エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖) 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
「ふーん、金が貯まったらまず家を買うんだ」
「ごめんなレオン。お前に適した物件もちゃんと探しているからさ」
午後、俺はレオンと一緒に路地裏の異界で魔物退治を行なっていた。
現在の階層は15階。
バトルドールが出てくる場所である。
今レオンのレベルは12。
ハリセンがあるので、バトルドールも倒すことができているが、試しに他の武器……木刀で戦ってみたところ、普通の魔物に苦戦していたので、自分の弱さというのには気がついたらしい。
「武器に頼り切りってのも情けねぇな」
「逆に早めに分かってよかったじゃん。仲間集めて、武器をそろえる方針にすれば良いんだし」
「だけど俺も異能でバンバン敵を倒したいじゃん」
やはりレオンの覚える異能は特殊系とバフ系ばっかりで、攻撃系異能は覚えなかった。
「だったら金稼ぐしかねーな。先行投資として、稼いだ金で魔導書でも買うか? ネクロノミコンじゃないやつも闇市でなら売ってるし」
「でも高いんじゃねぇか?」
「火球飛ばすくらいの単体相手の攻撃系異能だったら20から30万ってとこだな。レオンなら払えなくはないだろ?」
「確かに……払えなくはないけど」
「レオンはせっかく稼げるんだから、自己強化に最初は投資した方がいいぞ」
俺なりにレオンにアドバイスをしていく。
しっかしバトルドール……見た目は人に見間違うほど美人や美少女の人形……人形で戦う漫画がそう言えば昔あったな。
一時期の2ちゃんを賑わせていた伝説の作品が……。
見た目可愛らしいから抜け殻でも欲しがる人物は多い。
それ故にレオンがレベル20になった際に覚える魔物の一部部位やパーツドロップというのは需要が凄いだろう。
俺も覚えられるのであれば覚えたいくらいだ。
まぁ他のキャラでも覚える人物はそのうち出てくるだろうし、ワンちゃん宝箱に入っている魔導書で覚えられる可能性もある。
希望は捨てない。
「レオンはこの後どうする? 闇市見ていく感じでいいか?」
「そうそう、気になっていたんだよ闇市。何処にあるんだ?」
「駅前の漫画喫茶から入ったり、デパートのとある駐車場に停められているバスから入ったり……この街だとその2箇所だな。他の街からもはいれる場所があるから、異界だと思ったほうがいいぞ」
「どれくらい広いんだ?」
「どれくらい……郊外にある大型ショッピングモールや大規模なアウトレットくらいの広さはあるな。テナントもほぼ空きが無いくらい店も入ってるから最初のうちは楽しいだろうな」
「へぇ……」
そんなこんなで午後4時間近く異界で稼ぎまくり、その後、銀行口座を作るのも含めて、地下街の闇市にレオンと向かうのだった。
「ここが闇市……思ったよりも人がいるな。もっとアングラ系かと」
「知ってる人は知ってるからな。レオンが思っている以上に裏社会は広いってこった」
まぁ俺の街の場合学校が裏社会に通じているし、組織も色々あるから思っているより裏の人口が多い。
周辺の市町村……まぁ県の半分くらいがこの闇市に来れるアクセスポイントがあるとして、利用者は県民の3分の1くらいだろうか?
闇市で金払えば別の県の闇市に飛べるポータルや転送屋があったりするらしい……なんなら国外とも通じている。
うちの闇市は国際間で行き来できる転送屋は無いけれど、表の税関を通せない物を直輸入できるから闇市では拳銃や小銃等の外国製の銃が売られていたりするのだが……。
そういうのを取り締まるべきという動きが自衛隊や警察でもあるらしいが、政治家が多額の献金を受けて裏の取り締まりまではするつもりがないらしいけど……。
これ覚えておいた方がいいよ。
イベント起こるから。
「じゃあ銀行口座作りに行きますか」
俺は裏社会の銀行に行き、手続き10分で口座を作れてしまった。
せっかくなので俺も銀行口座を作っておく。
ちなみに裏銀行は金利は表の銀行より金利がつかないので、ヤクザとかマネーロンダリングしたい人、未成年とかが利用する以外は普通に表を利用したほうが便利である。
ただ裏銀行でも口座があれば株の売買だったりFXができたりもするけど。
一番手軽はハイロー株というやつで、スマホでも簡単に500円から株の銘柄もしくは為替でハイかローを選び、1分後、5分後、10分後、30分後、1時間後、3時間後、半日後、1日後の取引する時間を選んで、購入した際に選んだ方に値段が高くなったり安くなったりしていたら利益が出る……ほぼギャンブルみたいな取引方法があったりする。
もしくは仮想通貨で儲けることもできる。
表の銀行を経由すると仮想通貨は取引で55%の税金が発生するが、裏だとそれを取引手数料の10%まで減らす事が出来る。
なので値上がりしそうな仮想通貨を買っておいて上がるのを待つというのもできなくはない。
ゲームだと基本株系はイベントが絡まなければランダムで相場が上下する。
仮想通貨もそう。
ただ上がりやすい仮想通貨も存在するので買っておいて損はないだろう。
自ら作っても良いけど。
仮想通貨や株を購入するのはまた別の機会とすることにしておいて、レオンにぶらっと闇市を巡ることにする。
「すげぇ……実銃が売ってるよ」
「触る時は店員に言ってからな。エアーガンみたいに手軽に試射するわけにもいかねーし、射撃場あるから、そこ行くのもありだけど」
「射撃場もあるのか! すげぇ」
他には俺が魔導書の取引でお世話になっている闇本屋を覗いて品揃えを確認したり、ジャンク屋で壊れたマジックアイテムが無いか探したり……。
「食べるだけで筋肉が付く料理屋とかあるけど、流石に嘘だよな?」
「いや、異能で作っている場合だとあり得るぞ。食べた相手にバフをかけたり、体調不良を整えたり……値段見てみろ」
「ラーメン1杯5000円!?」
「美味いだけの飯だったら表で幾らでもあるけど、闇市で店持ってるってことは、何かしらの効能があったりするから高いのよ。ただボッタクリの店もあったりするから気をつけろよ」
「お、おう……」
俺もじっくり闇市を観る機会がなかったので、ちょうど良いとレオンと一緒に2時間近く散策するのだった。