エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖) 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
現在レース観戦中。
正面の巨大モニターには5番-7番-8番と表示される。
「やっぱり絶好調組が来たか」
「5番の馬凄い強かったね……なのに6番人気って」
「前走で競走途中でコースからどっか行っちゃって、競走中止扱いになったらしいから……競馬ができるとは思われてなかったのと、血統的に良い馬には見られてなかったっぽいな。まぁ6番人気なのは俺ら的には美味しかったけど」
今回俺が5番は絶対に来るって言っていたので、皆最初ということで数百円、俺は流しで4通りの連単を2000円分買っていたので、5番と7番の連単が命中。
単勝16倍、連単が47倍で結構な値が付いた。
これが100倍を超えると100円で1万円になることから万馬券と呼ばれたりする。
レース結果が判明したら直ぐに換金の機械で払い戻しをしても良いし、パドックが少ししたら始まるのでそっちを見に行っても良い。
毎レース賭けるんだったらこれの繰り返しとなる。
馬を見て、賭けた馬の走りを観たり、応援したりして、儲ければラッキー、外れても現地だと良いものを観れたと感動したり。
この時期だと5レースくらいまでは未勝利戦と呼ばれるまだ1勝もしてない馬が走るので、調子と能力が分かればある程度勝敗が事前に分かってしまう。
まぁ能力に差があるのは生き物のレースなので仕方がないが、俺達は5レースまで予想し合って、だいたい的中率9割といったところだった。
12時半を過ぎたので、昼飯を食べる。
6階建てのスタンドがあるので、そこの各所に食事できる場所があり、せっかくなので5階の和洋折衷織りなすお店でガッツリ食べることにする。
俺は唐揚げ定食を注文したが、ほかの皆も各々メニューを見て注文し、5レースでどれだけ儲けられたか発表し合う。
「やっぱり賭け事は当ててなんぼだね」
「でも馬が目の前を駆け抜けるのも凄かったです」
「面白かったねー」
「じゃあ結果発表といきますか!」
皆にメモ帳の紙を渡して、儲けた金額を書いてもらう。
「せーの! せ!」
紙を広げて見せ合うと次のようになっていた。
俺 プラス8万6200円
みちる プラス5万100円
マイ プラス3万500円
しずか プラス45万8900円
かほ プラス2万円
「わかってはいたけどしずかやべーな」
換金機でしずかがマークシート投入したら万札がブワって大量に出てきていたので、儲かってそうとは思ったが……勝負事全般が強いのか?
「しずかめっちゃ勝ちまくってたな」
「賭ける時は勝負に出ることですわね。特に4レース強いのが2頭抜けていましたし、3頭目にモブから絶好調の子を聞いていましたので、それの3連複を買っておけばまず間違いない勝負でしたし……あれで25倍強付いたのが大きかったですわね」
みちるの発言にしずかがそう返答する。
午後からは賭け事はしないで、ゆっくり競馬場を巡ろうということになり、お土産コーナーに行くと何故か幸運の馬シリーズがめっちゃ売られていた。
「ええ……いや、過去の名馬を模した人形だから効果あったりするかもしれないけどさぁ……」
大きめのぬいぐるみが3000円なのでお土産を兼ねて今日売られていた12種類を購入。
流石に異界産じゃないから幸運の上昇値は低いけど、数あれば効果も大きくなるだろう。
あとはぶらぶら食べ歩きして、有名なソフトクリームを食べたり、競馬博物館に行って過去の名馬について学んだり、息抜きにはなった。
せっかく東京来ていたので、帰りに東京駅に寄ってお土産を購入してから家に帰るのだったが、皆楽しんだようで沢山お土産を買っていた。
「そう言えば稼いだおカネは」
「ああ、自由に使っていいから。無理に家に入れなくても良いよ」
「そう、でしたらトレーニング機材でも購入しようかしら」
夕方、家に帰ってきた俺は指名依頼をくれた加藤さんとおママに連絡を入れて、今日の時間ができたので指定された車を取りに行きますと伝えた。
そしてかほが食材の買い出しに行っている間に、俺はおママのところに行き、加藤さんが所有する異界へと通してもらった。
加藤さんの異界には車がズラリと並べられていた。
「よおよお、待ってたぜー」
「急に時間を取ってもらってすみませんでした」
「いいのいいの。で、今回頼むのはこの子達だわ」
加藤さん曰く、異界に車を保管しているのは、外だと保管しているだけで税金とか色々取られるのと、雨や風が制御できる異界なら車を保管しておくのにピッタリなのだとか。
「雨で水垢がついたりするのを整備するのも時間がかかるからねぇ。表のディーラーと違って、俺は車を素早く売れるようにある程度キープしておいて売り時を見逃さないようにしてるのよ」
「なるほど」
「今回頼むのはこの子達ね」
そこには見るからに高級車と思われる車が置かれていた。
「めっちゃ高級車じゃないですか」
「でも直せるでしょ?」
「ええ、まぁ」
「カスタムはできないんでしょ?」
「うちは元に戻すまでですね。なので走行距離を0に限りなく近くできます」
「うんうん、それなら良いんだ。こいつは水没車でね、前に大雨で地下駐車場が水没したってニュースになったりしてなかったかな?」
「ありましたね……そんなこと」
「そそ、そこで安く買い取った車両だから高級車だけど、ほぼ捨て値で買い取れたってわけ。まぁ実際に買い取ったのは保険屋だけど、俺様の伝手でちょちょっとね」
「やっぱり裏の業界だと伝手が命ですかね」
「そりゃそうだ。裏のほうが命の価値が軽いからねぇ~持ち帰るのどうするんだ?」
「あ、収納できるマジックアイテム持ってきてるんで、それで運びます」
「お、悪いね」
俺は加藤さんから指示された車を3台収納財布の中に入れる。
「来週中には復元して運ぶと思いますので」
「うんうん、頼むわ。依頼料金はこんな感じだけどいい?」
そこには1台30万、3台全て成功で10万追加の100万と書かれていた。
「はい、助かります」
「悪いね、こっちも利益を考えるとこれくらいしか出せなくて」
「いえいえ、こっちとしては助かります。今度車について相談するかもしれないのでその時は」
「ニヒヒ、おじさんに任せなさい!」
お互いに握手をして加藤さんと別れるのであった。