エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖) 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
5月25日……火曜日。
今日は学校を休んで、車のディーラーさんとお話し合い。
他のメンバーは学校行ったり、轟さんのラーメン屋行ったり、家で動画編集したり、薬作ったり……。
あかり、マイ、みちる、かほの4人は、今日は薬作って売ったら用事が無いらしいのでディーラーさんとのお話を聞きたいと後で同席するらしい。
と言っても午前中は闇市行って偽造した免許証とかを作る作業であるが……。
「あいよ、免許証。年齢は18で良かったのか?」
「ええ、ありがとうございます」
「免許証発行したけど、運転技術はちゃんと磨いておけよ……といっても兄ちゃん肉体交換した口だろ」
「あ、わかります?」
実際は転生だけど。
免許証を偽造してくれた職人曰く、免許証を発行する時に実際に車を異界内で運転して、ある程度技能が伴っていれば発行してくれる仕組みである。
偽造して直ぐに事故を起こされると問題になってしまうので、技能が無い奴には偽造でも免許証を与えないのが裏でのルールらしい。
裏で働いている人達は基本表に迷惑をかけないのをモットーにしているのが多いらしいけどね……普通に一般人攫って加工して金にしている悪人もいるけど。
「兄ちゃん運転上手かったもんな。童顔なだけかと思ったら身分も高校生だしな。だとしたら中坊から車を乗り回していたか、肉体を交換した奴か。兄ちゃんの言動からして後者だろうと思ってな」
「やっぱり人を見ている人には分かりますか」
「まぁ勘だけどな。ほら免許証。初心者ってことになるから、車には初心者マーク付けておくのと、免許の更新は表のところに行くか、またこっちに持ってこい。値段は掛かるが更新させてやるから」
「ありがとうございます。ちなみになんですけど、裏で免許合宿受けさせるとしたら相場どれくらいになりますかね?」
「この街の合宿所だと……裏で取るんだったら潰しの効く大型までの3週間合宿ってのが人気だな。裏だから普通車から大型までスキップして取らせるし、値段も40万で手ごろだと思うが」
「確かに、合宿ってのを考えると十分に安いか……金貯まったら行かせようかな」
「なんだ、経営者でもあるのか?」
「いや、パーティーのリーダーでして、パーティーメンバーのことで考えていて」
「あぁ、なるほどな。だったら免許持ってるやつ何人か居たほうが良いわな」
「ですよねー」
そんなことを免許発行してくれる人と喋った後にアパートに帰って少しするとディーラーさんが到着した。
「どうもーディーラーの加藤です。以後お見知りおきを」
「依頼人のMobです。今日はよろしくお願いします」
俺は部屋に案内してコーヒーを出す。
「駐車場に停められていたプレートの無い車2台のナンバー取得が目的でしょうか」
「ええ、あとはそういうナンバーが無い車を買い取ってくれる伝手を紹介していただければ」
「な~るほど。いやぁ轟が紹介するから太客になるとは思ってましたが、中古車の売却も視野に入れてるなら、そりゃ俺が紹介されるわけだぁ。ええ、訳あり車両の買い取りもうちがやりますよ」
「ありがとうございます。ただ今回はナンバープレートの取得と各種保険についてですね」
「ええ、なるほどなるほど。では詰めていきましょうか」
猿顔っぽい加藤さんは話し上手で色々聞いてしまう。
俺と加藤さんが話していると、あかり、マイ、みちる、かほにゆかりの5人が部屋に入ってきて、車について加藤さんに相談し始めた。
「裏でもやっぱりパーティーで2台は欲しいでござんしょ。Mobさんは何台車持つ予定ですかね」
「今のところ4台までは持てるんですが、維持を考えると3台が現実的かな~」
「なーるほど。保険とかは纏めて加入してしまった方が安いんで、今は2台で登録しますが、3台目を持つようならそれも纏めて保険に加入する感じにしましょうか」
「お願いします」
ナンバープレートについても特に問題は無さそうで、今週中に登録して取り付けておきますよと言ってくれた。
で、いったん駐車場に出て、今手に入れた車を売った場合の相場についても質問する。
「この車幾らくらいになりますかね?」
「ふーんどれどれ……ずいぶんと綺麗ですね。新古車ですか?」
「事故車を買い取って除霊した後にガッツリ修理と整備した感じですね」
「へぇ……言われるまで気が付かないですね。うん、全体も綺麗、エンジン周りやオイルに関してもススが溜まってない。殆ど新車同然だ。これなら日本車欲しがってる海外に高値で転売できますよ」
「お値段は……」
「そうですねぇ……20万……いや、両方30万前後での買い取りになるんじゃないですかね? ただ日本では事故車は敬遠されるんで、普通の中古車屋だと綺麗でも買い叩かれて10万いかないくらいになるんじゃないかなー」
「なるほど……加藤さんなら廃車引っ張ってくれますか? うちそういう車をリペアリングできる人物がいるんで」
「ええ、そういう美味い話を待ってましたよ。最近だと水没車市場が熱いんでね。1台どれくらいで修復できます?」
「1週間で3台くらいですかね。彼女も学校通ってるんで……あとそれをメインにはしてもらいたくないですね」
「というと?」
「一応シノギとしてのメインは異界関連の依頼を受ける感じなんで、できれば俺達パーティーにママさんのところで指定依頼という形にしてもらって」
「なるほど……まぁ業界の付き合いとかも必要ですからねぇ。ただそうなると手取りの料金が低くなるけど」
「構いません。その本人が独立でもしてしまったらその依頼を受ける事ができなくなってしまうんで……そうならないようにはしますが」
もちろん復元ペンライトを使っているので、そんな人材は居ないのであるが……。
「予防線を張っておくのは大切な業界だからね。とりあえずナンバープレート代は取り付け込みで1つ3000円、今度修理して欲しい車があったら依頼出すわ」
「こっちも修理して売れそうな車があったら加藤さんに連絡を入れますね」
「交渉成立だ」
というわけで、ディーラーの加藤さんと連絡を交換するのだった。