「狂」の力と少女達   作:因幡の月兎

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修学旅行思ってたより楽しかったです。私は秋葉へ行って深秘録買いました。


第十三話

 紅霧異変から数ヶ月がたち、季節は冬から春に変わろうとしていた。

 しかし、雪が止むことは無く、降り続けている。これは異変だ。人里ではこう言い出す者まで現れた。しかし、博麗の巫女、博麗霊夢は異変の解決、調査に向かうことはなかった。

 

 

 

「ったく・・・・。どうしてこうも雪が降り続けるのかしら・・・。何時もならもう雪は止んでる筈なのに・・。」

 

 博麗神社の境内では、霊夢がそう言いながら雪掻きをしていた。

 

「やっぱりこれは異変なのかしら。でも、寒いしあまり動きたくないのよね。そのうち雪も止むかもしれないし。」

 

 そう言って霊夢は雪掻きを終え、神社の中へと入っていく。神社の中へと入ると、霊夢は何時も通りお茶を淹れ、暖をとり、淹れたお茶を飲む。

 ここまでは何時も通り。これからも何時も通り。の、筈なのだが、一つ、おかしい事がある。そう、狂夜がいないのだ。

 狂夜がいなくなったのは、数日前・・・・

 

 

 秋が過ぎ、冬になっても狂夜の起床時間は変わらない。霊夢より少し早く、朝ご飯を作り終わると丁度霊夢が起きてくるぐらいの時間。

 狂夜は身支度を済ませると、何時も通りキッチンへと向かう。しかし、キッチンへ向かう狂夜の前に、一つの隙間が現れ、中から紫がでてくる。

 

「おはようございます。それと、どうしたんですか?紫さん。」

 

「いまから少しいいかしら?話したい事があるの。」

 

 狂夜は頷くと、紫を居間へと案内する。その後、机を挟みお互い向かい合うように座ると、紫が話しを切り出した。

 

「・・・・さて。本題に入りましょうか。単刀直入に言うわ。狂夜、異変を起こすのに協力して欲しいの。」

 

「・・・・・・え?」

 

 幻想郷に慣れ始めた狂夜だったが、これには言葉を失った。まさか幻想郷の管理者に異変の協力をして欲しいと言われるなんて思う筈もない。

 

「・・・・一応、理由を聞かせて下さい。それから考えます。」

 

「まぁ、当然よね。それで理由なのだけれど、幽々子にお願いされたから。じゃあだめかしら。親友のお願いを断るわけにはいかないわ。」

 

「・・・・・・・分かりました。紫さんのお願いを断るわけにはいきませんし。」

 

「ありがとう。それじゃあ、白玉楼へ行くわよ。」

 

「え?今からですか?」

 

 狂夜がそう言った時には既に足元に隙間ができていた。重力に逆らうことなどできるはずも無く、狂夜は隙間へと落ちていった。

 

 

 ・・・・・こんなことがあって今狂夜は博麗神社にいないのだが、霊夢はこの理由をよく知らない。というのも、霊夢が朝起きたら机の上に「狂夜はかりていくわ。by紫」と書かれた手紙が置いてあっただけだからだ。

 狂夜がいないので生活は狂夜が来る前のものとなってしまっていた。

 来る前の生活といっても、狂夜がいることに慣れてしまったせいで、労働量は単純に2倍になった。

 

「あーもう。何で狂夜は居なくなってるのよ・・・・。もういっそのこと結界を少しだけ緩めて紫を呼び出そうかしら・・・。」

 

 

 霊夢は狂夜が居なくなってから、こんなことを言う様になった。これは、狂夜が博麗神社の住人となっていることの証拠なのか、それともーーーーーーーーー

 ーー霊夢が狂夜に依存してしまっている証拠なのか。

 

 

「おい霊夢!これは異変だ!解決しに行くぞ!」

 

 居間でくつろいでいた霊夢の元へと来たのは魔理沙。異変を解決したいらしい。

 

「こんなもの唯の偶然でしょ?雪が春になっても降ることぐらいあるわよ。」

 

「そんな訳無いだろ!?・・・・もういいぜ、狂夜を連れてくから。」

 

「・・・・・・・・狂夜は今いないわよ。」

 

 魔理沙が狂夜の名前を出した途端、霊夢から元気が無くなり、声も重い物になった。

 

「・・・・・どうして狂夜がいないんだ?」

 

「紫に連れて行かれたの。それだけよ。」

 

「はーん。要するに狂夜大好きのお前は狂夜が居なくなって寂しい。だから何事にもやる気が起きない。ってところか。まぁ何時もやる気はないが。」

 

「っ!?」

 

 霊夢は顔を赤くし、口を開けて反論しようとしている。もっとも、声にはなっていないが。

 

「それならしょーがないしょーがない。この魔理沙様がこの異変を解決してやるぜ!!」

 

 魔理沙はそう言って神社を飛び出して行った。魔理沙が居なくなった後も、霊夢の顔は赤いままだった。

 

「こんなもの、狂夜が居なくなったせいじゃないわよ。」

 

 神社で一人、自分に言い聞かせる様に、霊夢はそう呟いた。そして、異変解決の為の道具を揃え、神社を飛び出して行くのであった。

 

 

 

 

 神社を飛び出して来たのはいいものの、魔理沙はどうしたらいいのか分からなかった。

 

「そうだな・・・・とりあえず紅魔館にでも行くか。」

 

 魔理沙はそう決め紅魔館へと向かうことにした。

 

「それで此処に来たと・・・。」

 

 ため息をつきながらそう言ったのは咲夜。紅魔館のメイド長であり、この館唯一の人間である。

 

「しょうがないだろ?特に思いつかなかったんだし。」

 

「ちょっと待ってなさい。今からお嬢様に聞いてくるから。」

 

「その必要はないわよ。咲夜。」

 

 そう言って現れたのはレミリアだった。

 

「咲夜、貴方は異変解決の手伝いをしなさい。もう、雪が長く振りすぎて、いろんな物の燃料が無いと言っていたでしょう?」

 

「そうですが、私がいなくなったらこの館のことは如何するのですか?」

 

「それぐらいどうにでもなるわよ。だから、行ってらっしゃい。私の勘もそう言ってるわ。」

 

「畏まりました。異変解決に行かせていただきます。って事で魔理沙、私も異変解決に加わるわ。」

 

 咲夜が近くの椅子に座ってくつろいでいた魔理沙に話し掛ける。

 

「そうだな。これで2人目だ、」

 

「それで?次は何処へ行くの?」

 

「そうだな・・・・アリスの家へ行ってみるか。お前は知らないだろうけど。」

 

 魔理沙はそう言って紅魔館を出発した。その後を追い咲夜も紅魔館を出て行った。

 

 

 

 




こっから原作崩壊始まるかもなぁ・・・・起きないように善処はしますけど。あれ?もう原作崩壊してる?
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