うごメモマリオが幻想入り   作:MとPの天使

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うごメモマリオが幻想入り 第2話森の魔法使い

前回、マリオブラザーズのもとに現れた八雲紫によって、幻想郷に飛ばされた後、マリオは博麗神社の近くに現れ、そこにやってきた警察、鬼裁拷船(きさいごうせん)を、博麗霊夢、荒架麗(こうがれん)とともに倒すことに成功。

しかしその直後に警察のキノピオに撃たれ、三人とも意識を失ってしまい、そのまま警察署に連れ去られていった.....。

 

マリオ「主人公が、最初の1話で捕まるとか、こんなことがあってよろしいのでしょうか!?」

ルイージ「そもそも僕たちの最初の話で、いきなり逮捕されたでしょ」

マリオ「あっ」

 

 

 

 

「へ!?ここどこ!?」

 

ルイージが、紫の隙間に吸い込まれて、目が覚めると、周りは木々が生い茂っており、森の中だと思われる。

 

(兄さんはいないし、周りに人もいなさそうだし、あの八雲紫って人(?)、なんでこんな場所につれてきたんだよー)

 

行き場所もなく、ここにいても仕方ないので、ルイージはとりあえず移動することにした。

 

「...にしても、人どころか、生き物一匹もいないなー。一体どうなってんだろう?これも警察が幻

想郷に現れたからなのかなー?」

 

そんなことを口にしていると、ルイージの体調に違和感が出始めた。

 

(...な、なんか急に具合が。一体全体なんなんだ?)

 

しかしそんな事を考えている間も、ルイージの体はどんどん悪化していった。

 

「うおお...や、やばい!だ、誰か、誰か...」

 

もはや立つ力も残っておらず、ルイージは、その場に倒れてしまった。

 

「...空から見つけて、興味本意で来たものの、なんで人間がこんなところにいやがんだ?」

 

意識朦朧の中、ルイージが顔をあげると、そこには一人の少女が立っていた。

少女の見た目は、ロングの金髪に、金色の眼、白くてでかいリボンのついた、つばの広い黒い三角帽に、白いエプロンと、黒と白で出来た異質なコーディネイトをしていた。

 

「き、君は一体誰だい?」

 

「私か?私は霧雨魔理沙、普通の魔法使いだぜ!」

彼女、霧雨魔理沙はグッとポーズでそう答えた。

 

(普通の魔法使いって、何?そもそも魔法使いな時点で全然普通じゃないような。(汗))

 

「それよりもお前、こんなところで昼寝なんかしてたら、死んじまうぞー」

 

「いや、別に昼寝なんかしてないし、て言うか死ぬってどういうこと?」

 

「お前知らねーのか?この魔法の森に生えている茸の胞子には毒があって、普通の人間は息するだけで体を壊しちまうんだぜ」

 

(そういえば、さっきから空中に、胞子が。だから急に体調が悪くなったのか!)

 

魔理沙の言う通り、この魔法の森は、人間にとっては最悪の環境で、化け物茸の胞子が宙を舞い、一般的な妖怪にとっても居心地の悪い場所で、妖怪も余り足を踏み入れないという特徴もあるのだ。

 

「まっ、この茸、近くにいるだけで幻覚を見せるんだが、その幻覚が魔法使いの魔力を高めるから、この森に住む魔法使いも多いんだぜ。私もその一人だ」

 

「こ、こんな場所に住んでて、君たちは平気なの?」

 

「私みたいな特殊な人間や、化け物茸が放つ瘴気に耐えられる妖精や妖怪なんかは、体に異常はな

いんだぜ」

 

「な、なるほどー」

 

「そんなことよりも、お前今すぐここから逃げたほうがいいぜ。このままだとほんとに死んじまうぞー。それに、最近は警察?って奴らが蔓延ってて物騒だしな」

 

「え!?こんなとこにも警察が!?」

 

「お?知ってんのか?なんか昨日、急に幻想郷に現れてよー。その後変な理由こじつけて、片っ端から捕まえてんだよ。全く、迷惑な話ぜ」

 

(やっぱりここが幻想郷だったのか!...ん?でも待てよ?)

「もしかして、警察って、この妖怪の森にも来たんですか?」

 

「そうだけど、どうかしたか?」

 

「だ、だったらなんで来れるんだ?警察も胞子を吸ってしまうであろうに」

 

「あ、それはだなー...」

 

 

ウゥー

 

 

魔理沙が話そうとすると、どこからか、パトカーのサイレンが聞こえてきた。

 

「!おっとやべ!言ってるそばから来やがった!」

 

「来たって一体どこかr....え!?」

 

ルイージが、音の言う方を探してみると、なんと上からで、そこにはパトカーが3台ほど空を飛んでいた。

 

「そこの黄色い髪の女と緑のヒゲ!今すぐ逮捕されろ!大人しく捕まってくれれば、懲役五千年で済ませてやる!」

 

「逃げたら懲役八千年だ!」

 

「どっちみち、ただでは済まねーじゃねーか!」

 

「なら、逮捕されない可能性があるほうがいいな!よし!逃げるぞ!」

 

そう言うと、魔理沙は箒を取り出して、またがった。

 

「緑のヒゲ!お前も早く乗れ!」

 

「警察みたいに呼ぶなや!僕の名前はルイージだよ!」

 

ルイージも箒に乗ると、箒は空を飛んで、その場から逃げた。

 

「あ!逃げるなと言っておいたと言うのに!」

 

「こら待てー!」

 

「懲役八千年だー!」

 

 

 

 

 

「...そういやお前、毒大丈夫なのか?」

「あ!確かになんともないや。何でだ?」

「多分、何度かツッコミをしているうちに治ったんだろ」

「どんな仕組みだ!」

 

 

 

 

逃げた二人を放って置くわけがなく、警察は追ってきた。

 

「そこの箒!止まりなさい!」

 

「追ってきた!」

 

「しつこい奴らだなー。これでもくらってろ!恋符「マスタースパーク」!」

 

すると、ポケットから取り出したミニ八卦炉から、黄色いビームがパトカーに向かって放出された。

 

「ぐわー!」

 

「え!?ビーム!?」

 

「どうだ!これが私の力だぜ!」

 

「くそー。あの女ー!調子に乗りやがってー!これでもくらえー!」

 

警察がスイッチを押すと、なんとパトカーからバズーカが現れ、そこから弾が放たれた。

 

「へっ!そんなもん。当たらないぜ!」

 

流石は魔法使い、魔理沙は箒を操って弾幕を難なく避けた。

 

「よし!今度はこっちの番だ!」

 

そう言うと、ルイージは手からサンダーを出して、パトカー一台に向けて放った。しかし、パトカーは傷一つすらつかなかった。

 

「へっ!そのぐらいじゃ、このパトカーはびくとm...って、何!?」

 

実はルイージがサンダーを打った場所はパトカーが浮くために必要なエンジンで、エンジンが壊れてしまったため、パトカーは墜落していった。

 

「ぬわー!」

 

「よし!狙いどおり!」

 

「ルイージ!お前やるなー!」

 

(あの二人、とてつもなく強いではないか!一体どうすれば...)

 

♬〜

 

すると、パトカーに着信音が流れ、誰かからの電話がかかってきた。

 

「こちら飛行隊、どうぞ」

 

『....結構あんたらやられてんじゃないか。いつもの威勢はどうしたんだい』

 

「た、隊長!?見ておられたのですか!?」

 

『ああ。なにやら騒ぎ声がしてね。まっ、あの魔理沙がいるんだ、仕方ないといや仕方ないけどね。私が相手するから、他の奴らを連れて、今すぐ退却しな。』

 

「...も、申し訳ありません。我らの力が及ばないばっかりに!」

 

『別に気にしやしないさ。仕事はあんまり好きじゃないけど、そっちが怪我するほうが困るしね』

 

「あ、ありがとうございます!」

 

 

電話を終えると、残ったパトカーは落ちた他の警官たちを探しに下に降りていった。

 

「あれ?急に逃げていったよ」

 

「もう諦めて帰っていったんじゃねーのか?」

 

「私が退却命令をだしたからよ」

 

すると二人の目の前に、女性が現れた。

その女性の見た目は、赤い瞳に、癖のある赤髪をツインテールにしており、手には鎌を所持している。服装は半袖にロングスカートの青い着物のようなものを着用しており、オレンジ色の腰巻をしている。

 

「私の名前は小野塚小町。前は三途の川の船頭をやっていて、今はあんた達を追いかけていた飛行隊の隊長、警察四天王の一人をやらせてもらっているよ」

 

「三途の川!?僕も一回見たことはあるけど、船頭どころか船すら見かけなかったよ!」

 

「それは多分、別の三途の川のことじゃないのかい?他の三途の川の中には、船頭がいないとこだってあるって聞くよ」

 

「三途の川って複数あるの!?」

 

「てゆうか、ちょっと待て。お前一回三途の川見たことあんのかよ!?てことは、死を一回経験したってことか!?」

 

「いや、何度か死にそう、と言うかつい先程も死にそうにはなったけれども、死んではいないよ」

 

「どうゆうこっちゃ?」

 

ちなみに、ルイージの言う三途の川は、マリオが死ぬ!?の時に、「あの世の広場」へ行く際に通る川のことである。ルイージは「あの世の広場」に行くためにマリオ達と一緒に三途の川を渡ったのだ。

 

「どうゆうこっちゃ?」

 

「やっぱ、聞いてもよくわかんないよね。別にここは気にしなくていいよ」

 

「そ、そうかわかったぜ(汗)...ってそうじゃなくて、小町!お前三途の川の船頭をやっていたっていたが、どういうことだ?とうとう閻魔にクビにさせられたのか〜?」

 

「いや、自分で辞めてきたのさ。もっとも、四季には何も言わずにだけどね」

 

「な!?」

 

魔理沙は挑発のつもりで言ったのだが、小町の返答は魔理沙にとっては予想外の答えだったのだ。

なにせ小町はサボることはちょくちょくあったとはいえ、自身の仕事に誇りを持っていたし、閻魔である四季映姫・ヤマザナドゥを尊敬していて、「四季様」と呼んでいるのに、それを呼び捨てしたためである。

 

(少し見かけないだけで、小町がこんなに変わるとは思えねーし、警察とかいうやつらになんかされたのか?...まっ、なっちまったもんはしゃーないし、今私がやるべきことは!)

 

魔理沙はミニ八卦炉を小町に向けると、

「小町!要はお前は今、警察側ってことなんだろ?なら、私達はこっからずらかんなきゃいけねーんでな。邪魔すんだったら、ぶっ飛ばさせてもらうぜ!」

 

対して小町は、鎌を魔理沙に向け、

「それはどうかね?私にはあんたたちが、牢屋の中で泣き叫んでいる姿しか、見えないけどね?」

 

この一触即発の雰囲気の中で、ルイージは若干恐怖をいだきながら、覚悟を決めた。

 

「ま、魔理沙!僕も手伝うよ!」

 

「ありがとうだぜ!」

 

 

 

 

 

ルイージ・魔理沙VS小町

バトルスタート!!!
 

 

 

「先手必勝だぜ!恋符「マスタースパーク」!」

 

すると、さきほどと同じように、ミニ八卦炉から、黄色いビームが小町に向かって放出された。

 

「よっと」

 

しかし小町は、難なく避けて、自身のスペルカードを使用した。

 

「死神「ヒガンルトゥール」!」

 

すると、寛永通宝とよばれる、江戸時代の銭がつむじ状に放出され、さらに、小町から弾幕が放たれた。

 

「え!?ちょ!?なにこれ!?」

 

「おっと!まずいなー。ルイージ!しっかりつかまってろよ!」

 

そう言うと魔理沙は、箒を自由自在に乗りこなし、弾幕と銭を全てかわしきった。

 

「へえ。やるじゃないか。ならこれはどうだい!死符「故人の縁」!」

 

すると、小町から不規則に動く弾幕が飛び出した。

 

「な、何だよこの技!こんなの今まで使ってなかっただろ!」

 

「警察になったときに、新しく作ってもらったスペルカードさ!」

 

(作ってもらった?一体どうやって?って、今はそんなことよりも、目の前のことに注意したほうがいいな。)

 

なんとか弾幕を寸前のところで避け、ホッとしたのもつかの間、いつの間にか真横に小町が現れ、

 

「へえ!?」

 

「薄命「余命幾許も無し」!」

 

鎌で横に切りつけてから、上から鎌で思いっきり振りかぶって切りつけ二人にダメージを与えて、吹き飛ばした。

 

「「ごはぁ〜!」」

 

そして小町は攻撃が終わると、二人より少し離れた場所に現れた。

 

「一体どうなってんの!?」

 

「小町てめぇ!能力使ったのか!」

 

「の、能力?」

 

「そうさ。私の持つ能力、『距離を操る程度の能力』を使って、あんたたち二人の隣との距離を変えたんだよ」

 

「きょ、『距離を操る程度の能力』?」

 

....幻想郷の住人は、人間や妖怪、妖精・鬼など、様々な種族がいるが、中には特殊な能力『程度の能力』を身に着けているものがいるのだ。

小町もその能力持ちの一人である。

 

「あいつの能力は、自身の地点と目的地との距離を自由に変えることができるんだ」

 

「僕らは小町さんの能力を受けてないから、瞬間移動したように見えたんだね。うーわややこしー」

 

「そういうこと。私にとって、道なんてあって無いようなもんなのさ。さあ、どんどん行かせてもらうよ!死符「死神の大鎌」!」

 

すると鎌からの斬撃がとてつもない数で放たれた。

 

「そら!そら!そら!」

 

「おっと!やべー。結構すれすれだぜ」

 

(この感じだと、さっきみたく、急接近からの切りつけが来るかもしれない。そのときは!)

 

そして、小町は、先程と同じように、自信の能力で接近すると、

 

「薄命「余命幾許も無し」!」

 

もう一度、鎌で切りつけにかかる!...が、

 

「サンダー!」

 

ルイージがサンダーを小町に放つと、体が電気によって痺れて動かなくなった。

 

「のわ〜!痺れる〜!(ビリビリ)⚡️」

 

「魔理沙!」

 

「おしゃ!恋符「マスタースパーク」!」

 

魔理沙のマスパによって、小町はとてつもないダメージをくらった。

 

「ごはっ!」

 

「ナイスだぜ!ルイージ!」

 

(昔、兄さんにも同じように、ブラザーアクションとして使用したけど、小町にも通用してよかったー(元ネタ・マリオ&ルイージRPG

1DX))

 

「痛たた。油断したねー。でも、こいつならどうさ!投銭「宵越しの銭」!」

 

すると小町は、手に持っていた銭をルイージと魔理沙に投げつけた。まるで、二人が冥界に渡るために必要な、六文銭のようだ。

 

「ろ、六文銭って、殺す気満々じゃねーか!やばい!やばい!やばい!」

 

「へっ!自分で自分の六文銭を出してらー。自分の負けを認めたってわけだな!」

 

ビビるルイージとやる気の魔理沙、この気持ちの持ち用の差よ。

 

「そんなことよりも、魔理沙、この技を甘く見てていいのかい?」

 

「あ!やべ!ルイージ!この銭には絶対に触れんなよ!振りじゃねーからな!」

 

「いや、それはわかるけど、それってどうゆうk...」

 

しかし、なんと銭はルイージのもとへと向かっていき、そして、ルイージに触れた途端、爆発を起こした。

 

「ぎゃー!」

 

「その六文銭は、なにかに触れた途端、爆発するんだよ。あっ。それと、警察の総監のおかげで、私は六文銭を思い通りに動かせ

るようになったのさ!」

 

「なんだよそれ!強化されすぎだろ!くそー。悔しさ紛れのマスパだぜ!」

 

(悔しさ紛れって、自分で言っちゃった(汗))

 

「そんなもん、...こうさ!」

 

なんと、マスパと小町の間に距離ができ、小町には当たらなかった。

「何!?」

 

「『距離を操る程度の能力』を使ったのか!」

 

「その通り。この能力がある限り、何が何でも当たらないよ」

 

ルイージもサンダーを打って加勢するも、何度も距離を変えられて外れてしまった。更には攻撃の合間に鎌で切りつけたり、銭を撃ってきた。

 

「(くそー。このままだと負けるのも時間の問題。なにか絶対に当たるようにならないかー?...そうだ!)影の技!シャドーアーム!」

 

すると、ルイージの手から黒い腕が現れ、その腕が小町を捕らえた。

 

「な、何なんだこりゃ!?」

 

魔理沙が驚いているこれは、「影に潜むルイージ」にて手に入れた影の技の一つ、シャドーアームである!

 

「ちょ!?は、離せ!」

 

「魔理沙!」

 

小町の『距離を操る程度の能力』は使い方一つで、攻撃や避けを簡単に行うことができるが、それは[[rb:距離があってこそ >

・・・・・・・・]]のもの、任意する前に急接近されてからでは意味を成さないのだ。

 

「魔砲「ファイナルスパーク」!」

 

先程のマスタースパークよりも強いファイナルスパークで、小町を吹き飛ばした。

 

「ごはー!」

 

「よしゃ!やったぜ!サポートナイスだったぜ!ルイージ!」

 

「まあ、僕自身、小町にはあまり攻撃できなかったし、火力が高い魔理沙もすごいけどね」

 

「な、中々やるじゃないか」

 

「...まだ戦う気か?」

 

「まさか。流石のあたしもこれ以上は戦えないしね。今日は引き上げさせてもらうよ。それじゃ」

 

そう言うと、小町はその場から一瞬で姿を消した。

 

「...これからどうする?」

 

「んー。まあ、とりあえず、霊夢のとこにでも行くか」

 

「霊夢?誰それ?」

 

「私の友達で、滅茶苦茶強いんだぜ。あいつなら、警察のやつらなんて、すぐにとっちめてくれるぜ」

 

実は霊夢は今、麗とマリオと一緒に、警察署の牢獄に囚われているが、そんなことは、もちろん知る由もない。

 

「よし!そうと決まったら、レッツラゴーだぜ!しっかり捕まってろよ!」

 

(...そういえば、魔理沙ってなんか兄さんに似てるなー)

 

少しわがままで、荒っぽいところもあるが、仲間のことを絶対に信じている。マリオと魔理沙、二人はどことなく似ていように、ルイージは感じた。

 

「...OK!じゃ、しばらくの間、よろしくね!魔理沙!」

 

「こちらこそだぜ!」

そう言って、二人は握手をした。

 

 

 

 

 

 

一方その頃、小町は、距離を操る程度の能力を使って、警察署本部に移動していた。

 

「さっきは舐めてかかってひどい目にあっちまった。次にあったら、手加減なしで戦わないといけないな...。...さてと、傷を癒やしたいけど、その前に、総監に報告をしに行かないとねー」

 

小町は体にムチ打つと、総監のいる部屋へと向かっていった。

向かっている途中、小町のもとに、拷船がやってきた。

 

「ん?誰かと思えば小町か。その様子だと、誰かにやられたみたいだが、お前を倒したとなると...霧雨魔理沙とかか?」

 

「........」

 

「フッ。図星か。全くわかりやすいと言ったらありゃしないな」

 

「うるさいねー。ほっといてくれよ。で、あんたは一体何しにここに?」

 

「総監に報告しないといけないことがあるのでな。お前もそうだろう?」

 

「ま、そんなとこさ」

 

 

そうこう言っている内に、二人は総監のいる部屋に着いた。

 

「ただいま戻りました。.......クリボー総監」

 

「ああ」

 

クリボー。彼は警察署の元総監で、警官の大量虐殺などをしたため、一度逮捕されたことがあり、親の件(警察の逆襲参照)からというものの、たまにでるようになった。

 

「警察四天王のお前達が自ら現れたということは、何か報告があるのだろ。話してみろ」

 

「はっ。まず、これまでの確保率は、幻想郷全種族の8割方を逮捕することに成功しています」

 

「たった2日でこれ程とはな。仕事が早くて助かるぞ」

 

「恐れ入ります。そしてもう一つ、先程、私が先駆け隊の隊員と共に、博麗神社に向かったところ、博麗霊夢、荒架麗、マリオの3名と遭遇しました」

 

マリオの名を聞くと、クリボーは明らかなる驚きの表情をして、

 

「!捕まえることはできたのか!?」

 

「はい。私とキノピオで三人共捕まえることに成功しました」

 

「そうか.....。?そういえば、キノピオはどうした?」

 

「今、自身の隊の隊員と共に「幻の寺」を探しているそうです」

 

すると、先程から黙って聞いていた小町が話し始めた。

 

「...たしか、そのマリオってやつに、ルイージとか言う弟がいたんじゃなかったか?」

 

「そうだが、それがどうしたか?」

 

「...私、そのルイージに会いましたよ」

 

「「!」」

 

小町の発言を聞いたクリボーと拷船は、目を見開いて驚いた。

 

「どうなった!?捕まえたのか!?」

 

すると、小町は肩を上げて、このざまですよ、と笑って答えた。クリボーは、少し怒りの顔をしていたが、拷船は、小町のやられように納得した様子だった。

 

「また、脱獄の可能性を考慮して、警備は厳重にしておきました。以上が報告内容です」

 

「そうか。...もし、他の奴らを見つけたら、なんとしてでも捕まえろ!いいな!」

 

「「はっ!」」

 

拷船と小町は、部屋から出ていった。

 

「...おい」

 

クリボーがそう言うと、突如として何者かが現れた。

 

「あ?何だ?」

 

「なんでアイツらが幻想郷(ここ)にいるんだ!?俺と警察署の奴ら以外は現れていないって言ったじゃねーか!」

 

「知るかよ。あのくそババアが呼んだんじゃねーのか?まあ何にしろ、私は幻想郷をぶっ壊す。あんたはキノコ王国のトップに立つ。そういう取引だっただろ?」

 

「.....そうだったな。警察(こいつら)が犯罪者となった俺の言うことを聞くのも、お前の能力によるものだしな。それに警察四天王もいることだし、焦ることはないか」

 

「そのとおり。あいつらが私達に勝つことなんて万に一つないのさ」

 

「...あと少しで、幻想郷のすべての奴らを捕まえられる。そしたら、捕まえた奴らを、軍隊にして、キノコ王国を征服してやるぜ(ニチャア)」

 

ハハハハハハハハ!

 

そう言って、クリボーは高笑いをした。

 

魔法の森、光の届かないある場所に、一人の男がいた。

 

「....卵からかえり、いざそのとき!と思っていたら、外来人が襲来してきたか」

 

暗くて姿はよくわからないが、声と身長からして、20代後半〜30代前半と見られる。

 

「この幻想郷にさらなる危機を起こすのは、さすがに(こく)過ぎる。この異変が終わってからにするとしよう。もっとも、私はこの異変の解決に乗り出しはしないがな」

 

「博麗の巫女、できればこの異変で死んでもらいたいが、そううまいこといくわけ無いか。.....まあ、私には誰も勝てはしないがな」

 

そう言うと、その男は、魔法の森の更に奥深くへと歩いていった。

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