エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖) 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
5月10日……月曜日。
今日まで休みであり、俺は各業者関係者と打ち合わせがあるので新しく手に入れた物件に行かなければならない。
「かほ、ふみかの事頼んでも良いか? 俺の部屋で自由にしてて良いから……ふみかはまだ1人で落ち着けるほど精神が安定してないから」
「催眠術で治さないの?」
「いや、催眠術は昨日寝る前にかけたんだが、それでも元の気質的に不安が増大化していく性格しているから……話し相手になってくれないか?」
「了解」
「あかり、ゆかり、マイの3人は新しい家で必要な家電やエアコンを買ってきてくれ。一応30万は予算としてあるから……エアコンとかはローン組んでも良いから」
「了解。でも食事とかはこっち来てもいいんでしょ?」
「そりゃそうだが、小腹が空いた時や飲み物とか冷蔵庫あったほうが便利なのもあるだろ?」
「そりゃそうだね。それに私達食べる量めっちゃ増えてるから、炊飯器とかも買っておいたほうが良いかも?」
「あと洗濯機な。3人だから1台でいいだろうが、毎回近くのコインランドリーに通うってわけにもいかねーから、洗濯機買っとけよ」
「「了解」」
「あとはドライヤーや部屋干しできる室内乾燥機とかも欲しいな……30万じゃあ足りないかも?」
「とりあえず今出せるの30万だ。こっちもカツカツだからな」
「ういー」
3人は家電量販店巡り、のぞみとみちる、しずかはレオンと一緒に異界でレベリングしてくるらしい。
レオンがいるので無理はしないらしいけど、30階層目指すらしい。
というわけで各自別れるのだった。
「どうですかねぇ」
「いやぁパイプも途中までは新品みたいに綺麗ですけど、ずいぶんと使われてなかったから、途中亀裂が入ったりしてますわ。普通の水道業者呼んだらべらぼうに金取られたと思いますよ」
今回呼んだネット回線以外の人達は裏の側面を持つ会社であり、異界の中にもインフラを整えたりする技術を持っていたりする。
不動産屋は安い業者程度に思って気がついてなかったが、俺は連絡先を見て、ゲームでも出てくる会社じゃんと思って裏のことをそれとなく伝えたら、裏の部署が担当してくれることになったのである。
料金安くしてくれる代わりに表では使用禁止の工法だったり異能を使った技術で素早くやってくれる。
「でもいいんですか、依頼を受ける代わりに安くやってもらって」
「ええ、うちで抱えている裏の浄化施設とか発電所は魔物が定期的に湧くので、従業員も倒してるんだけど、それだと仕事にならなくてね。斡旋してるママさんに聞いたけど、最近売り出し中の新進気鋭のパーティーなんだろ?」
「まだ1ヶ月かそこらで初心者脱却できるくらい鍛えてるってやべーな。どんだけ鍛えてるんだよ」
「常識を持った強い人物は大歓迎だ。強い人は癖が強い人物が多いからな……」
水道業者も電気業者もガス業者も結構俺達のパーティーの台頭を歓迎してくれている。
彼らには今後も拠点が増えればインフラの初期設定や修繕をお願いするから長い付き合いになるだろうな……。
ガス周りは特に問題なく、電気系も外の配線が交換必要だったけど、中の配電盤は問題なし、水道も最初は茶色の錆びが凄い出ていたが、水道管に内側からプラスチックの補強材を入れることで水も綺麗に出るようになった。
「ありがとうございます。これでこの家で生活できるようになります」
「じゃあ土曜日はうちの浄水場で」
「日曜日は発電所で頼むわ」
「ガスはご贔屓にしてくれたらそれでいいから。滞納だけしないでくれ」
「はい、口座登録しますんで今書きますね」
「あ、こっちのタブレットに入力してくれ」
というわけで毎月2万円前後を電気、ガス、水道代として支払うことになるのだった。
彼らが帰った後に、午後からネット回線の業者が工事に来て、1時間程度で配線をしてくれた。
「あざっしたー」
これでちゃんと家として機能するだろう。
「6畳の部屋が5つあるから、畳の部屋は3人が使うだろ……1部屋撮影部屋で使えたらいいんだけどな」
そしたらその部屋は大きなベッドに壁紙もシックな感じで統一するんだが……。
ここらへんはゆかりと相談だな。
「ふみか、大丈夫だったか?」
「あ、かいと……うん。大丈夫だったよ。でもあのアパートに行くの怖いんだけど……」
「鍵って掛かってるのか?」
「いや、多分掛かってないと思う」
「だったら荷物回収してくるわ。じゃないと死亡届が大家にも行くと荷物処分されるかもしれねーからな。かほと一緒に夕飯作っておいてくれるか?」
「あ、はい。かほさんも色々あった方なんですね」
「まーかほも死んだことになってるからな。2人とも新しい戸籍用意するから待っててくれな……そう言えばふみかって運転できるの?」
「一応取り立てですが……高校卒業前に取りました……」
「お、だったら車を今度用意するから、それで米を買ってきてくれないか」
「お米?」
「うん、うちのメンバー1回で15合近くの米を食うから、スーパーで買うと高くて高くて……郊外の農家と契約できれば、直売で30キロ8000円くらいで玄米買えるらしいし、精米したとしても1000円いかないから……スーパーで買うと2倍……いや3倍はするからな」
「わ、私にできるんだったら……」
「その時は頼るわ」
俺も前世でバリバリ運転していたが、裏でも一応免許証は作っておきたい。
金稼いだら裏の教習所にうちの学校行ってないメンバー通わせるか?
異界にある教習所で練習すればいいし、将来俺が広い異界を持ったら車必要になったりするかもしれねーし。
表でも車があれば活動範囲も広がるしな。
うん、まぁそれは将来的な話だな。
とりあえず今度は金貯まったら死亡組の戸籍を整えないと……。
そうこうしているとふみかのアパート近くに到着したので、認識阻害眼鏡を装着する。
万が一他の住民に見つかったとしても認識阻害眼鏡を着けておけば、スルーしてくれる場合もあるし、最悪催眠スマホで対応しよう……と思っていたが、特に住民に声をかけられることもなく、鍵も開いていた……というより壊されていたので、手袋も一応つけて部屋の中入っていく。
「うわー荒らされとるなぁ……」
服が散乱しているし色々漁られている。
とりあえず無事な服類やベッド、家電類や調理器具類を収納財布の中に回収し、スマホや財布などを探してみると、スマホは見つかったが、財布や通帳類は見つからなかった。
「これ、ふみかに恨みがあるって感じよりは裏に通じる強盗が入った線もあるか? そういう輩も治安が悪くなると増えてくるけど……」
まだスマホは生きてそうなので、回収しておき、ちゃっちゃと撤収するのだった。