前回、マリオブラザーズのもとに現れた八雲紫によって、幻想郷に飛ばされた後、マリオは博麗神社の近くに現れ、そこにやってきた警察、鬼裁拷船(きさいごうせん)を、博麗霊夢、荒架麗(こうがれん)とともに倒すことに成功。
しかしその直後に警察のキノピオに撃たれ、三人とも意識を失ってしまい、そのまま警察署に連れ去られていった.....。
マリオ「主人公が、最初の1話で捕まるとか、こんなことがあってよろしいのでしょうか!?」
ルイージ「そもそも僕たちの最初の話で、いきなり逮捕されたでしょ」
マリオ「あっ」
*
「へ!?ここどこ!?」
ルイージが、紫の隙間に吸い込まれて、目が覚めると、周りは木々が生い茂っており、森の中だと思われる。
(兄さんはいないし、周りに人もいなさそうだし、あの八雲紫って人(?)、なんでこんな場所につれてきたんだよー)
行き場所もなく、ここにいても仕方ないので、ルイージはとりあえず移動することにした。
「...にしても、人どころか、生き物一匹もいないなー。一体どうなってんだろう?これも警察が幻
想郷に現れたからなのかなー?」
そんなことを口にしていると、ルイージの体調に違和感が出始めた。
(...な、なんか急に具合が。一体全体なんなんだ?)
しかしそんな事を考えている間も、ルイージの体はどんどん悪化していった。
「うおお...や、やばい!だ、誰か、誰か...」
もはや立つ力も残っておらず、ルイージは、その場に倒れてしまった。
「...空から見つけて、興味本意で来たものの、なんで人間がこんなところにいやがんだ?」
意識朦朧の中、ルイージが顔をあげると、そこには一人の少女が立っていた。
少女の見た目は、ロングの金髪に、金色の眼、白くてでかいリボンのついた、つばの広い黒い三角帽に、白いエプロンと、黒と白で出来た異質なコーディネイトをしていた。
「き、君は一体誰だい?」
「私か?私は霧雨魔理沙、普通の魔法使いだぜ!」
彼女、霧雨魔理沙はグッとポーズでそう答えた。
(普通の魔法使いって、何?そもそも魔法使いな時点で全然普通じゃないような。(汗))
「それよりもお前、こんなところで昼寝なんかしてたら、死んじまうぞー」
「いや、別に昼寝なんかしてないし、て言うか死ぬってどういうこと?」
「お前知らねーのか?この魔法の森に生えている茸の胞子には毒があって、普通の人間は息するだけで体を壊しちまうんだぜ」
(そういえば、さっきから空中に、胞子が。だから急に体調が悪くなったのか!)
魔理沙の言う通り、この魔法の森は、人間にとっては最悪の環境で、化け物茸の胞子が宙を舞い、一般的な妖怪にとっても居心地の悪い場所で、妖怪も余り足を踏み入れないという特徴もあるのだ。
「まっ、この茸、近くにいるだけで幻覚を見せるんだが、その幻覚が魔法使いの魔力を高めるから、この森に住む魔法使いも多いんだぜ。私もその一人だ」
「こ、こんな場所に住んでて、君たちは平気なの?」
「私みたいな特殊な人間や、化け物茸が放つ瘴気に耐えられる妖精や妖怪なんかは、体に異常はな
いんだぜ」
「な、なるほどー」
「そんなことよりも、お前今すぐここから逃げたほうがいいぜ。このままだとほんとに死んじまうぞー。それに、最近は警察?って奴らが蔓延ってて物騒だしな」
「え!?こんなとこにも警察が!?」
「お?知ってんのか?なんか昨日、急に幻想郷に現れてよー。その後変な理由こじつけて、片っ端から捕まえてんだよ。全く、迷惑な話ぜ」
(やっぱりここが幻想郷だったのか!...ん?でも待てよ?)
「もしかして、警察って、この妖怪の森にも来たんですか?」
「そうだけど、どうかしたか?」
「だ、だったらなんで来れるんだ?警察も胞子を吸ってしまうであろうに」
「あ、それはだなー...」
ウゥー
魔理沙が話そうとすると、どこからか、パトカーのサイレンが聞こえてきた。
「!おっとやべ!言ってるそばから来やがった!」
「来たって一体どこかr....え!?」
ルイージが、音の言う方を探してみると、なんと上からで、そこにはパトカーが3台ほど空を飛んでいた。
「そこの黄色い髪の女と緑のヒゲ!今すぐ逮捕されろ!大人しく捕まってくれれば、懲役五千年で済ませてやる!」
「逃げたら懲役八千年だ!」
「どっちみち、ただでは済まねーじゃねーか!」
「なら、逮捕されない可能性があるほうがいいな!よし!逃げるぞ!」
そう言うと、魔理沙は箒を取り出して、またがった。
「緑のヒゲ!お前も早く乗れ!」
「警察みたいに呼ぶなや!僕の名前はルイージだよ!」
ルイージも箒に乗ると、箒は空を飛んで、その場から逃げた。
「あ!逃げるなと言っておいたと言うのに!」
「こら待てー!」
「懲役八千年だー!」
「...そういやお前、毒大丈夫なのか?」
「あ!確かになんともないや。何でだ?」
「多分、何度かツッコミをしているうちに治ったんだろ」
「どんな仕組みだ!」
*
逃げた二人を放って置くわけがなく、警察は追ってきた。
「そこの箒!止まりなさい!」
「追ってきた!」
「しつこい奴らだなー。これでもくらってろ!恋符「マスタースパーク」!」
すると、ポケットから取り出したミニ八卦炉から、黄色いビームがパトカーに向かって放出された。
「ぐわー!」
「え!?ビーム!?」
「どうだ!これが私の力だぜ!」
「くそー。あの女ー!調子に乗りやがってー!これでもくらえー!」
警察がスイッチを押すと、なんとパトカーからバズーカが現れ、そこから弾が放たれた。
「へっ!そんなもん。当たらないぜ!」
流石は魔法使い、魔理沙は箒を操って弾幕を難なく避けた。
「よし!今度はこっちの番だ!」
そう言うと、ルイージは手からサンダーを出して、パトカー一台に向けて放った。しかし、パトカーは傷一つすらつかなかった。
「へっ!そのぐらいじゃ、このパトカーはびくとm...って、何!?」
実はルイージがサンダーを打った場所はパトカーが浮くために必要なエンジンで、エンジンが壊れてしまったため、パトカーは墜落していった。
「ぬわー!」
「よし!狙いどおり!」
「ルイージ!お前やるなー!」
(あの二人、とてつもなく強いではないか!一体どうすれば...)
♬〜
すると、パトカーに着信音が流れ、誰かからの電話がかかってきた。
「こちら飛行隊、どうぞ」
『....結構あんたらやられてんじゃないか。いつもの威勢はどうしたんだい』
「た、隊長!?見ておられたのですか!?」
『ああ。なにやら騒ぎ声がしてね。まっ、あの魔理沙がいるんだ、仕方ないといや仕方ないけどね。私が相手するから、他の奴らを連れて、今すぐ退却しな。』
「...も、申し訳ありません。我らの力が及ばないばっかりに!」
『別に気にしやしないさ。仕事はあんまり好きじゃないけど、そっちが怪我するほうが困るしね』
「あ、ありがとうございます!」
電話を終えると、残ったパトカーは落ちた他の警官たちを探しに下に降りていった。
「あれ?急に逃げていったよ」
「もう諦めて帰っていったんじゃねーのか?」
「私が退却命令をだしたからよ」
すると二人の目の前に、女性が現れた。
その女性の見た目は、赤い瞳に、癖のある赤髪をツインテールにしており、手には鎌を所持している。服装は半袖にロングスカートの青い着物のようなものを着用しており、オレンジ色の腰巻をしている。
「私の名前は小野塚小町。前は三途の川の船頭をやっていて、今はあんた達を追いかけていた飛行隊の隊長、警察四天王の一人をやらせてもらっているよ」
「三途の川!?僕も一回見たことはあるけど、船頭どころか船すら見かけなかったよ!」
「それは多分、別の三途の川のことじゃないのかい?他の三途の川の中には、船頭がいないとこだってあるって聞くよ」
「三途の川って複数あるの!?」
「てゆうか、ちょっと待て。お前一回三途の川見たことあんのかよ!?てことは、死を一回経験したってことか!?」
「いや、何度か死にそう、と言うかつい先程も死にそうにはなったけれども、死んではいないよ」
「どうゆうこっちゃ?」
ちなみに、ルイージの言う三途の川は、マリオが死ぬ!?の時に、「あの世の広場」へ行く際に通る川のことである。ルイージは「あの世の広場」に行くためにマリオ達と一緒に三途の川を渡ったのだ。
「どうゆうこっちゃ?」
「やっぱ、聞いてもよくわかんないよね。別にここは気にしなくていいよ」
「そ、そうかわかったぜ(汗)...ってそうじゃなくて、小町!お前三途の川の船頭をやっていたっていたが、どういうことだ?とうとう閻魔にクビにさせられたのか〜?」
「いや、自分で辞めてきたのさ。もっとも、四季には何も言わずにだけどね」
「な!?」
魔理沙は挑発のつもりで言ったのだが、小町の返答は魔理沙にとっては予想外の答えだったのだ。
なにせ小町はサボることはちょくちょくあったとはいえ、自身の仕事に誇りを持っていたし、閻魔である四季映姫・ヤマザナドゥを尊敬していて、「四季様」と呼んでいるのに、それを呼び捨てしたためである。
(少し見かけないだけで、小町がこんなに変わるとは思えねーし、警察とかいうやつらになんかされたのか?...まっ、なっちまったもんはしゃーないし、今私がやるべきことは!)
魔理沙はミニ八卦炉を小町に向けると、
「小町!要はお前は今、警察側ってことなんだろ?なら、私達はこっからずらかんなきゃいけねーんでな。邪魔すんだったら、ぶっ飛ばさせてもらうぜ!」
対して小町は、鎌を魔理沙に向け、
「それはどうかね?私にはあんたたちが、牢屋の中で泣き叫んでいる姿しか、見えないけどね?」
この一触即発の雰囲気の中で、ルイージは若干恐怖をいだきながら、覚悟を決めた。
「ま、魔理沙!僕も手伝うよ!」
「ありがとうだぜ!」
*
「先手必勝だぜ!恋符「マスタースパーク」!」
すると、さきほどと同じように、ミニ八卦炉から、黄色いビームが小町に向かって放出された。
「よっと」
しかし小町は、難なく避けて、自身のスペルカードを使用した。
「死神「ヒガンルトゥール」!」
すると、寛永通宝とよばれる、江戸時代の銭がつむじ状に放出され、さらに、小町から弾幕が放たれた。
「え!?ちょ!?なにこれ!?」
「おっと!まずいなー。ルイージ!しっかりつかまってろよ!」
そう言うと魔理沙は、箒を自由自在に乗りこなし、弾幕と銭を全てかわしきった。
「へえ。やるじゃないか。ならこれはどうだい!死符「故人の縁」!」
すると、小町から不規則に動く弾幕が飛び出した。
「な、何だよこの技!こんなの今まで使ってなかっただろ!」
「警察になったときに、新しく作ってもらったスペルカードさ!」
(作ってもらった?一体どうやって?って、今はそんなことよりも、目の前のことに注意したほうがいいな。)
なんとか弾幕を寸前のところで避け、ホッとしたのもつかの間、いつの間にか真横に小町が現れ、
「へえ!?」
「薄命「余命幾許も無し」!」
鎌で横に切りつけてから、上から鎌で思いっきり振りかぶって切りつけ二人にダメージを与えて、吹き飛ばした。
「「ごはぁ〜!」」
そして小町は攻撃が終わると、二人より少し離れた場所に現れた。
「一体どうなってんの!?」
「小町てめぇ!能力使ったのか!」
「の、能力?」
「そうさ。私の持つ能力、『距離を操る程度の能力』を使って、あんたたち二人の隣との距離を変えたんだよ」
「きょ、『距離を操る程度の能力』?」
....幻想郷の住人は、人間や妖怪、妖精・鬼など、様々な種族がいるが、中には特殊な能力『程度の能力』を身に着けているものがいるのだ。
小町もその能力持ちの一人である。
「あいつの能力は、自身の地点と目的地との距離を自由に変えることができるんだ」
「僕らは小町さんの能力を受けてないから、瞬間移動したように見えたんだね。うーわややこしー」
「そういうこと。私にとって、道なんてあって無いようなもんなのさ。さあ、どんどん行かせてもらうよ!死符「死神の大鎌」!」
すると鎌からの斬撃がとてつもない数で放たれた。
「そら!そら!そら!」
「おっと!やべー。結構すれすれだぜ」
(この感じだと、さっきみたく、急接近からの切りつけが来るかもしれない。そのときは!)
そして、小町は、先程と同じように、自信の能力で接近すると、
「薄命「余命幾許も無し」!」
もう一度、鎌で切りつけにかかる!...が、
「サンダー!」
ルイージがサンダーを小町に放つと、体が電気によって痺れて動かなくなった。
「のわ〜!痺れる〜!(ビリビリ)⚡️」
「魔理沙!」
「おしゃ!恋符「マスタースパーク」!」
魔理沙のマスパによって、小町はとてつもないダメージをくらった。
「ごはっ!」
「ナイスだぜ!ルイージ!」
(昔、兄さんにも同じように、ブラザーアクションとして使用したけど、小町にも通用してよかったー(元ネタ・マリオ&ルイージRPG
1DX))
「痛たた。油断したねー。でも、こいつならどうさ!投銭「宵越しの銭」!」
すると小町は、手に持っていた銭をルイージと魔理沙に投げつけた。まるで、二人が冥界に渡るために必要な、六文銭のようだ。
「ろ、六文銭って、殺す気満々じゃねーか!やばい!やばい!やばい!」
「へっ!自分で自分の六文銭を出してらー。自分の負けを認めたってわけだな!」
ビビるルイージとやる気の魔理沙、この気持ちの持ち用の差よ。
「そんなことよりも、魔理沙、この技を甘く見てていいのかい?」
「あ!やべ!ルイージ!この銭には絶対に触れんなよ!振りじゃねーからな!」
「いや、それはわかるけど、それってどうゆうk...」
しかし、なんと銭はルイージのもとへと向かっていき、そして、ルイージに触れた途端、爆発を起こした。
「ぎゃー!」
「その六文銭は、なにかに触れた途端、爆発するんだよ。あっ。それと、警察の総監のおかげで、私は六文銭を思い通りに動かせ
るようになったのさ!」
「なんだよそれ!強化されすぎだろ!くそー。悔しさ紛れのマスパだぜ!」
(悔しさ紛れって、自分で言っちゃった(汗))
「そんなもん、...こうさ!」
なんと、マスパと小町の間に距離ができ、小町には当たらなかった。
「何!?」
「『距離を操る程度の能力』を使ったのか!」
「その通り。この能力がある限り、何が何でも当たらないよ」
ルイージもサンダーを打って加勢するも、何度も距離を変えられて外れてしまった。更には攻撃の合間に鎌で切りつけたり、銭を撃ってきた。
「(くそー。このままだと負けるのも時間の問題。なにか絶対に当たるようにならないかー?...そうだ!)影の技!シャドーアーム!」
すると、ルイージの手から黒い腕が現れ、その腕が小町を捕らえた。
「な、何なんだこりゃ!?」
魔理沙が驚いているこれは、「影に潜むルイージ」にて手に入れた影の技の一つ、シャドーアームである!
「ちょ!?は、離せ!」
「魔理沙!」
小町の『距離を操る程度の能力』は使い方一つで、攻撃や避けを簡単に行うことができるが、それは[[rb:距離があってこそ >
・・・・・・・・]]のもの、任意する前に急接近されてからでは意味を成さないのだ。
「魔砲「ファイナルスパーク」!」
先程のマスタースパークよりも強いファイナルスパークで、小町を吹き飛ばした。
「ごはー!」
「よしゃ!やったぜ!サポートナイスだったぜ!ルイージ!」
「まあ、僕自身、小町にはあまり攻撃できなかったし、火力が高い魔理沙もすごいけどね」
「な、中々やるじゃないか」
「...まだ戦う気か?」
「まさか。流石のあたしもこれ以上は戦えないしね。今日は引き上げさせてもらうよ。それじゃ」
そう言うと、小町はその場から一瞬で姿を消した。
「...これからどうする?」
「んー。まあ、とりあえず、霊夢のとこにでも行くか」
「霊夢?誰それ?」
「私の友達で、滅茶苦茶強いんだぜ。あいつなら、警察のやつらなんて、すぐにとっちめてくれるぜ」
実は霊夢は今、麗とマリオと一緒に、警察署の牢獄に囚われているが、そんなことは、もちろん知る由もない。
「よし!そうと決まったら、レッツラゴーだぜ!しっかり捕まってろよ!」
(...そういえば、魔理沙ってなんか兄さんに似てるなー)
少しわがままで、荒っぽいところもあるが、仲間のことを絶対に信じている。マリオと魔理沙、二人はどことなく似ていように、ルイージは感じた。
「...OK!じゃ、しばらくの間、よろしくね!魔理沙!」
「こちらこそだぜ!」
そう言って、二人は握手をした。
*
一方その頃、小町は、距離を操る程度の能力を使って、警察署本部に移動していた。
「さっきは舐めてかかってひどい目にあっちまった。次にあったら、手加減なしで戦わないといけないな...。...さてと、傷を癒やしたいけど、その前に、総監に報告をしに行かないとねー」
小町は体にムチ打つと、総監のいる部屋へと向かっていった。
向かっている途中、小町のもとに、拷船がやってきた。
「ん?誰かと思えば小町か。その様子だと、誰かにやられたみたいだが、お前を倒したとなると...霧雨魔理沙とかか?」
「........」
「フッ。図星か。全くわかりやすいと言ったらありゃしないな」
「うるさいねー。ほっといてくれよ。で、あんたは一体何しにここに?」
「総監に報告しないといけないことがあるのでな。お前もそうだろう?」
「ま、そんなとこさ」
そうこう言っている内に、二人は総監のいる部屋に着いた。
「ただいま戻りました。.......クリボー総監」
「ああ」
クリボー。彼は警察署の元総監で、警官の大量虐殺などをしたため、一度逮捕されたことがあり、親の件(警察の逆襲参照)からというものの、たまにでるようになった。
「警察四天王のお前達が自ら現れたということは、何か報告があるのだろ。話してみろ」
「はっ。まず、これまでの確保率は、幻想郷全種族の8割方を逮捕することに成功しています」
「たった2日でこれ程とはな。仕事が早くて助かるぞ」
「恐れ入ります。そしてもう一つ、先程、私が先駆け隊の隊員と共に、博麗神社に向かったところ、博麗霊夢、荒架麗、マリオの3名と遭遇しました」
マリオの名を聞くと、クリボーは明らかなる驚きの表情をして、
「!捕まえることはできたのか!?」
「はい。私とキノピオで三人共捕まえることに成功しました」
「そうか.....。?そういえば、キノピオはどうした?」
「今、自身の隊の隊員と共に「幻の寺」を探しているそうです」
すると、先程から黙って聞いていた小町が話し始めた。
「...たしか、そのマリオってやつに、ルイージとか言う弟がいたんじゃなかったか?」
「そうだが、それがどうしたか?」
「...私、そのルイージに会いましたよ」
「「!」」
小町の発言を聞いたクリボーと拷船は、目を見開いて驚いた。
「どうなった!?捕まえたのか!?」
すると、小町は肩を上げて、このざまですよ、と笑って答えた。クリボーは、少し怒りの顔をしていたが、拷船は、小町のやられように納得した様子だった。
「また、脱獄の可能性を考慮して、警備は厳重にしておきました。以上が報告内容です」
「そうか。...もし、他の奴らを見つけたら、なんとしてでも捕まえろ!いいな!」
「「はっ!」」
拷船と小町は、部屋から出ていった。
「...おい」
クリボーがそう言うと、突如として何者かが現れた。
「あ?何だ?」
「なんでアイツらが
「知るかよ。あのくそババアが呼んだんじゃねーのか?まあ何にしろ、私は幻想郷をぶっ壊す。あんたはキノコ王国のトップに立つ。そういう取引だっただろ?」
「.....そうだったな。
「そのとおり。あいつらが私達に勝つことなんて万に一つないのさ」
「...あと少しで、幻想郷のすべての奴らを捕まえられる。そしたら、捕まえた奴らを、軍隊にして、キノコ王国を征服してやるぜ(ニチャア)」
ハハハハハハハハ!
そう言って、クリボーは高笑いをした。
魔法の森、光の届かないある場所に、一人の男がいた。
「....卵からかえり、いざそのとき!と思っていたら、外来人が襲来してきたか」
暗くて姿はよくわからないが、声と身長からして、20代後半〜30代前半と見られる。
「この幻想郷にさらなる危機を起こすのは、さすがに
「博麗の巫女、できればこの異変で死んでもらいたいが、そううまいこといくわけ無いか。.....まあ、私には誰も勝てはしないがな」
そう言うと、その男は、魔法の森の更に奥深くへと歩いていった。