うごメモマリオが幻想入り   作:MとPの天使

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うごメモマリオが幻想入り 第1話異郷への入口

「あー暇だなー。 ルイージ、どっか飯食いにに行こうぜー」

 

「兄さん、そんなお金あるの?」

 

「俺はお前のお金で飯を食べようと...」

 

「実の弟にせびんな!」

 

ここはマリオとその弟ルイージの暮らすハッピーアパート。

この二人は今日も今日とて、金のない暮らしを送っていた。

それもそのはず、なにせ二人は働く場所がない、言わばニートだったのだ。まあ働きたがらないのが悪い、つまり自業自得なのだが。(笑)

 

「うるせぇほっとけや!」

(急に何を怒っているんだ...(汗))

 

 

「そんなことよりも兄さん、今日大家が来るんだよ、もう何十年も家賃払ってないのに、そろそろやばいんじゃない?またデスゲームに参加するなんてゴメンだよ」

 

「んなもん俺だって嫌だよ」

 

そう、実はこの兄弟、家賃をものすごい量溜め込んでいて、二人が参加することとなった、「宝探しデスゲーム」

では、二千万の家賃を払う羽目となり、今では更に増えているだろう。それでも住まわせてもらっているんだから少しは払ってやれよー。

 

「うるせえなー。んなもん俺の勝手だろ!」

(また急に怒っているし...)

 

「まー大丈夫だって、どーせ大家も忘れてるって」

 

「いや数千万も溜め込んでいるやつの存在を普通忘れるわけ無いでしょ!」

 

ドンドンドン!

 

「うわーー、すいません来年には払いますんで、どうか、どうか今回だけはお許しくださーい(涙)」

 

「「.....(汗)」」

 

先程までとは打って変わった態度の変えように、驚いた顔のまま固まってしまったルイージ。そしていきなり謝られて、少し驚いてしまった訪問者。

 

...まあ訪問者は大家ではないのだが。

 

「あのー、私、大家、という方ではないんですが」

「......へ?」

 

マリオが顔をあげると、そこには一人の女性がいた。

髪は金髪ロン毛で瞳も金色、ドーム型の淡いピンク色の日傘を差していて、頭には赤いリボンの付いた変わった白い帽子を被っており、紫のフリルドレスを着ている。彼女は続けて話しだした。

 

「私、八雲紫と申します。実はマリオさんに頼みがあってまいりました」

 

そういう言うと紫は勝手に部屋に入り、テーブルの前の椅子に座った。

 

「どうぞお構いなく」

 

「勝手に上がってこられてお構いなくも何もねーよ」

 

「...ってこの部屋めちゃくちゃ臭いですね。ちゃんと掃除してます?」

 

「ほっとけ!」

 

「.....で、頼みって何なんだ?」

 

「はい。ではまずニュースを見ていただけないでしょうか?」

 

「おう。わかった」

 

そう言うとマリオはテレビを付けた。ちなみに先程家賃をものすごい量溜め込んでいるといったが、テレビや机はまだ大家に持っていかれておらず(ほとんどの家具は持っていかれた。)、今でも使用している。(このテレビは福引の景品で当たったものらしい。)

 

『速報です。昨夜、警察署と警官全員が丸々消えてしまいました。では次のニュースです』

 

「いやニュースの内容サラッとしてんな!...って、え!警察がいなくなった!?」

 

「そうなんです。この警察官たちは今、私の住む幻想郷にいるのです。そして、警察官たちは意味不明な理由で、

幻想郷の住人を捕まえているのです」

 

「まーた警察変なことしでかしてんのかよー」

 

(幻想郷?何処かで聞いたことのあるような...)

 

「お願いします。幻想郷のために力を貸してくれませんでしょうか?もちろんお礼はさせていただきます」

 

「いいんじゃない?兄さん。お礼もあるって言っているんだしさー」

 

お礼目当てなのは突っ込まずに、マリオは自身が疑問に思っていたことを紫に問いかけた。

 

「...なあ。紫さん」

 

「どうかいたしましたか?」

 

「その話いくつかおかしなところがあるんだが」

 

「...と言いますと?」

 

「まず幻想郷ってどこにあるんだ?この近くにそんな場所存在しないし、遠くにある俺らの行ったことのある場所

でも2日はかかるんだぜ。幻想郷に住んでんだったらこんなに早く来れねーだろ」

 

「あー、やまおく山(パンドラの箱参照)ね」

 

「それに俺らの存在はどこで知ったんだ?洗脳メガネの件で少しは有名になったとはいえ、そこまで知られてると

は思わないんだが」

 

「.......」

 

「最後に、いくら警察とはいえ、たった一日でそんなに行動できるとは思えないし、百歩譲ってできたとしても、そんな遠くにどうやって移動したんだよ。超人にしかできねーだろうが」

 

「...兄さん意外とやるね~。よくこんなに思いついたね」

 

「意外とは余計だ」

そう、マリオは普段はだらしないが、頭の回転が早く、いざという時は頼りになるのだ。実際、洗脳メガネにおいても、大声で敵を集めてラスボスまでの道のりを簡単にしたりしている。...普段はだらしないのに!

 

「だから余計だって言ってんだろ!」

「さっきから何なんだ!急に怒ったりして!」

 

「...流石ですねマリオさん。気づかないものと思っていたのですが」

 

「当ったり前だろ。俺を舐めてもらったら困るぜ」

 

「ですが時間もないので、飛ばした近くの人に聞いてください。彼女たちなら現状を理解しているので」

 

「おう、わかった...って、何だ?その飛ばすって言うのは?」

 

「それはすぐに分かります」

 

フゥォン

 

そう紫が言うと、マリオとルイージの後ろに、無数の赤い目のある隙間が現れ、二人は吸い込まれてしまった。

 

「はあっ!?うわ~!」 

「ママ〜!」

 

「...マリオさん。ルイージさん。幻想郷をお願いします」

 

そう言うと紫は自身も隙間の中に入って消えてしまった。

 

 

 

 

「いててて。あの金髪女め、急に何すんだよ。...ていうかここどこだ?」

 

マリオが飛ばされた場所には、近くに階段があり、その階段は上が見えないほどの高さである。

 

(周囲に木が生えてるから、多分ここは森の中なんだろうが、何だこの階段?滅茶苦茶たけーなー。ルイージもいないし、行き場もないし、とりあえず登ってみるか)

 

そう思うやいなや、マリオは階段を登り始めた。

 

 

一方その頃マリオが登っている階段の上にある「博麗神社」という神社では、そこに勤めている巫女と知り合いのひとりの男性がある話をしていた。

 

「...で、お前としてはどう考えているんだ?今回の異変。まあ、異変と言うには、なんか違う気もするけどよー」

 

「そうねー。私の勘だと、おそらくこれは幻想郷ではない、外の世界からやってきたんだと思うけど、あんた外の世界からやってきたんでしょ。あんなに頭狂った奴らがそっちにはいるの?」

 

「いや。同じようなのは存在しているが、あんなにやばくはなかったぞ」

 

巫女と男性が話をしていると、息苦しそうな声を上げながら、階段からマリオが現れた。

 

「はぁ、はぁ。...や、やっっっと階段を登りきったぞー!とゆうか何なんだ一体!階段きついわ森の中にあるわで、ここに何があるかは知らねーが、こんなん誰も来ねーだろが!」

 

と、疲れのあまりに文句を並べている。...歳だししゃーない。

 

「うるっせぇ!まだニ十六だわ!(怒)」

 

「...なんだあいつ?」

 

「ねえちょっと、騒ぐならよそで騒いでくれる?」

 

「...ん?」

 

マリオが前を見ると、そこには巫女と男性がいた。巫女は黒い真っ直ぐな髪に茶色の眼、首には黄色いスカーフ、後頭部には縫い目入りの赤い大きなリボンをつけており、足には白い靴下に赤い鼻緒の下駄を履いている。服装は赤と白の色で構成された巫女服なのだが、袖まわりがなく、かわりに腕にかけて赤い縫い目のある袖を通している露出度の高い巫女服を着ていた。

男性の方はというと、髪と眼の色は少し茶色よりの黒、髪型は短髪くせっ毛で、半袖で緑のシャツに白い斜線の入った上着を着ている。ズボンは青で、左腕には深紅の星がひとつ描かれた黒のバンドを取り付けており、黒に黄色のラインが入った靴を履いている。肩には機械のような物を背負っていて、両端にはバズーカが取り付けられていた。

 

「まあ怒る気持ちもわかるけどな。俺も最初に来たときは、無茶苦茶疲れたぜ。まあ階段を短くしたところで、参拝客が全く来ないのはどのみち変わらずだろうけどよーww」

 

「ちょっと(怒)それどうゆう意味よ(怒)」

 

「ホントのことだしいいだ〜ろ♪」

 

(...なんだこいつら)

 

マリオが二人のやり取りを見てると、男性の方から声がかかってきた。

 

「おっと、悪い、悪い。俺の名前は[[rb:荒架麗 > こうがれん]]。この貧乏巫女の名前は博麗霊夢って言うんだ」

 

「誰が貧乏巫女よ(怒)だれが(怒)」

 

「だから本当のことじゃねーか。ところであんたはなんて言うんだ?」

 

「俺はマリオっていうんだ。早速で悪いが、ここはもしかして幻想郷っていうところか?」

 

「そうだけど、あんたなんで知ってんの?荒架みたく、親が幻想郷に行ったことがあって、その話

を聞いたことがあるとか?」

 

「いや、八雲紫ってやつがここに連れてきてな。俺が今幻想郷にいる警察官たちと関係があるから、幻想郷を救ってくれって言われたんだよ」

 

「お前あいつらのこと知ってんのか!?」

 

「紫に、『詳しいことは飛ばした先の人に聞いてくれ』って言われたんだが、幻想郷のこと、それと警察がどういった経緯で現れたか教えてくれねーか?」

 

「....別にいいけど、今はそれどころではないみたいよ」

 

霊夢がそう言うと、先程マリオが登ってきた階段から4人の警察が上がってきた。

 

「ぜぇぜぇ.....。や、やっっと着いたぞ」

「何なんだこの階段!いくらなんでも長すぎるだろ!」

「何があっても、俺はもう二度とこんなとこ来たくないね!」

「全く持って同感だ!」

 

「揃いもそろって文句たれてんなー」

 

(あいつら、見た目からして下っ端(ザコ)だな。これだったら簡単に倒せるな)

 

そんなことをマリオが考えていると、奥から一人の警官が登ってきた。

その警官は、最初の四人とは違った見た目をしていた。髪は黒で短く、眼は緑色、紺色の警官帽に鬼のマークが描かれている。腰に鉈のような長い剣がかけている。しかし、服装よりも目立っているのは頭の角である。帽子の天の部分からは4つの角が生えており、色は赤だが根元付近はオレンジで、内側の2本よりも外側の2本のほうが大きかった。

 

「おいお前たち!このぐらいのことで音を上げるな!それでも警官か!」

 

「す、すみません隊長!」

 

「何だあいつ!頭から角が生えてるぞ!」

 

(鬼の一種だろうけど、旧都にあんな奴いたかしら?)

 

「おい、あんた達一体何者だ?」

 

麗が問いかけると、隊長と呼ばれた警官がこちらに話しかけてきた。

 

「これは失敬、私の名は[[rb:鬼裁拷船 > きさいごうせん]]。警察四天王の一人であり、先駆け隊のリーダーでもある。お前たちには逮捕状が出ているため、ここに来たのだ!」

 

(先駆け隊?警察四天王?あいつらの部隊か何かか?)

 

「逮捕状って一体何よ。私達にそんな罪に問われることなんてないわよ」

 

麗が疑問を感じていると、霊夢が、警察に逮捕状のことを聞いてきた。

 

「何を言ってるんだ!お前たちにはこの長すぎる階段を作った罪と、お金がなさすぎるという罪が

あるだろう!」

 

「そのため、お前たちは懲役二千年となっているぞ!」

 

「いや何なのよその罪!そんな理由で二千年も捕まりたくはないわ!」

 

「あとそれ俺全く持って無関係じゃねーか!」

 

(ここでも警察、意味不明な理由ととんでもねー懲役年数で捕まえてんのかー )

 

そう、実はマリオも捕まった事があって、その際に懲役二千年を言い渡されているのだ。

...女湯盗撮したマリオが悪いけどな。

 

「え、お前盗撮したことあるん?」

「うっわ、サイテ〜」

「うるせぇ!色々溜まってたんだよ!」

「何がよ!」

 

「....そちらの話は終わったか?」

 

「あ、なんか待たせてすまん」

 

麗が謝り、拷船はコホンと咳払いをすると、

 

「とにかく、お前たちに不服があろうが、我々警察は逮捕状が出れば罪人を捕まえなくてはならない。あまり私も良しとは思わんが、神妙にお縄についてもらおう」

 

そう言いながら、拷船は腰にあった赤オレンジ色の剣先の平べったい剣を抜き出した。

 

「お縄にするやつが刃物なんか取り出すんじゃねー!」

 

「...行くぞお前達!」

 

「「「「イエッサー!」」」」

 

そう言うと、警察達は腰についている銃を取り出した。もちろん中に入っているのは実弾である。

 

「...どうやら戦うしかないみたいね」

 

「お、まじか!ちょっと最近なまってたし、運動がてら、いっちょ暴れるかー!」

 

「おい、お前ら。俺も戦わせてもらうぜ」

 

「あんた、戦えんの?」

 

「当ったり前だ。このスーパーマリオ様を舐めんなよ(ニヤリッ)」

 

 

 

 

 

マリオ・霊夢・麗VS警官ABCD・拷船

   

 バトルスタート!!!

 

 

「くらえー」

 

パァンパァン

 

戦いが始まるやいなや、警察の一人が2発ほど発泡してきた。

狙われた霊夢と麗はいともたやすく避けてしまった。

 

「すばしっこい奴らめ!」

 

「撃ちまくれー!」

 

4人の警官全員で打つが、弾幕バトルを幾度も経験しているだけのことはあり、全弾避けきってしまった。

 

「ふん。そんな攻撃が私達に当たるわけ無いでしょ」

 

「ほんじゃま、今度は俺達の番だな」

 

「夢符「二重結界」!」

 

「争符「[[rb:激銃砲火 > げきじゅうほうか]]」!」

 

すると麗は背負っている機械の両サイドのバズーカを取り出し、そこから弾幕が無造作に放出された。予測不可能な弾幕を避け切ることができず、警官2人が当たってしまった。

 

「オラオラオラ!」

 

「ぐわー!」

 

「なっなんだと!」

 

「お、おい!周りを見てみろ!」

 

「なっ何だこれ!結界!?」

 

「...はあ!」

 

霊夢が叫ぶと同時に、警官2人を取り囲む二重結界の内側へ御札が向かっていき、その後、外側の結界から御札が出てきた。この二段構えに2人は撃破された。

 

「ぎゃー!!」

 

「へっ、どんなもんでい!」

 

「残るはあんただけよ」

 

(俺何もせずに終わったな...。ていうかこの二人めちゃめちゃ強いなー)

 

マリオが自分が活躍していないことに少し不服を感じていると、拷船は確信したように、

 

「...やはり、内容はともかく、逮捕状が出てもおかしくはないようだな。」

と口にした。

 

「...どういう意味だ?」

 

「こちらが先に攻撃を先に仕掛けたとはいえ、相手を徹底的に叩きのめす。話し合いによる解決方

法を試みない者達には、逮捕状が出されてもおかしくはないと言ったまでだ」

 

「何もせずにタチンボしてるやつが言えた事じゃねーだろ」

 

「あんただってそうだろ」

 

拷船のツッコミをマリオは無視し、次に霊夢が話し出した。

 

「悪いけど、私、話し合いなんてするつもりはさらさらないの。異変が起きたら、元凶を叩きのめ

して、やめさせる。人里に危害を加えるなら尚更よ。それがこの私、博麗霊夢の務めなの」

 

「俺も。巫女の務めとかじゃねーが、俺は俺の心情を元に行動してるだけだぜ。その心情ってのは、「仲間を傷つけるやつは容赦しない」だ」

 

「...なるほどな。どうやらお前達への考え方は私が間違っていたようだ。すまなかったな」

 

「わかったならいいのよ」

 

「だが、私がお前たちを捕まえなければならないことに変わりはない。悪く思うなよ」

 

「こっちはもとよりそのつもりだ。まあ最も、俺らがお前を倒すことになるがな!」

 

と言うが早いか、麗はバズーカから弾幕を放った。

しかし、拷船は弾幕を全てかわすと、剣で麗を切りつけきた。

 

「あっぶね!ギリかわせたぜ」

 

「甘いわ!」

 

すると拷船の持っている剣が蛇腹剣のようになって、麗に届いてしまった。

 

「げ!まじかよ!ごはっ!」

 

「なんだよあれ!?」

 

拷船の剣は蛇腹剣となり、鍔には今まで剣の中に隠れていたオレンジと黄色で構成された20セン

チ程の短剣がついていた。蛇腹剣となったら、剣身だけで70センチ程となった。

 

「マリオ、お前は先程、何もせずにタチンボしてると言ったが、それは違う。私は名が知られてい

る荒架麗と博麗霊夢の実力を知りたいと思ったからだ。しかしまさか私の部隊の警官がここまで打ちのめされるとは思わなかったぞ」

 

「で、どう?私達の実力は?」

 

「...確かに実力はあるが、捕まえられないわけではない!」

 

そう言うと、拷船はなんとひとっ飛びで100メートル程離れている霊夢のもとまでたどり着き、元の形となった剣を振り下ろした。

 

「え!うそ!...ぐっ!」

 

なんとか寸前のところでお払い棒で剣を受けたものの、パワーの差で、押されていた。

 

「(...よし!今だ!)弾符「二重弾にじゅうだん」!」

 

そう叫ぶと、二人の近くによっていた麗のバズーカからふたつのミサイルに似た弾幕が放たれた。

 

「...てや!」

 

しかし拷船は蛇腹とかした剣で弾幕を切り裂き、霊夢と麗の中心あたりで右足を軸として回転し始めると、

 

「殺風「火車の眼斬りかしゃのめぎり」!」

 

蛇腹剣による広範囲の斬りつけと弾幕で霊夢と麗にダメージを与える。

 

「きゃっ!」

 

「いてっ!」

 

(...ふむ、この状態のまま、戦況が動くなら、勝てそうだな)

 

拷船が勝利を確信していると――

 

「...とりゃ!」

 

今まで攻撃を全くしておらず、拷船のマークから完全に外れていた、マリオのファイヤが拷船に当たった。

 

「!しまっ...ぐはっ!」

 

「おお!マリオやるじゃねーか!」

 

「全然でてこないから、いないもんだと思っちゃったわ」

 

「お前らがボコスカ倒して、オレの戦うタイミングを奪っちまうからだよ!」

 

「くっ!私としたしたことが!不意打ちをくらってしまうとは!」

 

「へ!まだまだこれからだぜ!」

 

マリオはジャンプによる踏みつけや、ファイヤ、更には愛用のハンマーで拷船を攻め続けた。

しかし、拷船も剣により応戦していった。

 

「せや!」

 

至近距離で蛇腹剣を勢いよくマリオの腹めがけ押し出すと、マリオは吹き飛ばされてしまう。

 

「いてっ!んやろー、ならこれでどうだ!変身!マントマリオ!」

 

「!?」

 

「み、見た目が変わった!?」

 

そう、この変身能力はうごメモマリオが持っている能力で、「マリオ同士の大決闘」で倒した16

人のマリオに変身することができるのだ!これはその一種類、マントでどんな攻撃も跳ね返したりすることができるマントマリオである。

 

「...何をしても、同じことだ!」

 

拷船はもう一度蛇腹剣をマリオ伸ばして攻撃するが、

 

「てや!」

 

マントからクルンと音が鳴るとともに、攻撃方向が曲がった。

 

「何!?」

 

「マントキック!」

 

 

バシッ!

 

 

「ぐはっ!」

 

マリオによる両足蹴りをくらい、拷船は吹き飛ばされる。

 

「ヨッシャー!どんなもんだ!」

 

「...ならば!」

 

すると拷船は先程と同じように、蛇腹剣でマリオに攻撃した。

 

「もういっちょ!」

 

そしてマリオもマントでクルリィンっとかわすが、拷船は笑みを浮かべた。

 

「かわしてくれて、ありがとな!」

 

「え?」

 

すると拷船は、マントで曲げられた方向にある木を一本絡め取ると、力強く引っ張って、木を自分に引き寄せた。引き戻した方向にはマリオがおり、避ける暇もなく、木がマリオに当たってしまった。その拍子にマントマリオから、うごメモマリオに戻ってしまった。

 

「いってー!なんだよこいつ!最初に出てくるやつの強さじゃねーだろ!」

 

「最初の敵だから弱いなどということはない。その例がこの私だ。」

 

すると今度は麗と霊夢に向かって弾幕を撃った。

 

「うわ、やべ!」

 

「ちゃんとこっちも、マークしてたのね!」

 

二人は弾幕を避けると

 

「神技「八方鬼縛陣」!」

「銃声「大量連射弾フルガトリングガン」!」

 

霊夢を中心として無数の御札と弾幕が広範囲に降り注いだ。

麗の右手には無数の弾がまるでガトリングガンのように集まり、拷船に標準を定めると、拷船に向かって放たれた。

 

「発射!」

 

 

ドドドドォン!

 

 

「なめるな!」

 

しかし、拷船は弾幕をすべて切り刻み、剣を地面に刺したかと思うと、

 

「拷問「奈落地獄ならくじごく」!」

 

すると、麗と霊夢のいる場所に大きな穴ができた。

 

「はあ!?ちょっと嘘でしょ!?」

 

「いきなりは無理だって!」

 

突然できた穴に対処がすぐにできるわけもなく、二人は落ちてしまう。

更に拷船は穴の中央に飛ぶと、そこから大量の弾幕を二人に降り注がせた。

 

「くっ!」

 

「くそっ!」

 

なんとか落ちていく中で体制を立て直して、攻撃を防いだが、弾幕の数が多いため、すぐには上がってこれそうもなかった。

 

(流石の私といえども、三人一気に攻められては危ないからな。この距離なら、あのマリオとか言うやつの攻撃は届かないし、先にこの二人を倒してから、残ったマリオを捕まえるとしよう)

 

「(くっそー!あんにゃろー!俺の攻撃届かない場所に行きやがってー!...そうだ!)変身!ポン

プマリオ!」

 

マリオはポンプの水を自由に使えるポンプマリオに変身すると、

 

「ロケット!」

 

 

ビューン!

 

 

拷船を捕まえて、空に飛び立った。

 

「!?何をする!離せ!」

 

「からの〜変身!メタルマリオ!」

 

次に、体が重くなるメタルマリオに変身した。これにより、逃げられなくなった拷船はその重さでそのまま落下した。その距離、上空約2000メートルほど。

 

「お、重!おい!離せ!これでは飛べないだろ!」

 

「おりゃー!落ちろー!」

 

 

ドーン!

 

 

メタルマリオに捕まえられた拷船は勢いよく落ち、メタルマリオの重さも相まって、拷船は、この戦いで一番のダメージを受けた。

 

「ごはっ!」(吐血)

 

「へっ!俺の強さを舐めんなよ!」

 

マリオはもとに戻ると、そう鼻高々に叫んだ。

 

「...これ以上は、もう許さんぞ!」

 

静かな怒りを込め、そう言い放つと、拷船は警察服の裏ポケットからスペルカードを取り出し、

 

「地獄「最後の試練」!」

 

そう唱えると、拷船は、蛇腹剣を霊夢に巻き付け、その後勢いよく剣を引っ張った。

 

マリオ「最後の試練!?」

 

言葉だけ見れば、特になんともなさそうに見えるが、拷船の持つ蛇腹剣は、一つ一つに刃がついて

いるため―

勢いよく引っ張ってしまえば、体はずたずたにされてしまう。

 

「ぐはっ!」

 

「!霊夢!」

 

「友より先に、自分の心配をしたほうがいいのではないのか!」

 

続けて拷船は別のスペルカードを取り出し、

 

「刑罰「鬼の調教おにのちょうきょう 鞭むち」!」

 

蛇腹剣を鞭のようにし、麗に向かって、とてつもない勢いで、攻撃を繰り出していく。

 

「ぐっ!くそっ!」

 

「鬼符「鬼の小玉おにのこだま」!」

 

そして今度は、マリオに向かってスペルカードを使うと、

拷船の周りに、鬼の顔をした弾幕が現れ、マリオに向かって放たれた。

 

「のわ!やべ!」

 

マリオは弾幕を避けたものの、弾幕はすぐにマリオの方へ向かって来てしまう。

 

「この弾幕は追尾型だ!いくら逃げようとも無駄だぞ!」

 

(くそ!何度避けても、同じことの繰り返しになっちまうなー。...だったら!)

 

すると、マリオは弾幕に追尾されたまま、拷船に突っ込んでいった。

 

「な!?おい!」

 

「ぬおー!!!」

 

マリオは拷船の目の前でジャンプし、拷船はマリオを追尾してきた弾幕をくらった。

 

「ごはっ!」

 

「お前ら!今だ!」

 

「おう!」

「わかってるわよ!んなこと!」

 

ボロボロになりながらも、二人はスペルカードを取り出し、

 

「霊符「夢想封印」!」

 

「争符「超虹最高砲ちょうこうさいこうほう」!」

 

霊夢の最強スペル、「夢想封印」によって、色とりどりの大きな光弾と御札が次々と飛び出しては相手めがけて飛んでいき、また、麗の出力最大スペル、「超虹最高砲」によって、麗のふたつのバズーカーが合体し、そこから、虹色に光るレーザー砲を発射した。

 

「が、がはっ!」

 

この二人の攻撃に耐えられるわけもなく、拷船はその場に倒れた。

 

「つ、強えー...」

 

「ま、ざっとこんなもんよ」

 

「(....これ以上の戦闘はは無理だな)...見事だ。不服だがここは負けを認めよう」

 

拷船は起き上がって、両手を上げた。

 

「うわ!こいつまだ生きとった!」

 

「人を勝手に死んだことにするな」

 

「いや、鬼でしょあんた」

 

「だが、幻想郷の住人を全て捕まえるまで、まだ諦めるつもりはない。では、さら...」

「おっと」

 

マリオと霊夢は逃げようとした拷船の前後に立って、逃げ道を塞いだ。

 

「...一体何のつもりだ?」

 

「警察のこと結構色々知ってそうなやつを、そんな簡単に逃すわけねーだろ(ニチャア)」

 

「痛い目にあいたいなら別だけど。(ニチャア)」

 

(怖え〜〜 流石博麗神社の巫女、とんでもなく容赦ね~。ていうか、マリオもマリオでおっか

ねーな〜。)

 

霊夢はどんな相手でも容赦をせず(たとえ、それが魔理沙でも)、マリオは仲間に危害を加えはしないが、敵に対しての容赦はない。この二人はそういう点は似ていると言えよう。

 

「さあ。洗いざらいぜーんぶ話してもらうぜ」

 

「...悪いが、それはできないようだぞ」

 

「はあ?それってどういう意...」

 

 

バン!バン!バン!

 

 

急に現れた警官に撃たれ、三人は倒れてこんでしまった。

 

「感謝する。キノピオ」

 

「...情報を漏らされると困るからな。ちなみに、今打ったのは麻酔銃だ」

 

現れたのはキノピオ、彼はマリオとは友人関係にあり、正義感も強いのだが、どうやら今回は警察

側(敵側)のようだ。

 

「さてと、こいつらを牢にぶち込みに行くぞ」

 

「無論そうするつもりだが、...総監が言うには、このマリオという男は一度脱獄しているのだろ

う?何も手を打たないでおくわけには行くまい」

 

そう、マリオは先程も言ったように、捕まった事があるのだが、実はマリオを含めた5人で脱獄し

たことがあるのだ。(マリオの脱獄参照)

 

「たしかにな。警備は強くしたほうが良さそうだな」

 

「おう。では、行くとするか!おいお前たち!撤退するぞ!」

 

「え?あ、はい!」

 

拷船とキノピオ、他の警官四人は、三人を捕らえ、警察署へと向かった。

 

「......。(ヒョコッ)」

 

しかし、二人は気づいていなかった。この場所にいる、別の存在に...。

 

 




荒架 麗(こうが れん)
年齢|16歳
能力|秘密
外の世界の住人。
自分の父親が幻想郷に一度来たことがあり、独り立ちする際に、幻想郷に行くことにした。
ちなみに母親は元幻想郷の住民。
普段から背負っているバズーカとバックは父親が使っていたものを採寸したもの。
フレンドリーで、里の住人や妖精・妖怪・鬼と多種多様な種族とも交友関係が広い。



鬼裁 拷船(きさい ごうせん)
年齢|27歳
能力|不明
元々は外の世界で警察官をしていたが、犯人を追っかけている途中で死んでしまい、冥界に来たときに、本人の正義感と性格を見込まれて鬼と化して四季映姫の部下となった。
武器は先端が平べったい剣で、蛇腹剣となることができる。
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