エロゲ転生〜やり込んだ知識でハーレム無双〜(なお特殊性癖) 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
「思ったよりもホテル使える物が残ってたね。寝具類も古くて埃被っていたりしたけど、復元してもらって使えそうだし、元々は良い物を使ってそうだから」
みちるがリストを纏めてくれて、俺に投げ渡す。
女性陣が思う必要な物は業務用掃除機とかではなく、各部屋で使える掃除機だったり、昔の化粧品類やシャンプーなどは使いたく無いからそういった消耗品類。
あとやっぱり大型草刈機は必要だし、水圧で掃除をする高圧洗浄機、島内を行き来するのに使う車や農業用機材なんかも必要だねって言われた。
「将来的には自給自足ができるようにするんだったら初期投資に結構かかるんじゃないか?」
「とりあえず発電設備や淡水を供給できる施設は絶対に必要だから……あと魚を釣るんだったら船や漁業用の設備も……」
「何億かかることやら……」
そんな話をするのだった。
「これはこれは……随分と広い異界を購入しましたね」
「ええ、それでインフラ系を整えたいのですが」
俺は懇意にしている裏のインフラ業者……電気ガス水道の業者を異界に招待してこの島で農業とかをして10年補給無くても生活できるようにするにはどうしたら良いか意見を聞いた。
「そうですねぇ……発電に関しては最近だとソーラーパネルよりも浜風が強いので風力をお勧めしますよ」
「でも風力って風が強すぎると故障しないように機能停止するんじゃ」
「よく知ってますね、でも最近だと羽根が無い風力発電装置が開発されて、販売されているんですよ」
「へぇ」
電気屋曰く、表だとまだ製品化されてないのだが、裏では異能を使った製造ができるので、強度問題や量産性がある程度目処が付いていて、販売できるらしい。
羽根の無い風力発電装置の写真を見せてもらったが、円柱の外に風受けの長方形の板が平行に取り付けられており、それに風が当たると軸が回転して発電できるらしく、普通の風力発電だと風速25メートル……ちょっとした嵐で安全装置が働いて停止するのだが、新型の羽根の無い風力発電装置は風速45メートルまで安全に稼働することができるのだとか。
この新しい風力発電の装置をマグナス式風力発電というらしい。
「ただこの発電装置は大型化しにくい欠点がありまして、海岸とかにある大型の風力発電装置と同じくらいの大きさですと1基に数千万円クラスかかってしまいますが、中型……そうですねぇ5メートルサイズの中型発電装置であれば1基500万で500KW程度……一般家庭200件分の電力を賄う分発電しますので、それに予備として太陽光パネルをペンションやホテルの屋上に設置していただければ電気が足りないってことは無いと思いますよ」
と電気屋が言ってくれたが、水道屋が淡水化設備を導入するなら結構電力を食うから中型発電装置はできれば4基以上あった方が良いとのこと。
更に淡水化設備自体も農業ができるレベルだとこの島にある設備ではとてもではないが足りないし、導入に5000万は掛かると言われてしまった。
「裏の素材を使ってその値段なので、表の技術だけ使ったのだと億はしますからね」
と言われてしまった。
ガス屋からは、
「外部と切離された空間なので、ガス設備を全てマジックアイテム化したい気持ちは分かりますが、触手を栽培するのであれば、バイオガスを産み出す装置が裏では売られているので、それを使えばどうでしょうか」
ガス屋曰く、バイオ燃料を産み出す装置はこの島程度の規模かつ、外部に売らないもしくはガス屋との専売契約をしてくれるのであればその装置の貸し出しをしてくれるらしい。
異能を使って発酵のプロセスを短縮化して燃料やガスを抽出できるので、材料の量次第にはなるが、バイオ燃料で動く車であれば50台から60台分は1日で作れるし、ガスも一般家庭200軒分は賄えるとのこと。
「車や重機をバイオ燃料使用可能に改造する必要がありますが、年間50万でうちは設備のレンタルをしていますので、もし良ければ」
「それは是非ともお願いします」
というわけで、中型風力発電装置5基(2500万)、太陽光パネル(500万)、淡水化設備(5000万)、バイオ燃料製造装置(50万)及び島内の各種上下水道の整備(1000万)、送電及び蓄電設備(1000万)、燃料備蓄設備(200万)で合計1億250万円。
(よかったぁ……カジノで稼いでおいて……農業用機材や設備整える前に1億強かかるとは……)
裏なので工事は異能を使って速やかに行われるので、工事期間は2週間程度で完了すると言われ、工事業者が出入口から行き来するので入り口は空けっ放しでお願いしますとも伝えられたのだった。
で、業者には銀行口座を伝えて、そこから引き落とされる形にし、そのままの足で、後藤さんの事務所に向かい、ネット回線を引いてくれる人物を紹介してもらった。
と言っても地下街にネット回線引く業者の事務所があり、そこに連れて行かれて、担当者に希望を説明する。
「なるほど、孤島型の異界ですか。地球上に存在する場所を区切って異界化しているタイプでしたら地上に送受信する装置を建てればゲームでもほぼラグが無く通信することができますよ」
「本当ですか」
「ええ、お客様の場合、ちょうどアンテナをホテルでしたか、屋上に備え付けてもらえれば島全体に電波が生き渡る様になると思いますよ。後はホテル内やペンションにネット回線を引いて更に速度を上げる事も出来ますが、そうなると追加料金が発生しますが」
「この際やっちゃってください」
「分かりました。お値段は250万ほどになると思われます。工事自体は1週間で完了するので、異界に繋がる出入口は開けっ放しでお願いします」
「了解しました」
その後、後藤さんに地下街の色々な異界に繋がる扉がいっぱいある場所に俺達の異界の出入り口を作ってもらうのだった。