

あれは破壊しました。すみません貴女に断りもなく。」

 

謝罪するサクラコ様とヒナタさん

えっと、あの建物?…あぁ!あそこですね。

 

「構いませんわ!きっといい思い出もありませんし。

それに、私!いま、とっても幸福ですの!!」

 

そう答えるとサクラコ様とマリーさんは笑顔を浮かべ

ヒナタさんはまた号泣して私を抱きしめ…ちょ…力が!

ま、また…うぅ…。

 

 

「シスターヒナタ、力加減について話しましたよね。」

 

「す、すみませ~ん!!!」

 

私がまた気絶している間位にみなさんは帰られました。

 

 

 

 

 

救護騎士団別室

 

 

「“それで、話ってなにかなミネ。”」

 

「ミネ団長、ラムになにかありましたか?」

 

私とサクラコはミネに呼び止められ

救護騎士団の一室に集まった。

 

「はい、単刀直入に言うと

今日までの回診で拒食症の完治

そして…うつ病も完治しつつあります。」

 

先程の見舞いの時もラムは今までよりも

柔らかい表情や嬉しいや幸せなどの言葉が出ていた。

 

「シスターラム…ぅぅっ…よかった…ぐすっ…。」

 

涙を流して喜ぶサクラコ

ラムの事を去年から気にかけていたのだ無理もない。

 

「ただ、投薬での治療は難しと思いますので

これからは、彼女の希望だったり望んだことを

バックアップしていただければと思いお伝えしました。」

 

「“わかった!私も補習授業部での行動も

ラムのしたい事を全力でさせるつもりだよ!”」

 

「シスターラムは1年以上苦しんでいました。

これからは、もっとやりたいと望んだことろさせましょう。

シスターフッドの総力を挙げて。」

 

そういってラムの病状についての説明が終わり

私は補習授業部の部室へ向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後

 

「こ、ここがふぁみれす…初めて来ましたわ。

ミカさんもヒナさんもお誘いすれば良かったですわ。」

 

「ラムちゃん!今日の主役はここで座っててください!

最初はコハルちゃんスペシャルのドリンクで乾杯しましょう!」

 

退院した私は補習授業部の皆さんとふぁみれすに来てます。

入院中にヒナさんに連絡したときは転校した方が良いと

ずっと言われてお断りするのが大変でしたわ。

 

「「「「「カンパーイ!」」」」」

 

コンッ!とグラスを当ててみんなで乾杯をします。

 

 

「ラム!ここのフライドポテトは美味しんだ!

それとこのハンバーグプレートも!」

 

「いい?次はこのコップにオレンジジュースと炭酸水を。」

 

「フライドポテト!私、初めて食べますわ!

ジュ、ジュースを混ぜて良いんですの!?」

 

アズサさんのおススメの料理とコハルさんのドリンクのレシピ

 

「ラムちゃん!デザートはこのモモフレンズコラボの

パンケーキにしましょう!」

 

「そうですか…。ペロロ様さんの顔が描かれてますね。」

 

ヒフミさんと一緒に食べるペロロ様さんパンケーキ

 

「食べる前にお祈りをする所を見ると本当のシスターみたいですね♡」

 

「相変わらず!ハナコさん!私はシスターフッドのシスターです!!!」

 

相変わらず私をからかうハナコさん

 

「うぅ…。」

 

「ラ、ラムちゃん?どうしたんですか!?

なんで泣いて?口に合いませんでした?それとも何か嫌な事が?」

 

いけません、いつの間にか泣いてしまってました

これは悲しいんじゃなくて…。

 

「ち、ちがうんです!えっと…その…。

私、今とっても楽しくて…とっても幸せですわ!!」

 

満面の笑みでみなさんに宣言します。

みなさんもとっても嬉しそうで益々口角が上がります。

 

 

大好きな友達と一緒に食べる

美味しいポテトとスペシャルジュースと甘いスイーツ

 

私は生まれてきて本当によかった!

 

 

 

 

 

 

ーENDー

 





これにてメインストーリー完結になります。

何もかも初めての状況で作った処女作で
沢山の方に読んでもらえてとても嬉しかったです。
無事、完結できたのも一重に次回を楽しみにしてもらえる
皆様のおかげです!

アンケートの結果いかんにはなりますが。
もうちょっとだけ続きますが
いつも通りのほぼ毎日更新では無くなりますが
お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

あと、アンケートの内容全部見たい!って感想も頂きましたが
全部書きます!票が多い順に書くだけですのでこれが先に見たい!
って感じで投票してもらえればと思います。

おおよそ2か月ほどですが
お付き合いいただきありがとうございました。

次は来週あたりにでも投票が一番多い順で投稿します!

完結後の希望 (多いものから行きます。)

  • BADEND IF 3種とその感想掲示板
  • エデン条約全体の感想掲示板回
  • ラムのプロフィール、反応掲示板を添えて
  • ラムinあまねく奇跡の始発点
  • ラムinオラトリオ編
  • ほのぼの?らむのいちにち
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