エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖)   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

6 / 104
4月5日 除霊のお仕事 2 金策の準備

 4月5日。

 

 おママから入った指定依頼、複数の除霊依頼。

 

 難易度は上がるらしいが、中盤まで使える範囲浄化にかかれば序盤の幽霊に負けることはまずない。

 

 ちなみに今回のメンバーは俺だけで、のぞみとみちるの2人は昨日稼いだ金となけなしの生活費の残り3万を渡して回復薬製造に必要な機材と材料集めを行ってもらっている。

 

 正直これでも足りないらしいが、残りは今回の依頼成功してから集めることとする。

 

 指定された場所に到着すると、古びたアパートであった。

 

 時間15分前に到着し、13時になるのに待っていると、5分前にアパートの物陰に人がワープしてきた。

 

「あ~やっぱり来てくれるか」

 

 というのもゲームでもお世話になる運び屋の女性がそこにいた。

 

「どうも始めましてMobさん。本日同行する依頼確認員兼運び屋のトラッカーと申します。よろしくお願いします」

 

 茶髪のウルフカットで大学生に見える彼女の名前は東條かりん。

 

 今ステータス眼鏡でゲームでも出会う彼女の情報と合致しているか確認するが、年齢や証得している異能の種類と合致している。

 

 見た目は大学生……いや、社会人にも見えるが、実は高校2年生と自分より1個上でしかなく、裏社会で働き始めてから2年も経ってない新米である。

 

 特殊攻撃系の異能は持ってないものの、彼女は貴重なワープの異能を扱うことができる。

 

 自分もしくは触れている物を指定の場所まで転送できるという異能で、裏社会だと引っ張りだこの便利異能である。

 

 裏フリマで物品が直ぐに転送されてくるのもフリマ運営が転送系異能者を抱えているから……というのがある。

 

 一応終盤になると異能を覚えられる書物から高い金を支払えば覚えることも出来るが、ゲームだとちゃっちゃとレベルを25まで上げてから、今目の前にいるかりんを抱いて、孕ませて異能をコピーするのが一番最短で覚えることができる。

 

 真面目な性格なので仕事熱心、仕事内容的に出会える回数も多くなると思うので、じっくり落としていきたいところである。

 

「じゃあ時間になったので始めたいと思います。最初の依頼内容はアパートに住み着いた複数の幽霊の除霊で良いですね」

 

「はい、元々は一般人の幽霊だったらしいですが、長く住み着いたため、異能を扱えるようになり、除霊に来た人物を攻撃し複数回撃退。結果更に強くなり、他の幽霊を従えて根城にしていると」

 

「幽霊の数については?」

 

「確認が取れているだけで6体。うち異能を使えるのは1体と」

 

「わかりました」

 

 俺はアパートに向かうと、主が居ると思われる部屋の扉を開ける。

 

 すると昨日の子どもの幽霊が居た家とは比べ物にならないほど瘴気が漂っていた。

 

 俺ですら吐き気がするので、普通の人なら失神していたかもしれない。

 

 すると部屋の奥でパンパンと手を叩くような音が聞こえてくる。

 

 玄関からでも見えたが、恐らくアパートの主幽霊と他の幽霊が交わっている。

 

 流石エロゲ、幽霊同士でも性行為をさせるのか。

 

 まぁ実際は交わることで弱い幽霊に力を与えている行為だろう。

 

「範囲浄化!」

 

 アパート全体を範囲指定して、一気に浄化させにかかる。

 

 すると瘴気は一気に晴れて、交わっていた幽霊も綺麗さっぱり消えてしまった。

 

「お、レベルアップ」

 

 今ので俺のレベルは11に上がった。

 

 先ほど交わっていた主幽霊がレベル15だったので、格上を倒した判定になるのだろう。

 

 周回アイテム無しなら現状で倒せる敵ではなかったが、一発浄化。

 

 ゲームで使っていた時には30レベルの幽霊の浄化までは一撃だったはず。

 

 それ以上でも50レベルまでは有効な攻撃だし、異能の使用回数……ゲームだとマジックポイント(MP)的なのも魔法の杖は使用無しで使えるのでマジ神アイテムである。

 

「終わりました」

 

「え? もうですか?」

 

「確認お願いします」

 

「わ、わかりました」

 

 かりんさんに確認を頼むと、少し震えながらアパートの部屋を全て確認していく。

 

 10分後、アパートすべての部屋が浄化されているのを確認するとかりんさんは安心した様子で、

 

「全ての部屋の浄化を確認しました。では次の現場に向かいましょうか」

 

「ええ、よろしくお願いします」

 

 確認員という仕事も大変で、浄化したと言ってはいるが、残っている可能性もあるので、そうなった場合真っ先に襲われるのは彼女である。

 

 ワープで逃げれるとはいえ、怖いことには違いない。

 

 ただこの後は、この作業の繰り返し。

 

 2件目はシェアルームをしていた住人同士で殺し合いになり、複数人が交じり合った悪霊の浄化。

 

 3件目は飛び込み自殺が多発する駅で、背中を押して殺しに来る悪霊及び駅全体の浄化。

 

 4件目はヤクザの抗争があったビルの浄化。

 

 最後の5件目は遊園地のお化け屋敷に本物の幽霊が取り憑いてしまい、スタッフや客に呪いを振りまくというたちの悪い幽霊で、これも範囲浄化で建物全体を浄化して幽霊達を消し去っていった。

 

「はい、浄化完了!」

 

「お疲れ様でした。予定していたより早く終わり助かりました!」

 

「本当ならトラッカーさんとこの後食事でも……って言いたいんだけど、ちょっと金欠で……今度仕事が一緒になるような事があったら飯に行きませんか?」

 

「え? まぁ良いですけど」

 

「やり!」

 

 とりあえず今回は食事には行かなかったけど、互いに連絡先を交換することには成功し、その後おママから報酬の12万円もゲット。

 

 これで当面の活動費用は手に入れることができた。

 

 ちょっと奮発してすき焼きにでもするかとスーパーで牛肉を買ってから家に帰ると、みちるとのぞみが別の部屋で作業をしている最中であった。

 

「2人ともどんな感じ?」

 

「あ、ちょうどいい所に」

 

 その部屋は実験室の様になっており、部屋には植木鉢に土が入れられ、その上に針の穴が空いたゴムホースが蛇口に繋がっていたり、作業台の上にはミキサーと空の2リットルペットボトルが並べられていた。

 

「これが回復薬を作る装置?」

 

「その一部。本当は材料や完成品を保存できる冷蔵庫とかも欲しいけど、とりあえずこれで大丈夫だよ」

 

 みちる曰く、これにスーパーで手にはいる野菜や香辛料、それに触手と回復薬の原液があれば回復薬になるらしい。

 

「え? 回復薬の原液必要なの?」

 

「僕が作ったのは回復薬の効能を向上させて、量を増やすための設備だからね。理論上だと250ミリリットルの飲むタイプの回復薬1本と他の素材……まぁ触手を除く素材原価700円で、2リットルペットボトル分の上回復薬を作る感じだから」

 

 実際にやってみないと分からないが、回復薬の原液が1000円、プラス700円の材料費、それに触手と加工に必要な諸々の手間で買取金額250ミリリットル2000円(販売金額3000円)の商品を作ろうとしているらしい。

 

 上手く行けば、250ミリリットルで2000円なので、その8倍の2リットルが一気に作れるので、1万6000円で買い取ってくれるはずとのこと。

 

 触手を毎回生息地に採取していくのも手間なので、自家栽培する事も考え、1週間で15万前後稼げるんじゃないかなって言われた。

 

 ゲームでもお世話になった回復薬製造錬金術である。

 

 能力の高い技術職を仲間に欲したのは序盤から中盤まで高い効率で行える金策というのが大きい。

 

 アパートの1室を丸々使うことになってしまうが、非戦闘員の管理人を1人置いておけば永続的に金を稼ぎ続けてくれる金策である。

 

 普通なら回復薬を作るところだが、みちるは上回復薬という性能が高く、買取金額も高い物を作ってくれるみたいなので、金策効率も大幅にアップ! 

 

 ゲームだと1週間5から7万円稼ぐ金策だけど、15万稼げるのは本当に大きい。

 

 あとはこれを管理させるのに能力が高いみちるを張り付けるのは勿体ないので、高校に通うことだし、能力低いけど顔や性格が良かったり、訳あり人材や一芸枠を仲間に引き入れられれば最高やな。

 

「じゃあ明日は触手を回収しに行くことにしようか」

 

「「了解」だよ!」

 

 というわけで、その日はすき焼きを3人でつついて食べた後に、3Pして夜の運動会を開催するのであった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。