エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖) 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
「ここがMobの異界」
「現在進行系で開発途中だけどな」
ホームアイランドに招待したかりんは中の施設を見て、のどかな場所と形容した。
メインストリートには電線が引かれ、工場や建物に電力を供給しているし、今日も羽根のない風力発電装置が浜風でクルクル回っている。
ちょっと道を逸れれば殆どが畑になっているか、ゆずりはとみちるの工場や研究所、あとは農業用の倉庫があるくらいである。
一応伊藤さんに言ってアパートの建造も始まってはいるけど、まだ1棟しか建ってないので誤差みたいなもんである。
「でもリゾートとしては凄くいい土地だね」
「まぁ元々観光用に作られた異界だからな」
その後、パーティーの皆にかりんのことを紹介し、その夜かりんのことを抱くのだった。
9月6日月曜日。
学校では体育祭に向けた準備が始まったが、俺はどちらかと言うと生徒会に入会する準備を始めていた。
「第二プールの異界の鍵ありがとうございました」
「おう。じゃあMob、これが生徒会の情報だ」
「ありがとうございます」
水泳部顧問ときらめから情報をもらって、生徒会に入る為に何をするべきか考えていた。
まず生徒会に入るメリットはより生徒の情報にアクセスしやすくなる。
特に裏の生徒の活躍が入ってくるので、有望株はスカウトしてしまうのも手だ。
ゲームだと生徒会に入ることで情報が解禁される生徒もいるため、入り得ではある。
勿論そこから更に情報を知りたかったら水泳部顧問を活用する必要はあるが、生徒会に入っていると、学校では信用が得られやすくなる……という効果もあり、スカウト成功率が爆上がりする。
そんな生徒達で狙うのは農業系や工業系を狙っている通称リタイア組とされる裏の人間達を俺は優先して囲い込みをしたい。
強いのは俺の子供達がビッグハウスに加入すればどうとでもなるので、大学で農業や工業の勉強をしている人、もしくは高校生でも工業、農業に興味を持っている裏の人間はスカウトしたい。
ひかりみたいな当たりを引ければ万々歳。
駄目でもインフラ整備くらいはできる様になるだろう。
それくらいの勉強費用はこちらから出すし……。
あとはレオンみたいに特殊な才能を持っている連中か。
「来年の生徒会の役職持ちはほぼ決まりかな……私から推薦できるのは庶務だけだし」
きらめと生徒会に入るための打ち合わせをしていたが、生徒会にはいるには生徒会役員の推薦が必要になる。
なので、きらめに推薦してもらえれば生徒会に入る事はできるが、なるべくなら立場を上げておきたい。
「となると、旧校舎の異界の間引きをこちらが率先してやる方が良いか」
「そうだね。あそこの異界はそこそこレベルが必要だし、それでいて落ちているアイテムとかもしょぼいか大きいから運び出すのに苦労するんだよね」
「なるほど……まぁ今の俺はアイテムドロップの異能を習得したから、倒せば倒すだけアイテムが手にはいるけどな」
「どうする? 何人かで一気に間引く?」
「そんな大挙して学校に入るのは心象良くないと思うから、学校在籍メンバーで行こうか。生徒会にも明後日から旧校舎に入って間引きを開始するって伝えておいてくれ」
「了解」
というわけで、俺は翌日に水泳部顧問にも旧校舎に入ることを伝えるのだった。
9月8日水曜日……放課後。
「まぁこのメンバーだと負けるはずないと思うけどな」
俺、しずか、のあ、きらめ、くろこの5名が今回参加した。
ひかりはゆずりはが今大量のマジックアイテム(ほぼ日用品)を作る機械の製作にとりかかっており、忙しいのでごめんねぇ……とのこと。
まぁひかりはそっち優先だからしゃーない。
きらめが生徒会から借りてきた鍵を開けて中に入っていく。
一応中は管理されているためか、瘴気が溜まっている感じはしないが、電球の交換が行われていなかったりして若干薄暗い。
「ライト」
夕方なので、今はまだ明るいが、そのうち暗くなっていくと思うので光源を作る異能を使い、周囲を明るくしておく。
俺達は最初に工作室へと入っていった。
引き戸を開けて中に入った瞬間に空間がねじれる感覚が起こり、工作室の中が異様に広く感じられた。
「体育館並みに広くなったな」
するとチェーンソーを持った男が煙とともに現れ、ゆっくりとこちらに近づいてくる。
「ジェイソンってか? レベルは……62一撃範囲内だな。俺がやる」
瞬歩の異能を使い、一気に距離を詰めるとしずかが新しく覚えた異能をコピーした新技……ツインインパクトをチェーンソーを持った男に叩き込む。
純粋にメガインパクトを2連撃でぶつける異能だが、1撃ごとの威力が1.5倍にあがっており、メガインパクトの実質2.25倍の威力になっている。
その分消費体力も多くなるが、高レベルと体力増加、体力自動回復のパッシブ異能を合わせるとノーリスクで打てる技へと変貌する。
そんな連撃を叩き込むと、チェーンソー男は消滅し、マジックアイテムのチェーンソーがその場には残されていた。
「敵は俺が片付けるからマジックアイテム回収頼むわ」
「「「「了解」」」」
異界化しているので、個々にある物はそのうちまた生成されて元に戻るので、工作機械を欲しがっていたゆずりはは喜ぶだろう。
例えば旋盤だったり、木材加工機だったり、穴あけ機だったり……一応それがマジックアイテム化している。
大きくて運びにくいとはこういうことである。
皆が部屋のアイテムを回収している間に、どんどん湧いてくる機械を持った男と俺は戦っていく。
だいたいチェーンソーを持っているのだが、芝刈り機やドリル、釘打ち機(ネイルガン)だったり色々な物を手に持っていたりする。
俺はそいつらを倒すと、手に持っていたそれらの機械と着ていた作業着を落とすので有り難く回収させてもらう。
格闘すること30分……魔物が湧かなくなったので、間引きは完了。
戦利品もたんまり回収して次の部屋に移動するのであった。