エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖) 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
7月20日火曜日。
今日は各々別行動。
ホームアイランドでの工事も始まることだし、工事する人達に差し入れを持ち込んだり、メインストリート周辺の草刈りをしなければ。
あとはメンバーのほとんど……のぞみ、しずか、かほ、のあ、みちる、あかり、ゆかり、マイの8名は裏の自動車教習所に2週間から3週間の合宿に向かう。
多分大丈夫だと思うが、自動車合宿……十数パーの確率でNTRイベントが発生するんだよなぁ……。
俺は自動車教習所行ってもしょうがないから着いて行かないけど……。
うちのメンバーだけでなく、レオンのパーティーからも2名、元オナホにされていた女性達も合宿に参加することに決まっていた。
免許持ったら、自動車も調達しないと……加藤さんと交渉しておこう。
あと駐車場も確保しないとか……いや、普段は異界に停めておけば良いもんな。
だったら駐車スペースを作るためにも草刈りするしかねーな。
そういうわけで、ふみかは轟さんのところでアルバイトあるから、動けるのはともえだけ。
ともえには悪いが、俺と一緒に草刈りを頑張ってもらおう。
「草刈機の使い方だけど、バッテリを差し込んで、安全装置を解除してレバーを引けば……」
「おお、結構簡単にできるのね」
「だろ。とりあえず小型の草刈機で建物の周りを刈ったら、乗るタイプの草刈機でガッツリ刈っていくぞ」
「おー!」
その日から1週間はとにかく草刈りを続け、俺は体力の自動回復がパッシブであるからなんとかなるが、ともえはクタクタになるし、草刈機の振動や体勢で筋肉痛になるので、俺が巫女を抱いてコピーしたマッサージの異能を使って筋疲労を揉みほぐして解消していった。
ひかりも21日から社の異界に預けて、ふみかとともえ、そして俺だけの3人になってしまったので、料理は3人でローテーションしながら、買い出しは俺が行き、3人で食卓を囲んで食べるのだった。
「いつももっと大人数で食べていたから3人ってのはすごく寂しいものね」
「私は久しぶりに静かな食卓でかいと達に出会う前……実家で食べていた時に戻ったみたいに感じる」
「そう言えばふみかは実家に連絡は入れているか?」
「うん、6月後半になってからビデオ通話をしたりしてちゃんと生存報告はしているよ。両親も死亡届の撤回を家庭裁判所で手続きを進めてくれているっぽい」
「そうか……どうする? 両親に帰ってこいって言われたら」
「子供もいるからかいとと離れる気は無いって言うよ。どうする? いつ挨拶に行く? 両親も今週中は何処でも空いてるって言ってたけど」
「ふむ……じゃぁ今週の土日に挨拶に行くか」
7月24日土曜日。
「ともえは家で待っててくれ。多分1泊することになると思うけど」
「うん、買い物には行けるようになったから大丈夫。豪勢に刺し身でも買って食べてるわ」
「自由にしてていいから」
というわけでふみかの実家に向かう。
ふみかの実家は新潟の田舎にあるらしく、地下街にあるポータルを通って、一瞬で関東から新潟に移動し、そこからはレンタカーを借りて、移動を行った。
車を市街地から走らせること1時間半……ふみかの実家に到着した。
「周り武家屋敷が多い地域何だな」
「うん、ここらへんは米農家が沢山あって、昔からの地主って人が多いから。新潟は特に米農家多いし」
「じゃぁふみかの家もそうなのか?」
「いや、私の家は移住組で、田んぼも他所の人のを借りている感じ」
「へぇ……」
ふみかの家は最近の家って感じのデザインだったが、借家らしく、賃貸契約で借りているのだとか。
両親は兼業農家で借りている田んぼや畑で栽培しながら、父親はサラリーマンとして事務職としても働いているらしい。
ピンポーン
チャイムを押すと少し老けたふみかに似た女性が現れ、ふみかに抱きついた。
「よかった……本当によかった……ふみか……ちゃんと生きていてくれて」
「だから大丈夫って言ったじゃん」
抱きついたのはふみかのお母さんで、エロゲ世界だからか50歳を超えていても若々しい。
俺も挨拶をして中に入れてもらうと、頑固そうな親父さんが座っていた。
「ふみか、無事に帰ってきて何より……連絡では聞いていたが、裏の人間に襲われたって本当なのか」
「うん、本当だよ」
ふみかが父親に事情を詳しく話していく。
それで最終的に俺が助けて、俺の庇護下で生活してもらっていると説明された。
「大学は辞めることになってしまって申し訳ありません」
「いや、そんなことになっていたのであれば大学どころかその土地に居続けることが危険だろう。直ぐにでもうちに帰ってきなさい」
「それなんだけど……実は……」
「ま、まさか」
恐らく親父さんはお腹に子供がいるの……みたいな事を想像したのだろうが、更に斜め上の事を言われる。
「実はかいととはもう子供が居るの……」
「「な、なに!?」なんですって!」
「どういうことだ! お腹にいるのでは無くもう産んだと?」
「うん、今日は連れてきてないけどこれが写真」
ふみかは自分の出産時の写真と赤ん坊を抱いている写真を両親に見せる。
「にわかには信じがたいが……」
「お父さん、裏はなんでも起こる世界なの、時間軸がずれていて1日が24倍になっているなんて場所もあるし、異能と呼ばれる魔法だってある……今は私でも使えるよ」
ふみかは指先から炎を出すと両親は色々な角度からライターを探すが見つからない。
「本当に指から炎が……」
「それよりも」
親父さんは俺の胸ぐらを掴むと
「よくも娘を傷物にしてくれたな!」
「お父さん!」
ふみかが止めに入るが、俺はさほど気にせずに
「ふみかさんとの出会いはそれほど特別なものではありませんでしたが、彼女が闇の競売に掛けられ売られたのは事実。裏に関わる者として謝罪を」
「くっ……悪かった。娘を助けてもらった恩人に」
「いえ、娘さん孕ませて子供まで作ってるんで殴られても文句言えませんし」
しかも俺の容姿が完全に少年だから。
紹介した時も高校生って言ったし。
「子供はどう育てているの?」
「裏には子供を育成する機関があって、そこに預けています。受け入れる準備が整い次第返してもらいますが」
「ちなみかいとは付き合ってる……というか孕ませている女性が既に10人以上います」
「は、はあ!?」
裏の常識をふみかが両親に説明するが、表との常識とのあまりの違いに困惑を隠せない。
「しかもかいとは滅茶苦茶稼いでいるから……」
「え? 学生で?」
「裏だと危ない代わりに色々稼げるようになっているんですよ。まぁ組織間で抗争とかが起こったりするので危ないのには手を出していませんが、数カ月で数億円稼げるくらいには収入があります」
「す、数億円」
俺は貯金通帳を見せると滅茶苦茶金が出入りしているのがわかるようになっていた。
「はぁ……見当がつかない世界だ」
「で、かいとが言うにはもう少しで現代社会が崩壊するような事が起こるから、それに備えているって話何だけど」
「なんだそれは」
「一般人だったふみかさんが誘拐されて商品にされているくらいですから、治安がどんどん悪くなっていっています。なので俺は超人としてのレベルを上げて、異能を覚え、来たるべき現代社会が崩壊する要因との対峙に備えつつ、無理そうなら現代社会が崩壊しても生活していける環境整備を整えているのです」
俺はふみかの親父さんに異界の動画を見せる。
ホテルがあって、それ以外は手つかずの大地が広がっている。
「この島は?」
「異界と呼ばれる結界が張られていて外界とは隔離された空間になります。ここに稼いだ金を投入して自給自足ができるようにしていこうと思ってるのですが、何分農業に詳しい人がほぼ居なくて……できれば親父さんに協力してもらいたいのですが。無論雇うという形にするのでお給料はこんな感じで」
俺は年収1000万を提示する。
引き続き話し合いが行われるのだった。