エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖)   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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4月2日 初依頼のゾンビの間引き

「おっおっ……」

 

「ふう……」

 

 あかんな、夜中まで盛った後そのまま寝てしまった。

 

 この体では年上とはいえ、発育の良いJKとヤれると考えたらつい発散してしまった。

 

 シャワーを浴びて、潰れているのぞみの体をタオルで拭いて、布団をかけて就寝。

 

 

 

 

 翌朝。

 

 スタートから2日目、初日で仲間を作る幸先の良いスタートも切れた事だし、次はレベルを上げと金策をしていかないといけないか。

 

 このゲームよく出来ていて、金策とレベリングの両方が高効率というのはほぼ無く、別々と考えた方が良い。

 

 というのも裏社会で出てくる魔物を狩っても倒したそばから消滅してしまう為、依頼を達成するくらいしか稼げないのである。

 

 それだったらゲーム知識を使った技やバイトで金策した方が効率が良い。

 

 一応ゲーム知識として裏社会の集会所の場所は把握しているが、のぞみに紹介してもらう形で入るのが自然だろう。

 

「じゃあよろしく頼むぞのぞみ」

 

「は〜い! 任せといて!」

 

 アパートから移動して駅近くの漫画喫茶に到着する。

 

「お客様座席はお決まりですか?」

 

「鍵付き個室の66番席って空いてますか?」

 

 もちろんそんな席は空いてない。

 

 鍵付き個室は20番の部屋まで、普通の敷居で囲われているタイプの部屋も60席までしかない。

 

「かしこまりました。お連れ様は新規でしょうか」

 

「うん、新規1名」

 

「かしこまりました」

 

 従業員から鍵を受け取ると、通路からだとちょうど角になっていて他から見えない部屋がある。

 

 従業員室となっているが鍵を差して回すと、地下に続く階段が現れる。

 

 そのまま降りていくと、地下通路に繋がっていた。

 

「この街の出入口はさっきの漫喫の66番個室とショッピングモールの立体駐車場に不自然に停められているナンバー6666のマイクロバスの2か所だね。異空間に作られているから、別の町にもワープできるんだってね! 凄い技術だよね!」

 

 県内の特定の場所から入ることができる異空間。

 

 裏社会だとこういうのも当たり前にある。

 

 お助けアイテムで空間が拡張されている収納財布がある時点で今更か。

 

 ここは裏の中でも中立地帯。

 

 お尋ね者でもない限り私闘も禁止な地域で、何も知らないで入れるような場所でもない。

 

 ゲームでもお世話になった回復アイテムを売る店や高いけど終盤まで使える異能を覚えられる本だったり、エロゲ特有のアイテムが売られていた。

 

 今日はそんなところを素通りして、カジノの様になっている店に入る。

 

「ママ居る〜」

 

「あら! のぞみちゃんじゃない! 数日姿を見せなかったからてっきり殺られちゃったかと思っていたわよ」

 

「殺られなかったけど、ちょっとしくじっちゃって……この人に助けてもらったんだ」

 

 スキンヘッドのオカマの事をのぞみはママと言っているが、ここのカジノの一角で様々な依頼を斡旋してくれる人物だ。

 

 普段はケバい格好でカジノの合間に喉を潤したくなった客に酒を提供するバーテンダーみたいな感じでもあるが……。

 

「始めまして、新人のMobと言います」

 

「ふーん初っ端から偽名を使うのねぇ〜業界を分かっている顔ね。とりあえず捨て垢でもいいから連絡先を交換しましょう」

 

 俺は催眠スマホで連絡先を交換する。

 

 催眠スマホは普通のスマホとは違い、ハッキングされることがないので、仕事用の電話として優れている。

 

 結構万能なスマホである。

 

「よし、なんかのぞみちゃんレベル下がっちゃってるっぽいからMob君と一緒に低レベルの討伐依頼をしてもらいましょうか。幾つか種類があるけど、何が良いとかある?」

 

 のぞみはニヤニヤしながらこっちを見ている。

 

 さて、選ぶべきはレベリングが楽な依頼が良いな。

 

 それでいて仲間を増やせる可能性があるやつ……。

 

「じゃあこれにします」

 

 スマホに送られてきていた依頼の中からゾンビの間引きの依頼を選択する。

 

「そしたら奥の21番の扉を進んでちょうだい」

 

「わかりました」

 

 カジノの奥の扉に進んでいくのであった。

 

 

 

 

 

 ゾンビ討伐の依頼と言うのは、裏の研究者がとある村でパンデミックを起こし、正義の味方達によって村ごと異空間に隔離する結界を張った場所である。

 

 これによりゾンビは外に出ていく事は無くなったのだが、物語のゾンビとは違い性行為で繁殖する。

 

 裏社会では一定時間ゾンビ化しなくて済むワクチンを無償で貰えるので、ゾンビ村に行く前に俺とのぞみも錠剤のワクチンを飲んでからゾンビ村へと移動した。

 

 性行為でゾンビが増える為、ワクチンを接種した男達がヤリ目的でゾンビ姦を行ったり、捕らえてきた一般人をこの村に放して観察し、ゾンビになる様子を配信したりする等レジャー感覚で運営されている場所であるが、ゾンビの数が増えすぎると間引く為に依頼が出される場合がある。

 

 料金は20体倒せば1万円、MAX60体までと決められていて、ゾンビを持ち出すことは許されていない。

 

 ゾンビ村の出入口はゾンビを弾く仕組みになっていて、強制的に持ち出せないようになっていた。

 

 ちなみにゾンビの繁殖及び成長は魔物化しているため早く、数日で成人まで成長してその状態で固定化され、生きた屍となる。

 

「まぁ魔法の杖を使えば一瞬で倒せるけどな」

 

 ゾンビ村に入り、セーフティゾーンから出ると、ゾンビがゆっくりと近づいてくる。

 

 のぞみは双剣を構えて、ゾンビに攻撃を加えていく。

 

 ゾンビは生前どれだけレベルが高かろうと一律10レベルで固定され、初心者でも頭を潰せば簡単に殺す事が出来る。

 

 魔物になってしまっているので殺すと煙になって消えるのである。

 

 俺はステータス眼鏡をかけてゾンビ達を吟味しながら魔法の杖で炎の塊を放って、ゾンビを火だるまにして殺していく。

 

 ゾンビは知能も無いし、動きも鈍い。

 

 それでいて数が多いし、レベル1の俺からすると格上を倒しているため経験値が多く入ってくる。

 

 ゲームだと一定レベル以下の敵を倒しても経験値が入らない仕組みになっていて、適正レベル帯でレベリングする必要があったが、これはゲームと同じっぽい。

 

 ノルマのゾンビ20体倒したところでレベルは5に上がり、異能を習得。

 

 敵の動きを止めるバインド。

 

 何周もしたからプレイヤーがレベルで覚える異能はインプット済み。

 

 逆に覚えられない異能も異能を覚えられる本を購入したり、それを覚えている人物から抜き取って移植したり……まぁ方法は色々ある。

 

 なんなら主人公は25レベルになれば妊娠させた相手からスキルをコピーできるというチート能力を身につけられるので、辛いのは序盤だけ。

 

 まぁエロゲだしな。

 

 で、今俺がやっている作業は個体厳選である。

 

 ゾンビ化していても復元ペンライトで人間の姿に戻す……いや、産まれた時からゾンビでもそれは状態異常(病気)と見なされる為、健康な状態に強制的に完治させられる。

 

 ちなみにゾンビは

 

【佐倉○○のゾンビ】か【ゾンビ】

 

 と名前付きのゾンビと名無しのゾンビが居る。

 

 名無しのゾンビは産まれた時からゾンビなので復元して体が成体であっても、知能は赤ん坊以下という状態になったりする。

 

 逆に名前付きのゾンビは元の人物に戻ることが出来るが、ゾンビ化していた記憶は抜ける為、助けたとしても恩に思われるかは運が絡む。

 

 今回欲しいのは高スペックの器。

 

 30体倒したところで俺が求めていたゾンビを見つけた。

 

【ゾンビ】

 レベル10

 筋力 S

 防御 S

 異能 A

 知力 F

 速度 A

 

 知力はゾンビだと無いに等しいが、その他は完璧に近い。

 

 悲しいかなゾンビだとそれが生かされる場面がないから、俺が有効活用しよう。

 

「のぞみ、周囲のゾンビ引き続き倒してくれ」

 

「は〜い」

 

「バインド」

 

 俺はゾンビの動きを止めると、復元ペンライトを顔に当てていく。

 

 すると青白かった肌や大きく抉れ、内側の内臓が見えていた傷がみるみる治っていく。

 

 ステータスがゾンビから健康な少女へと変わるのを確認すると、俺は収納財布の中に復元した少女を詰め込んだ。

 

 求める素材は回収したし、まだ高ステータスの子が居るか探したが、結局見つからず、2人で60体倒したところで終了。

 

 依頼以上に倒すのも依頼失敗扱いになるため、引き時は見誤らない。

 

 ゾンビ村から帰還し、カウンターに向かうと、オカマのママさんから

 

「あら、ずいぶんと早かったわね! ……うん、60体のゾンビ間引き確認したわ。はい報酬の3万円」

 

 現金を受け取り、次も依頼があれば流して欲しいと伝えた。

 

「ええ、定期的に依頼のメールを送るわ。ただ最低でも1カ月に1つは依頼を受けてちょうだい。まぁ受けなかったら私からの信用が無くなるだけだけどね」

 

「わかりました。必ず受けるようにします」

 

 こうして初依頼を達成するのであった。

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