エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖)   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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4月25日 除霊のお仕事 3

「かりんさん、今日もよろしくお願いします」

 

「あ、Mobさん。よろしくお願いしますね」

 

 というわけで、東條かりんの異能である転送で、目的の場所へと移動する。

 

 1件目は封鎖された温泉施設。

 

 温泉型は結構死亡しちゃう人がどんな施設でも年1回は起こってしまうんだよな。

 

 爺さん婆さんが来るような温泉施設は特に……。

 

 ステータス眼鏡で見てみると結構な数の幽霊が住み着いていて、1人1人はそこまで力は無いけれど、纏まった数になることで悪さをしているっぽい。

 

 まぁ危険性も無いし、ちゃっちゃと浄化していくか。

 

「範囲浄化っと」

 

 流石に温泉施設は広いので、2分割にして魔法の杖を使って浄化し、かりんさんが確認して依頼達成。

 

 次の場所に飛ぶ。

 

 浄化の仕事は本当これしか無いので、特にイベントも無く8件目の浄化を終えて、昼食を食べる。

 

 かりんさんが

 

「もしよかったら休憩がてらお茶にしません?」

 

 と言ってきたが、俺が弁当を持ってきてしまっている事を話すと、かりんさんもコンビニでお弁当を買ってきて、適当な公園で一緒に食べることに……。

 

「前回一緒に食事しましょうって言ったじゃないですか……忘れてましたね」

 

「すみません、帰りに食事でもと思って……食後のデザートで良ければ奢るんで」

 

「仕方ないな……依頼全て終わったら喫茶店いきますよ。それでちゃらにしてあげます」

 

 前回仕事が一緒になったら食事でもと言っていたのに、弁当持ってきた俺が馬鹿だった。

 

 日数空いてたし、色々濃密だったからすっかり頭から抜けていた。

 

 失敗だなぁ……。

 

「しっかし、めちゃくちゃお弁当箱大きいですね。これMobさんの手作りで?」

 

「半分は昨日の残り物ですよ。半分は同居人が作ってくれて」

 

「彼女ってことですか?」

 

「彼女……いやぁ、セフレ兼居候っていう感じでしょうか」

 

 訳ありを住まわせている事をかほって特定されない範囲で話すと、かりんもある程度は理解してくれた。

 

「裏社会ですと男性が女性を囲っている場合もありますし、この社会で生きているので、そういう人も多いのは知ってますし……」

 

「ちょっと幻滅しました?」

 

「まぁ多少は」

 

 しゃーない、隠せることでもないので、多少好感度下がっても真実を伝えていたほうがいい場合もある。

 

 下がった好感度はまた稼げば良いしな。

 

「かりんさんはなぜこの業界に?」

 

「そんな面白い話でもないですよ……両親もこっちの世界の住人って話で……」

 

 かりん曰く、かりんの父親も転送の異能を持っていた為に女性を複数人囲える財力と地位が裏社会であり、小学校卒業後から異能を鍛え始め、一人前として仕事を回され始めたのが高校生になってからなのだとか。

 

 ちなみにその父親こそ裏フリマの管理人の1人である。

 

(まぁ元のエロゲからして異能が子供に遺伝することもあるシステムなのは分かっていたけど、実際に居ると分かるとなぁ……。そしてかりんの一族が恐らくここら周辺の転送、転移系異能の家系なんだろうな)

 

 つまり転送や転移の異能持ちがいたら野良の才能持ち以外の業界人は東條一族と思った方が良いかも……ということ。

 

 まぁ直接影響があるわけでもないので覚えておくことにしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 残り2件の依頼も終わり、仕事もさっさと終わったので、15時まで1時間近く時間が空いた。

 

 約束通り、喫茶店に入り、デザートをかりんに奢るのだった。

 

 かりんが注文したのはイチゴのフルーツパフェ。

 

 俺はイチゴのケーキを注文し、それぞれ業界の情報交換をしていく。

 

「本来はかりんさんを口説くような事を言ったほうがいいかもしれないですけど、業界人としての情報交換としましょうか」

 

「ええ、パフェを奢ってくれるからそれくらいは良いわよ」

 

 と言ってもかりんも業界に参入して浅い為、詳しくは知らないと思うが、俺はゲームだと夏休み以降行くことができる場所について聞いてみる。

 

「因習村って行ったことあります?」

 

「ああ、依頼で何度かね。あそこは特殊よね」

 

 因習村……文字通りヤバい習慣が現代でも残っている村のことで、ここに許可をもらって無い女性が入るとえらい目に遭うのであるが、そこの無人販売所に色々な異界由来の作物の種が売られているので、異界や栽培できる場所がある場合は一度行く必要がある。

 

 また、人身売買会場でもあり、裏フリマとは別に才能ある若者が各所から集められて売られていたりする。

 

 他にも色々イベントがある場所ではあるが、行くとしたら俺一人で行くことになるだろう。

 

 他には、電車で行ける場所だと競馬場、競輪場、ボートレース場、有名な温泉街にデートスポットを幾つか教えてもらった。

 

 ゲームで知識はあったが、一応確認。

 

 とりあえず因習村について知れたのが大きな収穫だろうな。

 

 俺からはゲーム知識で知っている危険な異界についての情報を伝えたところで、かりんがパフェを、俺がケーキを食べ終わり、おママの所へ依頼完了の報告を行うのであった。

 

 

 

 

 今日の仕事も終了し、家に帰る前にせっかくだからとジャンク屋を覗いていく。

 

「お、冷凍庫と一部の冷蔵庫が使えない壊れた業務用冷蔵庫か……ふーむ」

 

 新品で買ったら40万円位するのが3万円で売られていた。

 

 他には……と

 

「あった!」

 

 カエル財布と同じ効果を持つ今度は豚の貯金箱。

 

 こっちのほうが内容量は大きいし、陶器でできている為割れにくいと思うが、こちらは日利3.5%

 

 使用済みだからか割れた残骸が100円で投げ売りされていた。

 

 これも購入。

 

「あ、壊れた業務用炊飯器もあるじゃん。これも買っておこう」

 

 以上3点を購入。

 

 お値段3万5100円。

 

 復元ペンライトで復元できるからめっちゃお得な買い物ができた。

 

 アパートに帰り、復元作業をしていると、異界に行っていた皆も帰ってきた。

 

「おわ! 巨大な冷蔵庫! これここに置くの?」

 

「いや、修復して今物置になっている場所を綺麗にして、食料庫にしようかと」

 

「なるほどね〜」

 

 異界組は今日は色々成果が上がったらしい。

 

 まず破れたカエルの財布が2個、マジックアイテム化しているノートパソコンが1台とスマホ2台。

 

 それに収納財布と同じく容量以上に収納できるエコバッグ。

 

 あと魔除けのハリセンと魔導書1冊。

 

 めっちゃ大量だったな。

 

 俺はそのまま壊れている物は復元ペンライトで復元していき、皆には風呂入って疲れを癒してくるように言うのだった。

 

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