エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖) 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
「私としても魅力的な提案だが、まだ信用できてない。かいと君だったか……君の提案は受け入れがたい」
「まぁでしょうね」
「でもあなた、本業の方も早期退職をお願いされているし、借家の代金も9月から値上げするって言われてますし……」
「うむむ……魅力的……何だよなぁ本当に……」
「せっかくですし、今からうちに来ますか? 2時間かからずに行けちゃいますけど」
「裏の技術でポータルってのがあって、特定の場所に一瞬で移動することができるの」
ふみかが補足を入れてくれたが、両親は顔を見合わせてから、せっかくだからと行くことに決まった。
ふみか的には家でゆっくりしたい気持ちもあったらしいが、両親をこっちに呼べるのであれば呼びたい気持ちの方が強いらしい。
というわけで車を運転して再び新潟の中心部に移動するのであった。
ふみかの両親は帰りもあるので別の車を運転して2台で移動し、新潟の地下街へと移動する。
「こんな場所が新潟にあったなんて……」
「ほ、本物の銃が売ってるじゃない」
「ここは裏の中でも表層に近い場所ですよ。さてじゃあ移動しますよ」
ポータルで転送されると、俺とふみかが今住んでいる街に移動できた。
そこから地下街に設置されている俺達の異界に繋がる扉から中に入るとホテルの出入り口へと転送された。
「ここが異界なの?」
「この綺麗なホテルもかいと君の所有物ってことかい?」
「ええそうです」
自動ドアから外に出てみると、工事をしている人達が風力発電装置を設置していたり、電線を張っていたりと忙しそうに動いていた。
「今、電気ガス水道、あとインターネットの基本インフラは設置工事中の最中でして」
俺は島を案内していき、元ゴルフ場だった広い敷地を田畑にしたいという構想や今は箱だけ存在する工場で色々な道具が作られたりすると説明した。
島は今特に何かあるわけでもないので1時間ほど巡って、あとはホテルの中を紹介し、今はホテルになっているけど、将来的にはマンションの形で仲間が居住していくことになるだろうと伝えた。
ご両親も住む場所は一軒家のペンションかホテルの1室を使っていただくことになるだろうと説明。
そしてうちのアパートの中に出て、触手が栽培されている部屋から俺の部屋に移動する。
「とまぁ、異界があることや裏について軽く分かったと思われますが……」
「既存の常識が壊れていく感覚が……凄いな」
「カルチャーショックってやつかしら」
俺はお茶を沸かして、ふみかのご両親にお茶を出していく。
「もし良かったら夕飯も食べていきませんか? ふみかさんも喋りたい事が色々あるでしょうし……ちょっと俺は異界で働いている人達に差し入れをしていますので」
というわけで俺は離席するのだった。
〜ふみかサイド〜
「高校生なのに彼はだいぶしっかりしているんだな……」
「かいとを私が好意を抱いているのがお父さんやお母さんにも何となく分かってもらえたと思うけど」
「だが複数の女性を侍らせているのは……」
「裏だとそれが普通らしいけどね……で、私からも意見を言わせてもらうと、お父さんとお母さんにはなるべく早くこっちに来てもらいたい」
「そりゃ一緒に住めればふみかを近くで見られて安心だが」
「それもあるけどレベルを上げてもらいたいの」
「レベル? ゲームみたいなものか?」
「うん、実際にこの世界にはレベルが存在して、レベルが高ければ高いほど老けにくくなるし、お父さんお母さんも50歳でそろそろ体にガタがき始めると思うの」
「確かに私は四十肩、五十肩が酷くなってきたけど」
「レベルが上がれば20歳は若くいられるから。あとレベルを上げておかないと裏の人物がアクションを起こしてきた時に対応ができないんだよ……」
「うむむ……事実ふみかも襲われたからな」
「お願いお父さん、お母さん、私達に力を貸して」
そう言われるとお父さん、お母さんも悩み始める。
裏の事を知ってしまった以上、私は両親をなるべく早くこっちに引き込みたいし、夏休み期間中なら私も両親のレベリングを面倒見ることができる。
何よりお父さんの農業の知識は今のうちにドンピシャである。
「……分かった。かいと君にこちらから改めてお願いしよう。家にある農具とかも処分しないとな……こっちまで持っていけないし」
「いや、こっちに持ってこれるよ。収納アイテムがあって、道具……それこそ車とかも楽に運べるマジックアイテムがあってね!」
私は色々説明しているとかいとが戻ってくるのだった。
〜かいと視点〜
なんか戻ったらふみかが話をつけて荷物や家の解約をしたらこっちに引っ越してくれることになっていた。
ゲームではご両親が引っ越してくるなんてイベントはなかったけど農業に詳しい人が2人も増えてくれるのはありがたい。
住む場所は色々荷物もあるので、ペンションにしてくれると助かると言われ、ペンションを空けておくことにする。
というか、ペンションも広い一軒家であることには変わらないからな。
今日はふみかと色々喋りたいらしいので、そのままふみかの部屋で1泊するので、布団とかをふみかの部屋に人数分運んだ後に夕食を作るのであった。
「今日お刺身食べようと思ったんだけどなぁ」
「悪かったなともえ。魚の煮付けになっちゃって」
「これも美味しいからいいんだけど」
夕食は俺の部屋で魚の煮付けをメインに色々作って料理を食卓に並べた。
「かいと君って料理もすごく上手なのね! おばさん驚いちゃった。うちの旦那は料理できないですもんね」
「悪かったな……そっちの女性がともえ君でいいのか?」
「はい、ともえです」
「かいと君とは」
「ええ、側室みたいな関係です。正妻と呼ぶ人物はまだいませんけど」
「そ、そうか……うん、俺の常識とは違うんだな……」
「他の皆さんは?」
「他のメンバーは夏休みってことで自動車教習所の合宿に行っていたり、修行で出かけていたり……お二人もふみかから聞きましたが、レベルを上げることをするのであれば、上げ方を教えますので」
「ああ、よろしく頼むよ」
ふみかのお父さんもだいぶ表情が和らいできた。
頑固親父って自分のテリトリー外になると威張れなくなってしまう人も居るからな。
お父さんもそんなタイプなのだろう。
それに明日は社の異界に行ってきらめ達を回収しに行かないといけないので、ついででふみかの娘……ご両親からすれば孫娘を見せてあげられる機会。
一緒に社の異界に行くことになるのだった。