エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖)   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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6月11日 1日目 社の異界

 6月11日金曜日の放課後。

 

 俺達はふみかと俺でそれぞれ車を運転して郊外の社の異界に向かっていた。

 

「ねぇ、そこの異界はまたお金が落ちていたりするの?」

 

「あかり、今回の異界はそういう感じじゃねーな。というかアポ取りから始める感じだ」 

 

「アポ取り? 管理者が居るってこと?」

 

「なんていうかなー……まぁそんな感じか?」

 

 なんとも煮え切らない返答をゆかりに返しながら、車で30分運転すると、郊外に出て、田園風景が広がっていた。

 

 そんな田園の中にある空き地に車を止めると、社の前に到着する。

 

「確かに一定レベルがある異能者がこの鳥居をくぐると異界に転送される仕組みになっているね」

 

「だから言ったろみちる。異界を見つけたって」

 

「悪かったよ疑って……でも管理人がいるんだろ? 中に入って大丈夫なのか?」

 

「まぁ大丈夫だ。交渉をすることにはなるがな」

 

 俺は率先して鳥居をくぐると他の皆も鳥居をくぐる。

 

 そしてそこには田園風景ではなく、鬱蒼とした山がそこにあった。

 

「山だ……んん、何か来る!」

 

 のぞみが変化に気がついたらしく、武器を構えて警戒すると、空を飛びながら空から降りて来る巫女服姿の女性が現れた。

 

「外界からの気配がしたと思えば……異能者ね」

 

 巫女服の女性はお札を構えるが、俺が

 

「まあまあ、戦いに来たわけではないんで……この異界本来の目的の修行場として使わせてもらいたく」

 

 そう言うと巫女さんは

 

「あら? 珍しい。ちゃんとこの異界の用途を知っているなんて……修行をしに来たのであれば客人ね。それなら歓迎するわ」

 

 一触即発雰囲気だったが、それは回避できた。

 

「自己紹介をしなきゃね。稲荷ともえよ。よろしく」

 

「Mobだ。こっちは」

 

 女性陣を紹介していく。

 

 巫女さんは黒髪で長い髪を腰当たりで紐で纏めており、吊り目の美人さん。

 

 見た目の年齢は高校生くらい。

 

 あとおっぱいがでかい。

 

 ふみか並みにありそうである。

 

 巫女服の上からでも分かる。

 

「着いてきて」

 

 彼女にそう言われて山の中を進んでいくと、大きな神社がそこにあった。

 

 境内の整備も行き届いてあり、他にも巫女さんが複数人働いているように見えた。

 

「では修行者の皆様、鬼が住む異界にようこそ」

 

 神社の本殿に案内された俺達は巫女のともえから質問を受ける。

 

「まずどのようにしてこの異界を見つけたのでしょうか。限られた人物しか知らない異界なのですがねぇ」

 

「ああ、それは占いで知った。で、実際に来てみたら大当たりってわけだ」

 

「占い……異能で見つけ出したってことであれば相当運がいいのね……」

 

 実際はゲームの事前知識によるものであるが……。

 

 さてさて、ともえからこの異界について詳しい説明が行われるが、簡単に言ってしまうと人食いの鬼が沢山生息する異界であると言われ、ここに居る巫女達は定期的にやってくる人に子宝を恵んでもらう代わりに衣食住を提供して修行に励んでもらう……というなんともエロゲらしい設定の巫女集団である。

 

 あとこの異界の中では産まれてくる者は全て女になってしまうらしく、鬼も含めて女性なのだとか。

 

 女性の異能者には鬼の間引きをして貰う代わりに衣食住を提供するらしい。

 

「それとここでは外と時間が違っています。皆様にも専用の衣服を用意しますが、この異界では外の1時間で1日が経過します。つまり時間が24倍されるのです」

 

 なので老化を抑えるマジックアイテムを着用していないとあっという間に老化が進んで大変な事になってしまうらしい。

 

 時間が外とは違う事、それなりに強い鬼達と戦ってレベルを上げられること、修行期間は衣食住を提供してくれること、巫女と交わることで異能をコピーできること……あともう2つ理由があるが、これらにより効率的に強くなれる環境であると言える。

 

 金曜日の16時に異界に入ったので、日曜日の夕方に帰るとして約48時間……この異界では48日間修行することができる。

 

 次のボス戦も控えていることだし、ここらで一気にレベル上げをしてしまったほうが良いという考えである。

 

 ゲームだとこの異界は夏休み以降……場所を教えてくれるキャラクターの状態によっては2年目から使える場所になってくるので、大幅に時間短縮である。

 

「はい、というわけで皆にはここの異界で期間中に60レベルを目指してもらいます!」

 

「60レベル! 中流上位じゃん」

 

「そんなに強くなれるもんなの?」

 

「大丈夫です」

 

 ともえが不安がる女性陣に説明すると、鬼にもレベルがあり、神社近くには弱い鬼……といっても30レベル以上の鬼が出現し、山の奥に進めば進むほど強い鬼が出現するのだとか。

 

 最奥だとレベル100以上の鬼も出現するらしい……怖いね。

 

 スライム娘みたいに馬鹿みたいな経験値が入る訳じゃないから、地道に倒していくしか無いけど、今ふみか以外は全員35レベル以上なので、路地裏の異界だと経験値が入りづらくなっていたからちょうど良いし、60レベルを超えていれば1年期間で出てくるイベントは大抵突破することができる。

 

 修行するには丁度良いって訳である。

 

「じゃあ皆さんこれを下着の上から羽織ってください」

 

 ともえが喋っている間に巫女達が用意してくれた羽織を着用する。

 

 下着に水着を着用し、上にTシャツ短パン、その上に羽織という一見ヘンテコな格好であるが、防御性能も高く、それで老化を抑えてくれる性能があるのはありがたい。

 

「では皆さんの実力をためさせてもらいます。幸いこの異界に入れるということは最低限の鬼は倒せると異界に認められていますのでね」

 

 ともえに言われて夕食前に早速鬼退治に行かされる一同であった。

 

 

 

 

 

 

 山の中を進んでいくとのぞみ、あかり、マイ、みちるの4人が探知する異能に魔物の反応がしたらしい。

 

 適性ある人が20から30レベルで覚えることが多い探知の異能。

 

 俺のマッピングの異能とは別で、周囲数百メートルの人や魔物の位置情報を探知できるのである。

 

 俺のパーティーだとさっきの4人が異能を覚えてくれたので、大抵の魔物には奇襲による先制攻撃ができている。

 

 今回もそうで、32レベルの赤鬼に奇襲を仕掛けた。

 

 鬼の見た目は、鬼の虎柄の縞パンと胸にサラシを巻いた肌の色が赤い女性にしか見えないけど、魔物は魔物。

 

 しずかが一気に近づいて背後からタックルして体勢を崩すと、そのまま腹部を掴んでプロレス技のパイルドライバーを叩き込む。

 

 凄い勢いで地面に頭を突き刺したので、鬼も気絶状態に陥り、あとはしずかが拳に力を込めてメガインパクトを胴体に叩きこむと、鬼は首が折れてはいけない方向に曲がり、徐々に体が煙になって消えていった。

 

「お見事」

 

 ともえもしずかの早業に感嘆する。

 

 その後ふみか以外は全員1体ずつタイマンで鬼を撃破していき、ふみかも遠距離から狙撃を繰り返すことで弱らせたところを俺が撃破。

 

 ともえからも合格を貰ったのだった。

 

 

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