「狂」の力と少女達   作:因幡の月兎

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遅くなりました。すいませんm(._.)m


第四話

霊符「夢想封印」

 

霊夢が呪文を唱え、一枚の紙らしき物から弾幕を放つ。狂也はそれを必死にいなしている。その狂也の手には狂也が愛用しているラケットがあった。

 

「ふぅ・・・これならある程度つかえそうね・・・。」

 

霊夢は弾幕を放つのを辞め、狂也のラケットを見ながらそう言った。そもそも、狂也がこんなことをするのになったのには、あるキッカケがあった。

 

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その日、狂也は博麗神社の境内の隅に偶々あった石の壁を使い、壁打ちをしていた。

此処に来たのはしょうがない。と割り切って来たのだが、今まで続けてきたテニスを辞めようとは思えなかった。ので、また元の場所へ戻れる日が来た時の為、テニスの練習を続けていた。

狂也が練習をするたびに、霊夢は狂也を観察していることがある。何か思うことがある様で、「あと少しで何か掴めそう」と言っていた。最初は見られている事に抵抗が少しあった狂也だったが、今ではもう慣れてしまった。

 

「う〜ん・・・何か足りないのよね・・・ラケットで球を打ち返す・・・。あれ?打ち返す?」

 

狂也が練習をしている中、霊夢はまた考え事をしていた。聞こえる限りでは、昨日やその前の日よりも、答えに近づいている様にも感じられた。

 

「ふぅ・・・これで終わりですね・・・。霊夢さん、さっきから考え事をしている様ですが、何かわかりましたか?」

 

「ねぇ狂也・・・テニスって球を打ち合うものなのでしょう?」

 

「ハイ。大体そんな感じですよ。でも、どうかしたんですか?霊夢さんの力になれる事なら、力を貸しますよ。」

 

「そう。有難う、狂也。これで答えにたどり着けたわ。狂也、貴方は"弾幕ごっこ"をして見る気はないかしら?」

 

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そうして霊夢と弾幕ごっこの練習をする事になったのだが、霊夢は手加減という物を知らなかった。弾幕ごっこ初心者の狂也に対し、数えきれない程の弾を放った。

いくら狂也がテニスの実力者といっても、霊夢が放つ弾は試合中に飛んでくる球より早い。当然、よける事もままならず、狂也は霊夢の放った弾に被弾した。

 

「ふぅ・・・あれ?狂也・・・?・・・ウソ・・・・死んでる・・・・?」

 

「生きてますよ霊夢さん。勝手に殺さないで下さい。それと、酷くないですか?あんなに沢山の弾を打ち込んでくるなんて。こっちは弾幕ごっこ初心者なんですよ?」

 

「そんなこと言われたって・・・・狂也のラケットは霊力で強化してあげたし、そんな簡単に死なないし大丈夫でしょう。」

 

「霊夢さん、死ぬって単語が出ている時点で大丈夫ではないんじゃないでしょうか。それと、霊力とは何ですか?」

 

「ああ、霊力ね・・・・。説明してなかったわね。それじゃあ、練習は一旦辞めて、霊力の説明に移るわね。

まず、一つめに霊力。これは人間が持つ力よ。私は勿論、貴方も持っている力よ。次に妖力。これは妖怪が持つ力で、紫とかが持ってるわね。三つ目に魔力。これは魔法使いが持つ力で、魔理沙みたいなのが持ってる力ね。そして最後に神力。これは神様が持つ力よ。・・・・とまぁ、こんな感じに一つの種族に一つの力があるのだけれど、強い生き物はこれを二つとかもってたりもするわ。少し長くなったけど、理解できたかしら?」

 

「ハイ。大体理解する事は出来ました。でも、一つ疑問がありまして。霊夢さんはこのラケットを霊力を使い強化しましたが、霊力やその他の力はどんな事が出来るのですか?」

 

狂也は疑問に思った事を霊夢に聞いて見た。すると霊力は少し悩んだ後、

 

「ウーン・・・空飛んだり、火を着けたり・・・・まぁ、基本何でもできるわ。」

 

と答えた。狂也は心の中でこんなにアバウトで大丈夫なのか、と思ったが、今の講師は霊夢なのだ。大体の事が出来るとだけ覚える様にした。

 

「さて狂也、まだ一つ貴方に教えて無かったことがあるから、そこを今から教えていくわ。」

 

霊夢が狂也に教えていなかった事、それは''能力"の存在であった。

 

「いい?狂也、能力はそれぞれ個人個人が持つ特技の様な物と考えればいいわ。例えば紫。紫のあの隙間は能力による物で「境界を操る程度の能力」と言うわ。詳しい効果については省くけど・・・・。まぁこれで教えたいのは

・貴方にも能力がある。

・それをこれから見つけて行く。

 

これらのことを覚えておいて欲しいということだけよ。」

 

これで、霊夢の講習は終わった。霊夢曰くこれからも弾幕をラケットで打ち返さす練習や身体能力の強化はしていくらしい。狂也はこれからも頑張ろうと心にきめた。




軽業キモリ手にはいったー!
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