エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖)   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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9月8日 旧校舎の異界 2

 引き続き、旧校舎の異界を間引きしていく。

 

 次に向うのは理科室。

 

 理科室と言えば動く人体模型とか骨格標本とかが有名だろうが、理科室ではそれらが襲いかかってくる。

 

 異能を使用しながら。

 

「ふん! やわですわね」

 

「まぁ理科室の奴が一番雑魚だからね。レベルも40いかないくらいだし」

 

 しずかの問いにきらめが答える。

 

 ドロップする物もなんとも言い難い。

 

 模型の一部パーツが落ち、機械生命体をより人間に近づける効果はあるが、ただそれだけ……。

 

 うちの人工知能達のパーツとして使うか? 

 

 一応回収しておく。

 

 あとは偶にホルマリン漬けにされた脳みそがドロップするので、これは魔導書を作っている闇の職人に渡せば、魔導書に加工できるので、売っぱらってしまおう。

 

 昔は倒された人が人体模型に改造されて……みたいな事があったかもしれないが、今は自然湧きする魔物だし……。

 

 家庭科室ではかほが喜びそうな調理器具のマジックアイテムが色々手に入ったし、音楽室ではバイオリンを引く少女の幽霊が音波攻撃をしてくる……なんてことが起こったが、倒して、グランドピアノや幽霊達が持っていた楽器を回収。

 

 最後に多目的室だが……まぁちょっと胸糞で、扉を開けた瞬間に首を吊っている少女がプラプラしており、それがぼとりと落ちると、青い鬼に変化して襲いかかってきた。

 

「ファイヤー!」

 

 魔法の杖を使って火球を連打して魔物を焼き殺すと、ドロップアイテムとして宝石が落ちた。

 

 多目的室には収納鞄や水が溢れ出てくるバケツが仕舞われていたりして、これでとりあえず旧校舎の異界探索は終了。

 

 あとは校舎全体に魔法の杖を使って、範囲浄化を行い、間引きは終了。

 

「じゃあ鍵を返してくるから」

 

「おう、俺達は先に家に帰ってるからな」

 

 きらめに鍵を返してもらい、家に帰るのであった。

 

 

 

 

 

 〜生徒会サイド〜

 

 きらめから鍵を受け取った私はすぐにメンバーを引き連れて旧校舎へと向かった。

 

「ふむ、どうやら噂通りの実力はあるらしいな」

 

「きらめちゃんが悪い男にたぶらかされているようなら滅しなきゃいけなかったけどね……キャハハ」

 

「杞憂だったみてぇだな」

 

「おじさんもう帰っていいですか? 会長」

 

「駄目だ。お前達が生徒会を引き継ぐんだからしっかりしろ」

 

 私は現在生徒会長をしている塚浦あざみ。

 

 今引き連れている4人が次期生徒会役員を担う後輩達である。

 

 既に役員内で役職の振り分けは決まっており、あとは体育祭後に行われる信任投票で過半数を割らなければ新しい生徒会長が決まることになる? 

 

 その会長候補が一人称おじさんの鈴木しのんである。

 

 生徒会はこの学校及び周辺地域への睨みを効かせる重要な役割を担う。

 

 あとは各組織の有望な新人のお披露目の場という側面も持っている。

 

 大きな4つの組織がそれぞれ持ち回りで生徒会役員を選出して、今回は鈴木しのんが順番的に生徒会長になることになる。

 

 まぁ信任投票で敗れる様な事が起これば、一気に幹部候補から脱落するので、選挙活動はしっかりするのであるが……。

 

「次期生徒会長は彼を御せるのかな? キャハハ」

 

「うーんののん的にはおじさん大丈夫そうに思う?」

 

「キャハハ、レベルは彼の方が上でしょ。それに私達はまだ組織でも若手で兵隊の動員力では彼の方が多く動員できるんじゃない? きらめちゃんから聞くに生徒会に入りたいのは兵隊のスカウトをしやすくするのが目的らしいじゃん……キャハハ」

 

「だよね~このまま力を付けられると来年の役職候補に彼が入ってくるかもしれないけど」

 

「つまりここにいる4人の誰かが蹴落とされる可能性があるってわけか……おもしれぇ」

 

 キャハハって笑っている子が桃野ののん……次期副会長候補。

 

 俺っ娘で少々乱暴な口調の剣崎みらい……次期書記候補。

 

 無言でメモを取っている眼鏡っ娘が、島津みなみ……次期会計候補。

 

 レベルは全員80ちょっとで一流と呼ばれるレベルには到達している。

 

 ただ、ビッグハウスに加入し、夏休みを終えたあとのきらめは急激にレベルが上がっていて驚いた。

 

 つまりビッグハウスにはレベルを急激に上げる仕組みが既に出来上がっていることになる。

 

 ビッグハウスという新興組織にこの町の組織の多くは注目していたが、現状どことも敵対するような素振りはしていないので、中立的な組織だと思われていた。

 

(ただでさえ魔女の一団、勇者協議会、聖女養成協会、ブラッディローズの組織間のバランスは微妙な均衡で成り立っているからなぁ……それを彼……Mobが引っ掻き回すことはないだろうけど)

 

 そんな心配をする私だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 〜かいとサイド〜

 

「おお、結構な戦利品じゃねぇか」

 

 俺は旧校舎の異界から回収してきたマジックアイテムをゆずりはに渡した。

 

 するとゆずりはは大喜びである。

 

「この状態だと使いにくいのもあるが、バラして使えるパーツ抜き取れば、今作っている機械に組み込めるかもしれないからな! いやぁ良いものを取ってきてくれたよ」

 

 そう言ってくれて何よりである。

 

「で、ゆずりはは今何を作ってるんだ?」

 

「あれ? 前にも言わなかったか? ……まあいいわ」

 

 ゆずりはが今作っている物はマジックアイテムのティッシュ、トイレットペーパー、シャンプー、リンス、歯磨き粉、歯ブラシをみちると一緒に開発中とのこと。

 

「触手を上手いこと加工すれば色々な薬品や原料に使えるからな。それを使って色々作るつもりだぜ」

 

「なるほど……」

 

 こっちも着実に進んでいるのであった。

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