エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖) 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
4月7日。
天野宮大学附属高校の入学式である。
家から電車とバスを乗り継いで20分。
複数のビルが連絡路で繋がっている巨大校舎が校門から敷地に入ると出迎えてくれた。
「でけぇ……」
そんな中、上級生の係員が1年棟の前に立って新入生の案内をしていた。
下駄箱に靴を入れて、指定された教室に向かっていく。
1階と2階は各専門教室が並べられており、1年理科室とか1年家庭科室みたいな感じの教室が並んでいた。
職員室も2階にあり、困ったらここに行く感じか?
で、通常の教室は3階より上であり、約2000人の新入生が特待生の3クラス120名と普通科の47クラスに表向きは分類される。
しかし、この学校裏社会に通じているため、裏社会に関係する者を集めた裏クラスが存在する。
普通科47クラスのうち今年は10クラスが裏に通じる者を集めたクラスになるだろう。
ゲームでプレイヤーは、1年時は普通のクラスに所属するが、裏社会で一定活動すると、2年から裏クラスにクラス替えさせられる。
普通のクラスにも裏に通じる者はいる為、1年時から裏クラスに所属しているのは親が裏社会の者か、本人が既に活動しているか……組織に所属しているか等になるので、勧誘するなら普通のクラスからの方が良かったりする。
ちなみにクラスの見分け方は特進クラスが1-AA、1-AB、1-ACとAが頭に来る感じで、普通クラスは1-BAから始まり1-CJまでは普通クラス、1-DAから始まるDのクラスが裏社会に通じていることになる。
まぁAが特進クラス、BCが普通クラス、Dが裏クラスと思えば大丈夫。
あと学校でも普通にやべーことをやっている奴がいるけど、エロゲだからかクラスメイトが行方不明になっても退学か休学で処理されるようになっているため、結構な頻度で人が居なくなったり、学年が上がるごとにクラス数が減ったりする。
深く気にしてはいけない。
ちなみに俺のクラスは1-BAであり、わかりやすい。
ゲームだと特定キャラ以外はランダムで生成されていたが果たして……。
教室にはいるとまだ初日ということで、グループになっていたりはせずに座席に座って近くの人とお喋りをしているくらいであった。
俺の席は前列から2列目の窓際の席であり、座ると後ろから指で突かれた。
「スカートではなくてズボンを履いているってことは男でいいんだよな?」
「そうだが」
「いやぁ良かった〜間違えていたらどうしようかと思ったわ」
ゲームでも同じクラスメイトになっている固定キャラである佐々木レオン。
カタカナ名でわかるかもしれないが外国人とのハーフで北欧系で顔にそばかすがあるものの中性的な美少年である。
背丈も俺より小さい160センチで、学園ゲームでは定番の情報屋キャラでもある。
女の子の情報や表の世界で拾える裏社会に繋がる噂、イベントのトリガーだったり重要な役回りで、友好度を上げていけば仲間になってくれたりもする。
ステータスも整っているし、何より童顔ショタっ子兼巨根であり、竿役としても人気が高い。
NTR……寝取られの性癖も特に無いので、俺が狙ってない女性と親密になっていくので問題は特に無いし、ダブルデートとかに誘うと特定のキャラと付き合わせることも可能である。
「お前も中性的な顔してるな〜、女に間違えられたりしないか?」
レオンから話題を振られたので、同意をしておく。
「俺も男物の服を着てないと間違われることがあるわ……お前もだろ?」
「……俺達友達になれそうだわ」
「確かにな」
「俺はレオン。佐々木レオン。お前は?」
「毛部かいと。モブって呼んでくれ」
「おいおい、蔑称になりかねねーぞ……俺のことはレオンって呼んでいいから、お前のこともかいとって呼ぶぞ」
「好きにしてくれ」
とりあえず互いに連絡先を交換することには成功。
レオン曰く、そのうちこのクラスのグループチャットを作るから、なるべく連絡先を交換して皆を入れられるようにしたいとのこと。
とりあえず了承すると、担任と思われる中年の先生が入ってきて、体育館へと案内されるのであった。
入学式を終えて、ゲームだとここから本格的に操作できるようになる。
とりあえずクラスメイトに話しかけてグループチャット作る流れを作っておくか。
しかし、エロゲが原型にある世界だからか顔面偏差値高いな。
男性は高いやつと低いやつが結構はっきり分かれている感じもするが……。
何人無事に卒業できることやら……。
ちなみに俺はステータス眼鏡を普段はかけるようにしている。
度が入っているわけではないが、いちいち外さなくても、機能をオフにすることができるし、クラスメイトの名前を覚えるまでは活用していこうと思う。
「レオン、とりあえず男子5人と女子6人と連絡先交換したけど」
「俺もそんな感じ、あとは招待していけば勝手に集まってくるかな? 協力してくれてありがとう」
「おう」
とりあえずこれで数日すればクラスメイトに個チャを送れるようになる。
現状目星い人は居なかったが、ステータスが高い人物はちらほら。
大和撫子っぽい人物やレオンと同じハーフとかクオータの子も混じっている。
髪色も緑、水色、白、ピンクとカラフルだな。
まぁエロゲだから仕方がないか。
とりあえずこれで校内を自由に動けるようになったので、ゲームで回収できるアイテムのある場所とかを探ってみることにするか……。
「まぁ家に周回アイテムが転がっているってことはここにもあるよな〜」
他のエロゲでもイベントがよく転がっている図書室に入り、特定の本を探すと、普通に魔導書が転がっていたりする。
「あったあった人体聖書……ゲームだと終盤に手に入れられるけど」
俺は誰にも見られてないことを確認して収納財布にこの本をしまい込む。
図書室にはまだ探そうと思えばアイテムがあったりするが、今度しっかり探すとして、ほかの場所も見て回っていく。
例えば購買で商品を探すとミサンガが売られており、ミサンガを付けた状態でレベルアップすると一定確率で切れて、ステータスが1段階上がるという効果があったりする。
ゲームだと1個しか身に着けられなかったが、別に5個身に着けても問題は無い。
1個200円、手軽にステータスが上げられるアイテムなのでのぞみやみちるの分も購入し、合計12個ほど購入。
最後に校舎から出てプールへと移動する。
すると男子更衣室に水着を着た男が座っている。
ネームドキャラクターの水泳部顧問である。
「ん、新入生か? 水泳部に入りたいのか?」
「裏について噂を聞いてきて」
「ほぉ……今年の新入生は噂が出回るのが早いな」
ここでは金を支払うことで特定キャラクターの裏情報を調べることができる。
あとハメ撮りの写真や映像を水泳部顧問に売却する事が出来るため、金策として機能する。
「売りか買いか?」
「買いですね。1年生の藤方のあ、佐倉しずかの情報を買いたい」
「1人5000円だ」
俺は万札を渡す。
「確認した。お前のスマホに情報を送る。数日待つように」
「わかりました」
連絡先を交換して学校での初日を終えるのであった。