エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖) 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
路地裏の異界に潜った俺とマオとすずか。
クラスでも少し喋る程度で、基本2人はレオンと喋っていることが多いなって感じることがある。
まぁ売春の運営をレオンがしているから仕事の話が殆どだと思うが……。
「2人は今の環境に慣れた?」
「うーん、ぼちぼち?」
「パパ活をしていた時よりは楽だねー」
2人とも学校には行っているけど、ほぼレオンのラブホテルで生活をしているらしい。
居心地が良すぎて安アパートには帰れてないのだとか。
エロゲだからだろうけど、1人暮らし率多いな。
「パパとママから生活費送られてくるけど……遊んだり贅沢したかったら金稼ぐしかないじゃん」
「そそ。で、バイトってのもなんか違うし……だったらパパ活かなって思って始めたんだけど、結局体を売ることになっちゃったし」
「後悔はしてないのか?」
俺は2人に質問すると、
「いや? 特にそれはないかなー。レオンと関係性深めてから生活も仕事も楽になったし」
「それにダンジョンに潜ってレベリングなんてゲームみたいなこともできるし、結構楽しいよ」
「それなら良かった」
やっぱり彼女達の感覚では、裏の事はゲーム感覚なんだな。
そのうち痛い目に遭いそうだな。
そんな事を考えていると魔物が現れた。
動くマネキンで、女性陣は金属バットを振るって撃破していく。
「あれ? レオンと一緒の時はお金がドロップするんだけど」
「ああ、それレオンの異能だから。アイツの近くで魔物を倒すとお金が落ちるんだよな」
「えー、じゃあ今日は稼げないじゃん」
「まー稼げないかもしれねーけど、俺と居ると良いアイテムを拾いやすくなるから……ほらよっと」
俺は近くに落ちていた革財布をマオに渡した。
「革財布?」
「収納財布だ。四◯元ポケットみたいに色々なアイテムを収納できる優れものだ。持っておいて損はねーよ」
「やり!」
「あ、あっちには木刀が落ちてる」
「どれどれ……」
【金のなる木刀】
・攻撃力上昇
・この武器で敵を倒すと敵のレベルに応じて金をドロップする
「めっちゃ当たり引き当てたな。レオンみたいに敵を倒すと金をドロップする木刀だってよ」
「うそ! マジ!」
「見つけた私が使いたい」
「揉めるな揉めるな。順番に使えばいいじゃん」
武器としてはあまり強くないけど、彼女達からすれば金をドロップする武器は魅力的だろう。
武器性能が高ければなぁ……俺も欲しがっただろうけど。
「まぁ今回はだいぶ運が良いな。じゃあその武器でトドメを刺せば良いからマオとすずかで連携しての立ち回りで倒していこうか」
「「おー」」
(才能……というより練度不足って感じだな)
別に武術を習っていたわけでもスポーツを本気でやっていたわけでもない少女達なので、バットや木刀のフルスイングを何回かすれば手が痛くなったりする。
彼女達にとって異界探索はあくまで軽い運動と同じ感覚なので、うちのメインメンバーみたいにガチることはないだろう。
そう考えると、ド素人だったかほやのあ、ふみかはよくやってるよ本当……今では単独で鬼を倒せるくらいだし。
「お、体がちょっと軽くなった。これって」
「ああ、レベルアップしたな。何か異能を覚えたか?」
「うーん……おお、なんか見た物のデータみたいなのが見える」
マオはどうやら鑑定を覚えたらしい。
俺の方をじっと見つめると、
「嘘! レベル80!?」
「え! かいとってそんなに高レベルだったの!?」
「まー、裏家業でレオンのケツ持ちしてるんだ。これくらい強くねーとまずいだろ」
「強いとは思っていたけど……」
「レオンでも30レベルって話だったからその倍以上強いってなると……凄い」
俺のレベルに驚く2人だったが、その後は疲れただの手が痛いだのと言って俺に木刀を持たせて戦わせて、落ちたお金を拾う作業を始めた。
うちのメンバーとのやる気の差でちょっと思うところはあるけど、まぁ普通の女子高生ならこんなもんか。
異界の中で小休止を挟みながら、結局俺1人の力でも30階層突発できちゃった。
30階層でドロップする治癒の異能の魔導書……俺は使わないし、道中で拾った壊れたマジックアイテム類と魔導書を交換するってことで了承し、異界を制覇。
治癒の異能はすずかが覚え、
「治癒の異能、疲労回復にも効くから疲れているおじさんとかにマッサージしてあげるだけでも喜ばれると思うぞ」
ってアドバイスしてあげた。
すずかも仕事で使えそうと喜ぶのであった。
「今日は助かったよ。サンキューな、かいと!」
「別に良いけど、全く危機感がねーな」
「お前んところの女性陣が覚悟決まりすぎてるんだよ。普通はこんなもんだよ」
「そうか……」
レオンからも今日手伝ってくれたお礼として溜まっていた壊れたマジックアイテム類を貰う。
やってみてわかったが、レオンの売春は上手く回ってるけど、俺に支払えるくらい金は貯まらない。
まぁ俺としては安くピルだの生理を軽くする薬だのをレオンに売れるからいいんだけど……金策にはあんまりならねーんだなってことが何となくわかった。
(稼げる何かを見つけねーとな)
俺はそんな事を思いながら家を後にするのだった。
「ただいまー」
「おかえりー」
「おかえりなさい」
俺の部屋でのあとふみかがケーキを食べている途中だった。
テーブルにはラップをして他の皆の分のケーキが置かれていた。
「あ、俺の分もある感じ?」
「うん、皆の分もあるし、ご主人様の分もあるよ!」
こういう皆の分をちゃんと作ってくれる気配りできるのが魅力的だよな……女性を比べるのはあれだけど。
「じゃあいただこうかな」
「はーい、召し上がれ」
「上手く出来ていると思うのですけど……」
ふみかが不安そうに聞いてくるが、1口食べて上手く出来ているとアピールする。
ふみかも笑顔になる。
「ご主人様、今日はどうでした?」
「んー、レオンのパーティーの女性陣見てきたけど……やっぱり皆と比べるとやる気があんまり無い感じだったな」
「私達の場合、生命の危機に瀕するか、元々裏で活動しているかの人が多いですからね。のあさんとしずかさんくらいじゃないですか? そういう事がなかったの」
「私はご主人様の肉便器にされる出会いでしたけど、今は逆にご主人様に出会った事を感謝していますよ。しずかさんも似たり寄ったりじゃないですかね?」
「それなら良いんだけど……のあは無理やりの勧誘で悪かったな」
「いえいえ、今は楽しんでるのでオールOKってやつです」
そんな会話をしながらケーキを楽しむのであった。