エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖)   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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6月26日 文化祭 3

 6月26日土曜日……文化祭2日目。

 

 はい、朝から修羅場になっている現場です。

 

 昨日の口コミでうちのクラスのカレーが滅茶苦茶美味いしってことが広まり、朝から行列ができていた。

 

 昨日よりも食材を買い込んで、仕込みをしておいたが、こりゃヤバそうである。

 

 開店から1時間で200食売り上げて、今日も500食は軽く超えそうな勢いだ。

 

 文化祭でカレーってそんなに売れる商品には思わなかったんだけどなぁ……。

 

 というか教室に特設したIHで作れる量はたかがしれているので、これでもだいぶ無理をしているんだがな……。

 

「似合ってるじゃない」

 

「女装だとこれだけ可愛らしくなるんですね」

 

「しずかとのあか」

 

 自分達の出し物が一段落ついたらしく、しずかとのあがカレーを食べにやって来た。

 

 器によそって、俺の手で2人にカレーを渡す。

 

「熱いから気をつけろよ」

 

「はーい」

 

「気をつけるわ」

 

 その2人も美味しそうにカレーを食べていて、俺は家でもカレー作ってやろうと思うのだった。

 

 そんなこんなで、今日は700食のカレーを売り上げ、13時半には店仕舞い。

 

 俺は頑張ってくれたから片付けは他のクラスメイト達がやっておくから文化祭楽しんできてくれよって言われ、俺はレオンと一緒に裏のクラスで武器を眺める。

 

「結構武器も取り揃えられるんだな……あ、ハリセンあった……やっぱり高いな」

 

「それでも2万で買えるんなら全然有りだ。やる気に乏しい女性陣はハリセン持ってないと安心出来ねーだろ」

 

「それはそう」

 

 レオン的にもクラスメイトの女子達が金を楽に稼げる程度に異界のことを思うとは予想外だったらしい。

 

 まぁ俺としては実害は無いけど、ちゃんと裏について知る人物を雇わないからこうなるんだ……としか言えなかったが。

 

「そう言えば他の人材の勧誘はどうだった?」

 

「2名ほど釣れた。裏に関わりある人物で、片方はこの街のヤクザの娘さん。ヤクザが潰れて無所属になっていたけど、再起できる場所を狙っているし、売春組織の運営にも詳しいから住み込みってことで拾うことができたわ。もう一人は経営者になりたいって変わった人物だったわ」

 

「ふーん、まぁレオンが扱えるってんなら特に意見しないけど……」

 

 とりあえずハリセンは俺も2本、レオンは5本購入。

 

 他は防具類を中心に購入していく。

 

「一見普通の服に見えるんだが?」

 

「でもこの服防御性能は高いし、状態異常の耐性が付与される効果もある。値段は……1万なら買い時じゃないか?」

 

「そうか……うう、貯金してた金がどんどん無くなってく」

 

「投資みたいなもんだから我慢しろよ。バトルドールのパーツを俺に売って儲けてるんだろ?」

 

「ああ、100万近く貰ったけど、それでもなぁ……」

 

「装備品ケチると死ぬぞ」

 

 レオンもやっぱり裏の強さってのがイマイチ理解できてない気がするんだよなぁ……どっかで大ポカやらかしそうで怖い。

 

 そうなった時に被害を最小限にするためにパーティーを分けたってのもあるけど。

 

「こんなもんだろ」

 

「結構色々買えたな。俺残り時間で便利系のアイテム漁ってくるわ」

 

「俺クラスの片付けの手伝い行ってくる」

 

 俺はレオンと別れて、クラスの手伝いをしてくるのであった。

 

 

 

 

 

 文化祭も無事に終了し、今日は学校が閉じるまで装飾した飾りの撤去や使った道具の洗浄をしていかないとな。

 

 洗い場では料理系をしていたクラスが鍋やフライパンを洗っている光景が広がっていた。

 

 俺は委員長と松井まなこの3人で売り上げの集計作業を行っていた。

 

「かいと、お金をまとめる為に万札を下ろしてきてくれてありがとうね」

 

「よくそんなにお金あったね」

 

「仕送りやバイトして稼いでてな。銀行で再両替しないといけないから手数料かかっちゃうけど、皆のためだったらね」

 

「本当に助かるよ。毛部!」

 

 委員長は俺の手を握って感動していたが、俺としては豚の貯金箱に入れる硬貨に替える手間が減って逆に嬉しいくらいである。

 

 ちなみに1日目の売上は約41万円、2日目が55万円ちょうどだった。

 

 100円か500円玉、たまに1000円って感じで、それを万札に交換していき、ちゃちゃっと集計を終える。

 

「さて、売上の大半は学校側に回収されるけど、利益の一部は使っていいってことになってるから、今日はこのまま打ち上げといきましょうか」

 

「「いえーい」」

 

 委員長が先生に売上を報告し、打ち上げ代金を渡されると、掃除の終了を待ってから焼肉屋に打ち上げに行くのだった。

 

 

 

 

 

 

 今日は文化祭の打ち上げで食べ物屋関係は学生達で賑わいを見せていた。

 

 俺のクラスもテーブル席に案内され、4人席か8人席のどちらかに分かれて肉を焼いていく。

 

 ちなみに食べ放題って言っておく。

 

「じゃあ文化祭お疲れ様でした! 乾杯!」

 

「「「乾杯!」」」

 

 ちなみに俺の席はレオン、委員長、松井まなこの4人席で、俺が焼肉を焼いていく。

 

 焼肉奉行ってほどでも無いけど、肉の焼き加減を見極めるのは得意だし、皆に先に食べてもらって、後からガッツリ食べさせてもらう。

 

「ホイホイ、タン焼けてるよ」

 

「あざーす」

 

 レオンがヒョイッと焼けたタンを食べるが、委員長は無事に文化祭が終わって一安心だと胸をなで下ろしていた。

 

「これで6月のイベントは終了、来週からはテスト2週間前か……」

 

「嫌なこと思い出させるなよかいと」

 

 レオンが突っつくが、委員長がレオンにちゃんと勉強してるって問い詰める。

 

 まぁ俺らは催眠学習法があるからなんとかなるけど……。

 

「テストが終わったら夏休みも直ぐはいるからなぁ……今年の夏休みは7月17日の土曜日から8月31日までだっけ?」

 

「そうなるわね。土日祝日がちょうどあるからちょびっとだけ夏休み長いのよね」

 

 レオンの質問に委員長がそう答える。

 

「夏休みかぁ……僕はバイト漬けかもなぁ」

 

「松井そうなのか? 良ければ良いバイト紹介するけど」

 

「レオン君のバイトって売春系な感じでしょ。うちのクラスから何名も参加してるって」

 

「なに、レオン本当か!」

 

「委員長落ち着け」

 

 俺が委員長をなだめるが委員長は売春があまり好きではないのだろう。

 

 レオンに食って掛かる。

 

「実際レオンの売春は置いておくとして……松井は妹さんと親戚の家に住んでるんだろ」

 

「うん、そうだね」

 

「もし本当に生活苦しいようであれば、俺不動産何軒か持ってるからそこに住まわせるから早めに言ってくれ」

 

「え、悪いよ」

 

「クラスメイトだろ? 最近物騒な事案も多くなってきているし」

 

 俺の言葉に委員長が

 

「確かに行方不明者が増えてきているな。うちのクラスもかほって子が居たけど、入学数日で事故で亡くなってしまったし」

 

 かほは公には事故で亡くなったことにされている。

 

 まぁ実際は今日もカレーを食いに来ていたけど。

 

「ほら、肉焼けたぞ」

 

「わーい」

 

 そんなことを喋りながら打ち上げの楽しい時間は過ぎていくのであった。

 

 

 

 




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