エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖) 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
しずかが霊長類最強の女になってしまったが、戦力としては頼もしいことこの上ない。
それに元トライアングルの3人も一線級のステータスになったので、これで結構な戦力増強になったと思う。
あとはネックになるのは金策だなぁ。
金が無いと何事も始まらない。
とりあえず路地裏異界でレベリングしつつ、小銭拾って、貯金箱で増やしていくしかないだろう。
「もっと稼げる方法があればいいんだろうけど……」
あと薬師寺が倒されたことで、かほがようやく出歩いても問題なくなった。
一応まだ当分は認識阻害の眼鏡をかけてもらうけど、買い出しとかをしてもこれで問題ないだろう。
裏で戸籍とか作ってやらねーとな。
翌朝……4月27日。
流石に筋肉痛や体の変化でしずかと元トライアングルの3人はダウン。
しずかは学校も休んで、午後から整体に行ってくると言っていた。
かほの方は触手がいい感じに成長しているので、材料の買い出しと収穫を行って上回復薬を作って売っておくねと言われた。
これで今週も15万は固いな。
というわけで、今週は体を休ませるのも大切と休養期間として土曜日まで休みにした。
各々自由にしていいし、夕食は事前に食べてくることを連絡してくれていたら作らないからとグループチャットで流しておいた。
というわけで、俺も放課後は自由に動けるので、近場の買えそうな物件探しに行くとしましょうか。
放課後、俺は認識阻害の指輪をして近場の不動産屋をハシゴしていった。
今日は夕食も食べてくると皆に連絡を入れておく。
なぜ認識阻害を入れるか……160センチかつ童顔フェイスが行ったら門前払いされてしまうからである。
認識阻害をしていれば特に不審に思われることなく表の人間からは見られるので、認識阻害系アイテムは1周目でも序盤で手に入れておきたいアイテム筆頭だな。
「ここらへんの物件ですとこんな感じですね」
紙にコピーした物を回してくれるが、土地含めての一軒家が中古で大体1500万円。
土地は500万前後で売られているのが殆ど。
「アパートの近くだとこんな感じか」
一番近くだとアパートの2個となりの古民家が売りに出されており、ほぼフルリフォーム必須で土地60坪込み200万。
ゲーム的にも最安値の物件である。
(復元ペンライトで修復すれば……いや、壁紙の張り替えやエアコンや家電は新しいの必要だよな。水回りの修理は復元ペンライトでも届かない場所も有るから350万は掛かるか)
徒歩1分の場所かつ庭もあるので色々活用できる物件である。
(今我慢してもらってるトライアングルの3人を1つの部屋じゃなくて家で生活してもらったほうが絶対良いよな……ほかの物件はっと)
例として見させてもらったが、商業ビル1棟はだいだい4000万からが相場っぽい。
商業ビル、もしくは地下街の空きテナントを借りて商売を……というのも選択肢の1つにある。
何を商売にするかは考えないといけないが、人数が増えてくれば、非戦闘員や戦闘では二線級の人材も抱えるだろうから、そんな人達でも働ける場所……というのはあって損では無いし、かほが料理を職業にしたいと言ってもいたので、カフェとか食事処とかの場所も考えておいて損はないだろう。
「国道沿いにある元飲食店の物件が空いてるな」
広い駐車場込みながら建物の老朽化で閉店してしまった物件が投げ売りされていた。
お値段は800万。
2階建てで、2階は従業員の生活スペースだったらしく、そんな物件があったり。
「是非また来てください」
俺は色々物件の条件が書かれたコピーを貰って不動産屋を後にするのだった。
「らっしゃっせー」
夕飯にしようと立ち寄ったのはゲームでも美味しいラーメンを作る屋台のラーメン屋。
店主の名前は轟なると。
元々裏社会で活動していた凄腕の傭兵だったが、今は足を洗ってラーメン屋をやっている30歳のお兄さんである。
この人と仲良くなると色々裏社会の伝手を教えてくれたりする重要なキャラクターであり、ゲームでも攻略サイトで重要人物として紹介されていた。
なんなら仲間にできたりもする。
まぁ今日はラーメン食いに来たので、勧誘とかはしないが。
まだ夕食には早い時間だからか、俺以外に客は居ない。
「ラーメン大盛り、トッピングに白髪ネギともやし、あとご飯大盛りで」
「あいよ」
タオルを頭に巻いて、丸い縁のサングラスをかけている。
そしてたくましい腹。
見た目は40代……いや50代にも見えるほどめっちゃ中年太りしているが、30歳なんだよなぁ……。
「おまちどう」
「いただきます」
ラーメンを啜るが、背脂の効いたこってり醤油のスープと中太麺が食欲をそそる。
この世界に転生して初ラーメンであるが、これはくせになる美味しさだ。
ラーメンのスープには隠し味で裏社会でしか流通してない植物の油が使われているとゲームで説明がされていたが、これがとにかく美味い。
サイコロ状に切られたチャーシュー、味が染みた味玉、ひたひたのメンマに白髪ネギとモヤシのシャキシャキ感が実に美味。
「少年、ずいぶん鍛えてんな。裏の人間だろ」
店主が話しかけてきた。
「あ、やっぱり見る人が見れば分かりますか」
「認識阻害の指輪を付けてる一般人が居てたまるか。それを無効化する異能を持ってるからな」
ちなみに店主のレベルは80。
現状の俺では手も足も出ないほどの強者である。
やっぱり貫禄があるのでとても30歳には思えないけど、挨拶しておくか。
「業界新入りのMobという者です。轟く月の噂はかねがね」
轟なるとさんの裏の名前が轟く月という名前で活動している。
めっちゃポケ◯ンやんと思ったが口には出さない。
「新人か。業界入って何年目だ」
「まだ1ヶ月も経ってませんよ」
「ほぉー、1ヶ月経たずにこのレベルまで実力を上げるか……結構無理したんじゃねぇか?」
「いえ、これといって……相性が良い相手と道具を使って効率的にレベル上げただけなんで見かけ倒しですよ」
「いやいや、1ヶ月でそのレベルまで上げられるのは才能だ。誇っていいと思うぜ」
「ありがとうございます」
俺はラーメンをすごい勢いで食べ、完食する。
「ごちそうさまでした」
「いい食いっぷりだったぜ。まだ時間あるんだったら少し話し相手になってくれや」
「業界の先輩からアドバイスを貰えるなら喜んで」
「おいおい世間話だよ」
黒烏龍茶のペットボトルをサービスで出してくれて、他の客が来るまで話し相手をすることに。
「俺も知ってるオナホ職人がヤクザと抗争に発展したのは知ってるか?」
「ええ、噂は聞いてますが、うちのパーティーは関わらない方針で固めましたけど」
「そりゃ正解だ。どっちもろくでもねぇからな。まぁオナホ職人はうちの常連でもあるんだが……」
「あー、常連さんなんですか」
「夜になると度々食いに来るんだよ。まぁあっちからしたらヤクザと抗争するつもりはなかったらしいが」
「普通の人ならヤクザに喧嘩売る人は居ませんよ。裏の人間でも普通なら揉め事は嫌うはず」
「まぁオナホ職人は頭のネジぶっ飛んでるからな」
「そうなんですね……」
それから轟さんの愚痴を少し付き合った後に別のお客さんが来たので撤収するのだった。
久しぶりのラーメン……美味かった。