エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖)   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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6月17日 文化祭準備 2

 6月17日木曜日。

 

 学校では文化祭の準備が始まり、料理の練習が始まったが、メイドカフェみたいな物で、そこまで凝った物は作らないけどオムライスはIHで作ると卵を形に整えるのが難しいからと却下され、結果カレー、パスタ、パンケーキ、あとドリンクで商売することにするらしい。 

 

 で、練習がてら放課後に学校の備品であるIHコンロと調理器具を借りて、俺は料理を作っていた。

 

 最初俺は接客に回される予定であったが、カレーを一番上手く作れるのが俺だったので、料理担当に回された。

 

 元々自炊できるのはあるが、かほから料理を食べると体調が良くなる異能をコピーしたため、それの効果も合わさって、めっちゃ美味いカレーが作れるようになっていた。

 

「かほが作ってくれるカレーに負けてねぇぞ。かいとのカレー」

 

「そう言ってもらえると良かった」

 

 特に材料にこだわってる訳でもなく、調理も手間を凄いかけているわけではないが、カレー粉だけこだわった感じだな。

 

 かほに手伝ってもらって、せっかくカレー作るんだったらカレー粉は美味しい物を作りたいし、かほもスパイスを組み合わせて作る派だったので、スーパーで買えるスパイスと市販のカレールーを組み合わせることで味に深みが出るよと教えてくれたのである。

 

 カレールーに追加でスパイス2種、更にお好み焼きソース少量を加えると味が良くなると教えてくれて、それを実際に試したところ、滅茶苦茶味が良くなり、クラスメイトに試食してもらったところ好評を博したのである。

 

 で、メイド服の調達も行われて、実際に着用したら、俺とレオンが並んでいるのを見て、男達が股間を抑えてトイレに駆け込むというのと、女性陣から写真をめっちゃ撮影されたのである。

 

 なおその写真は文化祭の時に入店の景品として配られることになる。

 

 酷い話だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 クラスとの付き合いも終わり、俺は水泳部顧問を訪ねていた。

 

「短期間で滅茶苦茶レベルを上げてきたな……どんな裏技を使ったんだ?」

 

「自身に才能があっただけですね。才能があれば短期間で一流になれるのも裏世界の醍醐味でしょ」

 

「それはそうだが……3ヶ月も経過してなくてこれだけ強くなるって天才のそれだぞ」

 

「つまり俺は天才だったってことですね」

 

「まぁそうなるな……ただ油断すると死んだり死ぬより辛い目に遭うからな。高レベル異能者でお前の容姿だと種牡馬としての需要も高そうだからな。俺の方にもちょくちょくお前についての情報を求めてくる奴がいるからな」

 

「警告ですか?」

 

「まぁお得意様へのアドバイスだ。俺もお得意様に潰れて欲しくは無いからな」

 

「忠告受け取っておきますし、他の組織と今のところバチバチにやり合うつもりもないのでね」

 

「まぁ気をつけろよ。で、今日は何の情報を知りたい」

 

「生徒会……いや性徒会について知っている情報をくれませんか?」

 

「ほう……10万で手を打とう」

 

「じゃあこれで」

 

 財布から10万を取り出して水泳部顧問に渡す。

 

「毎度」

 

 ゲームだと中盤に敵か味方に分岐する組織性徒会。

 

 この学園の役員達であり、学校運営にも口出しできる高レベル異能者達である。

 

 注目するべきは、性徒会は多数の組織の幹部の集合体であるということ。

 

 現在の生徒会の会長含め庶務以外は全員女性が役職に就いており、それがゲームのキャラ達と一致しているかを今後を見据えて知っておく必要があったのである。

 

 水泳部顧問からの情報によると、生徒会役員は会長、副会長、会計、書記の主要4役職と庶務複数名によって成り立っており、この高校での実質的な四天王と言ってよい。

 

 大学を含めるともう少しややこしくなるけど、高校の裏を操っていたり、この街でのパワーバランスを調整していたり滅茶苦茶重要な組織である。

 

 情報によると、生徒会長が勇者協議会、副会長が聖女養成協会、会計がブラッディローズ、書記が魔女の一団に所属している事を確認できた。

 

 組織としての過激さは聖女養成協会とブラッディローズが敵対組織でバチバチであり、勇者協議会は政府にとって都合のよい人材を育成する組織。

 

 魔女の一団はのぞみが現在でも籍を置いているように緩い相互支援組織で、政府とかの法律規律を重視する組織とは相性が悪い。

 

 まぁそんな組織があるんだなー程度に考えておけば良いし、生徒会のメンバーを襲ったり倒したりしても心情が悪くなる程度で、各組織の構成員の有望株の若手という立ち位置以上にはならない。

 

 全員レベルは80前後で、今の俺とつり合いが取れる相手ではある。

 

「生徒会の面々をどうするつもりだ?」

 

「いや、敵にも仲間にもなり得るので、情報収集だけはしておこうと」

 

「ふーん」

 

 現状パーティーが11人で結構バランス良くなっているし、居住できる場所も無いので当面は増やすつもりも無い。

 

 既存戦力の向上に努めるターンだろう。

 

 それに動き出している肉塊にしてしまうボスキャラがゲーム的な動きをするなら仲間に誘うキャラにアクションを仕掛けてくるだろうし……。

 

 そいつを排除しないと次に進めないんだけど、そいつの居場所がわからないからな……。

 

 まぁ一応今後の準備だけはしておこうと生徒会の情報は集めていたが。

 

「お前のパーティー……ビッグハウスだったか。その調子はどうなんだ?」

 

「全体的にレベルは上がってきてますし、構成員も少しずつ増やしてシノギも増やしているので」

 

「ふーん、有望株だな」

 

「ありがとうございます」

 

「調子に乗っているわけでもなさそうだし、このまましっかり励めよ」

 

「はい!」

 

 俺は水泳部顧問に激励されて家に帰るのであった。

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