lamb nun   作:酔いどれ執筆者

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感想やここ好きお気に入り登録などありがとうございます。

初めての事で色々不慣れな面もありますが
これから頑張って書きますのでよろしくお願いします。


あの…ミシミシと…音が…

「この時間なら、後片付けのお手伝いに間に合いますわね。」

正義実現委員会の建物を後にして、小走りで大聖堂に向かいますわ。

今日は朝のお掃除を諸事情があってできませんでしたし…

 

「はぁ…はぁ…。なんとか間に合いましたわ…。」

大聖堂になんとか到着したところマリーさん達が後片付けとお掃除をされてました。

 

「おはようございます。マリーさん、すみません遅くなってしまいましたわ。」

 

「シスターラム!?どうしたのですか遅刻だなんて珍しいですね。」

 

「まぁ、ちょっとした事情がありましてね、先にサクラコ様にお詫びしに行かなければ。」

 

「あの…事情って……もういない!?」

 

マリーさんにご挨拶をして大急ぎでサクラコ様の元へ向かいます。

大聖堂内を走ったりはしません、これは早歩きです!

ドアの前で深呼吸をしましょう、息が上がっていてはいけませんものね。

 

「サクラコ様!本日は遅刻してしまい申し訳ありません。」

ドアを開け深々と頭をさげ謝罪をいたします。

ただでさえ私という存在はサクラコ様だけでなく、シスターフッド全体に迷惑をかけているのです。

 

「………?」

 

サクラコ様からの返事がなく、恐る恐る頭をあげました。

あら、ヒナタさんも一緒でしたのね、恥ずかしいところを見せてしまいましたわね。

ですがお二人ともなんというか苦虫を10匹ぐらいかみつぶしたような顔といいますか…

やはりそうですか、もう私はここにはいられなくなってしまいましたか…

 

「サクラコ様、言いずらいのでしたら大丈夫ですわ。破門ですよね…覚悟は出来てますわ…。」

 

「ラムちゃん!!それは絶対に違いますから!!なんですぐ破門だと思うのですか!」

 

「えっ?やはり私の存在とシスターフッドに降りかかる被害を天秤に…」

やはり被害を考えれば私を切り捨ててしまった方が早いですからね。

 

「シスターラム、昨日あの後に正実に補導されたのは本当ですか?」

あっ、これ誤魔化しが効きそうにない感じですわね。

 

「………はい、事実ですわ。そのまま勾留されてまして先ほど釈放されまして。」

 

大した事はないと、必死に伝えるのですが話を聞くたびにサクラコ様は苦い顔をし

ヒナタさんに至っては今にも泣きだしそうなほどの悲愴を感じる顔を…

私は一切何も気にしていないというのに…

 

「今朝、ハスミさんから正式に謝罪に来られまして、あらましは聞いています。」

 

「そうですか…。私は別にもう気にしていませんので…。」

全部聞かれてるなら説明は要りませんでしたね。

 

「シスターラム答えてください、なぜ冤罪だと解っていても罪を認めたのですか…?」

 

「えーっと。あの取り調べの時はハスミ先輩の視野が狭くなっていましたので。」

 

「本当に…それだけですか…?もし、冤罪だと発覚しなければ退学の可能性だってありましたよね?」

 

あっ、これサクラコ様めちゃくちゃ怒ってらっしゃいますわね。

どうしましょう、事実を話せお二人はきっと…

 

「ちゃんと話してください…。お願いです…シスターラム。」

 

「私からもお願いします、ラムちゃん…」

2人の目は決意の籠った強い目つきです…。

まぁ、仕方ありませんわね。

 

「わかりました。えっと、その…私自身が生まれるべきでは無かったといいますか…

この学園にいる間かどうかはわかりませんが存在する事が罪というか…」

うーん、なんと言いましょうか…

改めて自分で言葉にして伝えるって難しいですわね…。

あっ!あれですわ!!

 

「簡単に申し上げるのなら。私の存在そのものが罪であり、降りかかる罰は当然だと思ってるからですわ!」

これですわ!いやー、すっきりしました。

お二人もきっとこれで満足され…て…?なんでそんなジャムトーストを逆様に落としたような顔を…?

 

「ッ!!シスター…ラム…あっ…あなた…は…」

 

「うぅ…ラっラムちゃん…ぐすっ…そんなこと…ぜっ…ぐすっ…絶対に考えちゃだめです!」

 

ヒナタさんに抱きしめられてしまいましたわ。でも、泣く必要は無いですわよ?

自己認識がしっかりできたので良いんです…がっ…ヒっ…ヒナ…タ…さ…ん。

くる……

 

 

 

ラムが気絶した後

 

 

「ヒナタさん、気持ちはわかりますが力を込めすぎです。シスターラムが気絶してます。」

 

「あぁっ!やっちゃった。ごめんなさい、ラムちゃんー!」

まぁ、彼女にはいい薬でしょう。まさか昨日の帰りに補導されて勾留され

取り調べ中に冤罪を認めるだなんて、どこまで彼女は自分をないがしろにできるのか…

問い詰めて正解でしたね。

 

自分の存在が罪だなんて…

シスターフッドでありながらその様な考えを持っていたとは。

彼女の悲しみに気づけなかった自分に腹が立ちます。

 

「どうして、虐められる事が自分の罪に対する罰だなんて。しかも生きる事が罪…

うっ…ラムちゃんは…なにも…何もしてないじゃないですか!」

ヒナタさんは頬を伝う涙を拭う余裕もないほど彼女の境遇を嘆いていました。

 

「すみません。お二人とも聞いて…しまいました…。」

 

「「マリー…さん。」」

 

少し開いたドアからおずおずと顔を出したマリーさん

恐らく声を殺して先ほどの話を聞いたのでしょう目元が赤くなっています。

 

「ラムさんのあんな考え、二度とさせたくないです。」

わかってます、私だってそうです。

「私も、できるだけラムちゃんの近くに居ようと思います。」

ヒナタさん、でもそれだけでは解決には…

 

「二人とも。シスターラムは今日の放課後から、新設される補習授業部に出向になります。」

ヒナタさんは知っているはずですが…

 

「そっ…そうでした。サクラコ様、その…抗議とかって」

もちろんしましたとも、絶対に何かあったと。

 

「署っ署名を集めれば何とかなりませんか?今からでも遅くは!」

マリーさんそれで覆れば私だってすぐに準備してました。

 

「申し訳ありません、力…及ばず…。どうしようもできませんでした。」

 

「そうですか…。」

 

「うぅっ…ラムちゃん…」

 

大聖堂の一室に集まったシスター達…だがその空気は暗く重くそして悲愴に溢れていた。




ラムちゃんは自分の存在そのものが罪だと思ってます。

でも、当の本人は悲観せずケロッとしてますね、周りとの温度差も
彼女の今後に色々と影響しそうですね。

武器も考え中ですが先生の性別も考えねば。

次回も気長にお待ちください。

ラムのプロフィールについて

  • 先に欲しい
  • 完結後で大丈夫
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