エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖) 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
9月9日木曜日。
ホームアイランドでみちる監修及び道園さんと巫女達と共に農業を行なってきたが、ようやく形になり始めていた。
メェ~
羊の様な植物である、バロメッツが成長し、畑に生えたアイスプラントも青々と生えていて、それをバロメッツがむしゃむしゃと食べて、畑や田んぼの除塩作業が行われていた。
一応俺も異能を使えば地中の塩抜きくらいはできるのだが、田んぼ1箇所ならまだしも数町単位の面積の塩抜きなんてやってられないので、こっちのほうが手間がかからずに済む。
バロメッツも腹から伸びる蔓の長さしか移動できないため、逃げる心配もなく、捕まえやすい。
アイスプラントを食べ尽くし、大きく成長したバロメッツを収穫していく。
腹から伸びる蔓を切ればすぐに動きが止まるので、動かなくなったところを運んでいき、ゆすりはが作ってくれた毛刈りマシーンの中に入れると、毛刈りを終えてスッキリしたバロメッツが流れてくる。
これを売っぱらってしまっても良いが、大量に収穫できた訳でもないので、今回は解体して種を取らせてもらう。
バロメッツは羊の様に見えるが、植物の魔物なので種で増える。
これまたゆすりはが作ったバロメッツの解体装置を使うと、ギロチンで頭が落とされ、腹が裂かれてる。
腹が裂かれるとそら豆くらいの茶色の種が中から大量に取られ、袋に詰められていく。
一応バロメッツは実の部分が羊の形をしているので、肉は果肉と表現したほうが良いかもしれない。
肉って感じの赤色より薄いピンク色に近く、食べた感じはカニに近い。
動物じゃないので食中毒の心配も少なく、生で食べても安心である。
刺身で食べた感触はとろりと口の中で溶けるような味わいで、わさび醤油がめっちゃ合う。
しゃぶしゃぶにすると実がプリッとした食感に変わり、出汁に上手く混ざり合って中々美味だ。
そして切り取った頭から脳みそをくり抜けば、それは蟹味噌の味に近い。
色は白く、それでいて蟹味噌よりも圧倒的に量が取れるので、味噌汁に加えると少ししょっぱさも増すがこれも中々美味しく仕上がる。
最後に残った骨というか茎という部分は煮込むことでふにゃふにゃになり、バターと一緒に和えればこれまた絶品に早変わり。
どちらかと言うとほうれん草とかチンゲン菜とかに近い感じになっているし、栄養価も豊富である。
これが中々美味しくて……。
バロメッツの果肉は漬物の要領で塩漬け、味噌漬けにするとより味が引き立って美味しくなるし、長期保存もできる様になるのでたまらない。
しかもうちには苗製造機があるので、収穫した種をそのマジックアイテムに入れれば、種で植えるよりも早く成長してくれる。
今回は畑で育てたが、雑草が生い茂っている場所に苗を植えて少しすれば、勝手に成長して周囲の雑草を食べてくれる自然の草刈機代わりになる。
他にも米を作った際に出る藁を牛の様に食べて育つこともできるので、めっちゃ育てやすい魔物でもある。
そんなわけで、バロメッツの収穫作業を終えて、苗製造機で苗にして、島の各地に植えていくのであった。
バロメッツから収穫された綿毛は機材商の山本さんから購入した洗浄及び製糸装置で糸にされていって、他所に売れる状態へと加工された。
それを巫女達が機織り機で織ってマジックアイテムの着物を作り出していく。
「巫女は全員機織りは習うし、機織り機自作する人も居たからね……機織り機くらいなら私達でも出来るし」
とか言って足踏み式の大型機織り機をともえや他の巫女達が作って新しくできた箱物を工房に改造して、着物工房にしていたし……。
これ将来的にここの衣服全部着物になるかもな……。
「自動で服を作る機械を開発しないと!」
ゆずりははどうやら洋服派らしい。
そんな感じてバロメッツの綿毛を使った着物が作られて、そこそこの物は闇フリマで販売し、巫女達の収入源になっていくのだった。
バロメッツの収穫が終わったら、バロメッツが排泄していた糞……というか肥料をそのまま排泄するので、土壌が整った状態にしてくれたので、トラクターで地面を掘り起こして柔らかくすると、苗製造機で作り出した品種改良した米の苗を道園さんが運転している田植え機で植えていく。
「夏場の最高気温が35度……冬でも海流の影響で15度以上は保てるから米の生育気温である15度以上30度以下は水田で水温を調整すれば可能だな」
米農家ということもあり道園さんが米の生育については詳しい。
そこにみちるが品種改良し、1ヶ月で収穫できる米を用意したので、その米を植えれば、一番米が育ちやすい気温の時期……春から夏にかけてと夏から秋にかけてで4回は収穫できそうだと言われた。
「その分肥料は沢山投入しなければならないがな」
「ええ、あとは他の作物もお願いします」
他の野菜も品種改良して二十日大根並みの速度で育つようになっているので、休む暇がなくなるだろう。
「なに、孫達が住みよい環境を作るためなら協力は惜しまんさ」
「ありがとうございます」
それにこの頃になるとアルラウネも育ち始め、最初は小人って感じだったのが、グングン成長し、中学生くらいの大きさに育っていた。
『私達を蘇生してくれたのは感謝するけど……アルラウネかぁ……』
『魔物化しちゃったか……』
排泄された人格ゼリーを養分にして育っているため、元の人格と知識がアルラウネ達にはある。
『私達が育てられたってことは農業従事者にさせたいんでしょ……私達が歩いたり異能で水撒きした土は土地が痩せなくなるし』
「ああ、頼めるか?」
『私達今10人いるけど、それだけじゃ足りないから……繁殖させてね』
元の人格はあれど、若干魔物に意識が持っていかれるため、繁殖への忌避感とかが彼女達には少なくなっていた。
『それにイケメンに抱かれるならこの上ないし』
『レベルも高いからオスとして求めちゃう』
『股が濡れてくる』
というわけで俺はその日物陰でアルラウネ達と交わるのであった。
アルラウネ達は受精すると、どんどんお腹が大きくなり、1ヶ月程度でお腹から卵の様な果実を出産し、それを鉢植えとかに植えると10日前後で大きくなり、繁殖が可能になる。
なおレベルを一定以上上げないと枯れるのも早いが、30レベル超えていれば杉木並みに生き続けるのがアルラウネである。
彼女達は日中畑の水やりや田んぼの雑草取りをしながら、光合成をして栄養を吸収し夕方から日の出までは枯れない様に路地裏の異界にハリセン片手に潜ってレベリングに励む姿が目撃されるのだった。