うごメモマリオが幻想入り   作:MとPの天使

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「じゃあ、あいつのこと、倒すの手伝ってくれるかしら。戦力が多いに越したことはないし」

「はい!僕としても、ワイバーン()に用がありますし!」

「グォーー!」

魔法の森のアリス宅前、アディスは、今目の前に現れたワイバーンを、アリスとともに戦おうとしていた。

(...そういえば、マリオと初めて出会った時も、こうやって力を合わせて、)

横で闘う準備をしているアリスを見ながら、アディスは、自身の親友、マリオと初めて出会った時のことを思い出していた.....。


うごメモマリオが幻想入り 番外編 赤いMと白黒の旅人の出会い

時は、今より3年前、道の端の芝生で男が一人、大の字で寝ころんでいた。

 

「あーあ。まーた無職になっちまった。今年でもう30回目だぜ....」

 

彼の名はマリオ。23歳独身。そして今、仕事をやめさせられて、無職――ニートになったところである。

 

...まあ、仕事中にサボってばっかだったし、仕方ないけどもね。

 

「うっせーなー!俺はそもそも、楽して金を手にしたいんだよ!ちまちま働くのなんて性に合わないの!」

 

贅沢言うなよ。あと、あんましナレーターに話しかけんのやめてもらえる?

 

「へいへい。...さて、これからどうしよっかなー。このまま帰っても、特にやることないし、しばらくその辺でもブラブラしてよっかなー」

 

「....あのー、すみません」

 

予定はないが、とりあえず立ち上がろうとしたマリオに、白と黒の服の男性がマリオに声をかけてきた。

 

「最近、緑色のトカゲみたいな生き物を見ませんでしたか?」

 

「...見てないが、あんた誰だ?キノコ王国の住人じゃないだろ?」

 

「あ、すいません。僕の名前はアディスって言います。実は、僕のオセロニアワールド(故郷)の住人のバジリスクがこのキノコ王国にいると、風の噂で聞いたんです」

 

マリオにそう言われた白黒の男性改め、アディスは、身の内を説明してくれた。

どうやら、マリオにした質問と同じようなことを、キノコ王国の住人に聞いて回ったらしいが、どれも結果はからきしだったようだ。

「....人に聞いて見つかる確率なんてたかが知れてるからな。いいぜ、そいつ探すの手伝ってやるよ(ちょうど今暇だし)」

 

「え!?いいんですか!?ありがとうございます!」

 

「おうよ!あ、まだ名乗ってなかったな。俺の名前はマリオだ。よろしくな、アディス」

 

「はい!よろしくお願いします。マリオさん!」

 

マリオは自分の右手をアディスに差し出し、アディスも左手で握り返し、お互いに握手をした。

 

「で、そいつはどんな見た目をしてるんだ?もっと詳しく教えてくれ」

 

マリオは自分も探し回るために、アディスにバジリスクの特徴を聞いた。

 

「えっと、体が緑色で」

 

 

キラン

 

 

「青い羽が、背中から生えていて」

 

 

バサッバサッ

 

 

「それで...あと何か特徴あったけ?えっとー...」

 

[chapter:「ギャース!」]

 

「そうそう、こういう鳴き声で...え?」

 

アディスが後ろを振り返ると、緑の体に青い羽を持つ竜――探していたバジリスクが、雄叫びをあげながら佇んでいた。

 

「ギャー!ギャ~!」

 

「うわ!?言ってるそばから見つかった!」

 

「ベタな展開だな」

 

うっさい。コレしか思いついてなかったんだよ。

 

「とりあえず、大人しくさせないと!マリオさん、手伝ってくれませんか?」

 

「おう!任せろ!」

 

 

 

 

 

 

 

マリオ・アディスVSバジリスク

  バトルスタート!!!

 

 

 

「ギャース!」

 

 

ズザッ!

 

 

バジリスクは早速、尻尾で切りつける「ブレイブマイン」を繰り出した。とっさのことで、二人はかわせずに食らってしまった。

 

「いたっ!」

 

「のわっ!にゃろー!いきなり仕掛けてきやがって!これでも喰らえ!」

 

 

クルリン

 

 

そう言って、マリオはバジリスクにスピンアタックをおみまいした。

 

「ギャゴッ!」

 

「よっしゃい!どんなもんでい!」

 

(すごいなマリオさん。それにあの技。僕もやってみたいな....。今度やってみよ)

 

「どんどん行くぜ!ファイヤ!」

 

 

ボッボッボッ

 

 

「.....」

 

しかし、バジリスクには全くもって効いていなかった。

 

「はえっ!?無傷!?」

 

「マリオさん!バジリスクには物理攻撃しか効きません!」

 

「まじかよ!」

 

「ギシャー!」

 

 

ズザッ!ズザッ!

ドンッ!

 

 

バジリスクは先程のお返しと言わんばかりにブレイブマインや突進を繰り出してくる。

 

「ぐっ!」

 

「どうすんだ!?あいつ動いてばっかだから攻撃あてらんねーぞ!」

 

「....だったら!」

 

アディスは何かを決心した後、バジリスクに向かっていき、頭の羽を持って勢いよく投げ飛ばした。

 

 

グワッ!

 

 

「反転駒返し!」

 

バジリスクは投げられた反動で、マリオの前に飛ばされた。

 

「マリオさん!」

 

「任せろ!」ピョォン

 

 

ピョォンピョォン

ドガッ!

 

 

マリオは空中に飛び跳ね、そのままバジリスクをジャンプの踏みつけとハンマーで攻撃した。

 

「グギャァーー!」

 

「今だ!それ!」

 

 

ブオ!

 

 

スー....

 

 

弱って落ちてきたバジリスクに向け、アディスがトランクを投げると、バジリスクはトランクの中へと吸い込まれていった。

 

「はあ!?」

 

「これでよしっと。マリオさんのおかげで、バジリスクを故郷に返すことができました。ありがとうございます!」

 

「いや、それは別にいいんだが...そのトランクは一体なんだ?」

 

「ああ。このトランクはですね....」

 

マリオの質問に答えるために、アディスはこのトランクがオセロニアワールドという世界とつながっていること。自分はそこから来て、前述言った通り、バジリスクを探すために世界を歩き回ったことを話した。

 

「はえー。それで旅をしてんのかー」

 

「...」

 

「?どうした?」

 

「いや、僕昔はあんまり友達がいなかったので..。最近は、誰かと協力することも少なくなってましたし....」

 

「...じゃあ、俺が友達になってやるよ」

 

「え!?いいんですか!?」

 

「おう!もちろんだ!」

 

「ありがとうございます!マリオさん!」

 

「マリオでいいぜ。あと、そういうかしこまった言い方もなしな」

 

「わかった。よろしく。マリオ」

 

「こちらこそよろしく。アディス」

 

マリオとアディスはお互いに、固い握手を交わした。

 

「よし!友だちになったことだし....なにする?」

 

「じゃあ、そのオセロニアワールドのことについて教えてくれよ。俺も自分のことを話すからさ」

 

「わかった。じゃあ、まず、オセロニアワールドってゆうのは....」

 

 

 

....こうして二人の話は辺りが夕日にまでおよんだという。

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