戦姫絶唱シンフォギア×BLUE RIDER 〜青の仮面ライダーが好きな男の転生生活〜 作:XIYON
あとはオルンが変身したライダーをドォーンからゼッツダークネスへと切り替えました。(ゼッツダークネス以外にもあるかも?)
ドォーンはやっぱりアイツが変身しないと。
そしてブリッツとデプスとモーフィンはいいぞ。
前回までのあらすじ
ブリッツ、デプスをミュウ、獏、ノクスと協力して助けにきた幸太郎。だがそんな彼の前に現れたのはなんと死んだはずのブリッツたちの仲間であるネメシスナンバー007、モーフィンだった。幸太郎はブリッツから貰った電撃と獏から貰ったショックカプセムの力で彼女の洗脳を解いた。
モーフィンの命に別状はなく、一安心したのもつかの間、幸太郎たちの前にいきなり現れたのは幼馴染であるオルン・ドゥーラだった。
幸太郎はゼッツ ダークネスに変身したオルンがモーフィンを洗脳したのではないかと問うために彼と戦う。
果たして、もう一人の幼馴染であるオルンの目的とは?
ミュウたちの仲間であるモーフィンを洗脳した元凶と思われる俺の幼馴染であるオルン。突然の最悪な再会で俺は戦うのを躊躇ったが、既にテロリストの幹部になった幼馴染もいるためか躊躇することはなかった。
ツインブレイカーを召喚し、彼に向けて攻撃をする俺。それを見たオルンは予想外な反応を示していた。
オルン「まさか攻撃してくるなんてな?躊躇わなかったのか?」
幸太郎「悪いが、既にこの状況は前にも起きたんでな?黙って見過ごすわけにはいかない!」
オルン「その様子だと、未白にあったみたいだな?」
幸太郎「となると、お前もアギト・ソサエティの幹部になっているのを知っているな?」
オルン「当たり前だ。こんなところで俺が負けるわけにはいかない!」
『Standing by』
なんとオルンは俺の視界から見えないところで金色のガラケーを取り出し、0のとこを3回押した。
幸太郎「!?」
『Complete』
そしてゼッツドライバーを外したあとに召喚されたベルトを装着し、そこへ蓋を閉めた金色のガラケーを装填する。
彼が変身したのは仮面ライダーオーガだった。
獏「別の仮面ライダーに変身した?」
ミュウ「なんか強そう…」
俺はすかさずオーガに対抗するため、クローズチャージからG3ーXへと切り替えた。先の戦いで破損したG3をフィーネとマーキュリー様に直して貰ったのだ。(G7はまだですかね?と聞いたら「あれはゴールドランクのライダー、また色々と条件を満たせば解放されるから頑張ってね?と言われた)
俺はGKー06ユニコーンを取り出し、彼の持つオーガストランザーと互角に戦う。だが、オーガストランザーをいきなり捨てた彼はなんと徒手空拳で俺を追い詰める。
幸太郎「お前、あのモーフィンって女を洗脳したのか?」
オルン「悪いが、あの女と俺は関係がない。あのガーディアンを仕向けたわけでもないからな?」
幸太郎「なに?」
オルン「それに今の俺は傭兵だ。遅い!」
幸太郎「なっ!?」
オルンは油断した俺に前方へと吹き飛ばす。そして…
『Ready』
オルン「これで終わりだ!」
EXCEED CHARGE!
オルンは「オーガストランザー」から伸びるフォトンブラッドの刃で俺を切り裂こうとした。だが…
幸太郎「セコい手を使ってんじゃねぇ!」
俺はオーガストラッシュを力技で壊したあとに、オルンへと急接近して殴って吹き飛ばす。そのあとに『GXー05ケルベロス』を召喚する。
『解除シマス』
1、3、2の順番でロックを解除したあとにガトリング式機銃にし、1秒間に30発発射する特殊徹甲弾を放つ。そして…
幸太郎「俺を滾らせるな。」
GX-05とGM-01(スコーピオン)を連結させ、砲身の先にGX弾を装填して完成するGXランチャーを完成させ、隙が出来たオルンに向けてそれを発射した。
それを喰らったオルンはその場で爆発したのだった。
獏「やったか?」
幸太郎「はぁ…はぁ…はぁ…」
ミュウ「(あれ…オーバーキルじゃない?)」
しかし、その安泰も一瞬で終わりを告げた。何故なら…
ノクス「まだ終わってない!」
「「!?」」
GXランチャーを放ったあとに起きた爆風が晴れた場所に現れたのはなんと仮面ライダーG3ーXと似た仮面ライダーだった。それは俺にとって凄く見覚えのある仮面ライダーだった。
獏「あれは…」
幸太郎「仮面ライダーG4!くっ……!」
オルン「いい動きだったな?だが、この程度で俺が負けるわけにはいかない!」
そう言ったオルンが取り出したのは仮面ライダーJのジャンボフォーメーションや仮面ライダーグランドジオウも吹き飛ばすほどの破壊力がある「G4型強化体携行用多目的巡航4連ミサイルランチャー、通称ギガントだ。
ノクス「マズイ!」
獏「みんな逃げろ!」
その威力が絶大なのは分かっていた獏とノクスはみんなに逃げるように促す。だが既に力を使い果たした俺は動けずにいた。しかもバッテリー切れで強制的に変身も解除された。
ブリッツ「大丈夫?」
デプス「立てるかい?」
幸太郎「悪い…」
ノクス「獏!」
獏「分かっている!」
インパクト!
獏はインパクトカプセムの力で床をぶっ叩いたあとに壁を作り上げる。だが…
オルン「遅い!」
オルンはそれと同時にギガントを発射。それを見た獏はすぐさまそこから退却したのだった。
オルン「逃げたか。」
ギガントを壁で防がれてその隙に逃げられてしまったオルンは変身を解除したあとにスマホを取り出した。
オルン「エレン、マリアたちは?……無事にライブ会場へと向かったんだな?……わかった、俺もすぐに行く。」
オルンはエレンという人物との会話を終えたあとに空を見上げる。
オルン「まさかお前と対等に戦うことになるとはな?今度は逃がさないぞ。幸太郎。」
一方、横浜にあるお店、ΑGITΩでは…
翔一「氷川さんたち、帰るのが遅いですね?」
凌「どこかで暇をしているんだろうな?」
幸太郎がなかなか帰ってこないことを話していた翔一と凌、すると突然ドアベルが鳴り響く。誰かが来たと思って客席室へと向かおうとした翔一と凌だが、そこにいたのは美女2人に支えられている幸太郎と気まづい顔をしている獏とノクスだった。
ノクス「済まない。どこか休めるとこはないだろうか?」
翔一「織鷹さん!それに万津さんまで!てか、氷川さんはどうしてそんな疲れてるんですか!?」
凌「それにその女たちは…」
幸太郎「俺はいい!それよりもそのマゼンタ髪の女を頼む!……くっ!?」
ブリッツ「無茶しちゃダメよ。アナタも安静にしないと。」
幸太郎「だが!……あっ!?」
ミュウ「幸太郎お兄ちゃん無理しないで!少しは休まないと!」
幸太郎「(お、お兄ちゃん?)」
翔一「とりあえず、お部屋をご用意しますので!真魚ちゃん!重傷者が2人いるからお願い!」
真魚「わかったよ翔一くん!」
翔一の家に居候している風谷真魚に支えられながら、俺とモーフィンはそのまま個室へと連れられたのだった。もちろん、そこにはミュウたちもついて行こうとするが…
ノクス「お前はここへ残れ。」
デプス「え?なんでよ?」
獏「ネメシスのことで色々と知りたいことがあるからな?」
翔一「俺は料理を作ってきます。ちょうど天道さんがいるんで。」
ノクス「あの自分一人で出来ると思い込んでる料理人がいるのか?」
獏「織鷹さんそれは言い過ぎじゃ…」
ノクス「まぁ、アイツは何でもできるから別に問題はないが…」
一方…
オルン「……」
エレン「随分と疲れてますね?オルン。」
オルン「あぁ、幼馴染と再会したからな?」
???「えぇー!幼馴染!誰々?誰と再会したの!」
???「ダイア、落ち着け。オルンは戦って疲れたあとだぞ?」
オルンに話しかけて来たのは黒澤ダイヤに似ているが、瞳の色がダイヤモンドのような水色になっている女性。そんな彼女が幼馴染のことをオルンから聞こうとしたがそれを赤い瞳で黒色のロングヘアーの女性が止めにいく。
ダイア「なんでよ百代?聞くぐらいいいじゃない。」
百代「世の中には聞いていいことと聞いてはいけないことがあるんだぞ?それぐらいは分かれ。」
エレン「これからどういたしますか?」
オルン「マリアたちの目的が始まろうとしている。だが、その裏で止めなくちゃいけないヤツらもいる。俺たちで世界を救うぞ。」
エレン「はい。」
ダイア「そうね?」
百代「あぁ。」
ーーーー
リストランテΑGITΩ内(翔一の自宅)にある一室で…
幸太郎「痛っ!?」
ブリッツ「ごめん。大丈夫?」
幸太郎「あぁ、なんとか…」
ブリッツ「助けてくれてありがとうね?でも、あまり命をかけるようなことはしないでよ?」
幸太郎「悪い…」
ブリッツ「自己紹介が遅れちゃったね…私はブリッツ、隣にいたちょっと茶色に近い緑の色の髪の子がデプスよ。」
幸太郎「氷川幸太郎だ。よろしく頼む。」
ミュウ「それで…どうしてあの機械たちに襲われたの?」
ブリッツ「その前に彼に私たちのことを話さないと…」
一方、1階では…
ノクス「なるほど…そういうことだったのか。」
獏「ロベール・ゴルバート。ナノマシン医療に貢献する科学者だが、悪い噂が耐えないヤツだ。」
デプス「彼はその技術を使ったサイボーグ戦士の開発に打ち込み、私たちを改造してネメシスナンバーにしたナノテクノロジーの第一人者だよ。」
ノクス「だがその目的は?」
デプス「……軍事利用と言えば分かる?」
獏「まさか!?」
デプス「ある時を堺にブリッツ、アスピダ、ミュウの3人の証言からネメシスが軍に売ったというデータを詳細に検証した結果、とんでもないことが分かったの。」
獏「とんでもないこと?なんだそれは?」
デプス「データを基に作り上げて、起動させた瞬間にシステムを破壊する代物だよ。軍を何年かけて完成させるのかは分からないけど。」
ノクス「いわゆる兵器みたいなものか…」
デプス「私たちは旧型のゼロゼロナンバーたちと死闘を繰り広げた後、表向きでは軍に協力していたけど、私たちを改造したゴルバード博士がアイツと手を組んでいたのよ。」
ノクス「ソイツは誰だ?」
デプス「麻薬王の息子、イスパノ・ガルシアよ。」
獏「ソイツって最近、色々と噂になっている!」
ノクス「麻薬と兵器開発を生業とし、麻薬王として知られる父を持ち、自身も各国政府や軍とコネを持っているヤツらか。」
獏はデバイスを映したあとにCODEが保管していた情報源の中からあるものを探していた。それはイスパノ・ガルシアがいままで行ってきた悪行だった。
獏「廃棄さたれCODEの情報によれば、色々な国の将軍をいいように操り、裏で糸を引いていたらしい。」
デプス「麻薬と兵器開発を糧にして、旧ゼロゼロナンバーたちの1人である009の島村ジョーと、私たちのリーダーであるグラビトンが戦った場所を武器の実験場に使ったのさ。なんとか破壊することができた私たちは手を貸した博士とイスパノを始末したけど…」
凌「浮かない顔をしているな?何かあったのか?」
デプス「アイツらの死体を確認しようとしたけど、どこにもなかった。」
獏「!?」
ノクス「まさか逃げたのか?」
デプス「かもしれない。嫌な予感を感じた私たちは6人で日本に来日したのよ。旧型たちの助けを借りるためにね?」
ノクス「変な話だな?グラビトン……正確にはノーマン・ナイトは島村ジョーを嫌っていたはずでは?」
デプス「確かにそうだった。だけど、そう言える事態じゃなかったの。色々な情報を探っていたら、ガルシアが日本にいることが分かってね?アイツらを今度こそ殺さずに捕まえる。そして世界中の汚職軍人たちに罪を償わせてやる…」
獏「……」
デプス「話を戻すけど、私たちはそれぞれ軍が関係している重たい過去を持っているの。汚れた軍を壊すために私たちは色々と頑張ってきたんだよ。」
ノクス「あのモーフィンという女を見た瞬間、動揺した顔をしていたな?何があった?」
デプス「あの子とオプロ、そしてブリザードは戦っている途中に死んだ。いや本来ならば死ぬはずなんてなかったはずなんだ。」
獏&ノクス「……」
翔一「あぁ〜、俺は幸太郎くんたちに食べ物を持っていきますね?」
一方、獏とモーフィンが休んでいる個室では…
幸太郎「なるほど…そういうことだったんだな…」
ミュウ「色々と大変だったけどね?」
ブリッツ「えぇ…」
ミュウ「ねぇブリッツ、赤ちゃんたちは今頃どうしてるかな?」
幸太郎「(赤ちゃん…?)」
ブリッツ「きっとどこかで罪のない人のために頑張っているよ。」
ミュウ「だね…」
幸太郎「それで…その軍が絡んでいることをお前たちは?」
ブリッツ「グラビトンはゴルバード博士のスポンサーに軍が絡んでいることを知っていた。最初から彼の正義だけを執行するつもりだったの。他のみんなもグラビトンの計画に乗ってた。」
幸太郎「……」
ブリッツ「デプスはお父さんが無実の罪で刑務所にいるの。誰かのスケープゴートみたいで、裏で同じように軍が絡んでた。彼女がいちばん助けたいのはお父さんなの。」
幸太郎「ブリッツ。」
ブリッツ「みんな色々な思いがあるけど、私はネメシスになったことを後悔していない…これからも今の正しくない正義を壊したい…そんな矢先に私たちはあることを目撃したの。」
幸太郎「目撃?」
ブリッツ「ゴルバード博士がガルシアと話していたの。私たちはソイツらを始末したはずだけど…」
幸太郎「何かあったのか?」
ブリッツ「クラックが様々な場所の監視カメラを見ていたら、ガルシアが生きていたことが分かったの。しかもアイツは日本にいた。」
幸太郎「麻薬王の息子が日本に?」
ブリッツ「えぇ…だから私たちはお互いの仕事をしながらアイツの行方を追っていたのよ…」
幸太郎「そうか…そうだったんだな…」
モーフィン「うっ、うーん…」
ミュウ「あ、モーフィンが目覚めたよ!」
モーフィン「ここは?」
ミュウ「モーフィン、大丈夫?」
モーフィン「私は大丈夫…それよりもここは?」
ブリッツ「大丈夫。ここは安全だよ?」
ミュウ「ねぇ、アナタあのハゲ頭と戦ったあと何が起きたの?」
幸太郎「(は、ハゲ頭?)」
モーフィン「とつぜん神経が刺激されて気絶したの。そしたら変な場所で目が覚めて、辺りを見渡そうとしていたら拘束されてたの。そのあと黒ずくめの集団に変な薬を打たれて意識がなくなって…気づいたらここにいた感じ。」
幸太郎「となると、その変な薬を打たれたあとに…」
ブリッツ「洗脳されてたってことね?」
それからネメシスと旧ゼロゼロサイボーグとの戦いを聞かされた俺。
どうやらその戦いの背後にはさきほどのイスパノ・ガルシアだと分かった。
アイツの噂は耳にタコができるほど聞いた。
ソイツは彼女らを改造したゴルバード博士と密かに手を組んでいたらしい。そもそも、その博士は軍からスポンサーを得たみたいだが…
モーフィン「私は元々、会社勤めをしていたが、街を歩いているときに犯罪に巻き込まれたあとに深い傷を負い瀕死状態に陥ったことがきっかけでサイボーグとなったのよ。」
幸太郎「なるほどな…」
翔一「お待たせしました。氷川さん、身体の具合はどうですか?」
幸太郎「俺は大丈夫だよ。それよりも、下の方は?」
翔一「お互いに情報交換をしています。どうやら今回の事件は色々と複雑なようで…」
幸太郎「だろうな…」
翔一「あ、素麺を持ってきたんでもし宜しかったら食べてください。ほら、アナタも。」
モーフィン「ありがとう。」
幸太郎「え?サイボーグってメシ食えるの?」
ブリッツ「えぇ、食べれるわよ?」
幸太郎「(なんか機械に改造されたら食事が出来ないと思っていたけど…)」
モーフィン「(素麺を食べる音)ーー美味しい…」
翔一「でしょ!俺が一から作ったんですよ!」
幸太郎「(普通に食ってるし…) 《スルルルル》」
だが、1つ問題が残った。ネメシスを作ったあの博士の目的はなんだ?残りのネメシスはどこへいった?行方不明だと聞いたが、どうやって彼女らの攻撃を避けれたんだ?
色々と謎が残るばかりだ…
数分後、リストランテΑGITΩの屋上にて…
幸太郎「……」
俺は一人、黄昏ていた。幼馴染2人と再会したのに、それぞれ違う道を歩んでいた。しかも対立する道に…一人は超能力の力に憧れてアギトに覚醒し、アギト・ソサエティの幹部に…
もう一人は傭兵となって俺の前に立ち塞がった…
俺はこれからどうやって戦い抜けばいい?どうしたら…
ブリッツ「大丈夫?」
幸太郎「ブリッツ…」
ブリッツ「幼馴染と嫌な再会したのが辛い?」
幸太郎「もう慣れたよ。前にも同じようなことが起きたから。」
ブリッツ「え?」
幸太郎「俺にはアイツともう一人、幼馴染がいるんだ。だが、そのもう一人はアギト・ソサエティの幹部になった。」
ブリッツ「アギト・ソサエティ?」
幸太郎「知らないのか?世界中の人間を超能力者にしようとしているヤツらだぞ?」
ブリッツ「ごめん…そういうのあまり知らなくて…」
幸太郎「……そうか。」
ブリッツ「……チェン・フォン。」
幸太郎「え?」
ブリッツ「チェン・フォン、これが私の本当の名前なの。」
幸太郎「チェン・フォン…」
ブリッツ「私…元々は故郷の中国で鍼灸師だったの。お店をやって色々とお金を稼いでたんだけど…」
何やら辛い過去があるみたいだ。ネメシスもゼロゼロナンバーサイボーグもお互いに大変だったんだな…
ブリッツ「紛争地域でゲリラに拉致されて、逃げるために抵抗した際に商売道具で使っていた鍼で暴漢を殺しちゃったの…幸い、正当防衛が認められ刑罰を受けることはなかったけど…」
幸太郎「ブリッツ…」
ブリッツ「人を殺しちゃったことと、自分が医療従事者だったことが重なってショックが大きくなったの。罪悪感に圧し潰されて道が閉ざされろうとしていたところに、ネメシスに救われたの。」
幸太郎「……」
ブリッツ「でも、今のネメシスのみんなは考え方が丸くなって来ているの。グラビトンは必要悪と考えていた頃とは違って、幼い子供を助けたりしてたし、アスピダに関しては、大きい物に挟まれた人を救ったりしている…みんな色々と変わってきている矢先に…」
幸太郎「こんなことが起きたんだな?」
ブリッツ「えぇ…」
シェム・ハ『ふん、随分と悲しい末路だな?』
幸太郎「シェム・ハ?いつから目覚めてた?」
シェム・ハ『ずっと前からだ。お前が激しい戦闘を行ったから寝てもいられなくなってな?全く、我が見てないところでよくもまぁ、無茶をするものだ。』
ブリッツ「だ、誰?」
幸太郎「シェム・ハの声が聞こえるのか?」
ブリッツ「シェム・ハっていうの?でも、彼女はどこに?」
幸太郎「俺の身体の中だよ。さっきまで休んでたんだけど…」
シェム・ハ『ブリッツと言ったな?貴様、これからどうしたい。』
ブリッツ「えぇと…」
シェム・ハ『お前からは誰かを救いたいという気持ちと悪いことをしている軍を潰したいという気持ちが混じってる。肝心なところで道を踏み間違えれば、お前は闇に呑まれるぞ?』
ブリッツ「……」
幸太郎「大丈夫だよシェム・ハ、コイツはゼロゼロナンバーのサイボーグたちと戦って色々と分かったことがあったんだから。」
ブリッツ「幸太郎…」
シェム・ハ『……あっ、幸太郎。アギトの反応だ。近くにいる。』
幸太郎「!」
シェム・ハに言われた俺はブリッツを守りながら辺りを見渡した。
ブリッツ「な、なに?どうしたの?」
幸太郎「チェン、下がってろ。」
ブリッツ「え?」
???「随分と辛い顔をしているなぁ?幸太郎。」
未白の声が聞こえたところを振り向いた俺。そこは屋上への入口だった。その壁から迷彩を解除し、変身前の姿で現れた未白。ブリッツは動揺と恐怖が入り交じっていた。
幸太郎「はぁ…いつから付けてた?未白。」
未白「ついさっきだ。んで?どうしたんだよ?何があった?」
幸太郎「アギトの力を犯罪に使うお前に言うか?」
未白「つれないなぁ?もったいぶらずに言えよ?」
幸太郎「はぁ…この事件、悪いことに使うなよ?」
未白「わかった。わかった。」
幸太郎「……オルンと会った。」
未白「おぉ、フィーネに肩入れしている?」
幸太郎「あぁ、だがアイツはネメシス007であるモーフィンを洗脳していないらしい。てかお前、どうしてアイツがフィーネにいることを知っている?」
未白「アギト・ソサエティはどんな情報も知っているぜ?今あるネメシスの状況もな?」
ブリッツ「え?」
未白「まず、フィーネに肩入れしているオルンだが、アイツは傭兵団ブラックバードとして彼女らの仲間になっている。」
幸太郎「ブラックバード?」
未白「あぁ、元ネタは偵察機みたいだがな?」
幸太郎「それで?もう1つのネメシスは?」
未白「あぁそうだった。あのゴルバードとかいうヤツ、あのネメシスの技術で仮面ライダーを作ろうとしているらしい。」
ブリッツ「作ろうとしてるって、まさかアイツは生きていたの!?」
未白「おしかったな?ネメシスのお嬢さん。まぁ、これは俺たちが独自に手に入れたルートだがな?」
ブリッツ「くっ…!」
未白「あぁそれと、死んでると思っていた残りの2人も生きているぞ?まぁ、既に洗脳されているけどな?」
幸太郎「それはブリザードとオプロか?」
未白「あぁ、随分と悲しいことにな?」
ブリッツ「……」
未白「まぁ、そんな悲しい顔をするな。残りのメンバーは洗脳されていないものの、軍に追われているのは確かだ。」
ブリッツ「グラビトンたちは生きているの!?」
未白「あぁ、どこにいるかは分からないけどな?」
幸太郎「どうしてそこまで情報をくれる?俺たちは敵同士だろ?」
未白「敵同士ではあるが、目指すべき場所は近いようなものだろ?俺はアギト・ソサエティの幹部とは言えど、全員が超能力に目覚めなくてもいいと思ってるからな?」
幸太郎「……」
未白「それじゃあ、君と彼女の幸運を祈るよ?……変身ッ!」
(アギトの変身音)
未白「あぁそうそう。最近、色々な世界で季節の異常が見られているようだ。気をつけなよ?涼しかった季節が急に暑くなるみたいだから。」
そう言った未白はまたステルス迷彩のような力でその場から姿を消すのであった。
ブリッツ「幸太郎…」
幸太郎「戦う準備をしよう。まずはオルンとフィーネたちと戦わないと。」
次回
・蒼き激昂