戦姫絶唱シンフォギア×BLUE RIDER 〜青配色の仮面ライダー好き男の転生生活〜 作:XIYON
あのノイズによる襲撃事件から3日が経ったある日、俺はとある人物について考えていた。
幸太郎「(アイツって南極にいたよな?)」
それはシェム・ハ・メフォラシュというシンフォギアXVもとい、シンフォギアTVシリーズのラスボスである小日向未来を依り代として顕現した先史文明期の神・アヌンナキの一柱。
(本来の外見は、白く長い髪と爬虫類のような目、人形のような白い肌を持つ人物だが、XVでは未来に憑依している。)
彼女はアヌンナキにおける地球の生命の進化と滅亡に大きく関与してちて「改造執刀医」と称されるほどの科学者であるが…
幸太郎「(味方にするにはどーしたらいいものか…)」
それと同時に、その立場を利用して地球を支配しようとし、アヌンナキに戦いを仕掛けた裏切者だ。
戦いの末に敗北した彼女は、同胞たるアヌンナキによって月遺跡こと観測ベース「マルドゥーク」から発生させたネットワークジャマー「バラル」により、人類から統一言語を奪いネットワークを分断することで封印され、これによって倒されたシェム・ハが別の器で復活する手段が封じられた。
約5000年前の先史文明期、エンキが率いていた部隊との戦いの末に最後の一人となった彼と刺し違え絶命、直後にバラルが起動したため復活できなくなり、遺骸はシェム・ハの腕輪とともに「棺」に収められ、南極の厚い氷の下に封印されていた。
だが、彼女の反乱によってアヌンナキは地球を放棄せざるを得なくなり、エンキの真意を知るよしもなかったフィーネの行動により「シンフォギア」の物語が幕を開けた。その前にシェム・ハを味方につけたい。
めちゃくちゃ強いライダーとか、怪人が現れたら大変だからな…
幸太郎「そういえば、ステータスをちゃんと見てなかったな…よし!」
シェム・ハを仲間につけようと思った俺はステータスを見ることにした。しかしその画面に現れたのは…
幸太郎「え?何これ?」
攻撃、防御、速度、魔力などが書かれたステータスがあったが、その値のほとんどが『測定不能』と書かれていたのだ。
幸太郎「どういうことなの…?」
そして能力には『転移移動』『観察眼』『敵意察知能力』『乗っ取り耐性』などなど普通なら入りそうにない能力がこれに沢山と詰まっていたのだ。
幸太郎「これでシェム・ハ様に挑めと?」
やろうと思えば彼女を下に使えることも可能というわけか…なら、善は急げだ。南極へ直行だ!
数秒後、俺は転移移動で南極へとやってきた。もちろん防寒対策も準備ばっちりだ。すると目の前に大きな何かが現れた。
幸太郎「これがあのシェム・ハがいる場所か…」
すると…
???『そこにいるのは何ヤツだ?』
ウワサをすれば探していた本人が俺に話しかけてきた。察知能力は高いみたいだな…
???『人間か?こんなところに来る者は滅多にいないぞ?』
幸太郎「それは知っている。俺はアンタと話がしたくて来たんだ。シェム・ハ・メフォラシュ。」
シェム・ハ『なぜ我の名前を知っている!?』
幸太郎「お前さんを敵にしたくないからな?それにこの世界は既に壊れている。」
シェム・ハ『話が全く見えないぞ…どういうことだ。説明しろ!』
幸太郎「まぁ、そう焦るな。今そっちに向かってやるから。」
せっかちなアヌンナキと話すために俺は彼女が封印されている部屋へと入る。中にいたのは腕輪だけだったが、その中にはシェム・ハ本人の力を感じていた。
シェム・ハ『其方、名前はなんという?』
幸太郎「氷川幸太郎だ。」
シェム・ハ『それで…お主の言っていたもう壊れているということはどういうことだ?』
幸太郎「そうだな…」
俺はシェム・ハに自身が転生者であることと、この世界がある汚職女神に送られた違法転生者のせいで大変なことになっていることを伝えた。
シェム・ハ『なるほど……向こうの方から嫌な気配を感じたのはそのことか…それで?なぜそんな理由で我に会いにきた?』
幸太郎「取引をしに来たんだ。」
シェム・ハ『取引だと?』
幸太郎「お前がこの世界を壊さず、俺に力を貸してくれる代わりに俺がお前に色々な物を見せてやる。」
シェム・ハ『なんだと?貴様、それは正気で言っているのか?我の腕輪を使って契約をしようと言うのか?』
幸太郎「俺は最初から正気だ。」
俺にそう言われたシェム・ハは沈黙を貫く。そして…
シェム・ハ『ふふふふふ…』
幸太郎「え?」
シェム・ハ『はっはははははは!』
急に大きな声で笑い出した。急に何が起きているんだと思った俺は困惑していたが…
シェム・ハ『気に入ったぞ!貴様の仲間になってやる!』
幸太郎「いや即答だな!?」
シェム・ハ『人間の暮らしを見せてくれるのだろう?なら、力を貸さずにどーする?』
幸太郎「……」
シェム・ハ『人間態になるにはまだ時間はかかるが、貴様にできる限りの知恵はやろう。所謂サポートだ。』
幸太郎「ありがとうシェム・ハ。」
そう言った俺はシェム・ハの腕輪を左腕に付けた。そして光が輝き出すと、彼女の魂が中に入った感覚を覚える。それと同時にシェム・ハの腕輪が消滅した。
幸太郎『消えた…』
シェム・ハ『当たり前だろう。貴様と私が契約した証だからな?』
ただ単にそう心のなかで呟いた俺にシェム・ハが念話で話しかけた。
幸太郎『そうなのか?』
シェム・ハ『うむ。では日本に行くぞ?』
幸太郎『え?いきなりか?』
シェム・ハ『貴様が住んでいるところは日本だろう?さぁ、色々な世界を俺に見せてくれ。氷川幸太郎。』
こうしてフィーネの最終決戦前にシェム・ハを仲間にした俺は彼女と共に日本へ戻るのであった…
次回
・協力者は多い方がいい。