エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖) 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
合格を貰った俺達は、再び神社に戻り、巫女さん達から歓迎をされた。
「改めて、ようこそ鬼の住む異界へ……今日はゆっくりと休まれて、明日からは巫女が1人1人に着いて鬼と戦う際にアドバイスを送らせてもらいます」
そう言って食事が運ばれてくる。
料理は精進料理……というわけではなく、ちゃんと肉も出てくるが、和食中心。
山菜や川海老の天ぷら、豚肉の味噌焼き、椎茸の吸い物、葉野菜の和え物に山盛りのご飯。
「修行者には盛大に持て成し、持て成した分だけ強くなってもらい鬼を倒してもらいますから」
そう巫女達が言う。
ちなみに俺は裏事情を知っているが、ここの巫女達は世界大戦より前の次代から国を守る国士を育てる養成所としての役割を持つ場所だったが、戦争で日本が負けたことで組織は解体され、それでも市町村を悪の組織から守るという形でここが維持され続けていたのと、鬼を倒すと物資を生み出すマジックアイテムがここにはあり、なので修行者に鬼を倒してもらえば巫女達は物資が得られる為、修行者をもてなして鬼退治をさせるのである。
だから持て成した分だけ鬼を倒してくださいと言うのである。
一応まだ養成所としての機能は生きているらしく、解体された組織が再編されてから、人員を養成するのに時々活用されたりしているらしい。
まあ言ってしまえば、巫女達は一応ここで自給自足はできているため生活には困らないのであるが……。
強い異能者の子供も強い素養を得られる場合があり、そういう救国の流れを汲むから子作りもしていってくださいね……となっているのである。
まあ、どんなに入念に設定があってもエロゲだからの一言で片付いてしまうけどね。
さてさて、初日は特にイベントも無く、普通に食事が終わったら風呂に入って就寝。
ただ風呂は混浴だったと言っておく。
〜巫女達視点〜
「ねぇねぇ! Mob君だっけ? 良いわねあの男めっちゃ良いわ!」
「お風呂で見たけどちんちんめっちゃ大きかった! まさに男根様って感じ!」
「ともえちゃんも気に入ったんじゃない?」
「でも今の彼だと弱い気がする」
巫女達は今日やって来た新しい修行者の一団について語り合っていた。
「うっせぇぞ雌共、男が来た瞬間に発情してっからに」
そう言うのはこの異界で500年以上生活している長老と呼ばれる女性である。
見た目は30かそこらにしか見えないが、戦中や戦後の混乱期に組織解体の憂き目に遭いながらも、この異界を維持し、異界の時間を弄って、修行場としての質を高めたり、着ていれば老化が殆ど無くなるマジックアイテムの着物を作れるのも彼女だけである。
そしてこの異界最強の女でもある。
「長老また酒を飲んで……酒癖悪いんですから」
「うすへぇ! ちんこがデカいからって靡くような尻軽共が……もっと奥ゆかしさを持たんか」
「それ長老が言う? ここに居る巫女の殆ど長老の子孫じゃん。30人も子供を産んだビックマザーじゃん」
「昔は今よりも命の価値が低かったんだよ。救国救国って言って……子供を消耗品扱いしやがって……今も外ではその流れが未だに根付いてやがる。悪の組織だか正義の味方だか知らんけど、人を攫って洗脳や加工する悪趣味な連中があいも変わらず多いこって……」
長老は酒を飲みながら昔話と今の異界の外の愚痴を言う。
巫女達も外で暮らしたいと言って飛び出して行った者は結構な人数居る。
でも多くはここでの生活がいかに恵まれていたかを知って戻ってくるか、音信不通になり、今何をしているか分からなくなった人も大勢いる。
私……ともえの母親も修行者と恋仲になり、私を産んだ後にその修行者と共に外へと出ていったきり、ここへは戻って来なかった。
私が今17歳だから外では1年経過して無いらしいけど、それにしたってもっとここに来ても良いんじゃないかとは思わずには居られない。
「でもともえもこれでお役目果たせるね」
「うん……彼の種で子供を産む……決まりだから仕方がないけど」
そう仕方がない。
Mobと言う男性はカッコいいし、女性を9人も侍らせている男の中の男……その女性陣に聞いた限り性豪でもあるらしいけど、まだ子供を作った経験は無いらしい。
種には異常は無いらしいから避妊をしていると言う事なんだと思うけど……。
「やってやる! お役目を果たして外に行ってお母さんを探しに行くんだ」
「馬鹿者、外なんか行って鴨にされるがオチじゃ。それに外ではまだ1年も経過しておらん。50年は待て」
「そんなに待ってられないよ長老!」
「それにお主はまだ弱かろう。外に出てよいのは子供を産んだ者、実力が上位に到達した者、それか修行者が求めた者のどれかじゃ。お主はまだどれも満たしてはおらん」
「くっ!」
「それに男1人経験せずに外に出ても悪いことになるだけじゃ。本当はもっと色々な修行者に会わせて良い悪いを判別できる感覚を養ってほしいのじゃが……異界の時間軸を弄りすぎたかのぉ」
長老はそう言うけど、私はお母さんに会ってみたい。
裏で生きる人間だからもしかしたら亡くなっているかもしれないけど、ここに居たんじゃそれも知ることができない。
何とかして外に出たいんだ。
「はいはい、それではもう寝ますよ。明日から修行者の皆さんに各々着いて修行を見て上げなければなりませんからね」
年長者の姉さんがそう言うと私達は布団に潜り、眠るのであった。
〜毛部かいと視点〜
「ああ、よく寝た……」
昨日は久しぶりに誰も抱かなかったけど、それはそれでぐっすり眠ることができた。
もしかしたら食事か風呂に疲れを取る効果があったのかもしれないが。
皆で朝食を取り、寝間着から戦闘服に着替えて、いざ鬼退治に向かう。
「昨日話した通り、修行者の皆さんは担当の者が1人着いて個別に戦ってもらいます。勿論担当の者は鬼退治に成通していますので戦闘の手助けも行います」
そう言われ、俺の担当は昨日出会っていた稲荷ともえだった。
「担当になったともえよ。よろしく」
「ああ、Mobだ。改めてよろしく」
こうして修行が本格的に始まるのであった。