戦姫絶唱シンフォギア×BLUE RIDER 〜青配色の仮面ライダー好き男の転生生活〜 作:XIYON
今回はあの最新のブルーライダーに幸太郎が変身しますが、そのライダーに変身するのは今回限りかもしれません。
ではどうぞ。
幸太郎「あぁ…眠い。」
カ・ディンギルの件から3日が経った。俺は新しくできた6課もといSONGの新たな基地の中にある自室で休んでいた。
幸太郎「暇だなぁ…何かいいことは無いだろうか?あ、そういえば…」
実は昨日、獏がテクノロム系がないことに気づいたのだ。それを思い出した俺は懐からそれら3つのカプセルが入った箱を取り出して、そのまま獏の部屋へと向かうことに…
幸太郎「おーい!獏、俺だ〜!いるか〜?」
獏「( ˘ω˘ )ンゴォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!」
幸太郎「(イビキうるさっ!アイツ、どんだけ疲れてるんだよ。)」
弦十郎「幸太郎、獏に何か用事か?」
幸太郎「獏にこの前のお礼でプレゼントを渡そうと思ってたんですけどね…」
弦十郎「なら都合が悪すぎるな…アイツは夢の想像力を使い過ぎて疲れてるからな?」
幸太郎「どういうことですか?」
弦十郎「アイツ曰く、自身には現実に自分の夢の力を具現化させて戦力にできるそうだ。まぁ、あまり目立たないように使っているらしいがな…」
幸太郎「(夢の力を現実にか…あれ、それって普通にチートじゃね〜か?)」
とりあえず、俺は彼の部屋の机にテクノロム系統のカプセムが入った箱を置くのであった。
弦十郎「ところで、幸太郎くんはこれからどこへ?」
幸太郎「東京にある電波塔を見に行こうかと。以前からあの場所は気になっていましたし…」
転生したあとからずっと行きたいと思っていた電波塔がある東京…DAが本当にいるのかも確認したいし、少しの気晴らしにはなるだろう…
弦十郎「分かった。だが気をつけろよ?あそこは最近、妙な噂があるからな?」
幸太郎「妙な噂ですか…なら気をつけて観光に行ってきますね?」
そんな色々なことを思いながら俺は電波塔が近くにある都市へと向かった。辺りには普通に一般市民はいるから至って普通の街な気もする。
幸太郎「(さてと…まずはどうから調査を進めるかな?)」
電波塔事件…SONGの保管資料によれば、10年前に電波塔がテロリストによって占拠され倒壊しかけた事件だそうだが、当時7歳だった錦木千束の活躍によってテロリストは壊滅し、完全なる倒壊は免れた。
以降、東京では大規模な事件が起きておらず平和が保たれており、故に「最後の大事件」とも称されるそうだ。
故に「東京最後の大事件」とも称される。
代わりに
ここも数日前にテロ事件が起きたそうだが、事前に阻止ができたとのことだ。ま、これもだいたいDAが色々と隠している可能性があるが…
幸太郎「東京…別の世界とは言えど、来るのは久しぶりだな?」
にしても、ここから見ても大きいのが分かるな…
幸太郎「(シェム・ハはまだ休んでるみたいだな…ま、あれだけの力を使えば無理もない。)」
あの戦い以来、シェム・ハはかなりの力を消耗した。もう2日は寝たままだ。なんとか回復してくれればいいけど…
幸太郎「うーむ…まずはどこから探そうか?」
そう思っていた瞬間、何やら向こうから騒がしい声が聞こえた。その方角を見つめると…
追跡者「逃がすな!捕まえろ!」
???「くっ、執拗い!」
ピンクに近い色で染められたハンサムショートヘアに肌が白い緑目の女性が数人の黒いサングラスとスーツを着込んだ男たちに追われているのを目撃する。
幸太郎「どうやら、色々と探索するのが省けそうだ。」
そう言った俺は新しく手に入れた力で女性を追っている謎の男たちを追うのだった。
襲撃者「もう逃げられないぞ。ネメシス試験体7!」
モーフィン「黙りなさい!私にはモーフィンという名前があるのよ!」
襲撃者「そんなこと、我々が知る由もない!」
モーフィン「(もうダメなの?デプス、ブリッツ…私は…ミュウも守れないで…)」
そう言った瞬間、その女と追跡者の間に影の空間が出現。そこから俺が現れて彼らの前に立ち塞がる。
幸太郎「お前たち、何者だ?」
追跡者「話すことはない。その女を渡して貰おうか?」
幸太郎「断る。こんな昼間からストーカーを趣味とするヤツはあまり好きじゃないのでね?」
そう言った俺は胸にノクスドライバーを装着。え?これはいつ手に入れたのかって?カ・ディンギルを止めてくれたお礼としてマーキュリー様からボーナスとして頂いた物だよ?
あと2つぐらい貰ってるかな?ま、それもいずれかは披露する予定ではあるけど…
『シャドウ!』
そんなことを思いながら俺はシャドウカプセムをノクスドライバーへと装填したあとに回転機構のロックを外す。
そして左手の人差指と親指を「時計の2時」のように顔の左へ掲げる。
幸太郎「……変身」
というコールと同時にドライバーを左へ一回転させた。
『ハッハッハッハッハッハッ!』
『ライダー! ノクス! ノクス! ノクス!』
『シャドウ!』
俺は追われている女性とその追跡者の前で仮面ライダーノクスへと変身した。しかし、相手に挑む暇はないので俺は彼女に手を差し伸べる。
幸太郎「掴め。」
モーフィン「え、えぇ…」
ピンク髪のスタイル抜群の女性は自分の手を繋いだ。それを確認した俺は彼女もろとも影の中へと消えていくのだった。
追跡者「どこへ行ったんだ!?」
追跡者「探せ!まだそこら辺にいるはずだ!」
そして俺たちは誰にも見つからないアパートの屋上へと移動した。
モーフィン「ありがとう、助かったわ。」
幸太郎「礼はいらない…それよりも、君は何者だ?アイツらは誰なんだ?」
モーフィン「私はモーフィン、アイツらはネメシス試験体7と呼んでるわ。」
幸太郎「ネメシス試験体?」
モーフィン「アナタたちで言うところの超人よ…私は非人道的な実験をさせられて、肉体変化能力を持ってしまったの。」
幸太郎「肉体変化能力か……俺は氷川幸太郎、神奈川からここの電波塔のある東京に……ん?」
モーフィン「どうしたの?」
幸太郎「下がってろ。まだ誰かいる。」
そう言った瞬間、何者かが弾丸を発射。それをノクスの力で撃ち落とした。
幸太郎「そこで俺たちの話を聞いているのは誰だ。出てこい。」
そう言って現れたのは年齢を感じさせない若々しい顔立ちと白いスーツに黒いシャツといった高貴な装いをした男性が現れる。
???「随分と探すのに手間がかかった。」
幸太郎「貴様は…」
ノクス「俺の名は『ノクス』。昼夜に生き、様々な場所を彷徨うエージェント。」
幸太郎「エージェント…(獏と同じヤツなのか?)」
ノクス「そのベルトはお前が使うべきではない。」
幸太郎「ならどうする?」
ノクス「力づくで奪うまでだ。」
そう言ったノクスは胸にナイト・イン・ヴォーカーを装着。その中心にイレイスカプセムを装填する。
『イレイス』
『オンユアマーク オンユアマーク』
ノクス「擬装。」
『インヴォーク ナイトシステム』
『イレイス』
ノクスがノクスナイトに変身後、ブレイカムバスター(ランチャーモード)で俺を狙撃する。だが俺はそれをシャドウの力で防いだあとに彼へ突撃する。
幸太郎「隠れてろ!」
モーフィン「だけど!」
幸太郎「大丈夫、少し話し合うだけだ!」
ノクスナイトの攻撃を避けながら、彼に次々と殴り続ける。
しかしノクスは俺の攻撃を瞬時に見切ったあと、ブレイカムバスターをカリバーモードに切り替える。
カリバーモード!
幸太郎「なっ!?」
ノクス「自惚れるなっ…!」
幸太郎「くっ!?」
形態を切り替え、そのまま俺の装甲へダメージを与えた。それを喰らった俺はそのまま仰け反るが、すぐに立ち上がった。
幸太郎「はぁ…はぁ…アンタ、擬似ライダーの力を使ってるのによく俺を追い詰められるな?」
ノクス「実力の差だ。お前のような雑にその力を扱うような者には屈しない。」
ノクスはそう言いながらナイトインヴォーカーに装填されているイレイスカプセムをブレイカムバスターに装填。俺に向かって白と黒が混ざり合ったようなモヤ状のエネルギーを刀身に纏った一撃を放とうとする。
ノクス「消え失せろ!」
ブレイカムバースト!
幸太郎「俺はこんなところで終わらない…!」
『シャドウ!』
『リデンプション!』
俺は青白く燃えるシャドウゲイムを纏った右足で強烈な後ろ回し蹴りをノクスが放つエネルギーと撃ち合うが、お互いの力が強すぎて相殺してしまい、そのまま後ろへ下がってしまう…
モーフィン「幸太郎!」
幸太郎「くっ……流石は元CODEのエージェント、その腕前は確かだな。」
ノクス「無駄口はそれまでだ。お前の目的を話せ。」
幸太郎「ただの観光だが?それに、俺は偶然彼女がネメシスとかいう超人を作っていたヤツの配下に追われたところを助けただけだ。」
ノクス「にわかには信じがたい…CODEの残党に手を貸しているなら俺は容赦しないぞ?」
そう言った途端、アイツが話に割り込んできた。
獏「その辺にしておけ。」
「「!?」」
幸太郎「獏!?」
獏「悪い、少し遅れた……お久しぶりですね?織鷹さん。」
ノクス「セブン…どうしてここに?」
獏「アナタがここにいると思ってね?」
ノクス「ソイツは俺が使っていたベルトを持っているんだぞ?なぜ庇う。」
獏「幸太郎もアンタも悪いヤツじゃない。それに彼がここへ来たのはDAが本当にいるのかを調査するためだ。」
ノクス「なら、彼はSONGの関係者か?」
獏「そういうことだね?彼はSONGのメンバーだから。」
そう言われたノクスはイレイスカプセムを外して変身を解除した。それを確認した俺もシャドウカプセムを取り外して変身を解除するのだった。
モーフィン「(な、なにが起きてるの?)」
ノクス「誤解を招いてしまってすまない。正直、彼らの仲間かと思っていた。」
幸太郎「彼らというのは…CODEのことか?」
獏「CODEは既に壊滅した組織…俺と織鷹さんはそこのエージェントだった。」
ノクス「CODEは自らの所業で政府や軍、警察に追われて壊滅した。CODEに情報提供をした俺とセブンは行き場を失っていたが、2課でエージェントをしないかと誘われたんだ。」
幸太郎「となると、アンタもSONGのエージェントで…」
ノクス「あぁ、転生者だ。」
幸太郎「なら、これは俺が使うよりもアンタが使った方がいい。」
そう言った俺はノクスドライバーを取り外したあとに、それを織鷹さんに渡した。
ノクス「いいのか?それは元々はお前の転生特典だろう?」
幸太郎「既存のに加えて新しいのがこれも含めて3つ手に貰ったからな?1つぐらい減ったって大したことはないよ。」
ノクス「そうか…」
獏「仲直りの話は終わりにしよう。織鷹さん、アナタがここに来たのは、あの子のことだろう?」
ノクス「あぁ、ネメシス試験体のことだ。」
幸太郎「モーフィンからザッとは聞いたが、そのネメシス試験体というのはなんだ?」
獏「それを話したいが、ここじゃ話がしづらい。」
ノクス「だな。安全な場所で話そう。」
俺たちはあの追跡者に見つからないように、獏がオススメする喫茶店へと向かった。だが…
「「……」」
ノクス「おいセブン、ここは本当にお前がオススメする喫茶店なんだろうな?」
獏「喫茶リコリコのことか?安心しろ。あんな見た目をしているが、味は保証するぞ?」
他のお客さんが見た目が完全にアレなホットチョコパフェを口にしてドン引きしているノクスとモーフィン。それもそうだ。井ノ上たきなの壊滅的な料理センスには俺も頭を抱えるばかりだ。
獏はそのホットチョコパフェのLサイズを平然と注文。俺とモーフィンはどら焼きバーガー、ノクスはおはぎセットを注文。
俺とモーフィンとノクスは獏のホットチョコパフェを少しずつ貰ったが…
モーフィン「う、うーん…味は美味しいけど…」
幸太郎「見た目…何とかして欲しいよな…」
ノクス「SNSでは話題になっているがな…」
空気が重い…色々と…
獏「本題に入ろう…ここは隠れたお座敷だし、話すのには十分だ。」
ノクス「洗いざらい話せ。ネメシス試験体のことを。」
幸太郎「ノクス、それだと強引すぎる。彼女も追われる身であることを考えろ。」
モーフィン「私たちを超人に改造したのはロベール・ゴルバート博士よ?」
ノクス「ロベール・ゴルバート、ナノテクノロジーの第一人者だな。ナノマシン医療に貢献する傍らでその技術を使った戦士の開発に打ち込んでいた噂は聞いてはいたが、まさか本当に行っていたとは…」
モーフィン「私たちは9人いたんだけど、今は2人を覗いて6人だけなの。」
獏「というと?」
モーフィン「色々とあってね……」
幸太郎「お前を含む4人は生きているとして、他のヤツらは?」
モーフィン「ごめんなさい…今は言えないの。」
獏「……」
幸太郎「お前を追っていたヤツらは何者だ?」
モーフィン「ネメシス機関、国防のためなら世界も厭わない連中よ。」
獏「ネメシス機関…ノクス、やっぱり。」
ノクス「あぁ、俺たちが追っていた事件と関係がありそうだな?」
幸太郎「追っていた事件?」
ノクス「ここ最近、様々な秘密兵器が盗まれる事件が相次いでいる。」
獏「目的は不明だが、十中八九、フィーネの仕業だろう?」
幸太郎「フィーネ?アイツが何かしたのか?」
獏「いや、櫻井さんじゃなくて…武装勢力フィーネの方だ。」
幸太郎「となると…3人のシンフォギア装者。」
ノクス「その通りだ。ネメシス機関はもしかしたら、俺たちSONGとフィーネの戦いを利用する可能性がある。」
幸太郎「あぁ、早く止めないと。」
モーフィン「その前に仲間たちのところへ戻らないと。アイツらに狙われる。」
そういえば…誰かの気配を感じたが…気のせいかな?ま、別にいいか。
次回
・妹とたくさんの仲間ができました。