エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖)   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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8月31日 夏休み最終日

 8月31日火曜日。

 

 夏休み最終日。

 

 俺はこの日まず社の異界に行って、長老に預けていたカエルの財布を返してもらった。

 

「マジックアイテムの財布か?」

 

「ああ、入っている金額が時間経過で増えていくアイテムだけどな。長老は信頼しているから言うけど」

 

「ふむ、儂らにとっては意味のないアイテムじゃな。日本の紙幣や通貨はここでは使わん」

 

 長老達は古い硬貨を使っていた。

 

 昭和どころか大正とか刻まれているやつ……。

 

「子供達も順調に育ってるようで何より」

 

「うむ、Mobの子供達はすくすく育っておるぞ。病気になる子供もおらんかったからな。随分と種が強いのじゃろう」

 

「かもなー……」

 

 まぁ子供を健康に強く育つパッシブの異能を巫女からコピーして、それを子供達にばら撒いたからそりゃそうだ。

 

「じゃあそろそろ俺は帰らせてもらうわ」

 

「もう行くのか? ゆっくりしていけば良いのに……」

 

「ここは居心地が良いけど、俺も組織の長だからな。組織を纏めないといけないから……またお土産持って来ますよ」

 

 

 

 

 

 

 

 社の異界から帰った俺はビッグハウスの構成員……それこそ道園さん達もホテルの大部屋に集めた。

 

「今日集まってもらったのはビッグハウスも中堅規模の組織になってきたから、役職を決めていこうと思う。言ってしまえば経営陣と平社員に分けて、より会社っぽくするってことだ」

 

 事前にみちるとゆずりは、そしてきらめの3人には話しており、それぞれで組織に必要な役職を分けていった。

 

 で、参考にしたのがゲームに出てきた悪の組織……。

 

 正義の味方よりも悪の組織の方が上下関係がきっちり決まっていたりするものである。

 

 ビッグハウスは家族的な横の繋がりを重視しているのでそこまできっちりするわけでは無いけど、人数が多くなって統制を取るために仕方がない処置である。

 

 まずボスは俺ことMobが務める。

 

 当たり前だ。このメンバーを集めたのは俺だからな。

 

 で、産業部門として悪の組織だと博士枠がみちる、ゆずりはの2人がトップで幹部としてひかりが入った。

 

 他に適性がありそうな巫女とゆずりはの補佐をしていた元オナホから復元した人から2人、戦闘への適性が低いクラスメイトの女子数人、あとふみかの両親……道園さん達もこっちに配属された。

 

 合計15人。

 

 こちらはビッグハウスの産業部署として活動してもらう。

 

 で、調理や娯楽調達部門のリーダーにのぞみが付いてもらい、幹部としてかほ、あかり、ゆかり、マイ、くろこの5人についてもらう。

 

 他補佐として料理が得意な巫女数人とクラスメイトの女子達、元オナホだった女性達もここに配備され、予算の中で皆の食事を作ったり、文明崩壊後でも楽しめる娯楽の調達を担当する部署である。

 

 経理部はきらめがリーダーで補佐に元オナホだった女性が2人の3名でうちの金銭関係を管理してもらう。

 

 まぁ俺が殆ど管理することになるだろうけど。

 

 他は戦闘要員であり、リーダーはしずか、幹部は特に置かず、4人グルーブのリーダー的な感じで活動していく。

 

 現在は全メンバー49名。

 

 これが統合したビッグハウスの陣容となる。

 

 まぁ今までやっていたことに役職を付けただけであるが……。

 

 とりあえず外でビッグハウスより細かく聞かれた際には役職もできたので、それで語れるようにしておいたのだった。

 

 

 

 

 

 

「やぁやぁ! よく来たねぇ! Mob! 私のラボへ!」

 

 伊藤さんに頼んでいた建造物が異界に次々と建てられていく中、ひかりが自身の研究所が欲しいと言っていたので研究所を作ってやったのである。

 

 まぁ白い実験室というよりはゆずりはの工場の一角を研究室にしただけであるが……。

 

「それでも私にとって夢のような環境だからねぇ! 滅茶苦茶テンションが上がるよ!」

 

「そりゃ良かった。で、ひかりは何の研究をしているんだ?」

 

「ゆずりはからマジックアイテムの作り方を教えてもらってねぇ、だから今そのマジックアイテムの材料を作る装置の開発をしていてねぇ」

 

「へぇ……どんなの?」

 

「ふっふっふ……見給え!」

 

 ひかりが布で隠していた機械を見せてきた。

 

 一見長方形の装置だけど……。

 

「ふっふっふ……この大きさ何か思いつかないか?」

 

「大きさ……線路のレールが2本くらい入りそうだが……」

 

「そう! 地下鉄の異界で取ってこれるレールを加工しやすい様に粘土みたいに柔らかくする機械だよ」

 

 ひかり曰く、復元ペンライトの技術を応用し、金属に光を当てると、粘土の様に柔らかくすることができるらしい。

 

 光を当て続けると粘り気のあるスライム状の液体にすることもできるとのこと。

 

 これを使えば様々な金属製品を簡単に作り出すことができるそうだ。

 

「へぇ……便利な物もあるんだな……」

 

「ゆずりはに手伝ってもらったけどね……でも今は学ぶ時だが、いつか皆をあっと言わせるマシーンを作ってみせる!」

 

「言うじゃねぇか」

 

 ちょうどゆずりはが作業を終えて、ひかりの研究室に入ってきた。

 

「お疲れゆずりは。ひかりと一緒にこの装置を作ったんだって?」

 

「ああ、俺は設計しただけで素材の選定から組み立てはひかりだけどな」

 

 これが設計できる時点で凄いと思うが……。

 

「まぁひかりもだいぶ天才だから、そのうち俺を追い越していけるポテンシャルはあるからな。その時が楽しみだぜ」

 

 ゆずりははそう語るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 そして其の日の夜にカエルの財布が破裂し、部屋に札束が散らばった。

 

 それらを集めた結果、約40億近くに増えており、もうウハウハが止まらない。

 

 これでほぼ金に困ることは無くなったが、東條かりんの一族が行なっている物品の転送の依頼を出し、俺はこのお金のうち20億を銀行に転送してもらい、残りは異界の設備投資と再びカエルの財布に入れて増やすのに費やすのであった。

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